ヨセミテ国立公園2日目は園内トレッキングにて トレッキング先に訪れるのは739mの落差を誇るヨセミテ滝 アメリカで6番目に高く、世界的に見ても20番目に高い滝で豊富な雪解け水が流れる春先は圧巻の一言
今回はヨセミテ滝の滝口までのトレッキングの様子とヨセミテビレッジの様子のお話デス
(2019.06.05現在)

ヨセミテ滝トレッキング

 

ヨセミテ2日目、宿泊は同じキャンプ場ですがサイト移動の為、テントを一度撤収(メンドイ)&ヨセミテバレーまでも小一時間掛かるので早めの起床 7時前には起きて朝食とサイトの後片づけを済ませ、全ての荷物を車に詰め込んで08:00過ぎにBig Oak Flatを出発

 

ビジター駐車場とシャトル

09:00 ヨセミテビレッジの近くにある日帰り用駐車場に車を停める 平日の9時に到着した段階で8割方がいっぱいやはりヨセミテは混んでいます

バレー内にはいくつか駐車場はありますが駐車できなかった場合一方通行の為、引き返すのが容易ではないので大人しくこの駐車場に停めた方が無難です

 

シャトルバス

無料シャトルバス

画像はwikimedia.orgより

バレー内は10~20分間隔無料のシャトルバスが走っているのでCamp 4より奥のエリアなら車で移動するよりシャトルバスで移動した方が便利

グリーン期のバレー内は絶えず渋滞しているので駐車場の空きを待っている間にバスが来ます

 

シャトルバス  シャトルバス
 
09:20 2番のYosemite Villageバス停からヨセミテ滝トレッキングの始点となるCamp 4までシャトルバスで移動
 

 

ヨセミテ滝トレッキング

ヨセミテ滝トレッキングルート

今回歩くコースはコチラ Camp 4の奥からヨセミテ滝の滝口を目指します その先もトレイルが続きますが中高年になってしまったので今回は滝口までとします

 

トレイル案内板

09:40 Camp 4奥のスタート地点からHike ON!! ヨセミテ滝の滝口までは片道3.4マイル(約5.5km) 標高差約820mとそこそこのトレッキング

 

トレッキング道の様子 トレッキング道の様子

最初の約1.5kmはスイッチバックの登りでグングン標高を稼ぎます 一部岩場に砂がかかり、滑りやすい箇所もあるので足元に注意 特に下りは注意が必要 家に帰るまでが遠足、麓に戻るまでが登山デス
 

林を抜けると視界が開けバレーを見渡せますが陽射しもサンサンで暑さを感じます カリフォルニアの陽射しは強いので日焼け止めは必須

 

ヨセミテ滝

目指すヨセミテ滝の滝口も見えてくるので岩壁に沿ってどんどん進みます

 

ヨセミテ滝を正面に見る

しばらく進むとまた視界が開けてアーパーヨセミテ滝を正面に望むことができます 水量があり威風堂々とした滝構えです

ヨセミテ渓谷の土壌はまるまる花崗岩ベースなので水を蓄える土壌が極めて少ない土地、雪解け水は地中に蓄えることなくひたすら流れ落ちるのみ 雪解けが終わり、降水量が無くなると水量は一気に減りバレー内の川は小川のようになってしまいます

 

ハーフドームとヨセミテビレッジ

ハーフドームとヨセミテバレー 標高が上がるとまた別の景色が広がります

 

トレッキング道の様子

トレッキングコースは花崗岩の岩壁沿いに続き再び林の中へ

 

トレッキング道の様子

林の中ではレンジャーさんが鋭意作業中でした 夏休みに入ったのか大学生さん風の若者が熱心にコース整備を行っていました

 

真横から見上げるヨセミテ滝  アッパー滝の滝壺

アッパーヨセミテ滝の滝壺 川の水量が多いにも関わらず落差があるので滝壺付近では殆どミスト状態

 

トレッキング道の様子

この箇所だけ一度下ります 木陰と滝からのミストでこの辺りは天然のクーラー状態で気持ちがイイ 汗をひかせるには最適の場所です

 

トレッキング道の様子

ヨセミテ滝とハーフドームを一枚の写真に収める

 

トレッキング道の様子  もう少し

後半のスイッチバックポイント ここを登れば滝口まではすぐ近くです 日影が少ないので暑さ対策は万全に

 

トレッキング道の様子

スイッチバックを登り切った辺りの景色(来た道を振り返った所) 山全体が花崗岩ベースですが僅かな土壌部に木々が生えます

 

分岐点

分岐標識まで来れば到着したも同然、 急な登りはもうありません

 

滝上

12:15 滝口の上に到着♪ ヨセミテバレーを眼下に見下ろせますが滝口間際まで行くことができるのでもう少し

 

滝口展望スポット

最後は川沿いの細くて急な岩場のコースを滝口ギリギリまで降りてヨセミテ滝トレッキングコンプリート♪

 

ヨセミテ滝の滝口

ザ・滝口 ヨセミテ川の水が滝口で勢いよく爆ぜてます 雪解けで水量豊富なこの時期は正に瀑布 とても迫力がありました

右手下には歩いて来たコースとCamp 4が見えキャンプ場のテントは米粒程に 良く考えたらスカイツリーの展望台より高い所 スカイツリーはエレベーターであっという間ですがこちらは全て自力 その分ご褒美感は大きくなります

 

ヨセミテビレッジを見下ろす

滝口付近から見下ろすヨセミテバレー ハーフドームは半分しか見えない (ハーフなだけに・・・)

 

上流方向

ヨセミテ川上流方向はこんな感じ

このコースを舐めて登ってしまい 持参品は水筒1つとバナナ1人1本のみ お腹と喉が渇きすぎて10分も滞在せず滝口を後にして下山しました(早く降りないと空腹で動けなくなるかと思いました)

寅吉
寅吉
往復10kmのほぼ登るか下るかのコース 水と食料はしっかり持参して下さい!!

 

Camp 4

 

キャンプ4

キャンプ4

14:30 喉カラカラ お腹ペコペコ状態でCamp 4に戻り、速攻で水場でがぶ飲み 生き返りました♪

Camp 4はヨセミテバレー内で唯一予約することができない先着順のキャンプ場 すぐに予約が埋まってしまうヨセミテのキャンプ場で救世主的な存在のキャンプ場でバックパッカーの強い味方

 

キャンプ4

キャンプ場の雰囲気 キャンプ場はウォークインテントサイトのみ 大きな区画を4グループでシェアします(1グループの最大は6人まで)

過去に2回利用している思い出深いキャンプ場 夏の乾いた空気にパインツリーの香りがとても印象的なサイト テント同士が近くプライベート感があるとは言えませんが庶民的な雰囲気が妙に心地よかったりします

30年前に初めて訪れた際は夏休み期間中の昼頃に到着してもフツーにテントを張れましたが最近では早朝に並ばないと取れない状態が続いていました

 

キャンプ4 トイレ

トイレは水洗 シャワーはCamp4にはないのでCurry VillageHousekeeping Campのシャワーを利用します

コンセントがあるので夜はスマホ充電のコンセント口争奪戦になます(笑)

 

ボルダリングに人気の岩

Camp 4の真ん中にある巨大な石 誰か誰かがボルダリングの練習をしています

 

キャンプ4受付 くじ引きに…

Camp 4 受付小屋 前回利用時は朝の6時前から並びましたが今回立ち寄ってみたら先着順から予約抽選方式になってました!!

並ぶ必要は無くなりましたが運任せになってしまいました 申込みについてはこちら を参照して下さい

オンライン申請に10ドル(返金なし) 当選した場合はサイト利用料として1人6ドルデス
 

寅吉
寅吉
ただでさえ泊りにくいヨセミテキャンプのハードルがまた1つ上がりました

クマに対する注意喚起看板 ヨセミテは熊の出没が多い国立公園 キャンプをする際には食べ物は鉄製のフードボックスに必ず保管

車内に置いておいても熊はドアをこじ開けてしまうので車中に置いたままにするのは厳禁

 

バレー内で見かけるチャンスは少ないですがタイオガ・ロードなどの周辺道路沿いで運が良ければ熊を見かけることができます

何もない車道に車が停まり人垣が出来ていればです(写真は前回訪問時のモノ)

 

人々は熊の遭遇に興奮していましたが、私たちは巨大なわらびを見つけ熊よりわらびに大興奮してしました(笑)

人の背丈ほどのわらびは果たして美味しいのか? キャンプ場にはアク抜き用の灰もあり、試してみたい衝動にかられた長野県民でした

 

 

ヨセミテビレッジ

 

ビジターセンター

ビジターセンター ビジターセンター

15:00 Camp 4からシャトルバスを利用してビジターセンターへ 喉の渇きは癒されたけどお腹はぐるぐるなのでチョット覗くだけ

 

アンセル・アダムスギャラリー 郵便局

ビジターセンターからアンセル・アダムスギャラリー郵便局と並び・・・

 

Degnan's Kitchen

15:20 Degnan’s Kitchenにてようやくお昼にありつけました (最初にココで食料を購入していけば良かった話ですね)

デリカテッセンサンドイッチ、サラダ、ピザ、コーヒー、焼き菓子、各種ソフト ドリンクを取り揃えたお店でサンドイッチやピザはタッチパネルでオーダーします
 

ビレッジストア

ヴィレッジストア

15:50 最後はVillage Storeに立ち寄り Village Storeはバレー内で一番充実したお店 食料雑貨品・お土産品・キャンプ用品・ファーストフード店(Villege Grill)・ATMがあり キャンパーに必要な薪・氷も購入可能

営業時間: 09:00~19:00

 

ビレッジストア

ハンバーガーを食べたくなったらこちらのVillage Grillへどうぞ♪

 

ストア内の様子 ストア内の様子  ストア内の様子

キャンパー向けにストア内の様子 生鮮食品・乳製品・精肉と一通り揃いますが値段はどうしても高め 必要なモノはできるだけ購入してからヨセミテ入りしましょう

クーラーボックス用の氷が必要だったので氷だけ購入 ウォルマートで2ドルほどで買える氷が5.40ドルと激高でした!!

お鈴
お鈴
Village Storeから駐車場はすぐ近く 駐車場に戻りこの日はお終い(キャンプ場まで小一時間)

 

エル・キャピタン

 

エル・キャピタン

16:15 最後はハーフドームと並ぶヨセミテの顔 エル・キャピタン 花崗岩の一枚岩で標高は2,307 m 高さ約900 mという垂直の巨大岩壁は世界中のロッククライマーを引き付けるロッククライミングの聖地

 

エル・キャピタン

道路脇で沢山の人がエル・キャピタンを見上げているときは誰かがアタックしているということ

眼を凝らしてクライマーを探します 老眼の上に遠くのモノは霞む (ノД`)クゥ…

 

エル・キャピタンに挑むクライマー

オオーw(*゜o゜*)w 居た 登頂まで残り150? 200? 凄い!!

 

クライマー

更にズーム はらたいらさんに3000点!! 昨夜は岩壁でお泊りのようでした

寅吉
寅吉
私たちが訪れた数日後の6月12日に最年少登頂記録が更新 なんと10歳の女の子!!

エル・キャピタンと言えばこの映画(ドキュメントです) 購入しなくていいので是非見て下さい ハラハラドキドキです

 

この日は17時過ぎにキャンプ場に戻りました 一からテント設営して2日目は終了よ
お鈴
お鈴

 

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次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • ヨセミテは眺めるだけじゃ勿体ない 是非歩いて、登ってみて!!
  • トレッキングに出かける際は十分な水と食料を携帯しましょう
  • Camp4は先着順じゃなくなっちゃった!! 前日予約受付の抽選方式に
  • ビレッジストアの物品は高め、食料はできるだけ入園前に調達 氷が5.40ドルと激高でした
  • バレー中心は車も人もいっぱい 駐車場も限りがあるので適当な所で停めてシャトル利用を
  • エル・キャピタンに命綱なしで登るチャレンジを映像に納めた映画「フリーソロ」は必見
  • 「フリーソロ」を撮影したジミー・チン監督の山岳映画「MERU」も是非に
  • 映画を見て血沸き肉騒いだらハーフドームに登りましょう
  •  アメリカンドライブこのの走行距離: 約82km 累計走行距離: 約9,605km