年間400万人以上の人が訪れるのザイオン国立公園 春から秋にかけてのオンシーズンは車での乗り入れが禁止となり公園内移動は巡回シャトルバスを利用しての見学となります
今回はシャトルバスの利用の仕方(無料から有料に!)と各バス停付近の見どころをまとめてみました
(2019.04.30~2019.05.04現在)
ザイオンシャトルバス
シャトルバスについて
年間400万人以上が訪れるザイオン(コロナ禍の2020年でも350万人!!) 車の乗り入れを許可してしまうと大変なことになるので春~秋のシーズン時はシャトルバス移動が原則となります
バスルートはグリーンとレッドの2系統あり
があります
注意事項
- 有料(3歳以上1人1ドル/返金不可) 1日につき8枚まで予約可能
- チケットは事前にRecreation.gov で予約購入し、印刷orダウンロードしQRコードを読める状態にする
- チケットの販売は毎月2回、毎16日と最終日の午前9時MSTに予約可能に
- 7:00から運行の1時間ごとのブロックで予約(乗車開始時間を予め指定)
- 確保したチケットは他人に譲渡不可 写真付ID提示を求められることもあり
- 複数日滞在する場合、シャトルバスを利用する日ごとにチケットの購入が必要
- バス停は、観光名所やトレイル入口付近に
- シャトルサービスは3月中から秋にかけて運行(公式サイトで確認のこと)
8:00~9:00のチケットを予約した場合、ビジターセンターのシャトルバス乗り場から8:00~8:59の間にシャトルバスに乗り込む必要があります
バスはビジターセンターに戻って来ない限り、終日園内で利用できます
※例) お昼にビジターセンターに戻ってしまったらそれ以降ビジターセンター発のバスには乗れません
※午後のウォークアップチケット(無料)は、13時から15時までビジターセンターで入手可能ですが数に限りがあり先着順
シャトルバス運行時間
ザイオンを走るシャトルバス 2台連結された大型バスが6~10分の間隔で運営されています
運行時間はビジターセンター始発 7:00 Temple of Sinawava発の最終は19:15 (季節により異なる場合あり)
バス1台には50人位(立ち乗り含む)乗れるので一度に100人以上が乗車可能 ビジターセンターからTemple of Sinawavaまでは約13km、所要時間は40~45分となっています
公園内のバス停は始発のビジターセンターも含め9か所 シンプルな往復ルートなので間違いようがありません
シャトルバスが有料化になりビジターセンターから乗る時間が指定される形になりますが一度乗ってしまえば園内利用は自由自在に動けるので思う存分利用しましょう ビジターセンターに戻ってしまうと乗れなくなってしまうので注意
園内シャトル バス停&周辺スポット
ビジターセンターから出発して最深部のTemple of Sinawavaバス停までの各バス停の様子と&主な見どころスポットをまとめてみました
Zion Canyon Visitor Center
1番のバス停は起点となるZion Canyon Visitor Center 事前に予約した時間帯内に乗り込まないとチケットが無駄になってしまうので注意
ピーク時は行列となるのでギリギリだと乗り損ねる恐れがあります
Zion Human History Museum
2番目のバス停はビジターセンターから約1.5kmほどの場所にあるZion Human History Museum 旧ビジターセンターを改装し、現在は人類歴史博物館として利用されています
ザイオン人類歴史博物館 館内ではザイオンと周辺地域の豊かな人類の歴史を展示 アメリカインディアン文化、開拓者の入植時代、国立公園としてのザイオンの成長について知ることが出来る他、30分ごとに公園概要ビデオが上映されます レンジャーが常駐しているので情報収集もOK
営業時間: 10:00~17:00 冬季は休館
博物館の展示内容はあまり記憶にないのですが博物館裏手の景色は絶景なので一度は立ち寄りましょう
一番高いWest Templeの標高は2665m 撮影場所は約1200m位なので1000m以上の高低差
博物館はキャンプ場~ザイオン・ジャンクションを結ぶPa’rus Trailの中間
綺麗に整備されたトレイルで歩きやすく景色も良いのでアッパーザイオンから戻る際に博物館で下車しキャンプ場まで歩いて帰っていました
ドックフレンドリーな設計で犬のフンの始末用ビニール袋も整備 自転車で走ることもできます
トカゲも春の陽射しで日光浴♪
Canyon Junction
3番目のバス停はCanyon Junction その名の通り9号線とシーニックドライブの分岐点近くにあるバス停です
Google Street Viewより ビジターセンター方面
バス停付近にコレといった見所はありませんがバス停からビジターセンターまで緩やかに下るPa’rus Trail(約2.6km)が整備されていてちょっと歩くには最適のコースとなっています ※写真はコース途中から北方面(ナローズ方面)
Court of the Patriarchs
Court of the Patriarches(司教の宮殿) Canyon Junctionバス停から約2.5km先にある3つの岩峰を望むビューポイント
3つの岩峰の山頂は、1916年にフレデリック・フィッシャーにより聖書の人物であるアブラハム、イサク、ヤコブにちなんで名付けられておりピークの標高はぞれぞれ2101m、2081m、2083m
バス停付近からのパノラマビュー 右の三峰がCourt of Patriarches 左の山塊はThe Sentinelの山塊 ここはバス停近くのビューポイントで景色を楽しんで即移動でOK
Zion Lodge
5番目のバス停はZion Lodge 公園内唯一の宿 Zaion National Park Lodgeのすぐ側に停車 ロッジには泊まれずともロビーのトイレは利用できます(笑) 食事の取れるレストラン&カフェも併設
シーニックドライブ Canyon Junctionからは一般車の乗り入れが禁止されているので園内のを走るのは基本シャトルバスのみ ヨセミテと違いザイオンの渓谷内は静か
エメラルド・プール・トレイルはザイオン・ロッジが最寄バス停 道路を渡りバージン川に架かる橋を渡りトレイルスタートとなります
ザイオンを流れるバージンリバー エメラルドプールへは橋を渡り右手へ進みます 一番近いロウアープールまでは約1km(来園時ロウアーより先は土砂崩れの為、コースClose)
The Spearheadの岩塊を正面に望みながら川沿いを進みます
その後、新緑の緑が美しい木立の中を左手へ進むと・・・
Lower Emerald Poolに到着 エメラルドプールと言うもののエメラルドとは程遠いただの水溜りでした
頭上に覆いかぶさる岩壁から流れ落ちる滝を望むことができ陽の光に輝く水しぶきと新緑の緑がベリーナイス 日本で言う裏見の滝状態
こんな感じに水が上から流れ落ちています 本来ならトレッキングコースがミドル、アッパープール(エンジェルス・ランディング方面にも)へと続くのですが今回はコース閉鎖の為ここでお終い
行ける一番端まで行って引き返します 青々とした新緑の緑が本当に綺麗な時期で若返った気分になりました
The Grotto
6番目のバス停The Gr0tto バス停付近にはピクニックエリアがありザイオンロッジまでトレッキングコース The Grotto Trail(ロッジまで約1.1km)が伸びています
また、このバス停はザイオンの人気トレッキングコース エンジェルス・ランディングコースの最寄バス停となっており停利用者の多くがエンジェルス・ランディングポイントを目指します ピクニックエリアにはトイレが整備してあるのでエンジェルズ・ランディングを目指す人は人は麓でトイレを済ませておくのが吉です
橋の袂にある案内板 橋を渡って左手はKayenta Trailを経てエメラルドプールへ(Lower Emerald pool間往復で8.2km) 右手はAngel’s Landing Trail(往復8.7km)、West Rim Trailとなります
エンジェルス・ランディングでは2004年以降7人が滑落死しているとか・・・
Weeping Rock
7番目のバス停Weeping Rock 大岩壁の一部がアーチ状に剥がれ落ちた上部から涙のように水が滴り落ちていることから名づけられたウィーピング・ロックコースの起点となるバス停
バス停から少し登りますがコースは往復0.8kmと短いので簡単に訪れることが可能
こちらも芽吹きがとてもきれいでカタクリのような野草も咲いていました
アーチ状に剥がれ落ちた岩壁の軒下から流れ落ちる水を眺めます Lower Emerald Poolと同じ裏見の滝状態
水は広く滴り落ちていたので滝と言うよりは水滴のカーテンでした
青空と新緑がただただ美しいザイオン渓谷でした♪
Big Bend
8番目のバス停Big Bend バージンリバーが大きく湾曲している場所にあるバス停 トレッキングコースがあるわけではありませんが周囲にそそり立つダイナミックな岩壁を間近に望むことができる絶景ビューポイント
Touchstone WallとAngel’s Landing pointの赤い岩壁
Angel’s Landingの岩壁の向こうに見えるGreat White Throneは垂直に切り立つ世界最大級の一枚岩でバージンリバーからの高さは732m 赤茶けた岩が多いザイオンの中で白みがかった色をしているアイコニック的な存在
Big Bendのバス停から見上げてもピンときませんが鳥瞰図で見るとAngel’s Landingの薄さがよく分かります
Temple of Sinawava
9番目のバス停はシーニックドライブの突き当り、終点となるTemple Of Sinawava Riverside Walkからザイオンの有名コース The Narrowsへ続く起点となる場所
バス停より先がトレイル リバーサイド・ウォークの終点からナローズに至りますがナローズはまだ水量が多すぎてクローズ中
赤岩の絶壁に囲まれた峡谷をバージンリバー沿いに進みます
断崖絶壁ッ!! この年は雪が多かったらしく岩肌にはまだ水が流れていました
バージンリバーに沿ってトレイルが伸びますが谷の幅はどんどん狭くなります
道中の様子 整備される前は到底歩けなったろう場所に立派なトレイルが伸びています 整備したのは大恐慌時代の市民保全部隊の人たちでしょうか?
バス停から約1.6kmでリバーサイド・ウォークは終点を迎えます 道は良く整備され、傾斜も緩やかななので往復3.2kmの距離でも全く気になりません
ザ・ナローズ ボトムアップ リバーサイド・ウォークの終点がナローズの起点 バージンリバーがそのままトレイルコースとなります 川の水位が低くなるとコースOPENとなりますが今回はまだまだ水が多く濁流でNG
夏場はこんな感じになるようです ザイオンと言えばザ・ナローズと言われるほどの名物コース いつか挑戦してみたいものです
道中で野生のクレソンを発見!! 採ってサラダにしたかったですが国立公園なので当然NG・・・
岩リス(Rock Squirrel)や野生の七面鳥の姿も見かけました!! シーズン中はシャトルバスでしかアクセスできないザイオンですがシャトルは頻繁に巡回しているのでストレスなく利用することが可能
バス停近くには手頃なショートコースが整備されハードトレッキングをせずとも迫力ある赤岩の断崖を楽しめるザイオン 気に入りました!!
[php_everywhere]
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- 春から秋のシーズン中は園内車での乗り入れ禁止 シャトルバスのみのアクセス
- ザイオンのシャトルバスサービスは予約制・有料化(1ドル)に 一度予約したら返金不可
- チケットは予約先はRecreation.gov にて 販売は毎月2回、毎16日と最終日の午前9時MSTに予約可能
- 予約は利用日ごとに必要 乗り出し時間を予め指定する
- ビジターセンターからTemple of Sinawavaまでは約13km、所要時間は40~45分
- バージンリバー沿いのトレイルは距離が短く高配も緩いお手軽コースがたくさん
関連リンク集
- Go USA.jp アメリカのオフィシャルトラベルサイト
- Visit Arizona アリゾナ州政府公式観光サイト
- VisitUtah ユタ州政府公式観光サイト
- ザイオン国立公園 nps.gov ザイオン国立公園サイト
- Springdale UT ザイオンの玄関町スプリングデールの公式サイト
- Zionnationalpark.com ザイオン国立公園ポータルサイト
- South Campground nps.gov サウスキャンプ場紹介(予約先 、キャンプ場マップ )
- Watchman Campground nps.gov ウォッチマンキャンプ場紹介(予約先 、キャンプ場マップ )