アンコールワット観光翌日はシェムリアップから約70km離れたベンメリア遺跡へツアーを利用してお出かけ 発見された当時のままの姿で森の中に眠る巨大寺院の朽ち果てた姿はまるでジブリ映画の天空の城!! と日本人に人気の遺跡 売り言葉に釣られて出かけてしまった遺跡のジブリ具合はイカにタコに?
(2019.09.26現在)
ベンメリア遺跡ツアー
ベンメリア遺跡とは?
ベンメリア遺跡はアンコール・ワットの東、直線距離にして40kmほど離れた密林の中に佇むアンコール遺跡群の1つ
アンコール・ワットが建造される以前の11世紀末から12世紀初めにかけて建てられたとされ、アンコール・ワットとの類似点が多いことから東のアンコール・ワットとも呼ばれており、一説ではアンコール・ワットを凌ぐ規模があると言われています
ベンメリア遺跡は発見された時から既に損傷が激しい遺跡でしたが内戦の影響でさらに放置状態が続きました(ポルポト派が埋めた地雷の為、人が近づけるようになったのは2000年以降)
見学用の木道が整備されている以外は発見時と変わらない廃墟状態で自然に浸食されるがままの姿はタ・プローム以上 その荒廃ぶりが天空の城ラピュタのようだと話題になったことから近年では日本人・アジア人に人気の遺跡となっています
遺跡の場所と行き方
ベンメリア遺跡はシェムリアップの郊外に位置し町からは距離があるため大回り、小回りコースとは別に訪れるのが一般的(チケットも別となるので)
自力で行く場合はトゥクトゥクかタクシーをチャーターして訪れる形になりますが一部道路は未舗装が残っているのでタクシー移動が無難です
見学はベンメリア遺跡単体でも良いし、途中バンテアイ・スレイ遺跡やプリア・コー遺跡、バコン遺跡などお好みに応じて訪れてもOK タクシーの相場は50~60USD (トラブル回避の為少し高くてもやっぱりホテルでお願いした方が良いかと…)
- シェムリアップ発半日ベンメリア遺跡観光ツアー(日本語添乗員・混合ツアー)
- 市内ホテル~ベンメリア遺跡+現地高床式民家見学(外から見る程度)
- ツアー代は1人3,871円 (遺跡入場料5USDは別)
08:00にホテルピックアップ、ワンボックスカーにて他の参加者を拾いながらスタートし、約1時間半かけてベンメリア遺跡を目指します 日本語案内ツアーなので参加者は全員日本人
見学の様子
09:35 2019.09時は遺跡手前にあるチケット販売所にて5USDを支払いましたが2020年1月1日よりベンメリア遺跡独自のチケット制度が廃止され、アンコール・ワット同様の「アンコールパス」にての入場に変更となりました♪
09:40 ベンメリア遺跡に駐車場近くの開けた緑地(半湿地?)はかつての環濠 遺跡の大きさは東西1,200m、南北900m、周囲4.2kmというアンコール・ワット並みの大きさ
お馴染みのナーガ像 廃墟状態のボロボロ遺跡にも関わらず一部のナーガ像は修繕済みかと思う程状態の良い像が残されていました この遺跡にあるナーガ像はアンコール遺跡群の中でも最も美しいナーガ像と言われているそうです
経蔵でしょうか? 想像以上 見事なまでの廃墟っぷり
巨石が崩れるがまま、苔がむすがまま、木々が生えるがままの遺跡 その荒廃ぶりは昨日訪れたタ・プロームより凄まじく鬱蒼としたジャングルの中に飲み込まれていくような様は神秘的にさえ感じます
建物から崩れ落ち、緑色の苔でコーティングされてしまった石 自然が造りだす侘び寂び
崩れ落ちてしまった回廊の屋根部分 屋根があった時代は一体何年前になるのでしょうか?
アンコール・ワットにある「アンコール」とは王都という意味 かつてはジャングルだった地に人の手によって築かれ繁栄した都はいつしか人々が去り、人知れずまた自然に飲まれていく・・・ 諸行無常の理がこここにも
崩れるがままの廃墟なので見学に当たっては整備された木道を利用し見学します
日本語ガイド付ツアーというコトでしたが旗振りガイド的な感じではなく簡単な説明後、集合時間を決めての自由散策が中心
人気撮影スポットはやっぱり遺跡に根を張る大樹ポイント 郊外の遺跡なので入場者数は少ないですが圧倒的にアジア人が多い感じがしました やっぱり宮崎駿の影響力でしょうか?
荒れ放題にあっても様々なレリーフを見ることができ、ヒンドゥー教における天地創造神話を描いた乳海撹拌のレリーフもここで見ることができます ※基本廃墟なので予め予習してないと見損ねてしまいます
バンコクのスワンナプーム国際空港にあった大蛇で綱引きしている巨大オブジェが乳海撹拌だったのですねーーー (改めて知りました)
これはもうカオス・・・ 個人的には廃墟度が過ぎたのでバランス的にタ・プロームの方が良かったかな? というのが正直な感想でした
天空の城ラピュタ感もそこまで感じず遺跡滞在は40分ホドでお終い
現地民家見学
最後は通りすがりに高床式住居を見学 ツアー見学先に現地高床式住宅を見学と明記されているのですが実際に家を訪れる訳ではなく通り沿いから数軒眺めてお終い…
昔ながらの家は珍しくなり希少なのでしょうが見世物的な感じもありちょっと意味不明な見学タイムでした(5分もない)
近くにあったバナナの花 実は普通に見たことがありましたが花は珍しいので花が見れただけラッキー♪
とってつけたような民家見学の後は入れ替えの午後発ツアーに間に合わせるかのようにダッシュで帰路につき12時過ぎにはシェムリアップに到着しました
乗車時間の方が圧倒的に長いベンメリアツアー、2日間かけてアンコール・ワット周辺をじっくり見学した方が良かったのかな?
シェムリアップという街
夜のシェムリアップ
シェムリアップの中心と言えばこちらのパブ・ストリートを中心とした界隈 夕方17時からは一帯が歩行者天国になり、世界各国の観光客が道に溢れシェリムアップ一の観光スポットとなります
飲食店の他、お土産店も軒を連ねて集まっているのでお土産選びホーダイ
毎日がお祭り会場といった雰囲気のパブ・ストリートは外国人向けの小洒落たお店が多いですが場所がら値段はちょっと高め 多くの観光客が訪れるシェムリアップではパブ・ストリート以外も多くの飲食店があるので少し通りを外せば安いお店が幾いくらでもあります
街角にはストリートパフォーマーも現れ、人だかりができるほど このエリアだけなら長野市の夜の街よりはるかに賑やか
暑いせいもあってアイスクリーム店が多いですが観光客向けのアイスは2.5USDとそれ程安くありません つい食べちゃうけど
唯一パブストリートエリアで食べたThe Chef 1950 n Steakhouseというレストラン BBQ 二人前セットで12USD+ドリンク
十分安く感じますが通りを外したエリアなら2人で8ドルもあれば十分な夕食が取れてしまうのでパブストリートエリアのレストランはやっぱり高め
昼の顔
そんなパブ・ストリートは昼間に出掛けると同じ場所なの? と思うほどに静かでビックリ
パブストリート近くのシビューサ・ブールバード(Sivutha Blvd)の様子 確かに色々なお店が集まる繁盛地ですが市内全体に沢山の飲食店が点在しているのでここに来なくも困ることはありません ただ、夜の賑やかさは立派な観光地なので一度は出かけてみて下さい
パブストーリの南に位置する市場オールドマーケット ツーリスト向けのお店もありますが大方は地元の人向けのお店となるローカルマーケットでモチロン市場飯コーナーもあり バイクが多いのもアジアですね
市場はローカル色が強く、どこかノスタルジックな雰囲気を感じるほっこり市場 調味料やコーヒー、紅茶などの食品系お土産を買うならGoodチョイス もちろん安く食べれる市場飯コーナーもあります
シェムリアップ飯
最後はホテル周辺で食べたご飯の一例 安くて美味しいレストランが沢山あるので食べる所には本当に困りませんでした^^
Siem Reab local foodsというお店 酢豚定食まいうーー アジアはやっぱりご飯が嬉しい 2人分で6USD
Lilypop Restaurant(廃業したモヨウ)の焼肉定食と焼きそばは2人で8USD 量的にちょうどいいのも嬉しい♪
Golden Pumpkinというお店ではメインの後にお茶とパイナップルが出てきてビックリ コーラ込でも8USDで更にビックリ
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- 個人的にベンメリア遺跡は廃墟度が過ぎました 自然との同化具合はタ・プロームが丁度いい
- ベンメリア遺跡はアンコールパス共通チケット入場できるようになりました
- 逆に共通パスで入れない遺跡はプレアヴィヒア、プノンクーレン、コーケー、バンテアイチュマール、サンボ―プレイクック等
- ベンメリア遺跡までの道はまだ未舗装路があるのでトゥクトゥクではキツイ
- タクシーチャーター時の相場は50~60USDのモヨウ
- パブストリートは夜と昼ではまるで雰囲気が異なり昼に行くと楽しげに見えない
- 日本人は「○○のモデルになった」に弱い (特に自分…)
関連リンク集
- Tourism of Cambodia カンボジア政府観光局公式サイト
- Angkor Enterprise アンコール・ワットのチケットオフィス公式サイト(チケット料金観光情報)
- アンコールワット国立博物館 アンコール・ワット国立博物館公式サイト
- JUST SIEM REAP アンコール・ワットの観光拠点シェムリアップの観光情報サイト
- VELTRA 現地オプショナルツアー予約手配 VELTRAサイト
- ヒマ ブテック アンコールワットの拠点シェムリアップにあるヒマ ブテックホテル公式サイト