ロサンゼルスの東約200kmに位置するジョシュアツリー国立公園は起伏の激しい地形に巨岩がゴロゴロ、そして奇妙な姿をした木々「ジョシュアツリー」が乱立するモハベ砂漠の中でも独特で壮大な風景が特徴となっている国立公園。
カリフォルニアを代表する人気国立公園の一つ、ジョシュアツリー国立公園の様子をまとめてみました。
(2019.04.21~2019.04.26現在)
ジョシュアツリー国立公園
公園の広さ約3,218km2 人口の多いロサンゼルスから比較的アクセスしやすく、年間約300万人が訪れ、全米でも上位の来場者数を誇る人気国立公園。 2020年度はヨセミテを抜いて全米の国立公園中 年間訪問者者数TOP10!!
冬の避寒地として、風変わりな姿のジョシュアツリーを眺めながらのドライブ先として、また野趣満点のキャンプ先として多くの人を集めています。さらに、巨大な岩山を求めるロッククライマーの聖地でもあります。
砂漠地でありながら長期シーズンにわたって大勢の人が訪れますが、7~9月の猛暑期は流石に訪れる人が少なくなりオフシーズンとなります。 普段は予約が必要なキャンプサイトも先着順となり、泊まりやすくなりますが、灼熱地獄と化すので注意。
冬の最も寒い時期で、最低気温は1桁台。 最高気温は10~15度、稀に雪が降る場合もあります。
入園料
入場料金: 自家用車1台につき30ドルまたは国立公園年間パス。
※バイクの場合は1台25ドル、徒歩又は自転車は1人 15ドル。 日本からの旅行者はホボ車ですね…
入場料は、公園入口にある2つの料金所、もしくはビジターセンターで支払います。
- Joshua Tree Visitor Center 時間:7:30~17:00
- Oasis Visitor Center 時間:8:30~17:00
- Cottonwood Visitor Center 時間:8:30~16:00
ジョシュアツリー国立公園の入園パスは購入日から7日間有効。 年間パスの場合、料金所から入る都度パスとIDを提示します。
公園内へのアクセス口は3ヶ所ですが北側の2か所が一般的。 パームスプリングスからもWest Entranceの方が近いです。
- West Entrance Station(料金所)
- Twentynine Palms Fee Entrance(料金所)
- Cottonwood Springs Road
南側からアクセスするCottonwood口には料金所がないのでそのまま北上しCottonwood Visitor Center内で入場料を支払います。
ビジター・センター
メインで訪れていたオアシス・ビジターセンター。 営業時間: 08:30~17:00
公園内のキャンプ場には水場がないので給水はここで。 また国立公園のビジターセンターは基本どこもフリーWi-Fi可なのでネットサーフィンもOK。 ※因みに公園内では携帯電波はつながりませんでした。
トレッキング、キャンプサイト、レンジャープログラムの情報収集。 自然や動植物に関する展示、ギフトショップがあります。
ジョシュアツリー
公園の名前にもなっているジョシュアツリー。 鋭く尖った葉と独特の枝分かれを持ち、ひと目でジョシュアツリーと分かる特徴的な姿をしています。
モハベ砂漠を中心に比較的標高の高い場所に生息するキジカクシ科ユッカ属の植物で名前の由来は19世紀にモルモン教徒の開拓者がこの木を見て聖書に登場するジョシュアが天に手を差し伸べて祈りを捧げる姿を連想させたことから来ているとされています。
年輪を作らないため正確な樹齢を測ることはできません。成長は非常に遅く、平均寿命は約150年と考えられていますが、さらに長生きする個体もあるそうです。大きなものでは高さ12mを超えます。
園内ドライブ
車社会のアメリカの国立公園の多くは車で来園することを前提に整備されているので、単純に走り抜けるだけでも国立公園の絶景を楽しめます。 日帰りや時間のない場合は公園内のメイン道路パーク・ブールバードを中心に見学しましょう。
走るだけで入園料が必要となりますが、年間パスがあれば気になりません。
パーク・ブールバードのウエスト・エントランス方面では沢山のジョシュアツリーを道路沿いに見ることができます。(コットンウッドビジターセンターに通じる道中にはあまり見られません)
スカルズ・ロック付近の風景。 スカル・ロックは道路沿いにあり、周辺には絶えず車が停車しています。 横断者が一番多いの場所なので歩行者には注意。
Keys View ジョシュアツリー国立公園で車で簡単にアクセスできる展望ポイント。 パーク・ブールバードからKeys View Roadに入った突き当たりの眺望ポイント。 標高1,580mから見下ろす不毛の山と谷の雄大なパノラマ風景が楽しめます。
砂漠性植物たち
ジョシュアツリーがアイコン的な存在ですが、チョーヤサボテンや沢山の種類のサボテン、砂漠性植物が観察できます。 訪れたシーズンがちょうど花のシーズンだったので、沢山の花々を見ることができました。
オルガン・パイプ・カクタス公園で沢山みたモコモコ針のChollaサボテンも健在。
時期が良かったのか色鮮やかなサボテンの花を沢山見ることができました。
他にも乾燥地帯に生息する花々も春爛漫♪
ショートトレッキング
爽やかな信州育ちの私たちには、4月後半でも園内はすでに十二分に暑かったのです。 そこで暑い時間帯を外して短い範囲でショートコースを歩いてみました。 砂漠地帯なので日中は暑く、陽射しが強くなるので本格的に歩く場合は十分な水としっかりとした装備で出かけましょう。
Quail Springs Picnic Area
Quail Springs Trail(約5km)のスタート地点ですが暑い中5km歩くのはムリなので駐車場付近の岩山を登り周りの景色を楽しみました。
特にコースはありませんが手頃なサイズ(?)の岩山ばかりなので好きなように登ります。
少し高い位置からはジョシュアツリーが一面に広がる風景を楽しむことができました。 ここは個人的にオススメのスポット。
Barker Dam Trail
駐車場とスタート地点の様子。 バーカー・ダム・トレイルとウオール・ストリート・ミル・トレイルの起点になります。
砂漠の低木林の中にカウボーイたちによって1900年初頭に作られた貯水池ダムを通る、約1.8kmの周回トレイル。
巨大な岩山の中、ジョシュアツリーや砂漠性灌木を楽しみながら歩いた先に・・・
砂漠の中のオアシスが出現♪ 周りの木々も水があるのでイキイキ。 ※暑さが厳しくなると水は枯れてしまうらしいです。
1900年代初頭に牧畜業者によって造られた貯水施設。 水があれば何でもできるさ | ゜д゜|ノ1っ!2っ!3っ!ダー!!
ダムの少し下には変な形の構造物がありました。 家畜たちの水やり場だったのでしょうか?
既に十分暑かったですが、季節的にはまだ春なのでアチコチに沢山の花々が楽しめました。 お昼前後は本当に暑いので、暑い時間帯はなるべく避けた方が吉です。
先住民が残したとされる岩絵(ロックアート)。 子供達が自由に遊んでいましたがいいの?
Hidden Valley Trail
Hidden Valley Trail 約1.6kmの平坦な周回トレイルで手軽に歩けます。 背の高い岩に囲まれたこの小さな谷はその昔、他の州から盗んだ牛や馬などの家畜を一時的に隠す場所として使われていたそうです。
ここも手頃な高さの岩山に囲まれているので気に入った岩山に登りたいホーダイの場所。
こちらの岩山もトレッカーが自由に登っており、「ここは立ち入り禁止」という目立った標識はありませんでした。
中には本格的な登攀に挑戦する人もいました。 気軽にクライミングができるので、初中級者にはいい練習場所かもしれません。
乾燥した岩山風景に枯れた倒木が絵になりました!!
Skull Rock & Discovery Trail
Skull Rock パーク・ブールバード沿いのすぐ近くにある岩。 車を停めてすぐアクセスできるので、日中は人が途切れないスポット。 人間の頭蓋骨に見えることからSkull Rockと呼ばれていますが、人間というよりはナウシカに登場する巨神兵が朽ち果てた姿に見えました。
Skull Rockの先には巨大な岩がゴロゴロ。 なんでこんなに巨大な岩が多いのでしょう?
Discovery Trail Skull Rockの道路反対側にある約1.1kmのショート周回コース。
もはやどこも同じ景色に見えてきてしまいます。(笑) 長いコースは暑くて大変なので、滞在中は暑くない時間帯に短いコースを散歩代わりに歩いていました。
不思議だったのがこのような岩。 巨大な岩に小さな岩(石?)が直線的に埋まっている?
人工的に埋め込んだように並んでいますがどういう仕組みでこうなったのでしょうか? どこかで説明があったのかもしれませんが、今でも謎です。 誰か教えてください。
このコースはジャンボ・ロックスキャンプ場のすぐ近く。 私たちはこのキャンプ場滞在時に散歩コースとして足を運びました。
Arch Rock Trail
ホワイト・タンク・キャンプ場からわずか数百mでアクセスできてしまう花崗岩のアーチロックを見に行くショートトレイル(キャンプ場から少し離れたところに駐車場があります)。
道中の風景はやっぱり巨大な石がゴロゴロです。
ホワイト・タンクキャンプ場に車を停めてしまったので、アッという間にアーチに到着。
大きさはこんな感じ♪ アメリカ的に大きいのか小さいのか、ビミョーなサイズ。
トレッキングは4日間の滞在中暑い時間帯を避けて散歩感覚で出かけていました。 ぶっちゃけ、景色はどこも似たような感じでしたが、野趣満点のキャンプ場でゆっくり過ごした全体的な雰囲気が最高の国立公園でした。
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- ジョシュアツリー カリフォルニア州ではヨセミテと並ぶ人気国立公園
- 砂漠と巨岩ならよくある風景 ジョシュアツリーが加わることで特別な景色に
- 園内をドライブする際でも十分な水分を携帯しましょう
- パーク・ブールバードを走るだけでも十分に楽しめるので日帰りでもお勧め
- 7~9月は40度を超える日もある猛暑期で、はキャンプや日中のハイキングには適しません
- 人気国立公園の入園料は値上がり傾向 3ヶ所以上訪れるならやっぱり通年パス
- 公園内の岩山は登りホーダイ ロッククライマーには天国です
- 標高が約1,200mあるので朝晩は過ごしやすいです(過去天気を参考にしましょう )
関連リンク集
- Go USA.jp アメリカのオフィシャルトラベルサイト
- Visit Arizona アリゾナ州政府公式観光サイト
- Visit California カリフォルニア州の公式観光サイト
- ジョシュア・ツリー国立公園 国立公園局のジョシュア・ツリー国立公園公式サイト
ここが変わったよ 2026年考察
1.2026年現在の入園料
車一台につき30USD or 国立公園年間パス 250USD(外国人の年間パス料金)
追加入園料100USD/人が必要な11の国立公園には含まれない為、30USD/車でOKです
※追加費用の対象国立公園
- アカディア国立公園
- ブライスキャニオン国立公園
- エバーグレーズ国立公園
- グレイシャー国立公園
- グランドキャニオン国立公園
- グランドティートン国立公園
- ロッキーマウンテン国立公園
- セコイア&キングスキャニオン国立公園
- イエローストーン国立公園
- ヨセミテ国立公園
- ザイオン国立公園
2.「クライミング」と「ボルダリング」のルール
Pictograph Boulder、Indian Cave Boulder、Lonely Stones 3などの禁止区域があります。 また、猛禽類保護の季節閉鎖もあります。 また、クライミングにあたっては下記の禁止事項が定められています。
- 植物への加害 登る岩の周辺に生えているジョシュアツリーや、サボテンなどの砂漠植物を傷つけることは法律で禁じられています。
- 岩の改変(ボルティング) 岩に穴を開けてハンガーボルトを打つなどの行為は、場所により許可制、あるいは禁止となっています。
- 文化財の保護 岩絵(ピクトグラフ)や、先住民の痕跡がある岩に触れること、登ることは禁止。 これらは国定史跡レベルで守られており、登ろうとして発見された場合、法的な罰則対象になります。













































