10年前に比べSDカードの容量も大幅に増えたので短期間の旅行であればバックアップの必要性はあまり感じませんが、1年間という長期間だとSDカードだけでは容量不足となり、盗難や不測の事態に備え何かしらのバックアップ体制が必要かと思います。 私たちも1年間旅をするにあたり外付け2.5インチHDDにせっせとバックアップをしました。 この作業にはパソコンが必要となるのでそれに合わせて小型ノートパソコンを用意して旅をしましたがこれが案外荷物でした…

ノマドワーカーや画像・映像修正をするならノートパソコンは必須ですが私たちにとって本当に必要だったのか? 旅を終えてのノートパソコンとデータバックアップついてのオハナシです。

ノートパソコンは持って行った方がいい?

 

いろいろな方の世界一周ブログを覗くと持ち物リストにノートパソコンを挙げている人はケッコウいるかと思います。(ブログ更新に必要だから?) ブログ更新や画像・動画編集、仕事に必要な人にとってはスマホでは力不足となる為、ノートPCは必須アイテムだと言えるでしょう。 でも持っていくかどうか迷っている場合ではどうでしょうか? ノートパソコンを持って行くメリットとデメリットを考えてみました。

メリット

  • スマホより快適にブラウジングや作業ができる ブログを書くのも楽
  • 画像や動画編集がスマホアプリ以上に高度に、効率的にできる
  • HDDにデータをバックアップするのに必要(なの?)
  • HDDに動画等のエンタメコンテンツを入れて空いている時間に楽しめる

デメリット

  • 1kgの軽量モデルだとしても長期間の旅では重く、その分荷物が増える
  • 軽量薄型モデルでもACアダプタは大きくて邪魔な存在になる場合がある
  • 持ち回り貴重品が増えてしまう

持って行くことの最大のデメリットは1kg程度のモデルでも荷物が増えてその分重くなる点でしょうか? 私も当初は旅をしながらブログ更新し、お小遣い稼ぎができればと思いもあり小型PCを持参しましたがせっかく海外にいるのにPCに向かう時間は勿体ないと思い、途中で挫折してしまいました。 確かに能力・効率的にはスマホより上ですが、今はスマホで大抵のことができるし、スマホは圧倒的に荷物になりません。 なので普段パソコンを使うよりスマホに向き合う時間の多い人は持っていかない方が吉だと思います!!

1年間の旅の途中、機内預け荷物がロストバッケージとなり約1ヶ月間ほぼ手荷物だけの状態で旅を続けましたが、その時実感したことは荷物は少ない方が旅は断然楽!! でした。

寅吉
寅吉
もしまた行くとしたらノートPCは絶対持っていきません。 迷っているなら持っていかない方が吉!!

 

ノートPC要らずで写真をバックアップする

 

という事でノートパソコンがなくてもカメラ画像(動画)をバックアップできるアイテムを検討したいと思います。 今回見つけたのは以下の3点。 外付けHDDの中継器的な製品とHDD内蔵型製品となりどれもノートパソコンよりは荷物が少なく軽量になります!!

 

ポケドラ WFS-SR03

まずはI・O DATA制の”ポケドラ”という商品。 こちらはHDDへ転送するための中継器的な存在。 デバイスが小さいくて済むのが最大の特徴。 サイズは90×78×23mm、重さは約120gとなりかなり軽量。 ACアダプタもないので外付けHDD約200gとのセットでも約320mgと軽量なので旅の荷物を減らしたい場合に最適です。

特徴

  • スマホの画像は無線で、デジカメ画像はSDカードを入れて取り込みボタンで取り込み
  • 外付けHDDは別途用意する必要あり
  • モバイルバッテリー機能 3350mAh
  • スマホからの無線転送は早いがSDカードからの取り込みは時間が掛かる
  • 本体は充電式なのでACアダプターはなし
  • 大きさは90x78x23mm 重さは120gと小さく軽い
  • スマホアプリでHDDに取り込んだ画像を確認できる
  • 有線LANを簡易Wi-Fiルーター利用することができる

 

RAVPower FileHub

上記で紹介したI・O DATA製品のポケドラと似たような製品が モバイルバッテリーメーカーRAVPowerの FileHub “RP-WD009” という製品。 外付けHDDをFileHubに接続し、SDカードを本体に挿入しバックアップボタンを押すだけで簡単にバックアップを開始します。
もともとモバイルバッテリーを扱う会社の製品なのでこれがあればモバイルバッテリーも兼ね備えます。

特徴

  • スマホの画像は無線で、デジカメ画像はSDカードを入れて取り込みボタンで取り込み
  • 外付けHDDは別途用意する必要あり
  • モバイルバッテリー機能 6700mAh
  • 本体は充電式なのでACアダプターはなし
  • 大きさは113x76x25mm 重さは200gと小さく軽い
  • Wi-Fi ルーター機能あり
  • スマホアプリでHDDに取り込んだ画像を確認できる

 

おもいでばこ

最後はちょっと亜種になりますがHDD内蔵型のBUFFALOのおもいでばこという商品。 パソコン要らずで内蔵HDDにスマホやデジカメで撮影した写真を取り込み(保存し)、テレビで楽しむというコンセプトで生まれた商品です。 本体価格は少し高めですがHDD内蔵なので中古ノートパソコンを用意するより安く上がります。 スマホのデータは無線で取り込み、デジカメの画像はSDカードをスロットに入れて取り込みボタンを押すだけです。 ただ、家庭用なので心配なのは持ち歩いた際の耐久性でしょうか?

重複して取り込むことはないのでバック作業がシンプルで楽チン。 HDMIケーブルでテレビでHDD内の画像を確認できるのでHDMI入力端子があるテレビに接続すれば海外でもスライドショー上映ができてしまいます。

特徴

  • スマホの画像は無線で、デジカメ画像はSDカードを入れて取り込みボタンで取り込み
  • HDD内臓で容量は1TB、2TBモデルがある
  • HDMIケーブルでテレビ接続すれば旅先でもスライドショー上映可
  • スマホ用アプリを導入すればスマホで操作可能
  • 大きさは154x37x118mm 重さは410g (外付け3.5HDDを少し大きくした感じ)
  • 取り込んだ画像はさらに外部HDDにバックアップできる
  • 残念ながら4K動画は取り込めない
  • 持ち運び時の耐久性に不安があり、ACアダプターも荷物

 

カメラ画像のバックアップ HDD容量はどの位必要?

 

お鈴
お鈴
ところで1年間で撮影したメディア容量はどの位だったのかしら?

今回1年間の旅行でスマホとデジカメで撮影した画像枚数は下記の通りとなりました。

  • Galaxy S7 ・・・・・ 約1万枚
  • iPhone XS ・・・・・ 約1万4000枚 (他に動画も)
  • Sony α6300 ・・・・ 約1万8000枚 (他に同じ枚数のRAWデータ)

動画やRAW(ARW)データも含めた総ファイル容量は約700GBでした。 因みに写真1枚当たりの画像データはおおよそですがGalaxyで2.2MB、iPhoneで3.8MB、α6300でjpgファイルが7.5MB、ARWファイルで24MBホドでした。

もちろん使うデジカメの画像設定や解像度、動画の有無、RAWデータの有無によって必要な容量は違ってきますし、撮影する枚数も当然違ってくると思いますが1T ~2Tあれば大丈夫かと思います。 また、HDDは長期間持ち歩きますので耐衝撃タイプのHDDを選択することをお勧めします。

 

まとめ

 

ノートパソコンを持参せずとも写真データのバックアップは可能です。紹介した製品はスマホさえあればデジカメ画像のバックアップ管理・ファイルの閲覧が可能な商品となっています。 長期旅行のデジカメ写真・動画のバックアップはとても大切かと思いますのでノートパソコンを持って行かない方は是非検討してみては如何でしょうか?

寅吉
寅吉
RAWPowerの製品はモバイルバッテリーの役割も果たすので次回使ってみようと思います