前回に引き続きボリビアの天空首都ラパス観光の続きデス 今回は全て初体験となるケーブルカーとオバプロことおばちゃんプロレス・泥棒市見学の様子をまとめてみました オバプロと市場は曜日限定なので開催日に合わせて訪れないと見学することはできませんが開催日に訪れた際にはとてもお勧めなので是非出掛けてみて下さい♪
(今回の内容は全て2019.02.03日曜日現在のモノです)
ケーブルカー Mi Teleferico
料金と路線
ラパスのケーブルカー Mi Telefericoはラパス市とエル・アルト市を結ぶ国営のケーブルカー交通システム 交通渋滞解消を目的とした都市交通手段としてオーストリア/スイスに拠点を置くDoppelmayrグループによって2014年開業 2019年3月時点で10路線 総延長は30km以上に渡る世界最長の都市ロープウェイ路線網となっています
料金は1回 1人3Bs(約45円) 乗り継いで色の違うラインを利用する場合は+2Bs(事前に申請)で利用できます
例えば赤のライン→灰色→紫のラインと乗り継ぐ場合 3Bs+2Bs+2Bs=7Bs という感じになります

実際の様子
レッドラインのLa Pazセントラル駅 標高は3,689m 渡り廊下続きでオレンジラインと連絡可能
日曜日だった為かレッドラインはとても混んでいて凄い行列 乗車するまでに1時間以上もかかりました
チケットブース 私たちが訪れた際はチケット式でしたが現在はQRコード付きのレシートタイプとなっています
ようやく乗車 ゴンドラはゆったりサイズで8名定員? 上部にはソーラーパネル付という最新式タイプ!! 汚れもなく綺麗でした
赤茶けたレンガ造りの建物の上をEl Alto目指してグングン登ります
登る途中墓地の上を通過 土地が狭いのでお墓は団地タイプのようです 場所が限られているのでここに入れる人は比較的裕福な人? 壁には死をテーマにした壁画が描かれていました
すり鉢状の際に到着する手前に (‘_’?)…ン? Youはナゼに崖の隙間へ? ※現在この鉄塔周辺の家々はペイントが施されカラフルな家並み風景に生まれ変わっています

あっという間に標高差400mのEl Alto駅に到着 なるほど1時間待った甲斐があった 早いね!!(笑) ブルーラインは通路づたいに乗り換えOK
駅舎の裏にはラパス市内が一望できる展望スペースと標高4,095mのEl Alto看板があり記念撮影に最適♪
日曜日だったので駅舎前の通りは泥棒市の会場で沢山の人と露店でいっぱいでした
こちらはレッドラインとは反対方向に延びるオレンジライン 1回50円程度なので気兼ねなく乗車できちゃいます
現在ラパスではストリートアートで地域活性化を積極推進中 なので、メデジンのComuna 13のような観光名所が新たに生まれつつあります(また行かないとね)
El Altoと泥棒市
El Alto
こちらはブルーラインから眺めたEl Alto市内の様子 下界の治安があまり良くない場所もケーブルカーなら安心して見物できます

天気が良ければラパスの街並みとイイマニ山のパノラマが望めちゃいます♪
Plaza de la Lunaにあるチェ・ゲバラ像(?)と泥棒市に向かう人々の列
舗装されているのは幹線道路と少し入ったところまでであとは砂ぼこりの舞う凸凹道 ストライキも日常茶飯事でガス不足解消を要求する市民(山高帽のおばちゃん達)がガスボンべを持って道路を占拠して交通を遮断してしまいティウアナク遺跡に行くのにえらく時間がかかった記憶があります
泥棒市
毎週木曜日と日曜日に開催されるEl Altoの名物市 泥棒市 真意の程は分かりませんが”売られている商品は盗品商品”、”ラパスで盗難に遭った時はこの泥棒市で見つけることができる”なんていうのが由来という説もあります
泥棒市の名に相応しい取扱い商品ラインナップ 売れる物は何でも売る!! という逞しいスピリットが感じられます
誰かのゴミは誰かの宝 不要と思われる物の中にお宝が見つかるかもしれませんね
車、家電・機械のパーツを始め車本体、プロレスマスク、Tバック、古着、子豚、ヒヨコまであらゆるモノが売られています
市も広いなら来場者も沢山 商品だけでなく食堂屋台も沢山出店されています
油が怖かったので食事はしませんでしたが丸く小さなベビーカステラのような焼き菓子を食べました
屋台飯は食べませんでしたが溶けないアイスは食べました!! この形のまま無造作に箱に入れられています
溶けないアイスお値段 1Bs 本当に溶けないし、なんとなく冷たいし・・・ 何じゃこりゃ(是非試してください)
泥棒市 メチャメチャ広くてメチャクチャ混んでます スリ等には十分気をつけて
標高4100mでフツーにサッカーしてました ラパスにも立派なスタジアムがありますが国際試合は組めませんね
[php_everywhere]
パレード in ラパス
プーノに引き続きラパスでも
何のお祭りか分かりませんが泥棒市を見学してラパス市内に戻ったらお祭りワッショイ状態でした
マーチングバンドや民族衣装に身を包んだ華やかな一行がケーブルカー駅周辺をパレード 明るく楽しげな行進をしばらくの間楽しみました ラッキー♪
中にはべっぴんさんも プーノに比べて垢抜けてるネ
プーノの女性陣は恥ずかし屋さんばかりでしたがラパスの女性陣はカメラ目線で応えてくれます やっぱり都会は違うネ

おばさんプロレス
開催日・料金
おばさんプロレス(略してオバプロ) 現地ではCholitas–Wrestlingと呼ばれ泥棒市が開かれる木曜・日曜に開催されています 開催団体は複数あり、複数の会場で大体16:00からのスタートとなっています
観戦料金は直接の場合50Bs(現地の人は20Bs位)、ラパス市内からの送迎付観戦ツアーの場合 90Bs(約1450円 ※2019.02時)

ラパス市内の旅行業者の店先にこんな感じで看板が出ています 市内ホテルPick Upは15:45分前後
今回見学したプロレス団体はLIDER という団体 スタートが16:00とありましたが実際に試合が始まったのは17時位から
入場チケットについている引き換えクーポンでお土産、ドリンク、ポップコーン+2回のトイレ利用 と交換できます
送迎付ツアーはリングサイド特等席で観戦することができます 現地の人達は後ろの席での観戦
試合の様子
試合開始前 選手一同がリング上やリング周りで踊ってご挨拶 おばちゃんばかりかと思っていたら比較的若い人も居ました(自分が歳なのか?)
第一試合は 怪人(覆面)レスラー同志のタッグマッチ 扱い的には前座試合的な感じ? 野郎同志なのでまだそこまで盛り上がりません…
第二試合からいよいよ本命のおばちゃん達が登場 ベルトを巻いて来たのでどうやらタイトルマッチの模様 ピンクのスカートの方はホテルピックアップ時に現れた人でした 裏方仕事からのプロレスなのね
場外乱闘、マネージャー役らしき男の乱入とお約束のシーンがちゃんと盛り込まれていて面白い♪
おばちゃんの試合運びに会場は一気に盛り上がります
第二試合はおばちゃん同士のタッグマッチ がっちり体型のおばちゃんでしたがなかなかどうして動きは機敏で縦横無尽にリング・リング外を飛び跳ねます 4000mの高地で凄いヨ おばちゃん!!
フライングボディーアタックや派手な投げ技、場外乱闘と王道のプロレス興行でエンターテイメント性はバッチリ
第三試合はブギーマンVs.おばちゃん ある意味 異種格闘技戦 シングルマッチかと思いきや途中からタッグマッチへ変貌
ブギーマンは生肉をぶん回して攻撃 おばちゃんはトップロープからのボディアタック!! 互いに肉弾戦
この試合もやっぱり場外乱闘に発展して観客を巻き込んで盛り上げます 全体的にとても上手く組み立てが出来ているので飽きずに見ることができます
場外乱闘になる度に絡みに巻き込まれてしまうじゃないかとドキドキするのでリングサイド席で観戦しましょう
会場を沸かしてくれるのはおばちゃんレスラー以外にもいます 欧米観光客のリアクションがとにかく熱い
おばちゃんの一挙一動に合わせ全身で感情表現 声援もハンパなくてプロレスを見ているより楽しいぐらい。。。

おばちゃんレスラーの戦いが終わり今度は色物マッチ あの手この手で盛り上げますが売りがおばちゃんなので野郎の試合中はおばちゃんレスラーとのフォトセッションタイム(料金に含まれます)
こんな感じでポーズを決めてくれます ツアー参加者の撮影タイムが終わるとツアーはご帰還タイム まだ試合は続いていましたが会場を後にしました
ツアー代90Bs(現地で直接購入だと50Bs)ですが2時間フルに楽しめるのでオバプロは十分見る価値はあるかと思います

[php_everywhere]
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- 2014年に開業のケーブルカー乗るだけならどこへ行っても安心なのでお試しあれ
- 日曜日のケーブルカーは激混みの模様(他のブログもそんな感じでした)
- 泥棒市・おばちゃんプロレスは曜日限定で開催(木・日) 曜日が合うなら是非に♪
- プロレスは会場で購入してもボリビア人価格にはならず50Bsデス
- El Altoはラパス以上に治安に注意!! 人混みの中のスリにも気をつけて
- おばちゃんプロレス鑑賞時、会場内・夕刻以降は寒いので暖かい服を用意の上
- おばちゃんプロレスを自力で見る場合は往復の道中の安全確保に努めましょう
関連リンク集
- Cholitas Lider おばちゃんプロレス団体LiderのFacebookページ
- cholitas-wrestling おばちゃんプロレスを主催するcholitas-wrestlingサイト
- Bolivian Life ラパスの旅行ガイド(英語)
- Mi Teleferico ラパス市ケーブルカーの公式サイト