ナミビア最終日はナミビアを代表する人気スポット ナビブ砂漠観光のハイライト デッドフレイ(死の沼)へ 国立公園エリア外の宿泊だった為、朝陽が昇るタイミングには間に合いませんでしたがゲート開門と同時にデッドフレイに出かけてみたお話デス
(2019.09.06現在)
デッドフレイについて
朝焼けのデッドフレイ
デッドフレイとは世界最古の砂漠と知られるナミブ砂漠、ナミブ=ナウクルフト国立公園内の奥地に位置するかつての沼地跡
沼地はトソーチャブ川(Tsauchab)の氾濫によって形成されましたがその後の気候変動で砂漠化が進み孤立し、干上がりました 600~700年前には枯れてしまったとされる木々は極度の乾燥により分解されることなく白い沼地跡に立ち尽くしていることからデッドフレイ=死んだ沼 と呼ばれるようになりました
デッドフレイは砂漠に陽が登り始め、手前の沼地が暗いままで奥の砂丘に陽が射し赤く輝く瞬間が絵のように美しい場所として知られる超絶景ポイントとなっています
アクセスと注意点
デッドフレイはガソリンスタンドがあるセスリエムから直線で60km離れたナミブ=ナウクルフト国立公園の奥地に位置します
アクセスは公園口から舗装路で60km、舗装が終わる地点から最終駐車場まではオフロードを約4km、最終駐車場から砂漠の中を約1.2km歩く必要があり、セスリエムから急いでも1時間半はかかります
しかし、セスリエムの公園入口にはゲートが設けられ決められた時間以降しか公園内に入ることができないので日の出に合わせて出かけるにはゲート内のロッジやキャンプサイトに宿泊する必要があります
※ゲートが開く時間は季節により変動するので現地で必ず確認して下さい
私たちが訪れた時は日の出時間の07:03に対してゲート開門時間は07:15でした
セスリエムの日の出日の入時間はこちら でチェック
入場ゲートから送迎駐車場まで
06:50 ホテルを6時半には出発してゲートが開くのを待つ この日は7:15のゲートオープンでしたが既に10台くらいの車が並んでいました
この日の日の出時刻は07:03だったので東方向はもう既に明るい 霞んで見えるのは強風による砂煙 夜半から吹き始めた風は朝になっても収まらず。。。
07:00 ゲートオープン 予定は7:15でしたが早めにゲートOPENとなりました 日中なら少し先のNWR(Namibia Wildlife Resorts)の建物で入園料を支払ってから公園内へ進みますが早朝なのでそのまま進入 入園料は公園を出る際にお支払
07:09 ゲートを通過した後に山影から太陽が現れました 確実に間に合いませんね
朝焼けの中完璧に舗装された公園内の道路を走ります 制限時速は60kmのようですが コンディションが良いので皆100km位で走っています
突き当りの駐車場まではナミビアの主幹道路並みに綺麗な舗装路となっているので運転の心配は不要
公園内道路の様子 陽はグングン登りますがまだまだ序の口
道路の様子 by Googleさん 早朝の時間はデッドフレイに向かう車のみなので対向車はまず来ません カーブらしいカーブもないので運転自体は楽です
07:40 舗装路が終わったところで一般車用の駐車場に到着 この先はオフロード(砂利道ではなく砂道)となり2輪駆動車の乗り入れは禁止 サファリトラックの送迎車に乗り換えて最終駐車場へ向かいます
送迎代は往復で1人170ND(約1,250円) 4WD車は自己責任で最終駐車場まで行くことができます
送迎駐車場からデッドフレイへ
舗装路が終わった所にある一般車用の駐車場から4WD車のみがアクセスできる最終駐車場までは約4kmの砂地のオフロード、最終駐車場からデッドフレイまでは砂に足を取られながら歩いて1.2kmという道のり
最終駐車場までの道はこんな感じ 細かい砂のオフロードが約4km続きます
最初は楽勝♪ と思ったのですが1kmほど進んだところで見事にハマりました
雪深い長野の山道に慣れていたので舐めて侵入したトコロ砂の深い箇所でスタック 前にも後ろにも進めなくなってしまった所で送迎車に牽引されて脱出成功
これ以上は行くなと言われそこから送迎車利用 170NDお支払 ダハーーーッ
※車は安定した状態の場所に駐車 同じ目にあったSUV車が他にもありました(笑)
07:55 あっという間に最終駐車場に到着 到達できていた車のタイヤを見ると皆凹凸のハッキリしたオフロードタイヤでした 4×4車のSUVでもタイヤがノーマルだと歯が立ちません 大人しく送迎サービスを利用しましょう
送迎サービスは往復料金なので1時間後のピックアップをお願いし、1.2km先のデッドフレイを目指します 木柵で覆われた小屋はトイレ ※この写真は帰りの際に撮影
絶景のデッドフレイ
デッドフレイへ
07:57 駐車場を後にして1.2km先のデッドフレイを目指します デッドフレイまでは真っ直ぐ進むだけですが砂の中を歩くので足を取られます
陽はだいぶ高くなってしまいましたが左側の砂丘の影がまだ沼地に伸びている感じ
08:07 足を取られながらダッシュでデッドフレイに到着 日の出時刻から約1時間経過した様子がこちら
砂丘と白い沼地の境界線に影が重なる瞬間がザ・モーメントでしたが僅かに手遅れでした
砂丘と白い沼地跡の境界リミットは過ぎてしまいましたが朝陽に照らされた砂丘と日影のコントラストはなんとか楽しめます
黒い木、オレンジ色の砂丘、そして青い空 これぞデッドフレイ♪
場所と撮り方によっては何とかセーフかも
500年以上前に枯れた木がまだ残っている不思議な世界 凄いなー地球
やっぱりコントラストを効かせた方が絵になりますね♪
08:25 刻一刻と陽が当たり、沼地跡が明るくなっていきますがまだまだ幻想的な風景が楽しめます
水を湛えていたころの風景はどんな感じだったのでしょう?
今となってはカラカラに乾いてしまった大地 周りの砂丘が300mにも達するなか、砂漠に埋もれてしまわないのも不思議です
影となってる砂丘側はもはや火星の景色!! 行ったことないケド
08:35 束の間の時間でしたが朝のデットフレイを十分堪能 ウィントフックに戻らないといけないので早々引き返します ※木々が茂る場所が最終駐車場でソーサスフレイ(Sossusvlei)と呼ばれる場所
振り向けば死の沼はすっかり陽が当たっていました 日中は光が単調になってしまうので砂漠見学はマジックアワーの朝方か夕刻がベストですね (日中は暑さも厳しいので)
砂丘で思い思いに遊ぶ人
風によって刻まれた美しい砂紋 セスリエムの辺りは強風が吹き荒れていましたがこの辺りは穏やかでした
Big Daddy
デッドフレイの後方にそびえるBig Daddyと呼ばれる巨大な砂丘 高さ325mのBig Daddyはソーサスフレイで最も高い砂丘でナミビアで一番高い砂丘がウォルビスベイで訪れたDune7
登頂するにはちょっと時間と若さが足りません
ソーサスフレイ
08:45 約束の時間より少し早く戻ってしまいましたが既に迎えの送迎車が来ていたので一般駐車場(スタック現場)に向けて帰ります
駐車場あたりはソーサスフレイと呼ばれる元沼地で現地の言葉で「行き止まりの沼」という意味があるそうです
Vleiはアフリカーンス語で沼を意味しデッドフレイは英語+アフリカーンス語 混合名 現地語ではDooieVleiと呼ばれるそうです
デッドフレイ同様、枯れた白い盆地となっていますが緑の木々も見られます かつての川だった場所だけに今でも地下水脈があるのかも知れません
Big Mama
ソーサスフレイ近くにある巨大な砂丘Big Mama なだらかな砂丘の尾根が女性らしいからでしょうか? 砂丘登りに人気の砂丘の1つですが時間の都合上車上見学でお終い
08:55 スタックした場所まで送ってもらいデッドフレイエリアを後にしました
Dune 45
急いでいた為立ち寄れなかったDune45にちょっとだけ立ち寄り 朝夕のマジックアワー時にオレンジ色に輝くナミブ砂漠を見渡すポイントとして人気
名前の由来は公園入口から45km地点にある為だそうです
時間の都合上 近くで砂の感触を楽しんで撤収…
サヨウナラ ナミブ砂漠さ~ん
9:45 セスリエム近くは強風が吹い続いていて今だ砂嵐状態でした キャンプしていなくてホント正解
最後はゲートのNWR事務所で入園料170ND (内訳は1人80ND×2 車両費が10ND)を支払いナミブ砂漠見学終了
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- 日の出時刻に合わせてアクセスするには公園内の宿泊施設で泊まる必要あり
- セスリエムのキャンプサイトは1人490ND NWRで事前予約 のコト
- 公園外宿泊でもゲートが開く時刻に合わせて向かえばそれなりの雰囲気が味わえる
- ゲートが開く時間は季節により異なるので必ず現地で確認
- 入園料は外国人80ND、車両費10ND 早朝時は帰りの支払いでもOK
- 4WD車でもスタックしました… 無理せず送迎サービスを利用
- オフロード区間の送迎は往復で1人170ND 要現金!!
- 自走する場合はタイヤ圧を約1.5バールまで落とし、低速ギアで停止しないよう運転
- 朝は寒く(10度を切る場合も)、日中は暑い 日中の行動には十分な水を用意
関連リンク集
- Travel Nambia ナミビア政府観光局公式サイト
- Sesriem Camp Site nwr.com.na内、セスリエムのキャンプサイトページ(予約・料金)
- Sossusvlei.org ソーサスフレイエリアの情報サイト
- MTC ナミビアの通信キャリア MTCの公式サイト
- Intercape 南アフリカを拠点に展開する大手長距離バス会社公式サイト