バルセロナ最終日はガウディ繋がりでグエル公園見学へ。 世界遺産に登録されているガウディ建築群の1つで、自然との調和を掲げて作られた夢の公園を訪れた様子をまとめました。
(2019.08.22現在)
アクセス
サグラダ・ファミリアの北西に位置するグエル公園。 地下鉄利用の場合、徒歩アクセスならL3のLesseps駅などが最寄りですが、私たちはシャトルバス(Bus Güell)が運行されているL4 Alfons X駅からアクセスしました。
08:40 グエル公園に向けて出発 宿泊先から地下鉄L5 Badal駅まで歩いて向かう途中で見つけたアラレちゃんとキャプテン翼のシャッターアート。(サインを見ると同じ人が描いたらしい)
日本の漫画愛を感じられますが、どちらも小学生の時に週刊少年ジャンプに連載されていた作品。 バルセロナは歴史がある街だな~ 書いた人もいい歳のハズ。
Alfons X駅バス乗り場
Alfons X駅で電車を降りたら、Bus Güellのマーク標識。 Sortida(出口) Placa d’Alfons el Savi に沿って地下通路を進みます。
増え続ける観光客により公園周辺住民から観光公害との苦情を受けてシャトルバスが運行されたと記憶しているので、たぶんオフィシャル推奨のアクセス方法なのでしょう。
Placa d’Alfons el Savi出口を出てしばらくそのまま進むとバス乗り場に到着。 ネット予約のチケット提示で無料にて乗車することができます。 バスは巡回運行なので10分も待たずに乗車できます。
シャトルバス乗り場からグエル公園のバス乗り場までは15分ぐらいで到着。 シャトルバスが運行される前は市バス利用でしたが観光客が多すぎて住民がバスを利用できない!! という怒りの声から、2019年春から運行が開始されたようです。
グエル公園のバス停。 到着するのはお菓子の家があるメインゲートではなく山手の東側の入場口。 駅に戻る場合もこちらからチケット表示で乗車。
入場料金
シャトルバス乗り場から見た公園入口。 蔦に覆われているブロック壁の後ろがチケットセンター。
グエル公園の入場料は1人10€(シャトルバス利用込 2021.10現在)ですが、超人気観光地だけに料金、利用条件は頻繁に変更になるかと思うので必ず公式サイト で確認のコト。
公園入場は時間指定制(30分単位)で入場人数も制限、事前予約の上で出かけるのが原則。 当日チケットセンターでの入場は、入場可能なコマまで待つ必要があります。
ガウディ建築見学よりキャパがあるので予約はそこまでハードではありませんが、人気時間帯は早めの予約が必要です。
見学の様子
有料ゲートまで
公園敷地内に入ってから有料エリアとなる本丸ゾーンまでは少し歩きますが、道中にもガウディが設計した石の回廊を楽しめます。
もともとはグエル伯爵の発案で1900年に着工し、1914年頃まで建設が続けられた分譲住宅地。 グエル&ガウディが時代の先を行きすぎていたのか、分譲地はほとんど売れず、グエル伯爵の没後は工事が中断され、その後、市の所有となりました。
誰かが購入して家を建てたら、その家主はどんな変化を迎えていたのでしょう?
有料エリア(ギリシャ広場)近くの公園造形。 自然との調和・融合を理念としたガウディ、降った雨水も下に流れ落ちる過程で自然にろ過されるような工夫が施されているそうです。
現代では屋上緑化や雨水利用などが注目されていますが、ガウディは100年以上前から自然と建築を一体化させる発想を取り入れていたワケですね。
グエル公園の本丸エリア。 ギリシャ広場の入口から有料エリアに突入。 チケットがなくてもここまでは自由にアクセス可。
30分につき400人(?)の入場制限となっていますが、一度入場してしまえば時間制限はありません。 ただし、入場時刻から30分以内に入場しないとチケットが無効となるので要注意。
ギリシャ広場
ギリシャ広場から見た有料エリア入場口 全員が観光客、10€は何人いるのかな? 写真に映っているだけで約100人=12万円!! バルセロナの税収は安泰だな~
丘の上の邸宅も気になる。 現在の評価額は凄い額なんだろうなー 海も見渡せるし、公園に蟻のごとく集まる庶民を見下ろせるし…
ギリシャ広場と言えばコレ。 波打つベンチ!! 昔から有名なベンチですが、断片的なイメージだったので実際に訪れて初めてどういう雰囲気か知ることができました。 広場の周りをぐるっと囲むようにあったのね。 百聞は一見にしかずです。
ギリシャ広場から眺める景色はガイドブック等でよく見るおなじみの景色。 海が綺麗に見えなかったのはちょっと残念。
高台に位置し自然があり、見晴らしは最高 と高級住宅地の条件を満たした立地でしたが、伝統的な建築スタイルを良しとしていた当時からするとなんじゃこりゃ~ って感じだったのでしょうね。
1910年のグエル公園 出典:www.antik-falkensee.de/catalog/
丘の上の邸宅は既にあったらしい…
ギリシャ広場の突端部の波打つベンチでお菓子の家をバックに写真を撮るのが鉄板。 この辺りだけメチャクチャ混んでます。
洗濯女(ブガデラ)の回廊
ギリシャ広場から洗濯女の回廊と呼ばれる通路で下の大階段のあるエリアへ。 なるほど、柱の一部には洗濯かごを乗せる女性像が同化するように作られています。
パルテノン神殿の女性像の柱カリアティードのガウディ版といったところですね。
回廊内は岩のウェーブのような雰囲気。 柱をまっすぐ立てないのもガウディ流。
こちらの回廊の柱もなかなか。 ガウディの芸術性を改めて認識。
回廊の様子。 斜めの柱に対して逆の方向に若干斜めに作られた手すり。 本当に直線が嫌いだったようです。
大階段とオオトカゲ
公園の顔とも呼べる大階段。 思わず ここ、ここ と言ってしまうお馴染みの場所なだけに人が多ーい。 まるでローマのスペイン階段のようでした。(人が多いという意味で)
階段は段差が低く、ルーマニアで見学したチャウシェスク邸の階段を思い出しました。 手すりは低すぎて手すりの用を足さないんジャマイカ?
粉砕タイルを用いた正方形のモザイク画が映えるスポット。 時代を先取りするガウディなので、インスタ映えも見越したデザインだとか。(嘘)
モザイクタイル技法はtrencadís(トレンカディス)と呼ばれ、カタルーニャ語で切り刻まれたという意味。 ガウディ建築に欠かせない要素の1つになっているそうです。
手すり部のトレンカディスも映えてます。
第二噴水のオブジェ。 何? イタチ? 正解はヘビの頭でした。 うーん、ヘビには見えない…
第三噴水は有名なドラゴン(サラマンダー)。 これは誰が見てもトカゲ(カメレオンかも) そして可愛い。 絶えずヨダレを垂れ流していますが、鼻水よりマシ?
階段の最上部付近には第二噴水にあった蛇の尻尾が登場。 後ろから見ると鰻の開きですね~
大階段の最上部から眺めるメインエントランス。 この写真だけで20万円ぐらいでしょうか? 30分1コマ400人、1日8時間の公開として1日800万の売り上げ? 感受性が豊かだった若い頃に戻りたい罠。
市場とドーリス式の列柱
大階段の上部、ギリシャ広場の真下のエリアは残念ながら半分が改修工事中。 市場と呼ばれる場所で、敷地内に住む住人のための「市場」として設計されたそうです。
実際に住宅として利用された区画はごくわずか。 市場が開かれることもなく、壮大な鬼ごっこスペースになりました。
天井にはメダイヨンと呼ばれる円形のモザイクオブジェ 四季に合わせた4つの太陽メダイヨンと14個の月のメダイヨンがあるそうですが工事中で全部は見れず。
天井高は約5m 支えるドーリス式の列柱は全部で86本。 この柱は施主のグエル氏の強い要望によるものだそうで、ガウディ色があまり感じられません。
柱は垂直ではなく傾斜に合わせ、微妙に角度があるそうです。
鉄柵も自然界のものがモチーフで、マルガロの葉をデザインに取り込んでいます。
お菓子の家
メインゲートの両脇にある砂糖菓子のような可愛らしい建物。 小さい家は管理棟として建てられ、現在はお土産屋として使われています。
大きな建物は守衛所として建てられ、現在は公園の歴史を紹介する展示施設となっています。 どちらもおとぎ話に登場するメルヘンチックな作りで、やはり映えポイント。
博物館は無料で入場できますが、中が狭く、入場制限があり、入館するまでに少し並びます。 展示物はあまり記憶がありませんが、使い勝手の悪そうな建物だということは分かりました。(笑)
お菓子の家から眺める大階段。 左上の赤茶の建物が施主グエルさんのお宅。(デカい) 今は小学校として使われています。(送り迎えが大変そう)
メインエントランスから出て、有料エリア見学はフィニッシュ。 入口付近からお菓子の家を撮影したかったのでここから出ました。
※シャトルバス乗り場まで戻るには少し登って戻る必要があります。
トレンカディスの「Park」&「Guell」なので、グエルパークでなく、パーク・グエルが正解。
無料エリアの公園内を通って戻りま~す。 暑くなければとても気持ちの良い公園。(この日も暑い)
途中であった薄ピンクの家はガウディの家。 ガウディはこの家に20年住んだそうです。 現在はガウディ博物館として公開されています。(公園とは別料金)
世界的に有名な公園でガウディ感満載の公園でしたが、2013年まで無料だった場所、 同じお金を出すならカサ・バトリョの方が正解だったかな~ と思ったりもしました。
何れにせよバルセロナは見どころ沢山、今回は予習としてもう一度来ないと駄目な所でした。
ボケリア市
市場飯
グエル公園見学後は初日に訪れたボケリア市場に再度でかけ市場飯でパエリアリベンジ(10€) レストランで食べたパエリアよりは好みの味でしたが、値段から考えるどうでしょうか? 観光客価格であることに間違いはなさそうでした。
カラフルなフルーツジュース(オレンジ)は1.5€ オレンジの産地国ということでのチョイスでしたが市場のオレンジジュースはイマイチでした。(市場はやっぱり生ハムが一番おいしかった)
市場飯を食べた後はゴシック地区を散歩しつつ早めに切り上げてまとめ洗濯と移動準備でバルセロナ観光は終了 全然観光しきれていませんがその人気の高さはナットクの観光都市でした。
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- グエル公園はたのグエル建築物の見学より予約は取りやすいが、早めの予約が吉
- 公式予約のチケットでAlfons X駅からのシャトルバスが利用できる
- 予約の変更・キャンセルは基本不可 取り直す必要があるので注意
- 入場指定時間の最終30分以内に入場しないとチケットが無効になる
- アクセスは地元住民の迷惑にならないようタクシーか、公式シャトル利用推奨
- 住民向け時間帯は観光客の立ち入りを控え、地域住民への配慮を
- 公園ガイドが必要なら事前にグエル公園アプリをゲットして出かけましょう
- いくら値上げしても客が殺到する人気観光地は1日も早く旅行するのが吉
関連リンク集
- Espania スペイン政府観光局公式日本語サイト
- Visit Barcelona バルセロナ観光局公式サイト
- Barcelona Node バルセロナ北バスターミナルの公式サイト
- TMB バルセロナ交通局公式サイト
- ATM 都市輸送公社公式サイト
- グエル公園 グエル公園構成来サイト 事前予約はこちらで
- グエル公園アプリ Android版 iPhone/iPad版
- ブケリア市場 ボケリア市場公式サイト
- ガウディ博物館 サクラダ・ファミリア公式サイト内ガウディ博物館ページ
- omio.jp ヨーロッパ各地の鉄道・バス・航空券を比較・検索できるサイト
ここが変わったよ 2026年考察
1. グエル公園の行き方と入場料
2019年当時と同様、地下鉄L3「Lesseps駅」またはL4「Alfons X駅」から徒歩でアクセスできます。
2019年に利用したBus Güellは、観光客による周辺の公共交通機関への負荷を軽減する目的で2019年4月に運行開始されたものでした。 現在は運休 しているため、2026年に訪問する場合は公式サイトで最新のアクセス情報を確認する必要があります。
グエル公園は現在も時間指定予約制となっており、チケットには30分ごとの入場時間が指定され、その時間帯に入場します。 当日券も販売されることがありますが、人気シーズンは売り切れることが多いため、公式サイト からの事前予約がお勧め。
2026年現在の入場料は18€ ※ガウディ博物館を含む場合は24€
※現在グエル公園は1時間あたり1,400人の入場制限、ピークシーズンには希望時間帯の当日券の入手は難しくなっているそうです。
2. 公式シティパス バルセロナカードについて
バルセロナカードは、公共交通機関の乗り放題と美術館・博物館の入場がセットになったバルセロナ観光局(Turisme de Barcelona)が提供する観光カードです。(ガウディ作品が主なら向きません)
利用時間制となっており料金は2026年現在
- 48時間 39€
- 72時間 59€
- 96時間 69€
- 120時間 79€
地下鉄・市バス・トラム・近郊鉄道(空港を含むゾーン1)が乗り放題となり、無料で入場できる施設例として
- ピカソ美術館
- カタルーニャ美術館(MNAC)
- ジョアン・ミロ美術館
- MACBA(現代美術館)
- CCCB
- その他20館以上の博物館・文化施設
があり、美術館巡りをする人にはかなりお得なカードです。
但し、グエル邸以外のガウディ作品は無料入場対象(一部割引対象)ではないので、ガウディ中心で観光する場合は不要かもしれません。
公式サイトbarcelonacard.org では他にもサグラダ・ファミリアとグエル公園をセットにしたAll-in Barcelona Pass (72時間 124.50€)も販売されていますので、どのパスが自分に最適か検討してみてください。
- ガウディ作品が目的ならBarcelona Cardだけでは不十分
- 美術館・博物館を中心に巡る人にはBarcelona Cardは最適













































