ヨーロッパ大陸もいよいよお別れ時間が近づきサラゴサから最後の訪問地となるマドリードに向かいます 今回はサラゴサからマドリード移動、翌日に出かけた西ヨーロッパ最大の王宮 スペイン王宮見学の様子まとめです
(2019.08.25&2019.08.26現在)

 

サラゴサからマドリードへ

 

サラゴサバスターミナル

10:05 フツーにチェックアウトして歩いてバスターミナルに到着 サラゴサのバスターミナルはアクセス面が悪いことを除けば近代的、機能的で利用しやすいバスターミナル 場所さえよければ完璧

 

バスターミナルロッカー

サラゴサ駅舎の一部がバスターミナルなので必要設備は一通りあります コインロッカーは小3€、大が5€でした(時間は7:00~23:00)

 

ペサラゴサ~マドリード間は約310km 今回もスペイン大手バス会社 ALSAバスを利用 料金は2人分で39.36€(1人約2,350円) 10:50にバスターミナルを出発しスペインの首都マドリードを目指します
 

 

アベニーダ・デ・アメリカ・バスターミナル

アベニーダ・デ・アメリカ・バスターミナル

15:00 サラゴサから4時間ほどかかりアベニーダ・デ・アメリカ・バスターミナルに到着 マドリードにはバスターミナルが幾つかありますが主に利用されるのはこのバスターミナルと地下鉄メンデス・アルバロ近くのメンデス・アルバロ・バスターミナル(南バスターミナル)

サラゴサや近郊の中距離バスはこちらの発着が多いようですが位置がまるで異なるので出発・到着の際は念の為確認を

 

アベニーダ・デ・アメリカ・バスターミナル コインロッカー

バスターミナル内の様子 地下1階が長距離バス、地下2階が市内バスと都市間バス、地下3階がメトロ駅なっていて標識に従って進めば地下鉄Avenida de América駅に行けるので(地下鉄4、6、7、9)アクセスは良好 コインロッカーもあり3€で利用可能 トイレは利用していないのでハッキリ言えませんが無料っぽかったです

 

アベニーダ・デ・アメリカ・バスターミナル

バスターミナル建物 手前の道路がアメリカ通り 到着日は日曜日だったので道路はガラガラでした

 

アベニーダ・デ・アメリカ・バスターミナルと南バスターミナルの位置関係 30分以上は掛かるので間違えないように注意
 

マドリードの宿

 

Apartahotel Avenida de America

Apartahotel Avenida de America Apartahotel Avenida de America

マドリードの宿泊先は中心部からは距離があるもののバスターミナルから徒歩で移動できるApartahotel Avenida de Americaというホテルに宿泊 Booking.comにて予約し、1泊 5,750円×2泊

中心部からは少し距離がありますが地下鉄Avenida de America駅Cartagena駅Diego De Leon駅に同じくらいの距離でアクセスできるので移動しやすく、近隣にスーパー、ランドリーとあるので非常に便利
 

Apartahotel Avenida de America Apartahotel Avenida de America

Apartahotelというだけあり小さいながらキッチン完備なのは嬉しい限り 部屋も小綺麗で快適に利用することができました

中心地まで少し遠い事を除けばとてもお勧めのホテルです

お鈴
お鈴
到着日は近隣のスーパーで食材を購入 特に観光することなくゆっくり過ごしました

 

王宮へ(8/26)

 

マドリード地下鉄

券売機

到着日翌日は王宮見学からスタート 地下鉄にて中心部を目指します マドリードは数年前に紙のチケットが撤廃されてICカード式となっています

購入したのは10回乗車できる10Tipsカード12.2€(+2.5€カード発行) 改札に入る時だけリーダーにかざし、出札の際は不要なので2人で1枚としました ※空港アクセス時は特別料金をチャージする必要あり

1回券的な1Tripカードもありますが乗車区間が伸びるごとに料金が変動  5駅目までが1.5€で、6駅目から1駅ごとに0.1€上がり上限2€となります ※空港アクセスは別料金

他都市と比べややこしいのですが1回券は割高、その都度チャージなので10Tripsカードか乗り放題のツーリストカード(1日券8.4€~7日券35.4€)を検討した方が良さげ

 

マドリード地下鉄

地下鉄内の様子 スマホを覗き込むシーンはもはや万国共通 路線は13路線ありますが東京の地下鉄が利用できれば何の問題もありません

因みに10Tipsカード、ツーリスト乗り放題カードはバスにもそのまま利用可能 地下鉄1Tipカードはメトロ専用 バスは1乗車1.5€なので乗車時に運転手に支払います

最新の料金については必ず公式ページ にて確認して下さい
 

 

オリエンテ広場

途中乗り換えて地下鉄Opera駅より王宮を目指します その名の通り劇場の近くなのです劇場の写真を撮っていませんでした(写真右端の建物がテアトロ・レアル)

 

オリエンテ公園

フェリペ4世の記念碑

オリエンテ広場建つフィリップ4世の噴水騎馬像 噴水は19世紀の整備ですが騎馬像自体は17世紀の作品という年代モノ

 

チケット購入

チケット売り場

チケット購入 当日窓口だったので30分位並びました 料金は王宮通常見学コースで13€(冬季は12€)にて入場 別途ロイヤルキッチンも見学できるチケットは17€

王宮見学はセルフ見学になりますがロイヤルキッチンは団体ツアー見学となります

寅吉
寅吉
人気観光施設の当日チケットは結構並ぶのでネット予約可能ならできるだけ事前予約を

 

こんな感じに並びますので事前オンライン予約 推奨です 予約者は専用レーンから入場できるのでスムーズに入場できます
 

スペイン王宮見学

 

王宮とアルメリア広場

王宮

マドリード王宮 その名の通りスペイン王の住まいとして使われてきた宮殿で現在の建物は1734年の火災の後に建てなおされたもの 現在の国王はここではなく郊外にあるより小さなサルスエラ宮殿で暮らしているそうです

面積135,000㎡33,418室を持つは王宮はバッキンガム宮殿、ベルサイユ宮殿よりも大きく西ヨーロパ最大!(敷地面積を含めるとベルサイユ宮殿の方に軍配があがります)

 

アルメリア広場 敷地内に入った広場 広さが伝わらないのでGoogleさんより

王宮に向かって左(西)の回廊の端には武器博物館があります(内部は撮影禁止) かなりグレードの高い甲冑や馬具などの武器コレクションを見学する事が出来ます
 

回廊  見晴らしスポット

武器博物館を見学したのち西側(王宮に向かって左)の回廊を進みます 回廊の中ほどにビューポイントがあり王宮の前に広がる庭(カンポ・デル・モロCampo del Moro)を見渡せます ちょっとした森のよう…

 

アルムデナ大聖堂

広場の反対に鎮座するのはアルムデナ大聖堂 見学してきたばかりの聖母ピラール聖堂と同じぐらい大きく立派な大聖堂ですが広場のお陰で大きさの感覚がマヒします

 

彫刻像

本丸の王宮内に突入 建物内に入ってすぐ右、最初にお出迎えしてくれたのはローマのトーガを着たスペイン王カルロス3世の彫刻 4m以上の巨大像です

 

王宮

王宮内の中庭 西ヨーロパ最大とあってデカい!! 奥の入口にも巨大な像がありましたが近づくことができず正体は不明

 

大階段

大階段

数多くの来賓客を迎えたであろう大階段 ここから一気に華やかになります

 

大階段上部

階段途中の踊り場を折り返したところ ゴージャス♪ イタリアの建築家Francesco Sabatini(1721~1797)の設計によるものだそうですが修繕作業用の足場が邪魔… 場にそぐわないとは正にこのこと

 

ランプと彫刻

階段を上がり切った所には2体の頭像があり 宮殿建設を命じたフェリペ5世と妃イサベル・デ・ファルネシオだそうです

 

大階段天井

豪華絢爛の天井ドーム 天井画はイタリア人画家によって制作されキリスト教によるスペイン王家の勝利というテーマに基づいて描かれているそうです

相変わらず足場が邪魔…

 

護衛の間

衛兵の間

最初の部屋 護衛の間 もともとはボールルームとして考案されたものをカルロス3世が護衛の為の部屋にしたそうですが豪華すぎます

 

衛兵の間の天井

こちらの天井画もイタリア人画家によるものでアイネイアスの勝利という作品

 

雰囲気はGoogleさんでどうぞ 360度映像には敵いません… ぐるりと回すと前国王ファン・カルロス1世の家族を描いた絵があります(写真ではなくて絵デス 現国王は一番右の長身のお方)

 

列柱の間

列柱の間

次の部屋 列柱の間 スペインの歴史における主要なイベントの舞台として使用されてきた部屋で近年ではスペインのEU加盟の署名式やファン・カルロス1世の退位調印式で使われました

 

カール5世の像

狂乱を屈服させるカール5世(本物はプラド博物館に所蔵) 16世紀 カトリックとプロテスタントが対立し大混乱していた時に、カトリック側の総帥としてミュールベルクの戦いの勝利を記念して作られた像

 

アラゴン織のタペストリー

列柱の間には豪華なタペストリー アラゴン織でしょうか? 王宮のクリスマスツリーが置かれるのもこの部屋とのコト

 

列柱の間の天井 シャンデリア

天井画とゴーシャスなシャンデリア 大航海時代の覇者にして西ヨーロパ最大の宮殿だけにメチャクチャ豪華

寅吉
寅吉
残念ながら写真撮影はここまで 圧巻のハイライトは参考画像で

 

撮影禁止ゾーン

Palacio Real de Madrid - Interior 02.jpg
参照 Pazit PolakFlickr, CC BY 2.0, Enlace

イタリア人建築家マティアス・ガスパリーニが設計した カルロス3世の私室(ガスパリーニの間) シャンデリアを初めとした豪華な装飾が見どころ

 

Fale - Spain - Madrid - 86.jpg
参照 Fabio Alessandro LocatiTrabajo propio CC BY-SA 3.0, Enlace

圧巻だった王座の間は1772年の完成時より、ほぼオリジナルな状態で現在に至っているそうです 南米を制服して金銀財宝を我が物にしたスペイン王国のリッチさが伺える広間でした

お鈴
お鈴
見学してきた宮殿の中で一番豪華な宮殿でした 当時のスペイン国力の凄さを再認識
見学料を考えたらバルセロナの見学料が如何に高かったか再認識しました
寅吉
寅吉

 

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次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • バスターミナルは南バスターミナルとアベニーダ・デ・アメリカ・バスターミナルがあるので注意
  • マドリードの地下鉄はICチケット制で10回券と観光者用デイパスはバス乗車にも使えます
  • 1回券は乗車区間によって1.5~2€と変動 10回券は12.2€ 初回カード手数料は2.5€
  • バス乗車は距離に関係なく1.5€ 直接運転手から購入
  • 王宮での当日チケット購入はとても混雑するのでできるだけ事前予約推奨
  • 王宮見学の半分以上は撮影禁止なので注意
  • 西ヨーロッパ最大のスペイン王宮は豪華絢爛でMust See物件