引き続きアコンカグアトレッキング後半の様子です 雲一つない最高のコンディションの中でのPlaza Francia往復、下山の様子をまとめてみました
1日目に続き晴天となりましたが2日目の昼以降はまた一段と強い風となりました 今回は4200m程までしか行っていませんが山頂付近だと一体どうなってしまうのでしょうか? もう山頂を目指すほど若くないので今回到達できた高さが私たちのリミットかと確認できた山行となりました
(2018.12.16~2018.12.19現在)
 

Day2 Praza Franciaへの往復トレッキング

 

キャンプ場からPraza Franciaへ

Confluenciaキャンプ場よりスタート

08:10 プラザフランシアへ向けてトレッキング開始 スタート直後は砂礫の平坦な道を歩きます

 

途中の標識 Plaza Francia、Plaza de Mulas分岐地点

その後、少し下るとPlaza De Mulas方面・Praza Franciaとの分岐案内が現れます
Plaza De Mulasはこの分岐地点より17km、約9時間の距離なのでかなり歩かなければなりません

 

Plaza Franciaへ

私たちはPraza Francis方面へ行くので橋を渡らずに右手方面へ進みます 3800m位までは上り坂が続きます

寅吉
寅吉
朝の早い時間帯は陽が当たるまでは冷え冷え&ガチガチの道中となります

 

まだ氷の沢水

太陽が当たるまでは水回りや水分を含んだ道はご覧の通りカチコチ状態

 

落石注意 壮大なガレ場

スペイン語の看板ですが右手の斜度を見れば内容が理解できます 落石・崩落注意!! 納得のガレ場斜面

 

道中の様子

分岐からしばらくはガレ場の登り道となりますがコースはしっかり踏み均されているので標識が無くても問題なく歩けます

 

後ろから二人組 あっという間に抜かれる

後発の2人組ハイカーがいつの間にか後ろに迫り、そしてあっという間に抜き去ってしまいました
負けじと頑張りましたが良く考えたら年の差が20歳程ありそうなので諦めました(笑)

 

道中のケルン

風はあるものの雲一つない青空にアコンカグアが映えます 砂礫を被って分かりにくいですが氷河も確認できます!!
陽が高くなる日中は陽を遮るものが無くなり風がないと暑ささえ感じます 標高が高いので陽射しも強烈

 

アコンカグアを正面に

アコンカグアの正面にまで周りこんできました こちらから見るとちょっとずんぐりした山に見えます

 

陽が当たり氷が解けだしてくる

気温が上がり凍てついていた水が勢いよく流れ出していました
歩いた時はほとんどが乾燥した大地でしたが水が含まれるとかなりの泥土となるので雪解け時や雨天時は大変そうです

 

Plaza Francia

標高4150m Plaza Francia ポイントはもう少し先のようでしたが息もハァハァなのでこの辺で記念撮影大会 (4,000m超えると一段と息が切れます)

 

雪崩発生 雪崩

と思ったら、大きな音と共にプチ雪崩発生 規模は小さかったですが雪崩と言うモノを初めて見ました

 

パノラマ風景

パノラマで見た風景はこんな感じ 砂礫地帯は一部コースがはっきりしませんが所々ケルンがあるので迷うことはありません

寅吉
寅吉
天気が良かったので絶景が楽しめましたがガスっていたら怖くて歩けません

 

歩いて来た方を振り返る

11:20 風が強い中、大きな岩陰で早いお昼を食べ、下山開始 (右側は分かりにくいですが砂礫を被った氷河)

 

道中の様子

下り方向の景色も雲一つない絶景♪ 雪を頂くのは4500mからぐらいでしょうか?
それにしてもトレッカーが全然いません このコースで見たトレッカーは全部で5人だけでした

 

干からびた大地

泥土が乾いて亀裂が走る大地  アコンカグア周辺の川の色が赤いのはこの細かい粒子の土のせいのようです

 

下山の様子 左手は氷河

植物も生物も見られない無機質な岩と氷の世界 このリモート感たまらなく好きだったりします (雲一つ発生)

 

鮮やかな色の山肌

下り途中正面に見える山も中々の迫力 山肌がなんともカラフルです

 

下山の様子

朝歩いた時は日影だったエリア 黒いパイプはConfluenciaキャンプ場の水場へ引かれています
(川は赤茶けた泥水なので湧水をこの辺りから引いています)

 

キャンプ場まであと僅か もうすぐキャンプ場

オーラスPlaza De Mulasとの分岐地点の坂を登り、緑の植生が現れるとキャンプ場はすぐそこです

お鈴
お鈴
14:10 往復約17kmのトレッキングを終え無事終えテントへ戻りました

 

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Confluenciaキャンプにて

キャンプ場に戻り、まだ時間がたっぷりあるので近くの小高い丘に登って遊びました

700m下ってくると3400mでも空気が濃く感じます 酸素の有りがたさに感謝です

キャンプ場を小高い丘から 小高い丘

この日のConfluenciaキャンプ場での自力キャンパーのテントは10張ほどでした
本格的な混雑はクリスマスから2月上旬位でしょうか?

 

荷揚げのミール

荷揚げのミール達 Praza de Mulasまで25kmの道のりを30Kg以上の荷を自分で担ぎあげていたら大変そうですね…
キリマンジャロ同様ガイド付ツアーがありますが値段は1人5000USD程 私たちと同じ3日間ツアーだと値段は早割予約で470USD/人(入山料別)と結構な額です

 

ヘリコプター 到着

滞在中は毎日のようにヘリが行き来していました 救助目的かどうか分かりませんが登頂はキリマンジャロよりはるかに難しそうでした

お鈴
お鈴
午後から雲が出てきて風は前日以上でした 夜は収まったものの木々がない分強烈でした
1月には三浦雄一郎さんがアタックしましたが、残念ながら登頂ならず でしたね
寅吉
寅吉

 

Day03 下山メンドーサへ

 

最終日は国道まで下るだけのイベント しかも帰りのバスは16:30なので時間的には余裕たっぷり
ダラダラと朝食・撤収後片づけをして10:10に下山し始めました

下山の様子

Confluenciaからは下るごとに酸素、緑、暑さが増してきます

 

下山の様子

吊り橋の掛かる河原まで下山 もうTシャツでも全然OK牧場デス

 

Horcones湖

最後は初日に通らずに来たオルコネス湖側のトレイルを通りました 個人的には白馬の八方池みたいな雰囲気に感じました

 

Horcones湖 野鳥

標高2950mのオルコネス湖 緑があるとホッとしますね

 

スタート地点へ戻る

駐車場まで降りてきて3日間のトレッキングは無事終了 3日間本当に天気に恵まれ最高のトレッキングとなりました

舗装された道を公園事務所まで歩き、チェックアウト(ゴミ袋チェック)を済ませ13:15 アコンカグア編終了♪

寅吉
寅吉
パイネ、フィッツ・ロイの天気不良をここで一気に取り戻しました

暇つぶしに・・・

廃線の鉄道

道路脇の廃線となった線路で写真を撮って遊んだりしていました

 

プエンカ・デル・インカ

時間&体力のある人は4kmほど離れたプラヤ・デル・インカへ遊び行くことも可能です(そこからバス乗車できます)

 

すっかり雲に覆われた山々

16時頃 お昼まで晴れていた青空はどこへやらアコンカグアはすっかり雲の中 晴天時に来れて本当に良かったです
(アルゼンチン国旗に注目 板のような状態になるほど風が強いんです!!)

 

バス停

帰りの乗車場所はこちらの除雪ポールの辺り 帰りのバスの時刻は16:30でしたが実際にバスが来たのは16:45
日本と違いバスはアバウトに待ちましょう

来た時は4時間ほどでしたが帰りはあちこちで乗客を乗せたり、降ろしたり おまけに市内に入って乗用車にオカマを掘られてバスターミナルに着いたのは21時過ぎとメチャメチャ時間が掛かりました

バスターミナルでタクシーが何故か捕まらず歩いてAirbnbに帰りました

寅吉
寅吉
ステーキを食べようと楽しみにしてましたが遅くなってしまったのでステーキは翌日に食べました

 

次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • Confluenciaまでなら普通の体力でアクセス可能だが高山病には注意
  • Confluencia以降、アコンカグア登頂には体力と本格装備・そして運が必要 お金もネ
  • キャンプサイトは業者サポートを受けてないと肩身が狭い
  • 標高が高いので日中は暑くても夜・明け方は氷点下前後まで下がります
  • 高さに挑戦する山行はたぶんこれが最後 自己最高はキリマンジャロでした
  • アコンカグアはパイネと同様、風が吹くとハンパないです
  • 天気が良ければ日帰りで訪れても損はない素晴らしい眺望が楽します
  • メンドーサはアルゼンチンなのでステーキを食べましょう♪(旨くて安い) ワインもネ