グアナファトを後にして訪れた街プエブラ 「天使の街プエブラ」とロマンチックな別名を持つプエブラは植民地時代にスペイン人入居者によって一から作り上げられた街でソカロを中心とした旧市街地が世界遺産登録されています
メヒコ入国後3連チャンの世界遺産登録地はどんな感じ? 旧市街を歩いて回ったプエブラ散策のお話デス プエブラ 標高は2000m超えていたけど日中は暑かったな…
(2019.03.05~2019.03.08現在)
グアナファトからプエブラへ
アクセス
3/5 グアナファトからプエブラへ移動 8:00発のPrimera Plusバスにてケタレロまで1人280ペソ(約1650円) ケレタロには10:30頃に到着し、10:45分発のプエブラ行のチケットを購入してすぐにプエブラに向かう ケレタロ~プエブラまではETNバス利用にて1人780ペソ(約4500円)
※グアナファトの旧市街からグアナファトのバスターミナルまではローカルバスで1人7ペソ
バスターミナル
14:35 プエブラバスターミナルに到着 プエブラのバスターミナルはCAPU(Central de Autobuses de Puebla)と呼ばれ旧市街の中心部から4km程離れています
歩いて行くには無理があるので市内までは
- タクシー 70~80ペソ (約10~15分)
- バス 6ペソ(15~20分) 49番か52番のバス (バスターミナルへはCAPUと書いてあるバスに乗る)
でのアクセスになります
タクシーはバスターミナル内で事前に行き先を告げ料金を払うチケットタクシー制で安心して利用することが可能
私たちは大聖堂の少し南 距離にして5.6kmの乗車で81ペソ(約470円)でした バスターミナルへ向かう際は路線バスを利用 1人6ペソ(35円)でした
プエブラのお宿
Airbnb
プエブラでの宿泊先は大聖堂から500mほど離れた住宅地のAirbnbに宿泊 1泊3100円×3泊にて
プエブラはユネスコの無形文化遺産に登録されたメキシコ料理発祥の地ということで今回は自炊スペースはなしでしたが冷蔵庫・レンジ・コーヒーメーカーがあり不自由なく利用できました(画像はAirbnb サイトより)
天使の街 プエブラ散策
到着初日は夕食時間に合わせて少しだけソカロ周辺まででかけてみました 先ずは夕暮れの空が綺麗だったソカロ周辺の様子から
夕暮れ散策
トワイライトタイムの大聖堂とソカロ周辺の夕景 メキシコの街は夕暮れ時が恐ろしく綺麗 メキシコの魅力ある観光地は「魔法の村(Pueblos Magicos)」と呼ばれていますが夕陽こそ魔法の源かと思います
ソカロに面した一角の夕暮れ時 時間と共に空の色が変化し何ともイイ感じのグラデーションが現れます オレンジの街灯と共にとてもロマンティック
サントドミンゴ教会 ソカロから5月5日通りを北に3ブロックほど歩いたところにある教会 1571~1647年にかけて作られた教会 ファザードが夕暮れ&ライトアップでやっぱり綺麗
教会内のロサリオ礼拝堂の主聖壇はキンキラキンの豪華絢爛で必見! バロック式の特徴がよく表れた祭壇にはマリア像をはじめとして数々の聖人が居並び、金箔で覆われた装飾に目が奪われます
帰りは5月5日通りにあるEL Sultanというお店でタコスを食べて初日はお終い
全てスペイン語でしたが店員さんがムーチョ親切 生地を持ってきて教えてくれたので安心して注文できました(そんなタコスの写真がありませんが…)
当時は現地の方に車で案内してもらったので街歩きは今回が初めて
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プエブラ旧市街地観光
引き続き翌日以降(3/6~)のプエブラ散策の様子です 世界遺産の旧市街地は歩ける範囲に主要スポットがあるのでバスなどを使わなくとも楽しめます
ソカロ周辺
ソカロ コロニアルな街並みが残る歴史地区の中心広場 広場の中央に噴水が配置され大きな木々が人々に木陰をもたらす憩いの場
プエブラ大聖堂 高さ69mの双塔の鐘楼がメキシコ一の高さを誇る大聖堂 1575年に建築が始まり、1649年に完成した聖堂
高い塔に重い鐘を吊るすのが大変だったところ天使たちが一夜にして鐘を吊るしてしまったという伝説があり、このことからプエブラは「天使の街プエブラ(Puebla de Angeles)」と呼ばれるようになったとか
巨大な大聖堂だけあって中も見応え十分 黒い火成岩の外観とは対象に教会内は装飾タイル、大理石、縞メノウが使用されとてもきらびやか
プエブラ市庁舎 火成岩で造られた宮殿のように美しい市庁舎 夜のライトアップ時も綺麗♪ 隣には旧ロスムニェーコス邸でBUAP大学博物館があります
BUAP大学博物館 展示品は絵画や科学機器等様々なモノが展示されていますが建物の壁の全体に描かれた様々な人物像やタイルパターン、スタッコ装飾が面白い建物なので博物館を利用せずとも外観だけは要チェック
アンパロ博物館 メキシコにまつわる展示物や書物が、現代技術を用いた手法で展示されています 屋上にはテラスカフェもありますが入場料を払わないとアクセスできません 入場料1人35ペソ(10:00~17:00 火曜日休み)
パラフォシアナ図書館
パラフォシアナ図書館 スペイン本国から派遣された司教ホアン・デ・パラフォックスが、1646年に5,000冊に及ぶ蔵書を寄贈したことから始まった図書館で南米大陸で一番古い図書館とされています
図書館は建物に入って階段を上がった2階 見学料は1人40ペソ(約230円) 見学できる箇所は入口から見えるスペースだけなのでチラ見だけなら入らずともOK ※10:00~17:00 月曜休
図書館に入ります 渋い… 一気にタイプスリップしたような感じになります 現在の建物は、パラフォックスが本を寄贈してから約100年後の1773年にフランシスコ・ファビアン司教により、彼の蔵書本も追加して造られたものだそうです
奥には教会の祭壇のようなものも鎮座していました こんな書斎が家にあれば床が抜けますね…
初版の本でしょうか? とても古い本が展示されていました 壁一面にも古い本がビッシリ収められており所蔵書籍は4万冊以上に及び歴史図書館と呼ばれているそうです 火事になったらどエラいことですね
壁面は3層に渡る書架があり小さな木製階段で蔵書にアクセスできます(眺めるだけで上層階にはアクセスできません) 木製の回転本台もとてもいい状態で残されていました
BUAP大学図書館 薄ピンクの外観が可愛らしく何気に入ったら大学の図書館でした アルジェンデは同色系の古い家並み、グアナファトはカラフルな家並み 天使の街はタイル焼き物装飾が特徴ですね
建物内も淡いピンクでとてもお洒落な空間でした♪ パテオ部分は自由に入れるので気になる方は覗いてみて下さい
砂糖菓子の家
砂糖菓子の家 元々は、18世紀に建てられた副王の迎賓館 赤茶色のタイルと白色の装飾の組み合わせが砂糖菓子で作られた家のように見えることからこの呼び名が付いたようです
入場料は1人40ペソ(約230円) 中に入ると雰囲気が変わって山吹色の少し落ち着いた感じ 装飾にはちょっぴり遊び心が加わったメキシコらしさも
室内展示は贅(税)を尽くしたゴージャスな雰囲気 スペインによる植民地時代だったメキシコは当時のスペイン領の中でも豊かで、18世紀初めには全スペイン王国の税収の約半分がメキシコからのものだったことから当時の繁栄さが伺えます
焼き物タイルを利用したキッチン 器も焼き物で色々な形、サイズのモノがあり面白い
イエスズ会 コンパニーア寺院 ソカロの東側に位置するイエズス会によって建てられたバロック建築様式の教会 白を基調とした凝った装飾がとても絵になる教会
陽が入る教会内は明るくとも荘厳な雰囲気 夜のライトアップ時も素敵な教会でした
サンクリストバル寺院 ソカロ北東に位置する寺院 正面は渋い石組の寺院 入れていないので印象が薄い…
サンフランシスコ教会 プエブラの伝統的な素晴らしいタイル細工が貼られたファザードと63mの高い尖塔をもつ鮮やかなオレンジ色の教会 尖塔は随分ノッポに感じますが大聖堂の塔より6m低いです
鮮やかなオレンジ色に反して中は淡いクリーム色の落ち着いた雰囲気
その他いろいろ
エル・パリアン市場 プエブラでお土産を探すならココ!! という民芸品市 400年の歴史を持つタラベラ焼きやメキシカンチュニックといった地元の名産品が選びホーダイ ギガホーダイ
メキシコの気候にぴったりのチュニック 鮮やかな刺繍があったりデザインも色々あります あとメキシコと言えばガイコツ!! ガイコツのタラベラ焼きも買えちゃいます
Teatro Principal 植民地時代の歴史的な建物で現役バリバリの劇場 劇場前には噴水、プエブラ文字看板があり記念撮影に最適です
los sapos プエブラ旧市街で一番インスタ映えすると言われている通りです 石畳路の両脇にポップカラーの家並みが映えると人気 骨董品屋さんや可愛い雑貨屋を扱う店もあるのでお土産探しにもお勧め
プエブラ発祥メキシコ料理
先住民の知恵とスペインから持ち込まれたヨーロッパの食文化が混合して生まれた料理が2010年にユネスコの無形文化遺産に指定されたメキシコ料理 その発祥地がプエブラと言われているので代表的なモノをしっかり食べてきました♪
セミータスとチレス・エン・ノガタ
レストラン名忘れましたがエル・パリアン市場近くで食べたセミータス(Cemitas)とチレス・エン・ノガタ(Chiles en Nogada) この料理で213ペソ(約1240円)
セミータスはごまパンにミラネサ(milanesa)と呼ばれるカツレツ、アボガドなどの野菜、オアハカチーズなどを挟んだメキシコの定番サンドイッチ ハンバーガーのようにお店によって色々なバリエーションがあります
チレス・エン・ノガタは独立記念日の9/16に食べられる料理でメキシコ国旗の「赤」をざくろ、「白」をくるみのクリームソース、「緑」をパセリなどの香草で表した料理 ソースの下にはポブラーノというピーマンに似た辛みのないチレの中に、肉、フルーツ、ナッツ、タマネギを炒めた物を詰めた料理が隠れています
モーレ
名物料理モーレはミーハーなので名店としてアチコチで紹介されているFonda De Santa Claraというお店で食べました
モーレ(Mole)はチョコレートソース(モーレ)をベースに香辛料・スパイスを加え甘味、辛味、苦味、旨味が感じられるソース チョコの甘みを感じさせつつスパイシーに仕上げた不思議なソースでソースの下にあった鶏肉に良く合い美味しく頂けました
写真の料理で340ペソ(約1900円 チップ別)
その他チェロスなどのローカルフードなどはソカロ周辺で屋台販売されていました
プエブラにはスタバの他マックもフツーにありました ストロベリーフラペチーノは 67ペソ (約385円)でした
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- バスターミナルから市内へはタクシーか49番か52番orバスで 市内からはCAPUと書いてあるバスで
- グアナファト・アジェンデよりずっと大きな街 夜は場所によっては治安に注意
- メキシコ料理発祥の地なので代表的なメキシコ飯はプエブラでトライ
- プエブラの街も夕暮れマジックアワーが魅力的 ソカロ中心は特に綺麗
- 大聖堂前はポケモンGoのポケストップ 夜は沢山のポケモンGoプレーヤーが集結してました(笑)
関連リンク集
- visitmexico.com メキシコ政府公式観光サイト
- visit puebla プエブラ公式観光局サイト
- Primera Plus バス バス会社 Primera Plus公式
- ETNバス バス会社 ETNバス公式
- Fonda de Santa Clara モーレ等郷土料理レストラン
- プエブラ大聖堂 プエブラ大聖堂公式サイト
- サント ドミンゴ教会 サントドミンゴ教会公式サイト
- アンパロ博物館 アンパロ博物館公式サイト
- http://www.museo.buap.mx/ 市庁舎の横にある大学博物館公式