年間400万人以上の人が訪れるザイオン国立公園。 春から秋にかけてのオンシーズンは車での乗り入れが禁止となり、公園内移動は巡回シャトルバスを利用しての見学となります。
今回はシャトルバスの利用方法(無料から有料に!)と各バス停付近の見どころをまとめてみました。
(2019.04.30~2019.05.04現在)

2019年当時の情報になります。 料金・リンク先等は大幅に変更になっている為、参考情報としてご理解ください。

 

ザイオン・シャトルバス

 

シャトルバスについて

シャトルバスシステム

年間400万人以上が訪れるザイオン。(コロナ禍の2020年でも350万人の入場者) 車の乗り入れを許可すると大変なことになるので、春~秋のシーズン時はシャトルバス移動が原則となります。

バスルートはグリーンとレッドの2系統あり

  • 公園内を循環するグリーンライン 有料(1日1ドル) 2021バス情報
  • スプリングデールの町中から公園入口へアクセスするレッドライン 無料 バスルート

があります。

寅吉
寅吉
私たちが訪れた時はまだ無料でしたが現在は1日1ドルと有料になりました

 

ザイオン国立公園のシャトルバスは、2026年現在予約制ではありません。チケットなしで、直接バス停に並んで乗車することができます。

 

注意事項

  • 有料(3歳以上1人1ドル/返金不可) 1日につき8枚まで予約可能
  • チケットは事前にRecreation.gov で予約購入し、印刷orダウンロードしQRコードを読める状態にする
  • チケットの販売は毎月2回、毎月最終日の午前9時(MST)に予約可能に
  • 7:00から運行する1時間ごとの時間帯で予約(乗車開始時間を予め指定)
  • 確保したチケットは他人に譲渡不可 写真付ID提示を求められることもあり
  • 複数日滞在する場合、シャトルバスを利用する日ごとにチケットの購入が必要
  • バス停は、観光名所やトレイル入口付近に
  • シャトルサービスは春から秋にかけて運行(期間は必ず公式サイトで確認のこと)

recreation.govより

8:00~9:00のチケットを予約した場合、ビジターセンターのシャトルバス乗り場から8:00~8:59の間にシャトルバスに乗り込む必要があります。

バスはビジターセンターに戻ってこない限り、終日園内を自由に移動できる。

※例 お昼にビジターセンターに戻ってしまったら、それ以降ビジターセンター発のバスには乗れません。
※午後のウォークアップチケット(無料)は、13時から15時までビジターセンターで入手可能ですが、数に限りがあり先着順です

寅吉
寅吉
そう言えば来園時にシャトルバス乗り場エリアの整備工事をしていました

 

シャトルバス運行時間

シャトルバス

ザイオンを走るシャトルバス。 2台連結された大型バスが6~10分の間隔で運行されています。

運行時間はビジターセンター始発 7:00。 Temple of Sinawava発の最終は19:15(季節により異なる場合あり)

バス1台には50人ほど(立ち乗り含む)乗れるので、一度に100人以上が乗車可能。 ビジターセンターからTemple of Sinawavaまでは約13km、所要時間は40~45分となっています。

 

バス停

公園内のバス停は始発のビジターセンターも含め9か所。 シンプルな往復ルートなので間違いようがありません。

シャトルバスが有料化になり、ビジターセンターから乗る時間が指定される形になりますが、一度乗ってしまえば園内利用は自由自在に動けるので思う存分利用しましょう。 ビジターセンターに戻ってしまうと乗れなくなってしまうので注意。

 

園内シャトル バス停&周辺スポット

 

ビジターセンターから出発して最深部のTemple of Sinawavaバス停までの各バス停の様子と主な見どころスポットをまとめてみました。

 

Zion Canyon Visitor Center

1番のバス停は起点となるZion Canyon Visitor Center。 事前に予約した時間帯内に乗り込まないとチケットが無駄になってしまうので注意。

ピーク時は行列となるので、ギリギリだと乗り損ねる恐れがあります。

 

Zion Human History Museum

Zion Human History Museumの駐車場より

2番目のバス停はビジターセンターから約1.5kmほどの場所にあるZion Human History Museum。 旧ビジターセンターを改装し、現在は人類歴史博物館として利用されています。

 

Zion Human History Museum 博物館内

ザイオン人類歴史博物館。 館内ではザイオンと周辺地域の豊かな人類の歴史を展示。 アメリカインディアン文化、開拓者の入植時代、国立公園としてのザイオンの成長について知ることが出来るほか、30分ごとに公園概要ビデオが上映されます。 レンジャーが常駐しているので情報収集もOK。

営業時間: 10:00~17:00 冬季は休館

 

裏手の景色

博物館の展示内容はあまり記憶にないのですが、博物館裏手の景色は絶景なので一度は立ち寄りましょう。

 

案内板

一番高いWest Templeの標高は2665m。 撮影場所は約1200m位なので、1,000m以上の高低差。

 

キャンプ場方面へ  遊歩道

博物館はキャンプ場~ザイオン・ジャンクションを結ぶPa’rus Trailの中間。

綺麗に整備されたトレイルで歩きやすく、景色も良いのでアッパーザイオンから戻る際に博物館で下車し、キャンプ場まで歩いて帰っていました。

 

犬用ゴミ袋

ドックフレンドリーな設計で犬のフンの始末用ビニール袋も整備。 自転車で走ることもできます。

 

トカゲ

トカゲも春の陽射しで日光浴♪

 

Canyon Junction

Caynon Junction

3番目のバス停はCanyon Junction。 その名のとおり、9号線とシーニックドライブの分岐点近くにあるバス停です。

 

Google Street Viewより。 ビジターセンター方面。

 

Junction Bridge からのトレッキング道

バス停付近にコレといった見所はありませんが、バス停からビジターセンターまで緩やかに下るPa’rus Trail(約2.6km)が整備されていて、ちょっと歩くには最適のコースとなっています。 ※写真はコース途中から北方面(ナローズ方面)を望む。

 

Court of the Patriarchs

Court of the Patriarchs

Court of the Patriarchs(族長たちの宮殿) Canyon  Junctionバス停から約2.5km先にある3つの岩峰を望むビューポイント。

 

Court of the Patriarchs

3つの岩峰の山頂は、1916年にフレデリック・フィッシャーにより聖書の人物であるアブラハム、イサク、ヤコブにちなんで名付けられておりピークの標高はそれぞれ2,101m2,081m2,083mとなっています。

 

Court of the Patriarchs パノラマ

バス停付近からのパノラマビュー。 右の三峰がCourt of Patriarches。 左の山塊はThe Sentinelの山塊。 ここはバス停近くのビューポイントで、景色を楽しんで即移動でOK。

 

Zion Lodge

Zion National Park Lodge  Zion National Park Lodge

5番目のバス停はZion Lodge。 公園内唯一の宿、Zion National Park Lodgeのすぐ側に停車。 ロッジには泊まれずともロビーのトイレは利用できます。(笑) 食事の取れるレストラン&カフェも併設。

 

パーク内道路

シーニックドライブ。 Canyon Junctionからは一般車の乗り入れが禁止されているので園内を走るのは基本シャトルバスのみ。 ヨセミテと違い、ザイオンの渓谷内は静か。

 

エメラルドプールトレイル

エメラルド・プール・トレイルはザイオン・ロッジが最寄りのバス停。 道路を渡り、バージン川に架かる橋を渡り、トレイルスタートとなります。

 

バージンリバー 案内板

ザイオンを流れるバージンリバー。 エメラルドプールへは橋を渡り右手へ進みます。 一番近いロウアープールまでは約1km(来園時ロウアーより先は土砂崩れの為、コース閉鎖)

 

The Spearhead

The Spearheadの岩塊を正面に望みながら川沿いを進みます。

 

道中の様子

その後、新緑の緑が美しい木立の中を左手へ進むと・・・

 

Lower Pool Lower Pool

Lower Emerald Poolに到着。 エメラルドプールと言うもののエメラルドとは程遠いただの水溜りですが見どころはその上。

 

Lower Pool

ここでは頭上に覆いかぶさる岩壁から流れ落ちる滝を見ることができます。 陽の光に輝く水しぶきと新緑の緑がベリーナイス。 日本で言う裏見の滝状態。

 

Lower Pool Lower Pool

こんな感じに水が上から流れ落ちています。 本来ならトレッキングコースがミドル、アッパープール(エンジェルス・ランディング方面にも)へと続くのですが今回はコース閉鎖の為ここでお終い。

 

Lower Pool

行ける一番端まで行って引き返します。 青々とした新緑の緑が本当に綺麗な時期で、若返った気分になりました。

 

The Grotto

The Grotto

6番目のバス停The Grotto。 バス停付近にはピクニックエリアがあり、ザイオンロッジまでトレッキングコース The Grotto Trail(ロッジまで約1.1km)が伸びています。

 

エンジェルズ・ランディングポイントへ

また、このバス停はザイオンの人気トレッキングコースであるエンジェルス・ランディングコースの最寄バス停となっており、利用者の多くがエンジェルス・ランディングポイントを目指します。 ピクニックエリアにはトイレが整備してあるのでエンジェルズ・ランディングを目指す人は麓でトイレを済ませておくのが吉です。

 

立て看板 立て看板

橋の袂にある案内板。 橋を渡って左手はKayenta Trailを経てエメラルドプールへ(Lower Emerald pool間往復で8.2km) 右手はAngel’s Landing Trail(往復8.7km)、West Rim Trailとなります。

エンジェルス・ランディングでは2004年以降7人が滑落死しているとか・・・

寅吉
寅吉
そんなエンジェルス・ランディングトレイルの様子はまた次回に

 

Weeping Rock

ウィーピングロック Weeping Rock トレイル

7番目のバス停Weeping Rock。 大岩壁の一部がアーチ状に剥がれ落ちた上部から涙のように水が滴り落ちていることから名づけられたウィーピング・ロック・トレイルの起点となるバス停。

 

ウィーピングロックへ 野草

バス停から少し登りますが、コースは往復0.8kmと短いので簡単に訪れることが可能。
こちらも春の芽吹きがとてもきれいで、カタクリのような野草も咲いていました。

 

ウィーピングロック ウィーピングロック崖下

アーチ状に剥がれ落ちた岩壁の軒下から流れ落ちる水を眺めます。 こちらもLower Emerald Poolと同じ裏見の滝。
水は広く滴り落ちていたので滝というよりは水滴のカーテンでした。

崖下より

青空と新緑がただただ美しいザイオン渓谷でした♪

 

Big Bend

Zion Observation Point

8番目のバス停Big Bend。 バージンリバーが大きく湾曲している場所にあるバス停。 トレッキングコースがあるわけではありませんが、周囲にそそり立つダイナミックな岩壁を間近に望むことができる絶景ビューポイント。

 

The Bend エンジェルズ・ランディングポイント

Touchstone WallAngel’s Landing pointの赤い岩壁。

 

The Great White Throne (奥)

Angel’s Landingの岩壁の向こうに見えるGreat White Throneは垂直に切り立つ世界最大級の一枚岩で、バージンリバーからの高さは732m。 赤茶けた岩が多いザイオンの中で白みがかった色をしているアイコニック的な存在。

 

鳥瞰マップ

Big Bendのバス停から見上げてもピンときませんが、鳥瞰図で見るとAngel’s Landingの薄さがよく分かります。

 

Temple of Sinawava

Temple of Sinawava

9番目のバス停はシーニックドライブの突き当り、終点となるTemple Of Sinawava。 Riverside Walkからザイオンの有名コース The Narrowsへ続く起点となる場所。

 

バス停より先がトレイル。 リバーサイド・ウォークの終点からナローズに至りますが、ナローズはまだ水量が多すぎてクローズ中。

 

切り立った崖 深い峡谷

赤岩の絶壁に囲まれた峡谷をバージンリバー沿いに進みます。

 

滝

断崖絶壁ッ!! この年は雪が多かったらしく、岩肌にはまだ水が流れていました。

 

リバーサイドウォーク

バージンリバーに沿ってトレイルが伸びますが、谷の幅はどんどん狭くなります。

 

リバーサイドウォーク

道中の様子。 整備される前は到底歩けなかったろう場所に立派なトレイルが伸びています。 整備したのは大恐慌時代の市民保全部隊の人たちでしょうか?

 

終点

バス停から約1.6kmで、リバーサイド・ウォークは終点を迎えます。 道は良く整備され、傾斜もなだらかなので往復3.2kmの距離でも全く気になりません。

 

ナローズへ

ザ・ナローズ ボトムアップ。 リバーサイド・ウォークの終点がナローズの起点。 バージンリバーがそのままトレイルコースとなります。 川の水位が低くなるとコースOPENとなりますが、今回はまだまだ水が多く、濁流状態なのでNG。

 

夏場はこんな感じになるようです。 ザイオンと言えばザ・ナローズと言われるほどの名物コース いつか挑戦してみたいものです。

 

野生のクレソン

道中で野生のクレソンを発見!! 採ってサラダにしたかったですが国立公園なので当然NG・・・

 

ロッキーチャック

岩リス(Rock Squirrel)野生の七面鳥の姿も見かけました!! シーズン中はシャトルバスでしかアクセスできないザイオンですが、シャトルは頻繁に巡回しているのでストレスなく利用することが可能です。

バス停近くには手頃なショートコースが整備されハードトレッキングをせずとも迫力ある赤岩の断崖を楽しめるザイオン 気に入りました!!

 

次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • 春から秋のシーズン中は園内への一般車の乗り入れ禁止 シャトルバスのみのアクセス
  • ザイオンのシャトルバスサービスは予約制・有料化(1ドル)に 一度予約したら返金不可
  • チケット予約先はRecreation.gov にて 販売は毎月2回、毎16日と最終日の午前9時MSTに予約可能
  • 予約は利用日ごとに必要 乗り出し時間を予め指定する
  • ビジターセンターからTemple of Sinawavaまでは約13km、所要時間は40~45分
  • バージンリバー沿いのトレイルは距離が短く勾配も緩いお手軽コースがたくさん

 

 

ここが変わったよ 2026年考察

 

1.シャトルバスは予約必須からフリー乗車制に戻りました

ザイオン国立公園のシャトルバスは、現在予約制ではありません。 チケットなし(無料)で、直接バス停に並んで乗車することができます。

※シャトルバス運行期間中はザイオン・キャニオン・シーニックドライブへの一般車進入はできません。

その他

  • シャトル車内では飲食禁止、喫煙禁止で、水だけ持ち込み可能。 またペット乗車不可(以前より徹底)
  • 通常の自転車は乗せることが可能(自転車ラックに)ですが、E-Bikeは積載不可となっています。

 

2.駐車場確保はより困難に

2019年よりも格段に混雑し、ビジターセンターの駐車場確保が難しくなりました。
現在は

  • ビジターセンター駐車場は朝8時前後に満車になる日もある。(7時前に園内駐車場に入る
  • Springdaleの駐車場利用が現実的(シャトル利用でビジターセンターへ)

 

寅吉
寅吉
エンジェルス・ランディングコースが許可制になったのも大きな変更点です