メキシコ観光最終日は前日までの3日間で30km以上歩いてしまいお疲れモード 少し遅めに起きてAirbnbを後にし、宿移動(翌日早朝発なので空港近くのホテルへ)してから最後の市内観光へ出かけました 訪れた場所はSFチックなヴァスコンセロス図書館、老舗チュロス屋、そして初日に入り損ねたフリーダ・カーロ博物館 メキシコシティ最終観光のモヨウです
(2019.04.09現在)
ヴァスコンセロス図書館
行き方
メトロB号線の西の終点駅Buenavista駅が最寄駅 駅の出口から図書館はホボ目の前なので迷わずアクセス可能 メキシコシティメトロの路線図はこちら 市内のメトロ代は一律料金でどこからでも1人5ペソです
- 営業時間 08:30~19:30 祝日は休館
- 市立図書館なのでもちろん無料♪
駅からは200mほどなのであっという間に到着、多くの博物館が休館となる月曜日や雨天見学にいいかもしれません
図書館内の様子
メキシコ人建築家のAlberto KalachとJuan Palomarによって設計され、2008年に完成した市立図書館 斬新・近未来的なデザインが評価され多くの観光客が訪れる観光名所の1つとなっています
ブエノスアイレスの旧劇場の美しい本屋さん、プエブラの南米大陸最古の図書館と見学して来たので本繋がりで出かけてみました
ひとたび図書館内に入ればそこは別世界 普通に思い描く図書館イメージとは違った近未来的空間が広がっていました 本棚の飛び出し具合が空中に浮いているように見えるため空中図書館とも呼ばれています
なるほどこれは秀逸なデザイン 白黒で撮影してもイイ感じの写真が撮影できそうです 中央には巨大のクジラの骨格標本も鎮座、夕方以降灯りが灯るとまた違った雰囲気になるので夕方にかけて訪れるのがイイかも 必須観光スポットかと聞かれればそこまでではありませんが興味がある場合は一見の価値アリです
チュロスの名店 El More
スペインの植民地だったメキシコはスペインの影響を強く受けており、その一つに数えられるのがメキシコ人定番のお菓子となったチュロス そんなチュロスを食べるならメキシコシティで一番おいしいと言われるEL Moreで とアチコチで紹介されていたのでメキシコ最終日に出かけて見ました
行き方(旧市街地ソカロ周辺)
チュロスの名店 El Moroは人気らしく市内のアチコチに支店展開し10ヶ所ほどあるそうですが一番行きやすかった旧市街地にある1935年創業の本店のEl Moroへ行きました 最寄駅は 緑色のメトロ8号線のSan Juan de Letrán駅 地下鉄口のすぐ近くです そして本店のみ24時間営業!!
他の支店はこんな感じでメチャクチャお洒落 別のお店みたいです メニュー、値段はどの支店でも変わらず全く同じです
店の入口付近でぐるぐる巻きのチュロスを揚げてました~ 美味しそう(゚¬゚*)
店内の様子とメニュー 他のお店は白いタイルに青い文字のお洒落な造りに対して本店は少々渋い感じ・・・
メニューは比較的簡単
- Churros チュロス 1種類のみ1本か4本セット Roscaはたぶんアイスを挟むグルグル状態のモノ
- Chocolate チョコラテ カカオ豆を使ったココアのような飲み物(数種類あり)
- Paquete(パケッージ) セットメニュー Chocolateのドリンクメニュー+4本チュロスセット
- Consuelos グルグル状のミニチュロスでアイスを挟んだお菓子
- Bebidas 飲み物類 分かりずらいのはMalteada(シェイクのようなもの)
チョコラテの種類
- Espanol 伝統的なホットチョコレート 甘くて濃厚
- Mexicano Espanolよりも軽く、飲みやすい
- Frances バニラ風味を加えたモノ
- Especial アクセントでシナモンを加えたモノ
- Light 砂糖なし・低脂肪ミルクのあっさりバージョン
- Suizo ホイップクリームを乗せたもの
- Choco Moca コーヒー風味
- Del Dia その日のおススメ
初心者の王道は チュロス4本+好きなチョコラテのセット 77ペソ(約480円)
チュロスにかける砂糖は普通の砂糖 or シナモン入り砂糖を選べます
私たちはMexicanoとChoco Mocaのコンボメニューをオーダー 暑かったので1つをアイスにしてもらいました
チュロスはガンガン作っているのでアッという間に到着 チュロス4本 思った以上にボリュームがありました!! 味は噂どおりサクサクで美味しかったです
ディップも試してみましたがそれぞれで食べた方が美味しいです El Moroでエネルギー補給を完了しフリーダ・カーロ博物館を目指します
フリーダ・カーロ博物館
病気と事故による肉体の苦しみを抱えながら、波瀾万丈に生き47歳の若さで亡くなった近代メキシコの女流画家フリーダ・カーロの「青い家」と呼ばれる生家を博物館として開放したフリーダ・カーロ博物館 彼女の作品やポートレート、ディエゴ・リベラと共に暮らした住まいの調度品などを見ることができます
メキシコシティ到着日の夕方に予約なしで訪れてみましたが既に行列分でいっぱいとのことで撃沈 ネット予約した上でメキシコ最後の見学場所としてリベンジしました
行き方と料金
フリーダ・カーロの博物館は旧市街の南約10km、落ち着いた雰囲気のコヨアカン地区の住宅街の中にあり最寄駅はメトロ3番ライン Coyoacan駅が最寄となります
メトロ駅からは案外遠いのでタクシーで行くのも手です 初日含め2往復してしまいました
とても混んでいるので予約なしで行くと長時間並ぶ羽目になったりするので(閉館時近くだと入れないコトも)事前に公式予約サイトで予約して出かけることをおススメします
営業時間は10:00~18:00 火曜~日曜日 ※月曜日は休館
1904年に両親が建てたフリーダの生家である青い家に再び到着、今回はバッチリ予約して来ましたが、並んでる人は少な目でしたエントランスに向かって右手が予約なしの待ち列、左がチケット保持者の列
入館者数をコントロールしならがら入場させているようでバランスを取りながら係が入場させます チケット保有者が優先なので当日組はその分待ち時間が長くなります
チケットが無い場合は入口脇のブースで購入 1人246ペソ(約1450円) メキシコでの入館料としてはかなりの高額(遺跡入場料の3倍デス) 事前予約の場合スマホの予約完了証を見せればOK
※2021.03現在 平日250ペソ 週末は270ペソとなっています オフィシャルページ で確認のコト
館内の写真撮影は可能ですが入場料とは別に30ペソ必要 ※2021.03現在 40ペソ 支払い証明のシールを分かるように服に貼ります
入館にあたっての注意事項
- スーツケースや大きな荷物は持って入ることはNG(預けられます)
- サングラス、帽子を身につけての入場は禁止 携帯はOFFに
- ビデオ撮影禁止、フラッシュ撮影禁止
- 飲み物の持ち込みは禁止
- 展示品に触れないこと
館内の様子
フリーダとディエゴが手をつないでいるフリーダ作の絵 フリーダは22歳の時に21歳上のディエゴと結婚
エントランス部に飾れていたオブジェ 展示順路はチケット売り場から敷地に入り左手方向 カメラ代は反対の右手場所で販売していた為、気づかず注意されてから戻ってカメラ代を支払いました ちょっと案内不足(*`・з・)ムッ
つながった眉毛と口ひげが印象的な自画像で広く知られるフリーダ・カーロですが彼女の生涯や生き様について知る人はたぶん少数派 私たちも彼女についての予備知識は足を切断して、短命に終わったかわいそうな女性画家 ぐらいでした
死の直前に描かれた最後作品 Sandias “Viva la Vida” 訳すと スイカ 人生万歳? フリーダ・カーロの生い立ち、その後のドラマを理解していると見方が全然変わるので映画の一本でも観ておけば良かったとちょっと後悔…
オアハカの民族衣装を好んで着たというフリーダ・カーロ 共産党員だったということも知りませんでした
いかにもメキシコらしいタイル張りのキッチン FRIDAとDIEGOの文字が描かれていました 仲睦まじくも思えますが一度別れてるし・・・
寝室の様子 こちらは後遺症の痛みが無い時用の寝室
日当たりの良い中庭に面したアトリエに展示されていたフリーダの作業机 画材セットは彼女が実際に使っていたもの 彼女は亡くなる数日前まで絵筆を握っていたそうです
晩年 右足を切断してから使用されただろうイーゼルと車椅子のセット
傷みに耐えかねて横になる時に使用したベッド 鏡が天蓋に備えられており鏡を見ながら多くの自画像を制作という
フリーダの写真が添えられた中庭の各スポット
青い壁の一面にはパティス・ミスが作った献辞「Noguchi’s Butterflies」が書いてありました
博物館内にはカフェテリア&ショップコーナーあり 他では手に入らないフリーダ・カーログッズが手に入ります
そうでない場合は高いだけの博物館になりかねないので注意
地下鉄構内の壁画たち
壁画王国メキシコは地下を走る地下鉄構内も壁画だらけでした 駅によっていろいろ趣が異なり、メキシコ革命の英雄だったり、カートゥーンだったり色々なジャンルをテーマにした壁画がありました そんな中特にメキシコ臭かったプロレスとボクシングを紹介 好きな人は駅だけでコーフンしちゃいます
Guerrero駅
Guerrero駅構内のテーマはプロレス LEYENDAS DE LA LUCHA LIBRE = 伝説のレスラー達 です
| ゚д゚|ノ1っ!2っ!3っ!ダー!! 中学時代プロレスブームでした 猪木、ハンセン、ホーガン メキシコだとミル マスカラス!!
プロレスファンにはきっと堪らない顔ぶれが揃っているんでしょうね・・・
駅構内の柱や出口付近にもプロレス!! まさにプロレス尽くめの駅でした!!
Garibaldi/Lagunilla駅
こちらは同じB号線場のメトロ駅 Garibaldi/Lagunilla駅構内 テーマはボクシング 数多くの世界チャンピオンを輩出しているメキシコ ボクシングファンでなくとも耳にした名前がいくつかありました
プロレス同様往年の名選手がズラリ メキシコの国技はボクシング? と思ったら憲法で定められている国技は”charreada”というロディオみたいなものでした
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- ヴァスコンセロス図書館は一見の価値ある近未来的デザインの図書館だけど短時間見学でOK
- El Moro 有名店だけあってチュロスはサクサクで美味しい♪ チュロス食べるならまずココ
- El Moro 初めて食べるならPaqueteのドリンクセットでOK 次はチュロスのアイスサンドを食べる
- フリーダ・カーロ博物館は常に混んでいるのでネット予約してから出かけるべし
- フリーダ・カーロの予備知識が不十分だと高いだけの感想で終わる 映画を見るなど事前学習必須
- フリーダ・カーロについて勉強してもグッと来なければ行かなくても良い
- メキシコは地下鉄駅内も壁画だらけでした
関連リンク集
- visitmexico.com メキシコ政府公式観光サイト
- CDMXtraval メキシコシティ公式観光サイト
- メトロCDMX メキシコシティメトロの公式サイト
- ヴァスコンセロス図書館 ヴァスコンセロス図書館の公式サイト
- El Moro チュロスの名店として知られるMl Moroの公式サイト
- フリーダ・カーロ博物館 フリーダ・カーロ博物館公式サイト 入場予約もこちらで