ドレーク海峡の嵐を避ける為ツアー日程を1日繰り上げて寄港することになったウシュアイア号 本来なら7日目も2回の船外ツアーが予定されていたのだが安全には代えられないので止む無し…
サウス・シェットランド諸島を離れてしまうともはやイベントらしいイベントもなくなってしまうので11/11&11/12のドレーク海峡復路の様子を一気にお伝えします これと言った写真もないのであいすみません…
(2018.11.04~2018.11.14現在)

2日間のスケジュール

 

11月11日のスケジュール

8:00~ 朝食スタート 本格的な嵐はまだ先なので揺れることなく普通の状態

10:00~ レクチャー サブリーダー モニカによるスウェーデン・ベルギー隊の南極探検のお話

合わせてバーやショップのツケ払いの清算 クレジット決済は100USDから可能

12:00~ ランチスタート コースロー&マッシュドポテト・ビーフシチュー、フルーツとマスカットアイス

15:30~ ラウンジで映画タイム(字幕がないのでパス)

19:00~ 夕食スタート カプレーゼ・サラダ、グリルチキンとピラフ、バナナタルト

20:20~ 映画タイム お題はスリー・ビルボード(重いんですケド…)

夜半から荒れる海域に突入するので身の回り品等をしっかり収納しておくようにとのコト

寅吉
寅吉
嵐を先回りしただけにまだ海は普通 それだけにチョット複雑な心境でした

 

11月12日のスケジュール

8:00~ 朝食スタート 夜半から波が出て揺れ始めはしたが、嫁サマもまだ動ける状態

9:30~ 西から発達してきた嵐の縁が航路と重なり始め、波&風とも強さを増し始める
ランチはあまりに揺れて船内を動き回るのは危険と判断された為、食堂提供はキャンセルになる
代わりに 客室係が各部屋にランチボックス的なモノを配る ビスケット・洋ナシ、リンゴセット

激しい揺れによる事故も発生、乗客の一人がドアに指を挟んでしまい大けがを負ってしまう

17:00~ 波の状況は朝方と似たようなコンディションにまで収まり始める
夕食前に明日(11/13)の予定説明あり

1日分日程が余ってしまうのでビーグル水道沿岸で終日野生動物観察とのコト

寅吉
寅吉
出港2日目状態になるってことね…

19:00~ 夕食 オリーブサラダ、牛肉蒸し野菜添え、バニラ&チョコアイスクリーム

 

11/12はお昼を挟んで大揺れに揺れたドレーク海峡体験となりました

 

今回の南極ツアーコース

今回のツアーコース

という事で往路で1日遅れ、復路で1日早まってしまった為、南極沿岸での滞在は2.5日程という予定の半分の期間になってしまいました (上陸ポイントは上の図の1~5の順の通りです)

天候相手なので仕方がないと言えば仕方がないですが滞在日数減は非常に残念な結果となってしまいました

ただ、南極はこれまで訪れた場所とは違い本当に別世界でした

晴天時の南極の景色は本当に綺麗でした あの1日だけでも来た甲斐がありました
お鈴
お鈴

南極沿岸の観察ポイントはその時の氷山や海洋コンディションで変わるので決まったルートはありません

参考までに他のシーズンのウシュアイア号でのコース例を挙げてみましたので8-9回は上陸があるようです

ツアーコース例1 ツアーコース例2

寅吉
寅吉
上陸回数が予定の半分程だったのでチップは100USDにしちゃいました

 

ドレーク海峡の嵐の様子

帰りのドレーク海峡は来た時以上に激しく揺れました 往路は大きく左右に傾く感じでしたが復路のピーク時はとても部屋から出れる状態ではありませんでした

Youtubeに荒れるドレーク海峡を進むウシュアイア号の映像がUPされていましたので参考までに

往路の揺れはちょうど3分00秒からのような感じ、復路の揺れは6分30秒ぐらいからの感じに近かったです

一番ひどく揺れた12日のお昼前後は全く立っていられない程の揺れで、ベッドに横になっているのが一番安全な状態でした

激しい揺れのピークは数時間程で終わり、夕食時にはまた食堂で食事が取れるまでに回復し、嫁サマも始め8割方は食堂に来れました

その際、いつも同じ列のテーブルで食事をしていたアメリカ人のリリーさん(ムードメーカーでした)の姿がなく、揺れのピーク時にドアに指を挟まれ、大けがを負ったというショッキングなニュースを知りました

翌日の朝も姿を見せず、昼にようやく皆と合流しましたが10針以上縫う大怪我を負ってしまったとのことでした

荒れたドレーク海峡は本当に危ないです!!

アウチ!!

最後はノリノリのいつものリリーさんでしたが事故を目の当たりにすると1日早い離脱は正解だったと思いました

寅吉
寅吉
因みに私は帰りもは全くの酔い知らず 嫁サマは相変わらずダウンでした

 

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南極持ち物アイテム

最後に南極に行く場合の服装について述べて終わります

基本的にスキー場に行くイメージで準備すればOKかと思います(高いクルーズ船だと防寒ジャケットが付いてきます)
私たちは世界一周領だったのでスキーウエアは持って行かなかったのでこんな感じで上陸していました

南極での服装

  • 上着 ヒートテック+ジャージ+厚手パーカー+ユニクロULダウン×2+レインコート
  • パンツ ヒートテック+トレッキングパンツ+ダウンパンツ+レインコート
  •  100均ショップで買った安い毛糸帽子(耳が隠れないとダメです)
  •  100均ショップで買った毛糸の手袋+ホームセンターで買った安い厚手のゴム手袋
  •  100均ショップで安い厚手の靴下+レンタルの長靴

※ユニクロダウンは6年以上前に買った古いものと、旅行に合わせて買った新品 古いものは寒さが一段落して寄贈
バンダナやスカーフを首に巻くと暖かくなるのでおススメアイテムです

寅吉
寅吉
モンベルのダウンパンツは軽くて暖か、そしてコンパクトで大活躍しました

 

その他必須アイテム

  • 望遠レンズ 200mm以上 野生動物の撮影に必要です
  • リップクリームOrワセリン 乾燥するので
  • 日焼け止めクリーム
  • バンダナorスカーフ 首に巻いて防寒にその他道中便利に使えます
  • 水着(南極遊泳希望の場合必須)
  • 紙オムツ 若い人は必要ありませんが冷え・頻尿が心配な人は( ・ノω・)コッソリ必需品

 

お鈴
お鈴
カメラではなくホボ望遠鏡を愛用していた方が居ました 荷物に余裕があれば是非望遠鏡も

次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • ドレーク海峡のシケは時の運 1月でも天気が悪いときは悪い
  • 荒波に揉まれようが、日程が短縮されようが南極は絶景
  • 南極沿岸以外の洋上はホボ見所なし
  • 豪華客船の船上ライフはもっと快適で楽しいハズ