ワシントンD.C.の最後の観光先スポットは、世界最大の国立墓地 アーリントン墓地へ。 年間300万人以上の観光客が訪れるアーリントン墓地は墓地と同時にD.C.エリアでも人気観光スポットとなっています。
今回は想像以上に美しかった墓地と、どの衛兵交代式よりシビれてしまった衛兵交代式を含む、アーリントン墓地観光の様子をまとめてみました。
(2019.04.14現在)
アーリントン墓地
行き方・料金
ワシントンD.C.のダウンタウンエリアからは青のメトロ(Franconia-Springfield)方面行きに乗りArlington Cemetery駅で降りれば歩いてスグ。 地上に出たらリンカーン記念堂の方ではなく、小高い丘方向(道路が行き止まりになっているほう)に進みます。
正面の突き当たりにあるのが女性兵士記念堂。 後方にはジョンF・ケネディ大統領のお墓、丘の上に南北戦争時のロバート・E・
エントランスにあるウエルカムセンター。 パンフレットが入手できる他、ギフトショップあり。 園内はとても広いのでマップは必需品です。(maps.meがあれば問題ナシ) また、念の為トイレも済ませておきましょう。
- 営業時間: 08:00~19:00 ※冬季は17:00迄 年中無休
- 入場料金: 無料 ※駐車場は有料
- 園内循環バスツアー 大人15ドル 詳しくはオフィシャルサイト で
墓地内の様子
まだ小雨降る中、園内へ。 墓地は624エーカー(約2.5平方km)とトンでもなく広く、観光者向けの範囲でも結構な広さがあります。 循環バスもあるので必要に応じて利用して下さい。
戦争モノの映画やドラマでよく登場する風景。 1864年5月13日に南軍のロバートE.リー将軍から没収された土地に設立された世界一有名な国立墓地がこのアーリントン墓地。
無数(30万基以上)の白い墓石が緑の芝地に整然と並ぶ風景は、表現が難しいところですが、他ではなかなか見られない壮観な景色です。
サクラ咲く墓地内。 園内のアチコチに桜が咲いていてお花見も同時にマンキツ。 天気が良ければ言うことなしでしたが、ちょっと雨模様だったのが残念。 墓地内には300種類の樹木が約8,500本あり、バージニア州で最大の木が3種あるそうです。
桜はもう終わっていると思っていただけに満開の桜は嬉しい誤算♪ 日本人はやっぱり桜デス。
墓地から見えるペンタゴン。 2万人以上の軍人・軍職員が働く五角形の建物を幾重にも重ねたような構造を持つ、世界最大級のオフィスビル。 階段数131、トイレ284か所、電話線延長16万kmと想像がつかない建物です。
アメリカの最重要施設。 見学はできないと思ったらペンタゴン見学ツアー もあるみたいでビックリ。 次回訪れる機会があれば足を運んでみたいものです。
ちょっと大きめのお墓を見ると、階級が高かったり、功績を残した人物だったりするのかな?という感じ。 マップには著名埋葬者の墓石位置が記されていますが日本人に馴染みがない方のお墓はスルー気味。
なんだか絵になる風景。 遺族の方には失礼ですがお墓感がなく、美しい公園という感じでした。
埋葬対象者は祖国のため戦い命を捧げた戦士、英雄的な活躍をした人(スペースシャトルミッションで命を落とした宇宙飛行士等)となっているそうです。 一平卒の場合、任務中の戦死でないとダメっぽい?
アーリントン墓地内を海兵隊さん達がゾロゾロ歩いてました。 これはこれでやっぱり映画やドラマのワンシーンみたい。
海兵隊記念碑
次に向かったのは、1945年2月19日~3月26日に激しい攻防が繰り広げられた硫黄島での、アメリカ軍の勝利を象徴するシーンをモチーフにした海兵隊記念碑。
別名 硫黄島記念碑 20,129名の日本兵と、6,821名のアメリカ兵が命を落とした壮絶な戦い。 アメリカにとっては栄えあるモニュメントかもしれませんが、日本人としては少々複雑な気持ち。
台座の周りには海兵隊がこれまで参戦した戦いが彫り込まれています。 願わくば数が増えないことを祈るばかり。
先ほどの海兵隊さんが記念碑の前で記念撮影。 やっぱり制服姿がカッコいい と嫁サマの目が♡マークに。
オランダから贈られたカリヨンタワー。 第二次世界大戦時に受けたアメリカからの援助に対するオランダの人々の感謝の気持ちを表す形で贈られた50の鐘を持つ塔。
オランダと言えばチューリップ♪ カリヨンタワーの周辺には色とりどり様々な種のチューリップが見られ、ここでも春の風景を楽しめました。
ケネディ大統領の墓
アーリントンハウス(旧ロバート・E・
1963年、ダラスでパレード中に暗殺された第35代大統領 ジョン・F・ケネディのお墓と1994年に亡くなったジャクリーン夫人のお墓。 墓石の先に永遠の炎が灯されています。
また、近くにはケネディ大統領の兄弟2人を含む他のケネディ家のメンバーが埋葬されています。
有名な1961年 大統領就任演説時の一節。 名を残す政治家の演説はとても力強く心に刺さります。 演説力で比べたらアメリカの政治家の圧勝ですね。
無名戦士の墓
最後は外せない無名戦士の墓へ。 無名戦士の墓は、第一次・第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争で戦死した身元不明の兵士を祀る墓です。
ここで絶対外せないのが衛兵交代式。 世界アチコチの交代式を見た中でココに勝るモノはありません!! ( ー`дー´)キリッ
コロラドのユール大理石で作られた無名戦士の墓の墓守ルーティーンは下記の通り
1. 墓の前に置かれた長さ19mの黒いマットを21歩で南下
2. 東(墓の方)に向きを変えて21秒間静止
3. 向きを変えて北を向き、武器を肩の外側に変え、21秒間静止
4. 21歩かけて元の位置に戻る
5. 東(墓の方)に向きを変えて21秒間静止
6. 向きを変えて南を向き、武器を肩の外側に変え、21秒間静止 1へ戻る
次の衛兵と交代するまで、上記のルーティンを繰り返しながら墓を守り続けます。 ちなみに21という数字は最高名誉の礼砲が21発であることから来ているそうです。
衛兵は4月~9月は30分ごと、10月~3月は1時間ごとに交代します。 交代式は10分程ですが厳粛かつ威厳に満ちた儀式となっていますので見逃さないで下さい。
衛兵交代式の様子。 墓の護衛は1日24時間1年365日いかなる時も中断することなく続けられており、第二次世界大戦中や9・11テロでアメリカ中が騒然となっていた最中もひたすら同じことを繰り返していたそうです。
衛兵は陸軍に所属する儀衛兵が努めますが名誉ある役と考えられ、厳しい選抜を経て任務に就く名誉ある役目とのこと。 どおりでカッコいいワケです。 アーリントン墓地の衛兵交代式は本当に必見です。
記念円形劇場
次の衛兵交代式までの時間でアーリントン記念円形劇場を見学。
エントランスにはアメリカ5軍の軍旗が掲げられています。 左から陸軍・海兵隊・海軍、空軍、沿岸警備隊。 現在は宇宙軍が創設されているので6軍!!(いつの間に?)
アーリントン記念円形劇場の建物内にはちょっとした展示コーナーがあり友好国からの贈答品などが展示されています。 本からは麻生元首相、安倍元首相から贈られた花器も展示されていました。
白亜の大理石が美しいドーム型天井。 記念円形劇場は2020年に100周年を迎えた歴史ある建物。
立派な大理石の柱に支えられた回廊が約5,000人を収容できる円形劇場をぐるっと取り囲みます。
イースター、メモリアルデー、退役軍人の日に大統領らが列席し式典を行う会場。 ニュースでよく目にしていたので場の雰囲気が分かり非常にマンゾク。
ワシントンD.C. to ダラス
4/15は移動日。 ワシントンD.C.からお昼のフライトでダラスへ。
7時に起きると前日に引き続きまたしても春の雨、雨足が少し収まるのを待って08:20に宿泊先を後にしロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港へ向かいました。
09:00 レーガン空港駅到着。 ワシントンD.C. 見損ねてしまった場所、見たい場所が沢山ありましたが今回はここでお別れです。
10:15 搭乗手続きを済ませた後プライオリティパスが使えるレストランでご飯。
ワシントン・ナショナル空港には対応ラウンジがないので指定飲食店での飲食となります。 ターミナルBのBracket Room もしくは ターミナルCのAmerican Tap Roomの2ヵ所(1人28ドル分利用可)
私たちはターミナルC利用だったのでAmerican Tap Roomにてフライドチキン&ワッフル(17ドル)とベーコン&チーズオムレツモーニング(8.75ドル)とドリンク(1杯3.25ドル)をオーダー。 タダ飯にありつけたのは良かったのですがTipは別払いなので6ドルと想定外の出費でした。(日本ならチップ分でファーストフード店の丼物が食べれてしまいます)
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- アーリントン墓地はお勧め観光スポット 無名戦士の墓の衛兵交代式はMUST SEE!!
- アーリントン墓地入場時は身分証明書となるパスポートを持参すること
- アーリントン墓地のツアーバスに乗らない場合結構歩くのでそれなりの格好で
- ワシントンD.C.は無料見学施設が沢山 1週間滞在しても足りません リピート切望
- ワシントン・ナショナル空港 プライオリティパスで飲食できるがチップは別なので注意
関連リンク集
- ワシントンD.C. 市が運営する公式ツーリスト向け情報サイト
- ワシントンメトロ ワシントンD.C.メトロの公式サイト
- アーリントン墓地 アーリントン墓地の公式サイト
- アーリントン墓地ツーリスト向け アーリントン墓地観光者向けサイト
- 海兵隊記念碑 国立公園局サイト内の海兵隊記念碑説明ページ
- ワシントン・ナショナル空港 ワシントン・ナショナル空港の公式サイト
- ダラス・フォートワース国際空港 ダラス・フォートワース国際空港公式サイト
ここが変わったよ 2026年考察
1.アーリントン墓地のシャトルバスの料金 2026
大人:17.50ドル
ビジターセンターのチケットカウンター、または公式サイト から事前購入が可能。 人気のため、当日の空き状況によっては待ち時間が発生することもあります。
利用方法:購入後に発行されるQRコードを、乗車時に提示して読み取ってもらい乗車。
乗り降り自由:一度有効化されたチケットは、その日のツアー運行時間内であれば乗り降り自由。
チケットが紛失する心配がないため、スマホにQRコードを保存しておくのがベター。
2.アーリントン墓地トリビア
元々は「敵地」
南北戦争時、この土地は南軍の総司令官ロバート・E・リー将軍の妻の邸宅でした。 北軍が報復と戦術的理由からこの地を接収し、あえて邸宅の周りに墓を作ったのが始まりです。 リー将軍が戻れないようにしたという逸話があります。
「無名戦士の墓」の交代式は年中無休
無名戦士の墓を守る兵士は、極寒の日でも猛暑の日でも、24時間365日、1分も休まず歩き続けます。 彼らの靴には鉄板が埋め込まれており、交代式で床を強く踏み鳴らす音は、静寂な墓地によく響きます。
ジョン・F・ケネディの「永遠の炎」の秘密
墓所にある「永遠の炎」は、ガスの供給が止まっても火が消えないよう、特殊な装置が地下に備わっています。 一度だけ嵐で消えたことがありますが、バックアップ体制が整っており即座に点火したそうです。
3.アーリントン墓地に埋葬される条件
アーリントン国立墓地への埋葬は、勲章の有無以上に軍務の内容が重視されます。
資格:現役中の戦死者、名誉勲章(Medal of Honor)受章者、退役軍人などが主な対象です。
階級:一兵卒等、階級は関係ありません。 名誉除隊(Honorable Discharge)を受けた退役軍人であれば、階級に関わらず埋葬資格があります。 その要件は厳しく、特定の勲章や条件を満たさない場合は、埋葬ではなく納骨(コロンバリウム)の形式になることが一般的。
スペースと今後
現在、深刻なスペース不足に直面しており、埋葬資格の基準が段階的に厳しくなっています。 以前は資格者であった条件でも、現在は対象外になるケースが増えているそうです。
既存の埋葬地を拡張する計画は進んでいますが拡張には限界があります。 近い将来、資格基準がさらに限定されていくのは必至のようです。






































