海外旅行で必要不可欠な要素の一つが旅行保険。 これまでの短期旅行の場合、クレジットカードの付帯保険で足りるだろうと特に気にしていませんでしたが今回は長期旅行。 ということでイロイロ下調べをしてから保険に入りました。 今回のオハナシはその保険内容と旅行後の感想のオハナシです。
海外旅行保険の検討
これまではクレジットカードの付帯保険で十分だと思っていましたが流石に1年間となるととてもカバーしきれないので保険についていろいろ参考にしながら検討しました。 他の方のブログで良く目にしたサイトや参考にしたサイトがこちらです。
そして判明した事実は 1年間の海外保険料 めちゃくちゃ高い!! でした。
この数年間で治療費の高騰や円安の影響で値上げが繰り返され、大手保険会社の場合、軒並み1年間で40万を超える代物になってしまっていたことが分かりました。 一番安い東京海上日動のタイプでも20万なので2人合わせると40万となってしまいます。 確か前はもっと安かったハズなのに…
大手保険会社の保険料比較
期間は1年 | 東京海上日動 | 損保ジャパン | 三井住友海上 | あいおいニッセイ | Assets保険 |
プラン | スタンダードM2 | K17 | M90 | AD5 | 全世界 |
傷害死亡 | 1,000万 | 3,000万 | 1,000万 | 100万 | 8000€ |
治療・救護 | 3,000万 | 3,000万 | 1,000万 | 1,000万 | 100%※ |
疾病死亡 | 1,000万 | なし | 1,000万 | 100万 | なし |
賠償責任 | 1億 | 1億 | 1億 | 1億 | 450000€※ |
保険料 | 208,490円 | 483,880円 | 442,070円 | 416,430円 | 936€※ |
※治療費用の上限は年間15万€、賠償責任は対物45万€ 対人は450万€、保険料は36歳以上の料金(35歳以下は708€)

ASSETS ASSURANCES
クレジットカードの裏ワザを組み合わせて安くするというネタも調べましたが90日縛りなど面倒があったり補償額が治療・救助費用の点で不十分だと感じこちらは却下。(クレジットカードの場合、死亡保障は5000万等の数字で満足しがいがちですが治療・救助費用の補償額が200万円のものが殆どであまり手厚くない)
海外旅行保険はキホン請求することなく終わることが一番ベストですがやはり万が一には備えたいという考えから今回は保険代が安く、かつ補償内容が比較的良いという点、 またメールで問い合わせた際の対応が問題なかったという理由で初めて海外の保険ASSETS ASSURANCES の保険にすることに決めました。
保険料金と補償内容
保険料金と補償内容は下記の通りとなっており旅行先のエリア区分、年齢(~35歳、36歳~)によって料金体系が分かれます。(※2020年4月現在)
保険料 ※ASSETS ASSURANCES より
補償内容 ※ASSETS ASSURANCES より
特徴とデメリット
特徴
- 保険料が日本の保険会社より安い
- 緊急歯科治療の補償が付いている
- 親族に不幸があった場合の帰国費用を補償
- カード付帯保険のあとに日数を継ぎ足す形で利用できる
- インターネット上でカード払いで申し込み可能
- 出国後、旅行の途中でも加入できる(国内産は必ず出発前に加入)
デメリット
- 海外で病院にかかる際、病院手配と言葉(通訳)は自分で行う
- 医者に掛かった際の診療費は立替えて払い、後日保険会社へ請求(入院の場合は別)
- 携行品損害補償はない
- 寄託手荷物補償は出・帰国時のフライトに発生した場合のみ
申込み先
ASSETS ASSURANCES のサイトから直接ネットにて申し込み、そのままクレジット決済しました。 ちなみに申し込みはまとめてではなく個別に行います。
対象地域は全世界コースで12ヶ月で936 €×2人にて1872€≒244,034円。(決済時2018/08/22 レート 1€=130.36円)
支払決済が済むと証券番号が付いた保険書類がメールで添付され手続きは完了です。 日本の保険は出発前に契約しないといけませんが、こちらは旅の途中からでも申し込み可能。 最初の90日間(or 180日等)をクレジットカード付帯の保険でカバーし、それ以降の保険をこの保険でカバーするという形でもOKです。
旅を終えてみた感想
使うことはないと思っていた保険ですが今回の旅行で人生初の保険請求する事態が発生したのでその顛末を少しだけ…
ロストバッケージで問い合わせ
旅行中ロストバッケージとなり約1ヶ月間 2人の機内預け荷物が出てこないというアクシデントに遭遇しました、もう荷物が出てこないと意気消沈し、保険対応になるのか問い合わせてみましたが「寄託手荷物補償は自国から出発するor自国へ帰国する際の事故のみに適応されます。」 というメールが営業日翌日には届きました… (スピーディーな対応でした)
ベトナムで発熱 医者に掛かり診療費発生
アフリカから出国後、2週間ほどしてケッコウな発熱が続く事態に陥り、ベトナムの日系クリニックへ行く羽目になりました。 入院を伴わない診療なので保険会社に連絡を入れるコトなく病院へ行き、診療は自分で支払いました(約260USD)。 帰国後、手順に従い必要書類と共に郵送で保険金請求をしました。 入金するまで約3週間ほど掛かりましたが適切に処理され無時入金されました。 請求時の問合せについても日本人スタッフが対応してくれるので問題ありませんでした。

実際に利用して
病気に掛かった際の病院探しは自力で行わなければなりませんし、診療先の言語についてのサポートは一切ありませんのでその点は覚悟がいるかと思います。 対応については日本の保険会社のような至れり尽くせりさはありませんがキチンと日本人スタッフが対応してくれますので、その点は海外の保険会社であっても安心かと思います。(電話はしませんでしたが日本語での対応も可です)
イザという時、言葉の不安はどうしてもありますが火事場の馬鹿力でなんとかなるものです。 ただ、お金に関してはない以上払えませんのでやっぱり何かしらの保険は大切かと思いました。
治療費のバカ高いアメリカなどを訪れる際はクレジットカードの補償額では賄えきれない場合もありますのでその点も考慮しましょう。
まとめ
- 保険料金で一番大切なのは治療費!! クレジットカード付帯の場合は補償上限額を確認
- 日本の大手保険会社の長期保険は総じて高額かつ値上がり傾向
- 保険があれば安心して医者に行けるので何かしらの保険は必須♪
- ASSETS ASSURANCESさん しっかり利用できリピートできます!!
