台風のような暴風雨の一夜を乗り越えてのパイネ2日目は風は収まったものの冷たい雨が降る中の朝からスタート キャンプサイトは事前予約で確保してあるので日程通りに進むしかありません 冷たい雨に渋る嫁サマをなんとか言いくるめて鼓舞しての次のキャンプ地イタリアーノを目指してパイネトレッキング2日目スタートです
1日目予定していたグレイ湖トレッキングは悪天候の為、キャンセルという残念な結果に 2日目はフランセス谷往復トレックを予定していたのですが果たして天気は回復するのか?
(20018.11.20現在)
 

 

パイネ国立公園2日目

 

本日の予定

2日目マップ

パイネ国立公園2日目 当初の予定は朝パイネ・グランデを出発しイタリアーノキャンプ場へ 受付で荷物をデポしてフランセス谷トレックを楽しんだ後、イタリアーノ泊というスケジュール

フランセス谷はラス・トーレスと並びパイネを代表する絶景でとても楽しみにしてたのですが朝からの雨でテンションはダダ下がり

パイネ・グランデに留まるワケにもいかず次のキャンプ地イタリアーノを目指して冷たい雨の中、2日目スタート

 

パイネ・グランデ~イタリアーノ

夜半過ぎまで続いた強風は収まるものの冷たい雨が引き続きシトシト降り続く中、朝6時起床

寅吉
寅吉
心配した寒さですが、軽量寝袋でも重ね着対応でなんとか朝まで凌げました

朝食を済ませ、お昼用のサンドイッチを作り雨の弱まる隙を見計らってテント撤収
雨の日のテント設営・撤収ほど嫌なモノはありません(そもそも雨の日は出かけないに限ります)

パイネ・グランデ出発

8:45 冷たい雨が降る中、嫁サマのご機嫌を取りつつ出発 イタリアーノまでは7.6km、約2.5時間の道のり

 

キャンプ場を振り返る

小高い位置からトレッキング道を振り返る さようなら パイネ・グランデ

 

案内板

歩き初めて2.6km 距離も標高差も大したことはないが雨と足元の水たまりが既に

 

道中の様子

途中のコースの様子 この辺の木々は皆立ち枯れており天気と相まって気味の悪いゾーン

 

スコッツベルグ湖

目の前に現れたスコッツベルグ湖 晴れていれば物凄い綺麗な景色のハズ・・・

 

雨の中歩くトレッカー

行く手から現れたトレッカーも当然びちょびちょ でも、リックごと羽織れるポンチョは強力そう
(荷物と背中との間に伝わる雨がその後ダメージを与えてきます)

 

案内板

10:40 イタリアーノまで残り2/3の地点 雨に加え霧も掛かり美しいパイネの景色は何処へ?

 

 

イタリアーノキャンプ場手前の釣り橋

川に掛かる吊り橋を渡れば、イタリアーノは到着同然 雨のせいで川の水はゴオゴオ

 

イタリアーノキャンプ場到着

11:15 イタリアーノキャンプ場に到着 (CONAF管轄のキャンプ場予約は必要だが無料)
ここで荷物をデポしてフランセス谷への往復トレッキングの予定でしたが天候も足元も悪いので諦めることに

お鈴
お鈴
この雨の中、歩くワケないでしょ 今でも帰りたいぐらいよ 

 

キャンプ場の案内板

キャンプ場は無料だけあってエリア内の適当な場所で・・・ といった感じでトイレも非水洗

お鈴
お鈴
この時間からここに泊まるワケ?

天気が良ければ全然OKですが、コンディションが悪いのでダメもとで次のフランセスへ行き、明日歩く分を短縮する作戦に変更

 

イタリアーノ~ロス・クエルノス

ノルデンホールド湖

イタリアーノキャンプ場を後にして次に見えた氷河湖ノルデンホールド湖

 

道中の様子

寒いと思ったら、標高の高い山の上部はうっすら雪化粧となっていました

寅吉
寅吉
気温は4度ほど 南極圏とあまり変わらない気温です

 

案内板

イタリーアノキャンプ場から次のフランセスキャンプ場までは1.7kmホドで到着

12:00頃 フランセス・キャンプ場到着 受付でキャンプサイトが空いているか尋ねたら予約でいっぱい

「次のロス・クエルノスへ行って空きがあるか聞くしかない」 とのコト

寅吉
寅吉
ぐぅぅ やっぱり予約が無いと無理なのか?

次のロス・クエルノスまでは3.5km そこで断られたらイタリアーノに引き返すしかない

時間は12時、靴もトレント・フライヤーも雨でヤバい状態… 少し迷った後、ダメ元でロス・クエルノスまで行ってみることにしました

 

霧のノルデンホールド湖

雨宿りのできる場所でお昼を食べ、気合を入れ直して出発 動き続けているので寒くはないのだがいよいよ靴は中まで濡れ始めてくる

 

霧と雨の中を歩く

半ベソで歩く嫁サマ 朝は元気に水滴を弾いてた雨具もしっとり状態
 

雨天時の盲点朝からの止むことのない雨天行進でバックパックと背中の間に水滴が流れ、背中側からバックパックへ浸水となってしまいました
また持参したトレント・フライヤーですが長時間の雨では、腰ベルトのあたりは汗で濡れ、手首足首もジワジワと水滴がしたり、足元・袖口はインナーがいつの間にか濡れてしまいました なので高性能を謳っているゴアアテックスでも濡れる時は濡れてしまいます
低体温で体を濡らしてしまうとダメージ大なので雨天時対策は万全にして挑みましょう

 
ノルデンホールド湖

少し高台からノルデンホールド湖を望む 湖の色がキレイなのは分かるが、気分も靴も雨で重い・・・

 

ノルデンホールド湖岸

コースは湖畔まで下り、石の湖岸を歩くコースに 氷河湖の水はメチャ綺麗でごみ1つない 足りないのは青空だけ

 

途中の滝

道中に見えた滝 その向こうにパイネの名峰があるのハズなのだが雲の中

 

歩いてきたノルデンホールド湖岸

歩いて来た湖岸を振り返る フランセス谷はたぶん雲か霧の中・・・

 

ロス・クエルノス到着

14:00 足回り・袖周り・腰回りをすっかり濡らしてロス・クエルノスキャンプ場到着 パイネ・グランデより約13km

 

寅吉
寅吉
泊まここで泊まれなかったらイタリアーノへ逆戻り…

 

ロス・クエルノス管理棟 受付

山小屋のレセプションにて恐る恐るテントサイトが空いてないか聞いてみると

2つだけ空いているとの事!!

お鈴
お鈴
ありがとう パイネの神様!!

キャンプサイト

案内されたキャンプサイトはこちら 板の張りサイトでイタリアーノより数倍快適♪

 

比較的早い時間だから取れたのかもしれませんが本当にラッキーでした 濡れ濡れの靴と雨具ではイタリアーノで生き延びれなかったコトでしょう・・・

寅吉
寅吉
料金は2人で30,000チリペソ (約5000円) カード支払い可でした!!

※事前予約は20USD×2なので若干高い?

 

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ノス・クエルノスにて

 

共同棟

テント設営後、クエルノスの共同棟へお出掛け (この頃から雨は小降りに)

炊事・休憩棟

ロス・クエルノスのキャンパー向け共有棟

 

休憩棟内

寅吉
寅吉
おぉっ 薪ストーブ発見!!

ありがたいことに小さくも暖かい薪ストーブがあり、濡れた雨具・靴・靴下を乾かすことできました 室内は天国♪

簡単な流し台と写真にあるテーブルが置いてあり調理・食事が可能

黒板の案内

黒板に書かれていた案内

 

山小屋内

ロッジ内レストラン

食堂 食事付宿泊だと2万位してしまうので全員リッチピーポーに見える (この日の夕食は大きなステーキでした)

 

ロッジ内バー

バーカウンター 飲用水はカウターで水筒に補充してもらうシステムでした

宿泊スペースは山小屋内キャビンとキャンプサイトを取り囲むように建てられたコテージがあります

 

キャンプサイト内トイレ

キャンプ場内トイレ

イタリアーノキャンプ場では考えられない立派なトイレで嫁サマ安堵

 

トイレ内洗面 トイレ内

トイレ シャワー室

シャワーもしっかりありましたが外気温が寒くて浴びれませんでした

お鈴
お鈴
キャンプ地がイタリアーノだったら成田離婚してたかもしれないわ
雨具・靴が夜までに乾かせたのは何より助かりました!!
寅吉
寅吉

PM8時 僅かな晴れ間

20:00 明るくなったのでテントから顔を出すとちょっとだけの青空と束の間の陽の光 明日は天気が回復しますように・・・

 

次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • 風のパイネ・雨のパイネは強敵
  • リック内の防水対策も考えておくとよい
  • 雨天撤収時に大きいビニール袋(ゴミ袋)があると良い
  • 予約するなら無料のイタリアーノよりも有料のフランセスで ※フランセスは5月の時点で予約が取れなかった

 

寅吉
寅吉
この日の夜は寒くてサバイバルシートも出動させましたよ