デビルズ・キャニオンキャンプ場滞在2日目は191号線を北上したところにあるキャニオンランズ国立公園へ出かけてみました。 キャニオンランズはグランドキャニオン同様、深い谷でエリアが分断されている壮大な渓谷が楽しめる国立公園。 今回は南東からアクセスするThe Needlesと呼ばれるエリアの見学の様子デス。
(2019.05.14現在)
キャニオンランズ国立公園
アクセスマップ
デビルズ・キャニオンキャンプ場からはUS-191号線を北上した後、211号線にてアクセスします。 キャンプ場からの距離は100km、1時間30分ほどのドライブ。
すぐ北には人気のアーチーズ国立公園があり、アーチーズ国立公園と合わせて訪れる人が多い国立公園ですが、キャニオンランズ北部のIsland in The Skyエリアに訪れる人が多く、今回訪れたThe Needlesエリアの来場者は若干少な目となります。
道中の様子
08:50 朝食を済ませキャンプ場を早めに出発、途中モンティセロの町で20ドル分給油。
09:40 US-191号線を北上。 これまでの砂漠のハイウェイとは違い、緑豊かな高原ドライブと言った感じ。 正面の山はラサル山脈の山系で一番高いワアス山の標高は3,751mと富士山と同じぐらい。
US-191号線脇にヘンテコな岩発見。 Church Rockというちゃんとした名前があるらしい。 ちょうどこの岩の近くがUS-191号線と211号線の分岐路になり、南から来た場合はこの岩を通り過ぎたあたりで左折となります。
09:50 US-191号線から州道211号線へ入ります。 ここからキャニオンランズ国立公園までは約55km。 突き当りが国立公園となるので、地元住民の車以外は公園目当ての観光客。
道中の様子。 結構な標高にも関わらず、メサやビュートが迫ります。
10:30 国立公園に突入。 メジャーな国立公園の立派な石積み看板に比べるとちょっと質素? 料金所ゲートはなく、少し先のビジターセンターで入園料を支払います。
公園内を進みます。 腐っても国立公園。 やっぱり道中の景色が違います。
10:40 キャニオンランズ国立公園のThe Needles Visitor Centerに到着。 入園料は車1台につき30ドルで1週間有効。 もちろん国立公園年間パスも利用可。
営業時間: 8:00~17:00 ※12・1・2月は冬季閉鎖
キャニオンランズ国立公園
園内見どころ
ニードルズの主な見どころはビジターセンターから先の211号線に点在。 普通のレンタカーで安心してアクセスできる観光ポイントは上図の箇所になるかと思います。 キャニオンランズには無数のオフロードコースが整備されていますが、4WDでアクセスするかツアー参加になるので、今回はメジャーな下記のポイントを見学。
- Big Spring Canyon Overlook
- Slickrock Trail
- Pothole Point
- Wooden Shoe Arch Overlook
- Cave Spring
- Roadside Ruin
Big Spring Canyon Overlook
11:10 The Needlesエリアの観光は211号線を突き当りまで行き、奥手からビジターセンターに向かって見学する作戦。 先ずは道路の行き止まり地点のBig Spring Canyon Overlookからスタート。
国立公園の絶景スポットの駐車場は大抵いっぱいですが、ここは絶景にも関わらず少なめ。 来場者はあまり多くないようです。
このエリアの岩はどこかエリンギ風♪(個人的感想) 巨大なエリンギ岩がニョキニョキ生えてます。
どう見てもエリンギ。
このアングルだとなんだか宇宙船っぽい。
岩面には虫に食われたような穴がたくさん。 どういう過程でこのような結果になるのでしょうか? 似たような侵食は他でも見受けられました。
Big Spring Canyonの中でも末端の方なので規模的には小さな谷ですが、岩の表情が実にユニーク。 色や侵食具合が地層ごとに異なります。
同じく上流方向。 一番上の地層の岩が丸みを帯びた笠のように残り、結果エリンギ岩になるようです。 谷底は枯れていましたが、雨が降ると川となりコロラド川へ流れ込みます。
これまでに見学したフーバーダム、グレンキャニオンダムのさらに上流ということですね。
コチラでも捻じりん棒将軍がいました。 セドナ同様、何らかのパワーがあるようです。
そして可憐な野草も。
Slickrock Trail
11:50 次はBig Spring Canyonの駐車場から少し戻ってSlickrock Trailという1周約4km、約2時間トレッキングコースへ。
駐車場から少し入っただけで、このリモート感。 オラ わくわくすっぞ(孫悟空風)
遠くにはUS-191号線を走る際に正面に見えていたラサル山脈。
岩肌の僅かな砂地に映える野草。
分かりにくいですが、こちらが歩くコースです。 ザ・ウエーブの岩肌コースと同様、どこが正解なのか一瞬迷う場面もありますが…
道中、かわいいケルンが道しるべとなってくれます。 この日は歩いている人がほとんどおらずケルン頼りでしたが、人がほとんどいない、このリモート感が個人的に刺さりました。(天気が悪かったら怖くて歩けませんが)
Little Spring Canyon 見渡す限り、人の気配がありません。
アーチーズ国立公園の少し先からアクセスするIsland in the Skyエリア方向。 同じ国立公園ですが、コロラド川に分断されているので、モアブの町にある橋を渡らないことには行くことができません。
Slick Rock(滑らかな岩)からエリア名にもなっている名勝 The Needlesを望みます。 まさに針千本。
The Needlesの岩塔群のアップ。 オフロードにてアクセスするため、4WDでないとダメらしいので今回は行きませんでしたが、絶景の予感がします。
リトル捻じりん棒将軍とリトルケルン。 ケルンがないと大変です。
12:40 案内板の写真にあった見晴らしポイントまで到達。
Junction Butte(左)はその名の通り、コロラド川とグリーン川の合流地点近くにあるビュート。 右側の高台にはビジターセンターから続く公園道路(Grand View Point Road)が走っています。 天空に浮かぶ島のように見えることからIsland in the Sky というお洒落なエリア名になっています。
Pothole Point Trail
13:25 Pothole Point トレイルとありますが、駐車場からすぐなので簡単にアクセスできます。 往復で1kmとありますが、そこまで歩かなくてOK。
Pothole つまり 窪み。 案内板の写真は水溜りとなっており「微生物を傷つけないよう気を付けて下さい」 とありましたがすべてカラカラの空でした。
その滑らかな岩の層の上にある最上層の岩。 侵食過程でこの岩が残ったと思うのですが、詳しい仕組みは素人には理解不能。
ココにもリトルエリンギ兄弟がいました。(笑)
The Needlesもよく見えます。 バギーコースが張り巡らされており、バックカントリーキャンプサイトもあります。 上級者の遊びですが、憧れます。
Wooden Shoe Arch Overlook
14:30 途中の駐車場でサンドイッチランチを食べて次のポイントWooden Shoe Arch Overlook こちらは駐車場から眺めるのみ。
Wooden Shoe(木靴)のつま先とかかと部分の間が抜けたような形に穴があいてます。 やっぱり岩の地質の違いによるものでしょうが、長い年月の結果として見ると不思議。
下の薄い層も他の地層と比べ弱そうで、侵食具合の違いははっきり分かります。
お隣のビュートも自然という芸術家の製作途中でした。
Cave Spring Trail
14:45 次のスポットは211号線から外れ一部ダート道を走った先にあるCave Spring Trail 駐車場から一周1kmほどの周遊コース。
駐車場から時計回りにカウボーイキャンプ、ケーブスプリング、壁画ポイントと続きます。
最初のスポットカウボーイキャンプ 開拓時代にカウボーイが家畜の放牧時に一時的に利用したとされる野営地で、当時の家具やストーブが残されています。
一帯の岩場は庇のように侵食されていて、天然の雨避けとして機能しています。 巨大なエリンギ岩の笠の下ですね。
そのカウボーイキャンプの先には・・・
微妙ですが天然の泉 この水場があるからカウボーイもこの場所を選んだのでしょう。
その先には入植者以前、つまり原住民が残したとされる壁画があります。 人間が暮らすには、第一に水ってことですね。
この先にはハシゴ場があり、ぐるっと回って駐車場に戻る周遊コースとなりますが、今回はここで引き返しました。
Roadside Ruin Trail
15:25 最後の立ち寄り先はRoadside Ruin 駐車場から往復0.5㎞ほどでアクセスできる超ショートトレイル。
駐車場からしばらく歩いた先にある岩の軒下に・・・
スズメバチの巣!! ではなくて、原住民(インディアン)が作ったとされる食糧貯蔵庫があります。 柵の外から見るだけなので中の様子は見れません。 トレイルはここで終点となるので、駐車場に戻って今日の見学は終了。
The Needles Campground
キャンプ場の様子
せっかくなので、泊まれなかったキャニオンランズのキャンプ場を見学。
ジョシュアツリーのキャンプ場に似た感じのリモート感抜群のキャンプ場。 サイト間の距離・日影も十分あり、とても居心地が良さそうでした。
かなりのリモート地にも関わらず、共同トイレは立派。(冬季オフシーズンは使えないみたい)
あまり見かけない洗い場シンクも完備。 サイト数が少ない割に充実の設備です。
トイレも綺麗でした。 キャパが少なく確保が難しそうですが、ロケーション・設備とも個人的にはかなり上位のサイトでした。 やっぱり公園内のキャンプ場は良さげですね。
キャンプサイト情報
- キャンプサイト:26サイト 他グループサイトあり
- サイト料:20ドル ※入園料は別途
- 予約:オンシーズン(3/中~11/中)は必須 予約先 、オフ期は先着順
- 設備:ピクニックテーブル、ファイヤーピット
- トイレ:水洗(シーズン中)・ポットン式(通年)
- シャワー:無
- その他:飲料水(シーズン中)・ポンプ式水栓(通年)、流し台あり
※シーズン中はキャンプホストあり
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- キャニオンランズ国立公園 ニードルズエリアはなかなかの絶景 人も少なくリモート感抜群
- Slickrock Trailは平坦でも距離もそこそこで絶景が楽しめるお勧めコース
- アーチーズに比べるとマイナーですが、時間があるなら是非寄るべき隠れた絶景国立公園
- 主な見どころは車道からすぐなので最短で半日で見学可能です
- The Needles キャンプ場はかなりお勧め 程よいキャパ・リモート感・綺麗な水回りが〇
- アメリカンドライブ この日の走行距離:約215km 累計走行距離: 約5,442km
関連リンク集
- Go USA.jp アメリカの公式トラベルサイト
- VisitUtah ユタ州政府公式観光サイト
- キャニオンランズ国立公園 キャニオンランズ国立公園公式サイト
- The Needles Campground マンティラサル国立森林公園サイト
- The Needles Campground 予約先 Recreation.gov内ニードルズ・キャンプ場予約先
ここが変わったよ 2026年考察
最新の国立公園入園料は公式サイト をチェック
下記の人気公園では入園料に加えて16歳以上の大人1人100USDが加算されます。(2026.01より)
以下の人気のアメリカ国立公園11カ所が追加費用の対象となります。
- アカディア国立公園
- ブライスキャニオン国立公園
- エバーグレーズ国立公園
- グレイシャー国立公園
- グランドキャニオン国立公園
- グランドティートン国立公園
- ロッキーマウンテン国立公園
- セコイア&キングスキャニオン国立公園
- イエローストーン国立公園
- ヨセミテ国立公園
- ザイオン国立公園
1. The Needlesエリアは普通車でもアクセス可
The Needles地区そのものへ行くだけなら普通の2WDセダンで全く問題ありません。
私たち含め、日本人旅行者が誤解しやすい点として
- The Needles地区へのアクセス
- The Needles地区の4WD道路
は別物。
比較的奥地となる、Chesler Park(The Needlesで人気のハイクコース) Druid Arch(巨大アーチを見に行く本格ハイクコース)までのトレイルヘッドまでは2WDセダンでも問題なくアクセス可能。 グレーダーで整備されたダートロードなので、大雨直後やフラッシュフラッド後でない限り問題ありません。
通常時ならElephant Hill Trailhead までは2WDセダンでアクセス可能。 ※その先のElephant Hill 4WD Roadは高クリアランス4WDが必要。
2. 4WDが必要になる場所
有名な
- Elephant Hill
- Lavender Canyon
- Salt Creek
- Peekaboo
- Devil’s Kitchen
は別物。 これらは国立公園内のバックカントリー道路で、高い最低地上高を持つ4WDが必要となります。 ※Elephant Hillはトレッキングルートではなく、ユタ州屈指のテクニカルな4WDルートとして有名。
つまり、
The Needlesへ行く=4WD必須ではありません。
The Needlesのバックカントリーを攻める=4WD必須
という理解が正解です。

























































