もはや海外旅行の必須アイテムと言っても過言ではないスマホ。 2007年に最初のiphoneが登場して以降年を追うごとに性能が進化し、通話機能はもとより、カメラ・地図などをはじめとする便利機能はもはや私たちの生活にはなくてはならない存在。 Wi-Fi環境や現地SIMがあれば同時通訳をもこなせるスマホは“旅の神器”と呼べるでしょう。 今回は私たちがこの旅でお世話になったスマホ紹介とそれにまつわるよもやま話デス。
旅のスマホ
♂ iPhone XS Max (香港版SIMフリー)
良かった点font
- デュアルSIMなので国内SIM+現地SIMが使える!!
- シャッター音はフツーにOFFにできる
- 日本でFOMA 3G回線を掴めるiPhone
- 写真がキレイに撮影できる
- 香港版だがSuicaがチャンと使える
マイナス点
- ちょっぴり高い
- ちょっぴり重い
- 無料分クラウド容量が少ない
2018年9月21日に発売されたiPhone Xですが最初の訪問国 香港の Tsim Sha Tsui Canton Road店で購入しました。 64GBモデルでお値段は9499香港ドル=138,637円 (決済時カードレート 14.595円)でした。

♀ Galaxy S7 Edge (香港版SIMフリー)
良かった点font
- デュアルSIMなので国内SIM+現地SIMが使える!!
- シャッター音をフツーにOFFにできる
- Samsung Payが利用できる
- コストパフォーマンスがiPhoneより良い
マイナス点
- Suicaを導入できない
- 本体容量が少ない(32GB)
- 指紋認証がイマイチ認証されない(個人差?)
- 湾曲画面がの強度が弱い(ヒビが入った)
- バッテリーの減りが早い
こちらもiPhone同様 香港バージョンのGalaxyスマホ。 iPhone Xより2年ホド前に購入した初のデュアルSIMモデル。 国産ではデュアルSIMモデルがありませんが、SIMが2つ使えると国内外で便利に使えて手放せない一台になっています。
SIMフリースマホが便利 デュアルだと更に良し
海外で日本製のスマホを利用する際には「SIMロック解除」という儀式をしないと使えませんが海外スマホにはそもそもSIMロックの概念がなく、手にした状態からSIMフリーが当たり前です。 なので特段設定することなくSIMを差し替えてアクティベイトするだけです。
国内携帯の場合はSIMフリー機種を除き、SIMロック解除しないと現地SIMを入れても使えません。 ロック解除には条件がありますので各サイトで確認し、可能な場合はロック解除して出かけましょう。(通話するつもりがない場合はモチロンそのままでOKです)
更にデュアルSIMになると使い方がより便利になります。 日本で使っているSIMと現地SIMが同時に使えるのでSMS認証を普段(日本)の番号にしている場合でも普段通りSMS認証を受けることができます。 旅の途中、現地SIMも、Wi-Fiも使えない状態でネットカフェのPC端末よりAirbnbのホストとやり取りが必要な場面があったのですがイレギュラーな端末からログイン時に必要なSMS認証(日本の番号で設定)が届き無事にログインすることができ、ホストと連絡を取ることができたという場面があり助かりました。
便利すぎたSamsung Pay
日本国内モデルのGalaxyシリーズには無い海外モデル機能です。 日本で主流のNFC(近距離無線)とは異なりMST(磁気)に対応できるのが特徴。(モチロンNFC方式リーダーでも可)
簡単に言うとクレジットカードが持つ磁気情報をスマホが機械的に発生させ、CAT端末に読み込ませるという仕掛け。 店側が新しい機械を導入することなく現存のリーダーにスマホ側が対応するという視点から開発されており、旧来のCAT端末で決済を行ってるお店なら世界中のお店で決済できてしまうという便利モノ。 Apple PayやGoogle Payと異なりNFC決済端末がない場所でもタッチ決済ができてしまうのでNFC端末がまだ普及していない国や地域でもスマホを通じたカード決済が可能となります。

国内SIMの扱い方
長期間海外を旅行する場合、日本の高い携帯プランの料金を毎月払い続けるのは非常に無駄です。 しかし、各キャリヤで長期の海外旅行、留学などに応じて休止制度が設けられていますので毎月数千円の料金を払っている場合は手数料&月数百円程度の維持費で契約を解約せずに休止にすることができますので海外で国内番号が必要がない場合は休止手続をしましょう。 Wi-FiさえあればLine等で通話ができますので日本の家族・友人とは問題なく連絡が取れます。
長期渡航の際は利用休止に
携帯キャリア大手3社にはそれぞれに呼び方は異なりますが、いったんプラン利用を停止し、電話番号・メアドを保管してもらい日本に戻った際に復活させるコトが可能となっています。 手数料と月々の維持費が掛かりますので費用については各サイトで確認しましょう♪
docomo
長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除 はこちら
Softbank
電話番号・メールアドレスお預かりサービス はこちら
au
一時休止・再利用 はこちら

SIMカードにロックを掛ける
休止していない通常時の国内SIMを海外に持ち出す場合は必ずモバイルデータ通信をOFFにしておきましょう。 また、万一スマホが紛失・盗難にあってしまった場合に備えて必ずSIMにロックを掛けましょう。 スマホにロックが掛かっているから大丈夫と思っていても本体からSIMを取り出されて別の機種に入られてしまうとそのまま使われてしまい高額請求される恐れがあります。 SIMロックは海外中といわず常にロックを掛けておくことをおススメします。
デュアルSIMフリー機の裏ワザ
FOMA SIMをスマホで利用できる
国内で発売されている一般的なスマホではFOMA(3G回線)SIMは利用できませんが、デュアルSIMフリー機の場合、FOMA(3G)とデータ通信用(4G、LET)を2枚同時に挿すことによってスマホでもFOMA通話が可能になります。 (FOMA SIM単独1枚挿しでは使用出来ません) FOMA以外のSIMはデータ通信専用の格安SIMでも、海外で購入して使い切ったプリペイドSIMでも構いませんが必ず4G、LETを掴むSIMを入れます。 プリペイド分を使い切りデータ通信が出来なくなったモノでもSIM自体が認証されればOKで、FOMA通信が可能になります。 (アンテナが2回線分立てはOK)
※iPhone 2枚のnano-SIMカードでデュアルSIMを使う
※因みに日本ではiPhoneスマホ + FOMA(3G)SIMではアンテナが立ちませんが海外ではフツーに使用できます。
タイプSSバリュー&0Simで格安プランを
ドコモのタイプSSバリュープランとソニーの0Sim のサービスを組み合わせると 無料通話約25分/月+無料データ通信500MB/月の内容を月額約1000円というお値打ち価格で構築できます。 0Simはソニーネットワークコミュニケーションズが提供するサービスで、データ通信SIMが月500MBまでは無料で利用できます。(500MB~2GB間は100MBごと100円、2GB~5GBまでは月1600円定額)

