ケープタウン3日目はレンタカーを借り、教科書でもおなじみの南アフリカを代表する観光スポットのひとつ喜望峰へ ケープタウンからアフリカンペンギンが生息するボルダーズビーチを見学して、紺碧色の大洋を望むケープ半島まで出かけた絶景見学のオハナシ
(2019.09.10現在)
レンタカー借り出し
Bluu Car Rental
ケープタウンのレンタカーはナミビア旅行中にRentalcars.com を通じて事前に予約 宿泊Airbnbから歩いて行けるBidvest Car Rental(現Bluu Car Rental)にてコンパクトカーをレンタル
Bidvestは南アフリカでサービス・流通・貿易を手掛ける安心の大手企業 Avis、Hertzの欧米最大手に比べ安く借りられるのが魅力で以下の内容で契約
車の代表車種 : Nissan Micra または類似車種
貸出し営業所 : ケープタウン市内
貸出し期間 : 9月10日 09:00~ 9月11日 18:00
レンタル料金 : 44USドル(約4,750円)
ケープタウンにて借りた車がこちら ヒュンダイ(だったような・・・)のハッチバッグ5ドア車 車両保険は又しても別途Rentalcover.com にて2日間で2,042円にて加入
ボルダーズビーチへ
09:00 市内のBidvest営業所でレンタカー手続きを終え、先ずはケープペンギン(アフリカペンギン)が手軽に観察できるボルダーズビーチを目指します
ボルダーズビーチまではM3号線→M4号線経由でアクセス 市内からは約40km 小一時間のドライブ
09:00 サイモンズ・タウンの駐車場に到着 駐車場からペンギンの居るビーチまではアイコン標識に従い車道を200mほど歩いた先
駐車場から歩いて数分でボルダーズビーチのビジターセンターに到着 ペンギンが生息するビーチエリアへのアクセスは季節に応じ写真の通りで
12月~1月:07:00~19:30/ 2月~3月:08:00~18:30/ 4月~9月:08:00~17:00/ 10月~11月:08:00~18:30
簡単なビジターセンターで入園料を支払い、木道が整備されているビーチエリアに入場 入園は外国人ツーリストで1人152ランド(約1,100円) ※カード支払い可
フォールス湾に面したボルダーズビーチで第一村人ならぬ第一ペンギン発見 かつて数百万羽いたというケープペンギンは乱獲や餌の減少により絶滅危惧種レベルに減少 そんな状況にあって貴重なケープペンギンを間近で観察できる唯一無二の場所となっているのがこのビーチ
海とコロニー間のペンギンの通行を妨げないように整備された木道を歩いてビーチへ
ビーチに到着すると沢山のペンギンがお出迎え♪
求愛行動の真っ最中だった為、南極では見られなかった雛ペンギンもここで見る事ができました♪ 雛カワイイ
ビーチには沢山のペンギンで正にペンギンビーチ 南極でもそうでしたがペンギンコロニー独特の青臭さはココでも健在
隙あらばと卵を狙うカモメ 夏に向かい産卵する南極のペンギン達と違いケープペンギンは一年を通じて産卵する為 毛が生え替わろうとする雛がいる一方まだ抱卵しているペンギンもいます
そんな中、漁に出た親鳥が返ってこなったのか死んでしまった雛を見つけたカモメ
一番柔らかいお尻を突き、他のペンギンは見守るだけ チョベサファリでは肉食獣を見る事ができませんでしたがここでプチリアルな野生の王国シーンを見る事ができました(ラッキーなのか分かりませんが…)
ブッシュゾーンにもペンギンコロニー 現在このビーチエリアだけで2,000~3,000羽のペンギンが生息しているそうです
ナミビアと南アフリカの沿岸に生息しているアフリカ大陸固有種のケープペンギン 現在の生息数は20世紀初めと比べると僅か1%程度とのコト ペンギンビーチと言えどその面積は僅か3.3km3 現在の個体数維持が出来ればいい方で回復は見込めそうにありません
ケープポイントへ
アクセスルート
10:45 ペンギンビーチを後にして更に南下 ケープ半島の南端を目指します テーブルマウンテンに出かけた時同様この日も風が強かったので天気が良さそうなうちに一番遠いケープポイントを見学する作戦 ケープ半島最南端の駐車場まではサイモンズタウンから約25km 約40分程の道のり
11:05 ケープ半島エリアのテーブルマウンテン国立公園ゲートに到着 入園料は外国人ツーリストで303ランド(約2,200円) 半島へのアクセス時間は夏季(10~3月)06:00~18:00、冬季(4~9月)07:00~17:00となっています
最南端地点までの道路はしっかり舗装され、問題なく快適にドライブができます 住宅地があるわではないので走る車はツアーかレンタカー組のみ
目指す先は一番奥の高い山 道は山道という山道ではありませんが思っていた以上に山地でびっくり
駐車場とケーブルカー
11:30 もうこれ以上先には進めない場所が駐車場 これより先はケーブルカーか徒歩でケープポイントの絶景地へアクセスします
喜望峰見学後はアフリカ大陸正真正銘の最南端の地アグラスまでドライブしないといけないので歩きではなく往復ケーブルカー利用を選択 料金は往復で80ランド(約580円) ※2021年現在は片道50ランド、往復70ランド(約580円)と何故か値下げ Why?
駅舎建物にはお土産店も併設♪
40人乗りケーブルカーは山頂駅まで長さ585m、標高差87m(最大斜度16度)を約3分で結びます ケーブルカーを利用しない場合は線路沿いに整備された遊歩道を歩いてアクセスします
見どころ
駅舎を降りて先ずは旧灯台からの景色を楽しみます 旧灯台にある見晴らし台へはそのまま真っ直ぐ 、更にその先のケープポイントへ行く場合は写真左手方向から回り込むように整備された遊歩道でアクセスします
旧灯台とありがちな方位距離案内板 旧灯台はケープポイント先端に作るられた新灯台が稼働するまでの1860~1919年まで稼働したかつての海の道しるべ
旧灯台の見晴らし台から眼下に望むケープポイント 先端に1919年から稼働する新灯台が見えます
鋭く海に突き出たケープ半島 右手が大西洋、左が太平洋かと思えばそうではなく全て大西洋が正解!! 喜望峰を含むケープ半島はアフリカ「最南西端」の岬で正真正銘のの最南端は約150km離れたアグラス岬となります
パノラマ風景 風が強いもの陽射しと青空があって良かった~♪ (´∇`) ホッ
駐車場方向(ケープタウン方向)を望みます 旧灯台の下段にはいくつもの展望スポットが設けられており各々ビミョーに違う景色が楽しめます
美しいディアス・ビーチと喜望峰 ケープ半島の突端が喜望峰かと思えばそうではなく写真のビーチ上の突端部が喜望峰となります
旧灯台の少し下の展望台から望むケープ半島突端の崖地 切り立った断崖下の海の色の美しいこと
もう超・絶景
旧灯台周辺からの景色を楽しんだ後はケープ岬の先端部へ 先端部にある新灯台(近く)までは旧灯台の北東側の斜面の遊歩道からアクセス
紺碧の海を見ながら、強風で大きく育つことができない低木が茂る遊歩道を下り加減で歩いていきます(当然ながら帰りは登り)
途中見晴らしの良い尾根のビューポイントから眺めるケープ岬の突端方面 左右どちらの海はやっぱり大西洋
東方面を望むとケープ岬が一番海に突き出た南端のように思えます
振り返る旧灯台方向 絶壁の断崖に立つ旧灯台の様子が良く分かります
同じ場所からのパノラマ写真 魚眼レンズのような映り込みですがこうして見ると左側(西)が太平洋、右側(東)が太平洋と思ってしまうのも無理はありません
一般人が遊歩道でアクセスできる地点がこちらのケープポイント 新灯台はまだ先なので灯台への到達は不可能
ケープポイントから眺める新灯台(1919~)
GPSが発明される遥か昔、ヨーロッパ大陸からアフリカ大陸沿いを帆船で延々と南下してこの岬に到達した際はどんな想いでこの岬を眺めたのでしょうか?
喜望峰へ
アクセスルート
12:50 ケープポイントエリアの見学を終えて最後は南アフリカと言えばココ!! とも言える喜望峰へ ケープポイントの駐車場から喜望峰の駐車場までは少し戻り折り返す感じでアクセス 約6kmホドのドライブ
海沿いの道路沿いでアフリカ大陸初(というか人生初)の野生のダチョウと遭遇♪ ケープ半島は野生のヒヒやダチョウが多いとのコトでしたが野生動物に遭遇したのはこのダチョウだけでした
ご覧あれが喜望峰だよ
喜望峰にて
13:00 喜望峰に到着 英語名であるCape of Good Hope アフリカ大陸南西端地点の看板でお約束の記念撮影♪
そんな夢の地の現実がこちら バスツアーと同じタイミングで来てしまうと喜望峰看板での撮影順番待ちが大変なことになります(笑)
看板の後ろの岩場はちょっとした見晴らしポイントになっているようなので登ってみます
ちょっと高い位置から望む大西洋と駐車場の看板地点
喜望峰の発見は1488年、王の命を受けたポルトガル航海者バルトロメウ・ディアスがポルトガルとアジア(インド)との貿易ルートを探る航海時に発見
さらに登って望む喜望峰に通じる海沿いの道と大西洋
アジアルート探索時に発見と言えば聞こえが良いのですがアフリカ大陸沿いに南下している途中で嵐に遭遇してしまい漂流 知らぬ間に喜望峰を通り過ぎてしまいます
嵐は収まったものの船も船員もボロボロ、探索を断念してポルトガルに引き返す復路で通り過ぎた喜望峰を発見した というのが史実だったりします
帰り道に発見された岬は船長のディアスにより嵐の岬(Cabo das Tormentas) と名付けられましたが、その後インド航路の発見を喜んだポルトガル王により喜望峰(Cabo da Boa Esperanca) と改名されました
喜望峰の見晴らしポイントから望むケープポイント もう少し高い場所まで行けるようですが風が強く、更に真のアフリカ最南端まで行く予定があるのでこれにて失礼
石だらけの喜望峰の海岸 西からかなり強い風が吹きつけ嵐の岬と呼ばれたのも頷けます
同時に世界地図が完成していない当時に至っては新世界に通じる光をもたらした希望の岬だったのですね
正真正銘のアフリカ大陸最南端 アガラス岬編は次回に続きます♪
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- Bluu Car Rentalは南アを拠点のレンタカー 大手より安く借りられます
- 喜望峰エリアへ行く公共交通手段はないのでツアーかレンタカーでアクセス
- ペンギンビーチ&ケープポイントツアーは¥5,665より(入場料別) by GetYourGuide
- ケープタウンからボルダーズビーチまでは車で小1時間、ケープポイントまでは更に30分ちょっと
- 絶景地ならケープポイント 浪漫を感じるなら喜望峰
- ケープ半島は風が強いので羽織るものが必要かも
- 喜望峰はインド航路開拓に失敗した帰り道にポルトガルの航海者バルトロメウ・ディアスが発見
- インド航路を確立したヴァスコ・ダ・ガマはテストに良く出題されるので要暗記
関連リンク集
- 南アフリカ観光局 南アフリカ観光局日本語公式サイト
- South Africa 南アフリカ観光局公式サイト
- I Love Capetown ケープタウン観光局公式サイト
- 外務省海外安全ページ 外務省提供 南アフリカの安全情報について
- MyCITI ケープタウンの総合公共交通システム公式サイト
- ケープポイント国立公園 ケープポイント国立公園情報ページ
- Bluu Car Rental Bluuレンタカーの公式サイト (旧Bidvestレンタカー)