アーチーズ以降ずっと寒い気温が続きどうにもテンションが上がらない状態 ならば暖かい所へと目的地を南に設定 ラスベガス郊外に位置するレッドロックキャニオンを目指すことに
今回は砂漠の大都市ラスベガスの中心地から僅か30分程でアクセスできるレッドロックキャニオン観光のお話デス
(2019.05.27~2019.05.28現在)
寒さから逃げてレッドロックキャニオンへ(5/27)
寒さ逃れでモーテル籠りした後のキャッスル・ロックも日帰りで出かけたブライス・キャニオンも青空は戻ったものの依然低温傾向 ならば暖かい(暑い)であろうラスベガスへ南下することにしました
アクセスマップ
キャッスル・ロックキャンプ場からレッドロック・キャニオンまでは約450kmの距離 I- 70号線からI-15号線に合流してひたすら南下するだけの単純なコース めんどくさいのはラスベガス市内の運転ぐらい
久しぶりの400km越えドライブなのでキャンプ場を09:00に出発(相変わらず寒い朝でした)
10:15 I-15号線を南下するにつれどんどん空が暗くなりみぞれ交じりの雨となる コンディションが悪いので途中シダーシティーのガソリンスタンドにピットインして25ドル給油、しばらくコーヒーブレイク
この時の気温は1度 街中でも一時雪が舞うという始末 スタンドのおばちゃんももうすぐ夏休みが始まるのに と目を丸くするばかり 本当に異常気象でした
雪が止むまで30分程休憩してから再び南下、ラスベガスを目指します
レッドロック・キャニオンキャンプ場
12:30 砂漠の中のキャンプ場レッドロック・キャニオンキャンプ場に到着 ユタ州とネバダ州では1時間時差がありちょっと得した気分(※画像は翌日撮影分、当日は曇天です)
キャンプ場入口 砂漠の中のキャンプ場なので暑さが厳しなる6月からオフシーズン(予約の必要はなく先着順となります) 訪れた日は3連休最後のメモリアルデー チェックアウト組が多いもののそれでも6割ほどの入り込み
チェックイン方法が書かれた案内板 チェックイン方法は他のキャンプ場とキホン一緒
- 予約者一覧が紙に貼り出されているので予約のないサイトを実際に確認
- 占有されていないようなら場所を確保した後、チェックインステーションに戻る
- 備え付けの封筒にキャンプ者情報を記入、料金を入れます
- 半券となる部分をちぎりお金を入れた封筒をポストに投函、半券はキャンプサイトの杭にとめる
料金は通常サイト 1泊20ドル ウォークインサイト(共同駐車場でテント類を運び入れる)は1泊10ドル
キャンプ場マップ 日除けシェードがあるサイトが53サイト中26サイト、残りは日除けがありません 残念ながら日除けがあるサイトは全て埋まっていたので日除け無しサイトNo.31 にて1泊確保
キャンプ場の様子 荒野の只中にあるサイト、キャンプ場内には低木しかなくオープン過ぎてプライベート感はなし 暑くなる夏場はオルガン・パイプ・カクタス、ジョシュアツリー同様灼熱地獄のキャンプ場となりそうです
キャンプサイト情報
- キャンプサイト: 53サイト+14サイト(ウォークイン) 他にRVサイト・グループサイトあり
- サイト料: 20ドル ウォークインサイトは10ドル
- 予約: Recreation.gov にて(6~8月は予約不可) 空きがあれ当日セルフインも可能
- 設備: ピクニックテーブル、ファイヤーピット、グリル台、日除け(半分はナシ)
- トイレ: 有 ポットン式トイレ
- シャワー: 無し
- その他: 当日セルフチェックインはオフシーズンを除き原則1泊(それ以上は予約を入れる)
レッド・スプリングへ
13:30 テント設営・昼食を済ませてからレッドロック・キャニオンへ向かったところ159号線から園内に入る箇所でまさかの道路閉鎖
メモリアルデー連休で園内が混みすぎてしまい緩和されるまでは閉鎖とのコト
いつになるか分からないので公園外のレッド・スプリングという場所へ移動することに
レッド・スプリングはレッドロック・キャニオンのシーニックドライブで一番人気のCalicoというスポットがある岩場の反対側にあるスポット
なので場所が違うだけで全く同じ地層の岩が楽しめてしまう隠れスポット そんなレッド・スプリングから少し北にある赤岩まで歩いてみました
14:10 駐車場に車を停めて岩山沿いをテキトーに歩きます 最初の岩塊は白と赤茶の縞模様の岩(?)が見られるエリア
白い層と赤茶の層がマーブルや縞模様になって全体的にはピンクっぽい色に見えます
レッドロック・キャニオンに入場できなかった人がこのエリアに流れてきており、たくさんの観光客がいました
模様パターンが一定でないのがとても不思議 白い層と赤茶の層が交互に何層にも重なっていますが方向がバラバラ このような岩は初めて見ました
白と赤茶の縞々でピンクに見える岩の上には赤い岩の層が登場 この辺りの岩層はアステカ砂岩という岩層で鉄分が多い岩が酸化して錆のように赤く変色した為
よく見るとアチコチにロッククライマーの姿が・・・ もともとロッククライマーに人気の場所なのですが連休とあってクライマーの姿がとても多かったです 日本だと人気ルートに集中してしまいますがここなら混雑することなく登りホーダイですね
連なる岩山はシマシマの岩山から赤い岩山に劇的に変化 ブライスキャニオン帰りに訪れたレッドキャニオンより赤いかもしれません・・・
赤ーい!!(厳密には赤ではありませんが・・・) これがアステカ砂岩の本領でしょうか?
岩場にコースがあるわけではありませんが各自登れる範囲で自由に岩登りしてました
赤岩の先にはまた違う層の岩場がありますが初日はこの辺まで歩いて終了 この場所だけでレッドロックが堪能できてしまいました♪
初日は2時間ほど岩場を散策して16時頃にレッドスプリングを後にしました
翌日撮影したレッド・スプリングエリアの岩塊 地面に対して岩塊の地層が斜めになっているので水平に移動するだけで違う色の岩山に変化していきます
左からピンクっぽい岩(白と赤茶のシマシマ岩)、アステカ砂岩の赤岩、薄茶の岩と変化 裏手がレッドロックキャニオンのCalico~Sandstone Quarryのポイントになるので公園内に入場しなくても同じ岩場が楽しめちゃいます
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レッドロックキャニオン見学(5/28)
アクセスマップ
レッドロック・キャニオンは ラスベガスのすぐ西に位置する国管理の保護区 ストリップのど真ん中からアクセスしても30分という立地で市内から一番近い自然の観光地と言えます
砂漠のすぐ近くまで住宅地が開発されており、拡張する街と砂漠の際がとても対照的な印象を受けました
ラスベガスからピンク・ジープツアーなどのツアーでも訪れることができますがレンタカーを借りた方が安上がりです
レッドロック・キャニオンへ
5/28 朝6時半に置きテント撤収、朝食を食べた後、08:00頃キャンプ場を後にして昨日入園し損ねたレッドロック・キャニオンへ向かいます
159号線からアクセスし公園道路へ入ったところで入園料15ドル(車1台につき)を徴収されますが、国管理の保護区なので国立公園年回パスもOK
08:20 レッドキャニオン・ビジターセンターに立ち寄り 他のビジターセンター同様案内カウンター、ショップ、展示エリアがあります 時間が無い場合は料金所からそのままシーニックドライブで周遊しても問題ありません
営業時間: 08:00~16:30
展示エリアスペースの他に屋外展望エリアも設けられています 園内で見られる動植物に興味がある場合はチェックしておきましょう
シーニックドライブ
- 一方通行 立り寄りポイントに引き返せません
- 制限速度25マイル(約40km)
- まれに野生動物出現
といったとろこデス
Calico
シーニックドライブを出発して最初のポイントCalico 1 レッドロック・キャニオンで一番人気の場所 白と赤茶の縞々模様の岩が楽しめます(もう裏側で見ちゃったけど)
トレッキングコースも整備されていますが同じ駐車場に戻る必要があるので適当な範囲で歩いて戻るが正解
昨日訪れたレッド・スプリングの反対の場所にあたり岩塊の構造は一緒 白と赤茶の岩が遠目にはピンクに見えるので、ピンクキャニオンです
ここにも余所ではなかなか見られなかったシマシマ岩がいっぱい♪ 一番人気というのも頷けます このポイントは見逃さないコト
反対側(ブリッジ山 標高2,120m ※白い山頂だけ見える山) 西の山にも同じような重なりの地層を見ることができます 高さが違うのはブリッジ山を含むスプリング山脈がキーストーン衝上断層と呼ばれる地殻変動によって押し上げられた為だそうですが話が難しすぎてチンプンカンプン
地質学の知識があればグランドサークル巡りはさぞ楽しいことでしょうね
Calico 2(North)では地層が赤い色の岩層に変化します 周辺にはない赤みの強い岩がゴロゴロ 公園内ではこのポイントが一番近くに赤岩を観察できる場所となっています
Sandstone Quarry
名前の通りかつて採石場だった場所 多くの人がラスベガスに住み始めるようになった1900年ごろこの場所で砂岩の採石が行われるようになりましたが町まで運ぶコストに合わないというコトで採石場としては短命に終わった場所
駐車場から歩いてスグに切り出されたまま残された岩と採石跡を見るコトができます
採石場の先に見える岩山は亀の頭に見えることからタートルヘッドと名付けられトレッキングコースが整備され登ることもできます
このエリアの岩は泥土層の砂岩(っぽい) 赤岩の上の層となり色味も明るくなります 岩の表情も変わりザイオンで見たチェックボードメサに似た侵食模様が確認できました
採石場の上の岩場から望むバレー風景 同じ地層のハズなのに高さが違ーう
High Point Overlook
シーニックドライブで一番高い標高1,445mのビューポイントでレッドロックキャニオンのパノラマを楽しめるポイントとなっています(写真はSandstone Quarry方向)
西側の山脈 これより先はシーニックドライブの後半となりトレッキングなど車より体を使って楽しみたい人向けのエリアとなります
シーニックドライブとホワイト・マウンテン・ロードの分岐地点より望むWhite Rock Hills(1,970m)
Willow Springs
Willow Springsはシーニックドライブから外れて少し奥に入った一番奥手のエリアでピクニックエリアとなっています 名前の通り泉があるようでしたが訪れた時は枯れていました
それにしてもこの岩山はまるで迷彩服のような岩でした(迷彩服がこういう景色に合わせてデザインされているだけですね)
駐車場にはオフロードをメチャクチャ楽しんだであろう車が停まってました この車の印象が強くて正直Willow Springsの記憶があまりありません
Lost Creek
最後の立ち寄りスポットはロスト・クリークというポイント ここは砂漠の地でありながら多くの植生が楽しめる緑豊かな場所となっています(つまり水がある)
駐車場から往復1kmほどのショートコースがあったので少しだけ歩いてみました
途中巨大な岩が重なるトンネルをくぐります
トレイルの突き当りには岩壁から落ちる小さな滝がありました(通年を通じてあるかは分かりませんが・・・)
ザイオンのエメラルドプールにあった裏見の滝と同様新緑の緑が美しい場所でした
今回のレッドロック・キャニオン見学はドライブ中心で約2時間半ほどでお終いラスベガスから半日もあれば十分楽しめるお手軽絶景地なので是非出かけてみて下さい
寒いユタ州を逃れてラスベガス入りしましたがベガスも季節外れの低気温だったというオチでした
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- 5月下旬に降る雪は絶対異常
- 2019年5月のグランドサークルの天候は例年にない異常気象でした
- レッドロックキャニオンの真夏は灼熱地獄なのでキャンプ場含めて注意
- 日除けのあるサイトは約半分 低木しかないので日除けサイトを抑えるべし
- レッドロックキャニオンの一番の見どころは三種の岩層が楽しめるCalicoエリア
- 入園料を払わずともレッドスプリングに行けばCalicoエリアと同じ岩層が楽します
- レッドロックキャニオンは園内が混み過ぎると一時閉鎖されます
- アメリカンドライブ5/27の移動距離: 約480km 累計合計距離: 7,629km
関連リンク集
- Go USA.jp アメリカのオフィシャルトラベルサイト
- Travel Nevaga ネバダ州政府公式観光サイト
- VisitLasVegas ラスベガス公式観光情報サイト(日本語)
- レッドロックキャニオン国立保護区 公式サイト 園内マップ(PDF)
- レッドロックキャニオン国立保護区 BLM(土地管理局)の国立保護区の紹介ページ
- レッドロックキャニオンキャンプ場 Recreation.govサイト キャンプ場予約先