4泊5日のパイネトレッキングもいよいよ最終日。 セントラルキャンプ場でゆっくり過ごした後、プエルト・ナタレスへ戻ります。
前半は悪天候に苦しめられたパイネでしたが、やっぱりテント泊のトレッキングは楽しかった♪ 最終回ではセントラルエリアの様子と、今回のトレッキング全体の振り返り、そして次回への教訓をまとめます。
(2018年11月23日現在 最新の料金・現地事情と異なる場合があります)
最終日の様子
セントラル付近でのんびり
最終日、プエルト・ナタレス行のバスは13:30で予約しており、それまではフリータイム。
最終日は移動まで時間があるため、ゆっくり過ごせる貴重な一日です。
ちなみにセントラルキャンプ場は自前テントの場合18:30まで撤収しなくてもOKなので時間に追われることはありません。
7:00 起床からの朝食
ホテル ラス・トーレス パタゴニアのラウンジと近くの厩舎。
8:00 周辺散歩 ホテル ラス・トーレス パタゴニア見学や近くにいる馬を見に行ったりしてました。

麓から見えるラス・トーレスの尖塔群。(この時にあの場にいたかった!)

セントラルから見たアルミランテ・ニエトはまた別の山のように見えます。
11:30 テント撤収&お昼

12:15 ウェルカムセンターへ移動。
セントラルキャンプ場からウェルカムセンターは歩いて数分。 振り返るたびに青空に映えるパイネの山々が目に入り、その美しさに何度も足を止めながら歩きました。

駐車場側から見たウェルカムセンター。 綺麗な建物で最後のポイントとして訪れた私たちにはまるで都会に戻ったように感じられました。
13:00 アマルガ公園口行きシャトル乗車。 1人3,000ペソ(約500円)

13:30 Bus Surバスにてプエルト・ナタレスへ。 往復2人で51.22USD
来た時の天気(左)と帰る時の天気(右) 来た時はココが本当にパイネか分かりませんでした。
15:30 プエルト・ナタレス着 その後Airbnbに再度チェックインしてゆっくりしました。

夕食はUnimarc近く El Gauchitoというお店で。 山から戻った後なので何を食べてもとにかく美味しかったです。(笑)
おまけ ウェルカムセンターの様子

最後はパイネ国立公園のゲートウェイ的施設の様子をお伝えします。 写真左の建物がウェルカムセンター、建物前よりセントラル~アマルガ公園口シャトルバスが発着します。
建物内にはコーヒーカウンター、バスカウンター、休憩スペースなどがあります。
隣の建物はアウトドアショップと乗馬センター(?) 馬具が沢山置いてありました。

当時のバススケジュールの一例。
PUDETOはフェリー船乗り場 PEHOEはペオエ・ホテル ADMINはペオエ湖の先にある公園管理本部のことです。
おまけ パイネの花々
春先シーズンだったので山の麓では沢山の花々が観察できました。 残念ながら花の名前は真っ赤なノートロ(ブッシュファイヤー)以外分かりません…
次はもっと上手に旅します
総括
今回歩いたルートは上図の通り。
ロス・クエルノスに到着するまで悪天候が続いたため、楽しみにしていたグレイ氷河トレッキングとフランセス谷トレッキングは残念ながら断念。 それでも後半はパイネらしい絶景を十分に楽しむことができました。
歩いた距離
日別のトレッキング距離は下記の通り。 グレイ氷河 フランセス谷へ行かなかったので当初の予定に比べ少なく終了となっています。
- パイネ・グランデ~ロス・クエルノス 約13km 高低差190m
- ロス・クエルノス~チレーノ 約12km 高低差400m
- チレーノ~ラス・トーレス往復、セントラルへ 約14km 高低差840m
- 最終日 周辺散歩にて 約3kmほど
合計約42km。 距離だけ見るとフルマラソンとほぼ同じです。
ラス・トーレス直下の急坂を除けば難所は少なく、悪天候さえ避けられれば、全体的に歩きやすく初心者でも挑戦しやすいトレッキングコースだと感じました。
寒さについて(寝袋)
11月中旬に訪れたパイネですが日中一番暖かい日(最終日)で日中15度ぐらい。 チレーノ~セントラル下山時以外は1桁台の気温でした。
風・雨の場合、実際の温度より更に寒く感じるので防寒・雨対策は重要かと思います。
夜間はマイナスにはならなかったと思いますがチレーノでは霜が降りたので0度を下回ったかもしれません。
今回はNature Hikeの軽量タイプの寝袋を持参。 もともと軽量タイプの寝袋と承知していたので着れるものは全て着て寝た上での感想を記します。 「寝る際は寝れるのですが、問題は一番冷える明け方近くでした。 全く暖かさが足りません!!」 ある十分な保温性能の寝袋は必要、もしくはレンタル推奨。 結論として、防寒対策は想像以上に重要です。
- パイネ・グランデ 寒かったが重ね着+寝袋セットで対応 寒さより風の音がヤバい
- ロス・クエルノス 前日の反省も含めてアルミシートを使う(でも明け方寒くてゴソゴソする)
- チレーノ 持ち前の装備では無理 1人はレンタル寝袋、1人は軽量寝袋×2で対応
- セントラル 風が強かったが比較的暖かく初日と同条件で寝て殆ど寒さは感じず
- プエルト・ナタレス やっぱりベッドが一番と認識(笑)
テント泊の場合 ベストシーズンでもコンフォート0℃、リミット-6℃程度の寝袋がおすすめ。(寝る格好にもよりますが…)
4泊5日で掛かった費用
出発前に支払い済み費用 (料金は2人分です)
- キャンプ場代 100USD(約10,700円)
- 公園入園料 42USD(約4,500円)
- 往復バス代 51.22USD(約5,500円)
- 食料品 43,390チリペソ(約7,300円)
現地にて支払い
- プデート~パイネ・グランデのフェリー代 片道60USD(約6,400円)
- ロス・クエルノスでのキャンプ場代 30,000チリペソ(約5,000円 ※飛び込み)
- チレーノでの寝袋レンタル代(1セットのみ) 10,000チリペソ(約1,650円)
- セントラル~アマルガ公園入口シャトル代 6,000チリペソ(約1,000円)
合計で総額は約42,000円
こうして私たちのパイネトレッキングは無事終了しました。 天候に翻弄されながらも、非常に充実した5日間でした。
超・超まとめ
- テント・寝袋・雨具は悪天候時に備えてしっかりとした性能のモノを持参
- 公園内の予約は必至 パスポートと合わせてチェックあり
- 入園手続きは事前にネットで済ませておく(事務所手続きは時間が掛かる)
- 陽が暮れてからのトレック禁止 巡回スタッフによるチェックあり
- 公園内は給水ポイントが豊富なので水の携行は最小限でOK
- Hope for the best, prepare for the worst.(最善を期待し、最悪に備えよ)
- 行きたいと思うなら迷わず行け
- 人生、晴れの日ばかりじゃない
関連リンク集
- CONAF 国立公園管理オフィシャルサイト
- Las Torres Patagonia セントラルにある内高級ホテル
- Hosteria Pehoe ペオエ湖にある絶景が望めるホテル
- Explora Patagonia Hotel Salto Chico ペオエ湖にある高級ホテル
- AccuWether パイネの天気予報 過去データも参照可
ここが変わったよ 2026年考察
1. 費用比較(2名分・4泊5日Wコース想定)
- 必要最低限の費用は倍になり、円安で更にUP。
2018年当時の約260USD(シャトル除く)に対し、現在は約550〜600USDほど必要です。 円安なので1USD≒155円で計算すると驚きの額に。
2. 予約の取りにくさ
現在のパイネ国立公園の予約難易度は、「世界で最も難しいパズルの一つ」と言えるほど。 かつては「現地で天候を見てから出かける」というバックパッカーでも気軽に訪れたというスタイルは制度的に完全にNGとなりました。
- 半年先を奪い合うネット予約 予約は半年前(例:1月分は前年7月頃)に開始されますが、人気の山小屋(チレーノやクエルノス)は開始数分でシーズン中の全日程が埋まることも珍しくありません。
- 1泊でも欠けたらアウト Wコースを歩くには、4つのキャンプ場を順番に確保しなければいけません。 例えば「1・2・4日目」の予約が取れても、中日の「3日目」が満室であれば、ルート自体が成立しなくなります。 この空白をなくすために、予約開始と同時にアクセス、ルートを逆回りにする、日程をずらす といった努力・工夫が必要です。
- 異なる予約先 キャンプ場の管理先が2社に分かれているため、「片方のサイトで予約を確定したのに、もう片方のサイトをタッチの差で逃した」というケースが起こります。 この場合、キャンセル不可の規約に泣き、全日程を諦めるという羽目になる場合もあり得ます。
今のパイネは、体力がある者ではなく、半年前から計画・行動し、宿泊先を確保できた人だけが周遊コースのスタートラインに立てるのです。
人気アーティストのライブチケット争奪戦さながら受付開始と同時に猛アタックと運が必要。 航空チケットより先に確保しないとパイネコースはチャレンジできません。

























