前回に引き続きイースター島ドライブ観光後編です 飛行機は満席 観光シーズン真っ最中の訪島でしたが車を借りてひとたび島を回り始めるツーリストはそれぞれ散らばっているのでストレスなく観光できました
南洋の小さな島の長閑な景色と主を失い置き去りにされてしまったモアイ像がなんとも心に響いたイースター島観光後半のモヨウです
(2019.02.25~2019.02.26現在)

 

イースター島ドライブ観光(後半)

 

イースター島マップ

地図上の数字は訪れた順で緑数字は1日目オレンジ数字は2日目に訪れています

後半戦は⑦Rano Raraku(石切り場)からスタートです 7.の石切り場と9.のオロンゴ儀式村は滞在中1度しかアクセスできないので注意が必要です

寅吉
寅吉
というコトでモアイ像巡り後編スタートです♪

 

Rano Raraku ⑦

石切り場へ

14:00 トンガリキに続いてモアイの製造工場ラノ・ララク(Rano Raraku)へ 山のあちこちから切り出されたモアイが道中からも確認できます ここは滞在中1度しかアクセスできないので気合い入れて見学します

 

Rano Rarakuのカルデラ

エントラスからまず向かったのはラノ・ララク火山の火口 モアイが置き去られた時から時間がとまったような風景が広がりなんとも言えない雰囲気 人もあまり居なくて緑のカルデラに吹く風に哀愁を感じます

 

Rano Raraku

引き続き山の斜面に沿って石切り場を散策 切り出され運び出される途中で放置されてしまった置き去りモアイがアチコチに点在 あるものは土に埋まり、あるものは途方に暮れたように立ち尽くすモアイの数々 なんとも言えない情景がたまりません

 

 製造途中のモアイ 製造途中のモアイ

斜面の岩場には今まさに切り出されるという製造途中のモアイもありました

 

一番大きいとされるモアイ

こちらはイースター島で一番大きいとされるモアイ テ・トカンガ 制作途中ですが長さ22m 推定重量は200トンとされています

 

置き去りモアイ

元祖イースター島のアイコニックモアイ像のヒナリル(右) 胸まで埋もれていますが地上の高さは4m 曲がった首のモアイとして知られています

お鈴
お鈴
イースターのモアイと言えは彼!! 通りで見かけた顔だと思いました(笑)

Piro Piroモアイ

こちらも有名なモアイ ピロ ピロ(Piro Piro) Piro Piroは「悪臭」という意味ですが「臭いモアイ」 ではなく 高い鼻を持つモアイが悪臭に顔を背けているように見えることから呼ばれるようになったそうです

 

たくさんのモアイが地面に埋もれた景色はザッツイースター!! という感じで壮観でした モアイ製造後半期に造られている為、ここにあるモアイはサイズが大きいのが特徴 この場所だけで400体近いモアイが確認されており、その全てが山に背を向けています

 

放置モアイ

ご主人様から放置プレーを喰らうことン百年… 実際に訪れて分かる哀愁感満載のモアイ像たち、何かと重なると思ったら…

天空の城ラピュタに出てくるボット兵でした!!

繁栄を迎え、争い合い、衰退し南洋の孤島に残された石像達… 石切り場のモアイ達は本当に見応えがありました 

 

Tongarikiを望む

石切り場からトンガリキに建つ15体のモアイ像を望みます

各村の祭壇に立てられていたモアイ像は全て民族紛争で倒されていましたが石切り場のモアイは倒されることなく、大地震の津波被害も免れ現在に至っています 願わくばこの先は紛争のない世界でありますよう 合掌

 

お鈴
お鈴
駐車場のカフェテリアで遅めのお昼 簡単なホットドックだったけどいい値段でした

 

Ahu Akahanga ⑧

Akahanga 何処までも続く石垣

16:00 倒れた巨人達のスポットアフ・アカハンガ(Ahu Akahanga) 古いの村遺跡と倒された13体のモアイがあります

 

倒されたモアイ

5m~7mのモアイが仰向け・うつ伏せの状態で倒されたままにされています いつの日かトンガリキのように再び祭壇の上に立つ日が来るのでしょうか?

 

キレイな海

そして相変わらず美しい海がここにも 岩礁なので海が綺麗でも荒々しさを感じます

 

オロンゴ儀式村 ⑨

オロンゴへ向かう途中 ハンガロアの中心部を望む 

天気が良さそうなのでアフ・ヒナプを後回しにしてオロンゴへ 飛行場によって分断された島の南西部へ向かいます

 

Rano Kau ビューポイント

16:40 途中 ラノ・カウ火山の火口を望むビューポイントにて 立派なカルデラで一番高いところで海抜320mの高さ
火口のカルデラ湖は水深が5~11mで島の水源の一つだとか そう言えば島には川らしい川がありません…

 

orongo ビジターセンター orongo ビジターセンター

16:50 オロンゴのビジターセンター オロンゴ儀式村についての歴史、鳥人辞儀の様子展示パネルで詳しく学ぶことができます

 

園内マップ

ラノ・カウ火山の火口の狭い縁の先端に位置するオロンゴ村は神聖な場所とされ宗教的儀式が執り行わる聖域でした

 

園内

整備された遊歩道を歩いていくと・・・

 

キレイな海

目の前に紺碧の海原が広がります 海の色がメチャクチャ綺麗 眼下には3つの岩島があり(手前からMotu Kao KaoMotu Iti、そして一番大きいMotu Nui)
毎年春の到来とともに訪れる海鳥の一番卵を取りにいく鳥人儀式の場となっていました(各部族の代表が競争して卵を持ち帰り一番早かった者を輩出した部族がその年の島を収めるとか・・・)

 

 石の住居

先端の方には平たい石を積み重なれた住居が並びますが、恒常的な家ではなく春の数か月 鳥人儀式期間のみに使われていたようです

 

Rano Kau ビューポイント

オロンゴ村から見たラノ・カウ火山の火口 こちらからの景色も絶景でした

寅吉
寅吉
オロンゴも1度きりの場所 なるべく天気がいい時を狙って来ましょう 紺碧の海が本当に綺麗です

 

Ahu Akivi ⑩

Ahu Akivi

18:00 島の内陸部に位置し海を眺めるように7体のモアイが立つアフ・アキビ(Ahu Akivi) 内陸部にある数少ない祭壇に立ちます

 

Ahu Akivi Ahu Akivi

沿岸部のモアイが全て海に背を向けて立つのに対し、ここのモアイは海を見渡すように立ち、平均的な大きさで均等性があるのが特徴 7体のモアイが見つめる方向はちょうど秋分の日に太陽が沈む方向となっており、やはり天文学的要素も加味された設計となっているそう 凄いね 昔の人って

 

参考までにクレーンがない1960年に手作業でAhu Akiviのモアイを立てた時の様子

 

タハイ儀式村 ⑪、⑬

夕陽のスポットで知られる場所で5体のモアイアフ バイ ウリ(Ahu Vai Uri)、1体のモアイアフ タハイ(Ahu Tahai)、目があるモアイアフ コテリク(Ahu Koteriku)があります 私たちは初日の夕刻時と翌日の昼間と2度訪れました

夕陽スポット Ahu Tahaiの芝生

20:00 タハイ儀式村周辺は広い芝生広場となっており夕方には沢山の人が思い思いの場所で太平洋に沈む夕陽を眺めにやってきます
特に管理されているスペースではないので自由に出入り可能(もちろんモアイの祭壇等は柵があります)

 

Ahu Vai Uri

5体のモアイが鎮座するアフ バイ ウリ(Ahu Vai Uri) 祭壇の他、周辺には居住跡・ボートハウス跡などが残っています

 

AhuTahai AhuTahai

1体のみのモアイ像 アフ タハイ(Ahu Tahai)と島で唯一目(イミテーション)があるモアイ像アフ コテリク(Ahu Koteriku)

お鈴
お鈴
人力でどうやって持ってきたの? 立てた後にプカオはどうやって乗せたの? 本当に不思議です

 

Ahu Tahai  Ahu Tahai

夕陽とモアイが楽しめる夕景スポットですがいい写真が取れるかどうかはやっぱり天気と腕次第 (この写真で21:00位)

 

Playa poko poko イースター島のお墓

近くにある岩のビーチ(?) Playa Pea と 現地の方のお墓 木が貴重なので木彫りオブジェは高級墓標なのでしょうか?

 

寅吉
寅吉
これより以下は全て翌日2/26日に出かけた時の様子です

AhuTahai

11:10 日中はこんな感じ 芝生が綺麗で気持ちいのですが日陰がないのでかなり暑いです ※最初この芝生でゴロゴロしようと思ったのですがあまりに暑く、ヤシの木があるアナケナの芝生に逃れました

 

ボート浸水場

祭壇脇の浸水場 カヌーで大海原へ漕ぎ出していた時代も海は青かったんでしょうね・・・

 

 

 

イースター島博物館 ⑬

イースター島博物館

ハンガ・ロア村にあるイースター島博物館 入場料は無料 営業は9:30~ 月曜日が休館 (道が分かりずらかった…)

 

イースター島博物館 イースター島博物館

パネルや展示品を通じて島の歴史やモアイ像について深く知ることができます 木彫りの彫刻があることから昔は木が豊富だったことが伺い知れます

 

イースター島博物館

最大の目玉 「モアイの目」 白目の部分は白珊瑚、黒目には赤い凝灰岩が使用されています

 

Ahu Vinapu ⑭

Ahu Vinapu

13:00 飛行場の滑走路先端にあるアフ ビナプ(Ahu Vinapu) 緑の芝生の絨毯と紺碧の海の青のコントラスがとてもきれいな場所
赤い柱が女性のモアイとして考えらている柱状の石が立つ貴重な遺跡 (ぜんぜんモアイっぽくなかったですが…)

 

Ahu Vinapu Ahu Vinapu

こちらのモアイも民族間紛争で全て倒されており、プカオやモアイが無残に転がっています

 

Ahu Vinapu Ahu Vinapu

倒された6体のモアイ像の裏側に回ると祭壇の石組みを見ることが出来き、隙間がない石組み技術の高さに驚かされます クスコの石積みに通じる技術かも?
(この祭壇は冬至の真東に対して直角となるよう配置)

 

 

Ahu Vinapuの海

南海の孤島 イースター 到着時は雨でアタカマの二の舞か? と心配しましたが天気に恵まれたモアイ像巡りができました

写真やTVで見るのとは大違い!! イースター島で見るからこそのモアイ像 本当に素晴らしかったです

寅吉
寅吉
小学生の時、学校の雪像造りでモチーフにしたモアイ像 40年後に本物が見れて感無量ッ

 

 

グッバイ イースター&南米

 

ドライブ終わりに

レンタカー返却時はモチロンガソリン満タン返し スタンドは空港滑走路と平行に走る通りにある Puna Vaiというスタンドで入れました
ガソリン代は 15210ペソ(約2600円) リッター数を忘れましたが島価格なので単価は高いです

返却時のチェックはざっと車を見て、ガソリンチェックで終わり 明らかに分かるような凹み傷とかが無ければ問題ありません

 

イースター発

2/27 イースター島最終日 飛行機は11:30でしたがレンタカーを返却してしまったので特に行くあてもなく早々に空港へ行くことにしました
朝8時に朝食を済ませ、9時過ぎにはタクシーで空港へ タクシー代は来た時と同じ5000ペソ(約860円)なので料金は地区よって決まっているみたい

 

イースター島空港

チェックインは1便オンリーですが中途半端な時間に行くと結構並ぶ羽目になります セキュリティーを抜けると待合所になりますが簡単なショップと飲食店があるのみ プライオリティラウンジなんて洒落たものはございません(笑)

 

LATAM航空 Good Bye イースター島

11:30 定刻通りにイースター島発 サンティアゴ空港着後はそのまま国際便での乗り換え出国になります

お鈴
お鈴
南米最後の訪問地イースター島 私たち的には大満足の内容でした

 

サンティアゴ発 グッバイ南米

サンティアゴ空港

サンティアゴ空港には18:20 到着ロビーで荷物を受け取り出発カウンターへ行き南米大陸を後にするため国際線へチェックイン

チリを発つ飛行機は23:40と時間があるので空港時間はたっぷり 買わないお土産品を見たりプレミアムラウンジで食事をとりゆっくりしてから搭乗口へ

 

23:40 約4ヶ月に渡り旅した南米大陸を飛び立ち次なる旅の目的地へと向かうのでした

 

to be continued!! 続きます
寅吉
寅吉

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次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • イースター島モアイ巡りにはツアーでなくレンタカーで(事前予習は必須)
  • 事前予習はこのサイトを見よ!! Imagina Easter Island  (完璧です)
  • ピークシーズンの乾季(12~4月)は飛行機が取り難いので早めの計画を
  • オーバーツーリズムになる前に行くのが吉
  • 南米大陸 ほぼスペイン語だったけどなんとかなるね
  • TVや写真では味わえない 訪れてみて初めて分かる現地の空気感を是非