バルト三国2カ国目 世界遺産都市リガの街歩き編デス その昔は城壁に取り囲まれていた街ですが現在残る城壁は修復された一部のみ 旧市街の雰囲気もタリンとは異なるリガの街見物の様子をまとめてみました 有料見学をしていないので内容が薄いデス(-_-;)
(2019.06.30~2019.07.01現在)

 

バルト三国最大の都市 リガ街歩き

 

ラトビアの古都 リガ

バルト三国の真ん中の国ラトビアの首都リガ 人口63万を抱えるバルト三国で一番大きな都市 リガの町が歴史に登場するのは1201年 小さいな要塞から始まり13世紀末にハンザ同盟に加盟し急速に発展

16世紀から20世紀末までの長い間スウェーデンやソ連ら他国の支配下にあり1991年に独立 独立後は他のバルト三国同様目覚ましい発展を遂げ世界中から多くの観光客を呼び寄せる観光都市としても注目を集めています

 

市内の様子

駅から近い市内の様子 ヨーロッパのイメージよりは東欧のイメージに近い建物が多いです

またリガの新市街にはユーゲントシュティール建築(ドイツ語圏内のアールヌーヴォー建築)の建物が多くアールヌーヴォー好きや建築好きにはたまらない街となっています

 

リガの公共交通機関料金

トロリーバス

全く利用しませんでしたが市内はバスの他トロリー・トラムも運行 運賃は距離に関係なく一律定額料金制で1回券・デイパス等がありキヨスク(Narvesen)等で事前に購入(運転手から購入すると割高) チケットは紙のICカードとなっていて車時や降車時には扉付近に設置されているカードリーダーに読み取りさせます

チケットの種類は複数あり
乗車回数に応じたチケット

  • 1回券:1.15€ 運転手からの購入時は2€
  • 2回券:2.3€
  • 5回券:5.75€
  • 10回券:10.9€

時間に応じたチケット

  • 24時間:5€
  • 3日間:10€
  • 5日間:15€
寅吉
寅吉
他にグループチケットもあり2人で2回乗車=4.6€ 3人で2回乗車=6.9€

 

リガの教会

聖ペトロ教会

聖ヨハネ教会 入口に気づかず入りそびれた教会 聖ペテロ教会のすぐ近くに埋もれるように建つ大きな教会 リガで最も古い礼拝所としてもともとはドミニコ会修道院の礼拝堂として13世紀には建てられていたそうです

内観はオレンジ色の屋根と赤茶のレンガ壁の外観と真逆の白を基調とした美しい教会なのですが入口が分からず見れず終い・・・

 

聖ペトロ教会

聖ペテロ教会 リガのランドマーク的な存在の教会で高さ123mの特徴的な尖塔がそびえる教会

 

聖ペトロ教会 聖ペトロ教会

八角形の断面を持つ尖塔は1690年に創建され落雷による火災などで何度も焼失、その度修復、改築が行われています 現在の姿となったのは第二次世界大戦後 塔にはエレベーターで昇ることができ、リガの街を一望することができます

塔へのアクセス 1人9€ 営業時間: 10:00~19.00(火~土曜)、12:00~19.00(日曜日) ※月曜日休み 冬季は1時間早く終了

 

ブレーメンの音楽隊 ブレーメンの音楽隊

聖ペテロ教会の脇にあるブレーメンの音楽隊の銅像 ドイツのブレーメンが本家では? と思ったらハンザ同盟で古くから歴史的に親交があり、姉妹都市になったリガにこの像が贈られたそうです

ロバの背に犬、猫、鶏が乗っているお馴染みの像ですが本家の像とは違いリガの像は動物の表情が何故か恐ろしげ

 

Bremer Stadtmusikanten
因みにこちらが本家ブレーメンの音楽隊の像

寅吉
寅吉
実はこのロバ達はブレーメンには辿りついておらず音楽隊にも未入隊という・・・

 

リガ大聖堂

リガ大聖堂 1211年に設立された教会でその後、何度も増改築が行われ現在の姿になったのは18世紀後半 ずっしりとした重厚な造りが印象的だと思ったらバルト三国における中世の大聖堂の中で最大規模だそう

正午に開かれる世界で4番目に大きいというパイプオルガン(6,718本)のコンサートが目玉でチケットは1人10€ ※詳しくは公式サイト にて

お鈴
お鈴
「このパイプオルガンを聴かずして、リガに来た意味がない」と言われる程のモノらしいです

 

リガ大聖堂

大聖堂の高さ90mの重厚な塔 パイプオルガン聞いておけば良かった… というかどこから入って良いのか分からなかった 一周回ったけど扉が全部閉まっていたような・・・

 

カトリック教会 英国教会

カトリック教会(白)に英国教会(茶) タリン同様リガも教会多すぎ・・・

 
聖ヤコブ大聖堂  聖ヤコブ大聖堂

そしてまたしても教会 こちらは聖ヤコブ教会 1225年の記録がある歴史ある教会 塔の高さは80m 無料で見学できたのでこちらはしっかり中まで見学 無料はありがたいですが、ちょっと印象が薄い???

旧市街地の路地は狭いので教会よっては全景を納めるのが難しいリガでした

 

旧市街の雰囲気

旧市街

旧市街エリアに入ると駅周辺の雰囲気と異なりヨーロッパ風になりますがタリンのヨーロッパ風とはまた違います タリンはおとぎの国感がありましたがこちらは現実的なヨーロッパ風景といった感じ

 

旧市街

素敵な建物がアチコチにあります こちらは聖ペトロ教会近くの蜂蜜専門店ダウグマレス蜂蜜店(Daugumales Jana Bisu MedusとMedus Istabaは同一店舗 場所はコチラ ) 中央市場内にもブースがありますがこちらの方が雰囲気がいいですね

 

お洒落な家

エッケの修道院 15世紀半ばに建てれた建物で当初は宿屋として使われその後は身寄りのない寡婦の為の修道院として利用(現在はレストランとホテル) キリストと罪人を描いた17世紀のレリーフが有名とのコト 聖ヨハネ教会の入り口はこの建物の右脇

 

街中風景 街中風景

中心地の街並みの様子 素敵な建物が立ち並ぶエリアはタリンより狭いかな? 旧市街はタリン同様1日もあれば十分見学可能です

新市街のユーゲントシュティール建築巡りや中央市場巡りを入れば2日は欲しいところ

 

ティーブレイク

物価が少し安くなったのでティーブレイク♪

 

市庁舎広場

ブラックヘッドハウス

市庁舎広場に建つブラックヘッドの会館 未婚の貿易商人の集会場として使われていたブラックヘッドの会館 パーティーやコンサートが開かれた歴史ある社交の場は1941年のドイツ軍の空爆で破壊 現在の建物はリガ創立800年を記念して1999年に再建されたもの

入館料は1人7€(コーヒー付8€) ガイドツアーは20€ 営業時間・最新の料金は公式サイト にて

 

市庁舎 ローランド像

市庁舎 ドイツ軍の空爆で破壊されているのでこちらもブラックヘッド会館と同様再建されたもの 再建工事は1998年~2003年末にかけて

広場に立つローランドの像は、1896年に市庁舎広場に設立 ローランドは、公正な裁判官、被告人の擁護者、および公正な判決執行者であると見なされていた為、市庁舎に向けて設置されました

 

リガ城

リガ城(大統領官邸)

白い大きな塔が印象的なリガ城 13世紀からお城はあったようですが度重なる抗争で何度も破壊・建設が繰り返されており現在の宮殿のような姿になったのは18世紀から19世紀にかけて

 

リガ城(大統領官邸)

反対は山吹路に塗られていてリバーシブル 現在は大統領府として使用されており衛兵2人が入口を警護しています

 

スウェーデン門

スウェーデン門

スウェーデン門 リガに唯一残るかつての城門 城門の上はフツーの住宅??? 埋め込まれていたプレートには1698年とありましたが他は英語ではなかったので読めませんでした

 

スウェーデン門

城門の外側 近くに住んでいたスウェーデン兵士が良く利用したことからその名が付いたそうです

リガの女性たちが外国人と会うことを禁じられていた時代、ひとりの娘がスウェーデン兵と恋に落ち、この門で密会していたそうな ある晩スウェーデン兵に遭いに来た娘は捕えられてしまい、罰として門の内側に塗り込まれてしまったという恐ろしい話もあるそうです

 

街並み

スウェーデン門近くにあった素敵なお店SLAZDS 中世をモチーフにしたアクセサリー類や小物を扱っている雰囲気のあるお店でした

 

城壁と火薬塔

城壁

城壁 リガも13世紀~18世紀まではタリン同様、城壁によって囲まれていました 現在ではスウェーデン門から火薬塔の間で修復された城壁が残るだけ 塔はタリンと違い丸塔ではなく四角い塔 城壁の周りにはかつて28の塔があったとの事です

 

城壁

城壁の外には砲台も展示 半分ぐらい残されていればもっと雰囲気があっただろうに勿体ないですね・・・

 

火薬塔

火薬塔 タリンの太っちょマリガレータを彷彿させる塔で14世紀にかけて建てられ、1650年に建て直された火薬保存の為の塔 高さ25.5m 壁の厚さは3m ロシア軍に打ち込まれた7つの砲弾が埋め込まれたままになっているそうです

 

猫の家

キャットハウス

猫の家 1909年に建てられたユーゲントシュティール建築の建物 とんがり屋根の上に猫が乗っていることで観光スポットになっているビル

100年以上の歴史あるビルですが猫が屋根に乗っているというだけで沢山の観光客がカメラを向けていました 猫パワー凄ッ 家の場所が分からなくてもビルの上を見上げてる人がいたらそれは猫の家です(笑)

 

キャットハウス  キャットハウス

ギルドに入会したかったラトビア商人がドイツ人が牛耳るギルドに入会を拒否された腹いせにギルドの建物にお尻を向ける形で猫を置いたのが始まりといわれています

100年後に多くの人が屋根の上を見上げる観光名所になるとはビルのオーナーは思っても見なかったでしょうね

 

三兄弟

三兄弟

三兄弟の家 建設当時の外観を今に残すリガの典型的な建物 三連の建物がそれぞれの時代を表す特徴苦的な建物となっており右から15世紀に建築されたリガ最古の石造住宅(階段式の切妻屋根とゴシックの壁龕で総称)、中央は1646年に建築されたオランダのマニエリスム様式、左端は17世紀末に建設されたバロック様式の家となっています

三兄弟の家は、ラトビア建築博物館となっており見学可との事ですがドアが閉ざされていて入れませんでした 見学は無料なのに・・・ ショック!!(長男の家が入口)

 

 

自由記念碑と運河のある公園

自由記念碑

自由記念碑 1935年にラトビアの独立を記念して建てれた高さ51mの記念碑

 

バスティオンヒル公園 バスティオンヒル公園

バスティオンヒル 自由記念碑のすぐ隣にある公園 公園には色とりどりの花が咲き、運河には小型遊覧船やカヌーが浮かぶ居心地の良い公園 穏やかな水辺のある公園は本当にいいですね

 

お鈴
お鈴
アメリカ疲れ・ロストバゲージ騒ぎで一休みモードとなりどちらかと言えば休息が多いリガでした

 

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次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • リガ大聖堂のパイプオルガンを聴かないとリガに行ったことにならないらしい
  • 聖ヨハネ教会の入り口は分かり難いので注意
  • リガで登るならラトビア科学アカデミーより聖ペトロ教会が良さげ 9€だけど
  • リガも教会が沢山 外せない3教会はリガ大聖堂・聖ペトロ教会・聖ヨハネ教会
  • ドイツアールヌーヴォーの建物も見所の1つ 事前予習すると更に楽しまます
  • 三兄弟の建築博物館と火薬塔の戦争博物館は無料で見学可能