キューバ編の最後は現地を訪れてみて初めて分かったキューバの率直な感想をまとめてみました 青々とした美しいカリブ海に浮かぶミステリアスな社会主義国キューバ 現地の実際の様子、観光地としての実力、リピートはあり? なし? などなど思ったことイロイロ
(2019.03.25~2019.03.30現在)
キューバという国
キューバで思ったコト
キューバは綺麗だった? 正直 世界登録だった旧市街地の街並みはそれほど綺麗じゃなかったです
特にトリニダードは雑誌等で持ち上げすぎでは? 期待値が大きかったのか分かりませんがグッと来きませんでした
普通の街の様子を見て歩いていた方が興味深く、現地の空気感を感じられたことが一番の収穫なので一度で十分
ハバナ&トリニダードはリピートなしでOKです 只、カリブ海の海は超綺麗だったのでバラデロのオールインクルーシブホテル利用ならアリです
街の様子は? 香港の街中に空港があった時代の九龍城みたいな感じ 途上国でも今や珍しくないエアコンの室外機、衛生TVのパラボラアンテナが皆無 (宿泊先にはありましたが…)
がっかりしたのはマレコン通りぜんぜん綺麗じゃなかった! あと大聖堂広場、アルマス広場、ビエハ広場は閑散として賑やかさ・活気が感じられませんでした(アメリカバブルが弾けたせい?)
物価はどうだった? 観光客向けの食事・サービス(移動)・宿泊費の物価はとても高いと思いました トリニダードの博物館は1、2CUCだったのでまだ許せましたがチェ・ゲバラ邸の6CUCはちょっとボラれたと思うような料金 ツーリスト向け物価は総じてメキシコ・南米各国より高い一方、国民用向けはとても安いというダブルスタンダード物価 (2021年01月からは統一通貨に)
因みに、往復の飛行機代を除いたキューバでの滞在費Totalは約54000円でした!! (ハバナ市の有料見学はチェ・ゲバラ邸博物館のみで)
治安はどうだった? 治安はとても良く、これまでの南米・メキシコ内でも一番良いと言っても過言はないほどでした
但し、あくまでも明るい時間帯、ハバナ中心地からはそれほど離れない地区に限っての話です 軽犯罪は多少あるようなので十分気をつけましょう
アメリカだったらこんな感じの街中は怖くて絶対歩けませんがキューバは不思議と歩けました 良く考えたら社会主義国 ホームレスがいません!! また薬をキメているようなデンジャラスな輩は見かけませんでした
物資がなくてギリギリの生活をしているハズなのに本当に飢えて困っている人は居ない不思議な国 キューバ
キューバ人はどんな感じ? 明るく陽気なキューバ人 街には音楽とダンスが溢れている!! そんなイメージがありましたが至ってフツーでした メキシコでは地元の方から挨拶をされることが多かったのですがキューバでは観光客に対して一線引いている感じさえ受けました
キューバ国民は観光従事者とそれ以外の人に別れますがそれ以外の方との接点がまるでない気がします(カッチータさんはカナダ人で旦那さんはホテル関係者だったのでちょっと温度が違いました)
Wi-Fiが繋がる公園でネット接続に勤しむ人達 月給30ドルに満たないのに1GBのデータ量で10CUC!(1時間用のプリペードカードは1CUC データ量ではなく時間制)
医療と教育、最低限の物資は手に入りますが、それ以上を望む場合はべらぼうにハードルが上がる社会 それがキューバ・社会主義国なんだと実感
怪しげなミニーマウスとその仲間たち アメリカを敵視しているかと思えばオバマバブルを惜しむ声の方が多く案外アメリカ好き?
アメリカが国交回復した翌2016年以降、カサやタクシー業が一気に増えこれからと思った矢先トランプ政権で梯子を外されたとカサの人が嘆いてましたが政府的にはどうなんでしょう? また、バイデン政権となった今後はどうなるのでしょうか?
お店いろいろ
パン屋さん 配給制らしいですがツーリストが行ったら売ってくれるのでしょうか? レストラン以外でパンが食べたい と思っても資本主義国にあるようなベーカリー屋さんはありません
医者だろうと給料はさほど変わらず配給制度も同じ 格差が開きすぎるのも問題ですが社会主義はやはりこうなのか?
キューバ人向けの食品店 配給制度となり米、小豆、砂糖、コーヒー、卵、食用油、鶏肉、ひき肉、パンなど国民は毎月決まった量を格安で買えるそうです
自炊する場合、他国と同じ感覚で食材を買うことは不可能なので注意 パンも美味しいものがなかったです
フルーツ屋さん? 圧倒的に流通量が少ないです 国民が十分な食料が得られていない中、お金に困らない外国人が安く買えるからといって住人用の店で買い物してもいいのか考えてしまいます
バラデロではツーリスト用の商店がありましたが現地の人が気軽に買える品(料金)ではありませんでした
肉屋さん? ハム、ソーセージらしきものがありますがどう見ても常温です 大丈夫なんでしょうか?
カッチータ邸での食事を考えるとハムやウインナー、ハンバーグを提供してくれたのは本当に大変なご馳走だったと思います
骨壺が沢山!! と思いきやこちらは薬屋さん オビスポ通りにあったから綺麗な店構えなのでしょうか? 医療は基本タダの国なので薬もタダなんでしょうか?
いつも人が並んでいた旧国会議事堂の前にあったフードスタンド(やっぱり国営?) 左がハンバーガ屋さんで右がソフトクリーム店
キューバ人向けのフードスタンド店 ハンバーガー(もどき)は8CUP(約55円) チキンナゲットに見える揚げ物ではドーナッツのような揚げ物のお菓子3CUP(13円 ミスドのドーナッツの1/10) 前回も登場したソフトは1CUP(約4.5円)
全て試してみましたがまともなのはソフトぐらい ハンバーガーの肉は得体の知れない何か、揚げ物の中には赤いジャムが入っていましたが何ジャムなのかよく分からない・・・ キューバクオリティを再確認
クラシックカー
クラシックカー天国と言われるキューバ 現存しているクラシックカーはキューバ革命以前に持ち込まれたアメ車なので主に1950年代のクラシックカーを見ることが出来ます(キューバ革命以降はロシア製のラーダが最も一般的) 50年代ならフツーのクラシックカー、40年代ならレア物、30年代ならレアかもしれないけどボロボロ(笑)
新車の輸入税が800%(中古車で1,500%)と個人で車を持つことが叶いそうもないキューバは革命以前に持ち込まれた車をなんとか整備維持して現在に至っています
Ford Super DeLuxe レアな1940年代製??? 約6万台のアメリカ車があるとされ約半分が1950年代、25%が1940年代で残り25%が1930年代のもの考えられていますが中身がオリジナルの車は殆どないようです
シボレー 1950年後半? 1時間の貸切料金が25CUC=平均的なキューバ人の月収です クラシックカーを受け継いだ人は大金持ちなんでしょうか?(教習所なんてあるの???)
走っている車の半分以上がタクシー? 首都とは思えない程道路が空いていて渋滞とは無縁でした
国民の何割が運転免許を持っているのでしょうか? そう言えばトリニダードに向かう途中の町では普通に幌馬車が走っていました…
Ford Fairlane 1957? 素敵過ぎます 白人がオープンカーに乗るサマは本当にキマりますがアジア人だと貧相に見えるのは白人コンプレックスだからでしょうか?
シボレー車 Bel Air 1958? と フォードの1950後半車 オバマ政権時はアメリカのクルーズ船も寄港し需要に追い付かない時もあったそうですがオバマバブルが終わり今は客待ちの方が多いそう
高級ホテルでオープンカーで到着する観光客 このホテルに泊まれるならハバナはリピートしてもいいですがトリニダードはもういいかな(笑)
さよならキューバ
空港にて
両替所 3CUCだけキャッシュが残ってしまい両替をお願いしたら少額過ぎてダメだと断れました 最少両替可能金額はいくらなのでしょうか?
チェックインカウンター メキシコ・カナダ便が多いですがまだアメリカの都市に行くフライトもありました
出国手続き 出て行くだけなので楽勝 セキュリテイエリアに入っても当然プライオリティラウンジはありません
待合室 今時どこの空港でもつながるWiFiはありません ひと昔前はネットがないのは当たり前でしたが・・・
両替し損ねた3CUCで水とコーラを買って何とかペソを使いきる
15:30のアエロメヒコ便でキューバを後にしてカンクンへ向かいます
15:40 1時間ほどのフライトですが時差の都合16時前にカンクン空港に無事到着
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- 2021年01月01日から通貨統合でCUPのみに 1USD=24CUP
- 観光地としての満足度はイマイチだが一度行ってみる価値はある
- ハバナ、トリニダードは別にリピートしなくてもいいがバラデロなら有(個人的に)
- キューバの空気感は実際に行かなきゃ絶対に分からない
- 資本主義国(日本)に生まれて本当に良かった
- 世界は広い!! 機会があるなら社会主義国見学として行くべし
関連リンク集
- Cuba Tourism Portal キューバ政府オフィシャル観光サイト
- Havana Airport ホセ・マルティ空港サイト
- Viazul キューバの長距離バス会社
- キューバ通過統合について(現地報道) 在キューバ日本国大使館案内