世界100万ヶ所のWi-Fiポイントに定額でアクセスし放題! という謳い文句のサービスがアメリカBoingo 社が提供するWi-Fi接続サービスBoingoです。

世界中の様々な通信業者(日本ではドコモ、KDDIグループのWi2等)と提携してWi-Fiアクセスポイントを提供してくれるBoingoサービスを使えば訪れた先々でプリペイドSIMを購入せずに街中のWi-Fiスポットが使えてしまうという優れモノ(?)。 本来なら月額14.99USD(初回月のみ4.98USD)のサブスクリプトサービスですが保有するクレジットカードの付帯サービスで無料利用できましたのでその使い心地と感想をまとめてみました。

オフィシャルサイトはこんな感じ
↓ ↓ ↓ ↓
Boingo トラベルプラン

一応 日本語サイトが存在しますが全く更新されておらず申込みもできない状態です。 サービス概要の確認程度で…

 

100万カ所のアクセスポイント?

 

100万ヶ所のアクセスポイントを謳っているサービスですが、実際のアクセスはBoingo社と提携してる各国の通信サービス業者のアクセスポイントを通じて行われます。 なので現地サービス業者と提携がなされていない国・地域では殆どサービスを利用できないという場合もあります。

公式サイトで世界中のアクセスポイントを確認 できますが、アジア圏では中国やタイではサービスが十分に使えそうですがベトナム、カンボジアではほとんどアクセスポイントがない国もあり100万カ所と言っても世界中万遍なく使えるというワケではありません。

因みに香港はこんな感じです。(オフラインでは検索できないので事前に検索したマップをアプリ内で保存)
↓ ↓ ↓ ↓
Boingo アクセスポイント検索

ベトナム・ラオス・カンボジア・ミャンマーなど国によってはまるで使えない国があります。

寅吉
寅吉
南米もサービス提供が一部エリアだけに限られていて使う機会が無かったような…

 

Boingoサービスをクレカ特典で使う

 

Boingoのサービスを1年間サブスクすると約170USDもしてしまいますが一部のMasterカードについている付帯特典サービスとして利用すればカードが有効な限り無料で使えます。 2018年の出発時は付帯特典カードはアメックスカードくらいしかありませんでしたが今では年会費3,000円のカードでも使えるようになりました。

お鈴
お鈴
日本でBoigoサービスが特典で使えるマスターカードはこちら ※2020.04現在

 

Step.1 登録・アカウントの作成

カード番号を書き込み「資格を確認」 ボタンを押すとサービスが使えるかどうか判定してくれます。  手持ちのカードがホルダー特典として使える場合「おめでとうございます。あなたは資格があります」と表示されますのでそのままユーザー名とパスワードを設定し、Boingoアカウントを作成します(ダメな場合は単純に “資格がありません” と表示されてオシマイ。)

利用可否判定サイトはコチラ から♪
↓ ↓ ↓ ↓
Boingo利用資格確認

1枚のカードにつき1回の登録が可能。 同時にWiFiスポットへアクセスできる端末数は4台まで。

スマホアプリから確認した場合、適応プラン名は「Mastercard Global Unlimited」プランと表示。 Webサイトの公式ページのマイアカウントから確認した場合 Plan Summary が 「Boingo Wi-Fi for Mastercard Cardholders Wireless internet service provided at no cost to eligible Mastercard cardholders」と表示されます。

クレジットカードが失効しない限り月額14.99ドルのUnlimitedプランが無期限・無料で使えます

 

Step.2 専用アプリのダウンロード

登録が完了したら各種OSに対応した専用アプリをインストールすれば行く先々で簡単にアクセスポイントを探し、接続することができます。

  • iPhoneなどの iOS は、こちら をダウンロード。
  • androidは、こちら をダウンロード。

 

ホットスポットの検索

アプリ上の地図機能から、近くのホットスポットを検索します。(検索時はオンラインの必要があります)

iOSの場合

ホットスポットで端末のWi-Fi設定に表示されているホットスポットの“Boingoネットワーク”を選択、専用アプリに戻り、「今すぐ接続」のボタンを押す。

Androidの場合
ホットスポットで専用アプリの「今すぐ接続」のボタンを押す。

寅吉
寅吉
オフラインでは検索できないので事前に検索マップをアプリ内に保存しておくのじゃ♪

 

Passpoint hotspots への自動接続方法

アプリ内からPasspoint Secureのプロファイルを作成した後、スマホから このページ  を開き、ユーザー名とパスワードを入れることよりアメリカの空港を中心としたTWCWi-Fi Passpoint Hotspots に自動的に接続できる機能です。

アメリカ国内ではSpectrumのWi-Fi スポットがBoingoを通じて利用できそうなので都市部ではかなり活用できそうな感じがしますが、私たちは国立公園ばかりに行っていたのでその辺の使い勝手はわかりませんでした。(SpectrumのWi-Fi Finder App )

 

有料利用の場合は・・・

 

もちろんMasterカード無料特典アカウントがなくても、月額14.99USD(初月4.98USD)を支払えばBoingoサービスを利用できますが、使用停止を行わない限り自動更新となってしまう上に契約解除がアプリ上からはできず煩雑なのであまりおススメしません。

請求サイクル終了の5日以上前に書面でBoingoに解除の意図を通知することで、時期や理由を問わず自らのアカウントを解除できます。通知は、Boingo Wireless, Inc.のカスタマーサービス(10960 Wilshire Boulevard, Suite 800, Los Angeles, CA 90024, USA)を書留郵便物受領通知の宛先とし、書留郵便または配達証明郵便にて行うことができます。または、Boingoのカスタマーサービス部門(https://www.boingo.com/boingo-support.php)にEメールで連絡することができます。お客様の解除は、Boingoから解約確認番号を受領したときにのみ完了します。解除通知の受領がお客様の現在の請求サイクル終了から5日以上前である場合、お客様のアカウント解除は、そのときの請求サイクルの終了時に有効となります。解除通知の受領からお客様の現在の請求サイクル終了までが5日未満である場合、お客様のアカウントに対する請求は、次の請求サイクルの終了時まで継続します。

Boingo Privacy Policy より

 

利用してみた感想

 

さて、実際1年間 Boingoアプリを入れて旅をしましたが便利に使えたかというと微妙でした。 一部空港でFree Wi-Fiが飛んでいない時Boingoで接続することができましたがそんな時に限ってすぐ切れたり、激遅だったりしました。 もともと空港内でFree Wi-Fiが提供されていたり、プライオリティパス利用時はラウンジでしっかり繋げられるので無くて困るものではありませんでした。

では街中ではどうかというと、これまた そこまで便利ではありませんでした。 理由はオフライン状態でアクセスポイントが探せないので、事前にアクセスポイントマップをDLしておく必要があるのですがこの作業が面倒というコト。 広範囲で保存しようとすると貧弱な電波ではなかなか保存されずイライラしました。

実際街に出てみるとDLしたアクセスポイントに行くのが案外大変or面倒だったり、マックをはじめ無料Wi-Fiを提供しているスポットを見つける方が楽だったりするので下調べをしてまで使うということはしなくなってしまいました。

寅吉
寅吉
わざわざアクセスポイントに行くより近くの無料Wi-Fi提供のお店に入った方が早かったんだよね

 

Boingoまとめ

  • クレジットカード付帯の無料利用なら満足と言えなくとも損はなし(当然ですね…)
  • Boingo目的だけにクレジットカードを作るほどの価値はない
  • マックや喫茶店等、街中は無料Wi-Fiには困らないのでお茶代の方が安いかも?
  • 通常アプリの課金利用は止めておいた方が吉
課金してまで使うサービスではないと思うのでそこまでおススメしないわ
お鈴
お鈴