ヨーロッパ先進国から一転ドキドキのアフリカ大陸へ 治安の悪いとされるヨハネスブルグを夜行バスで脱出した翌日は夜行列車でビクトリアの滝へ向かいます 訪れた3ヶ月前に流通通貨が米ドルから自国通貨に変更!? そんな話聞いてないよ~
(2019.08.29現在)
ブラワヨにて
夜行列車のチケットをゲット
10:30 ブラワヨ市内のIntercapeオフィスに無事到着(5時過ぎに入国審査を終えた後は8時頃にトイレ休憩1回)
Intercapeオフィスからナイヤガラフォールズ行の列車が出るブラワヨ駅までは1.2kmと徒歩圏内なので悪くない立地
ナイヤガラフォールズ行の列車はネット予約が不可だったので先ずは移動手段を確保すべく駅へ向かいます
10:50 テクテクあるいてブラワヨ駅に到着♪ レンガ造りのいかにも駅舎という感じの歴史がありそうな建物
一見して旅行者の姿はなく街を歩く人はみな現地の方 オール黒人というシチュエーションに慣れていない為どうにもドキドキでしたが特に問題なく駅にたどり着けました 道中は人通りも多く、日中の治安は問題なし
チケットオフィスに入ります ビクトリアフォールズ行の列車は毎日19:30発 ( -Д-) ゚Д゚)フムフム
そして料金は1等車利用で…
超ハイパーインフレで有名だったジンバブエは2015年から自国通貨を廃止 USドル通貨が使われ下調べしていた料金は12USDのハズでした またスーパーインフレ? と思ったら
2019年6月から米ドル通貨を廃止、また自国通貨が復活したとのコト
チケット売り場が凄い列なのでクレジットカードやUSドルが使えるか分からない状態で取りあえず列に並び購入チャレンジ
ビクトリア・フォールズの宿は予約してあるので今夜行けないと困るぅ~
1人1人の対応時間がメチャクチャかかり小1時間順番待ちした結果、USドルで無事購入できました!!
ビクトリア・フォーズまでの料金は2人分で約1650円ホド 事前の下調べが1人12USDだったのでかなり安くなっていました ※20USD渡しお釣りは現地ZBDで
2019年6月に自国通貨になりましたがその後紙幣が足りず2020年に再度米ドルが導入されたようです ジンバブエはスーパーインフレの国なので料金についてはあくまでも参考として下さい
ゲットしたチケット 紙ベースの台帳で管理して手書きのチケット 時間が掛かる上にネット予約もできない訳ですね 黒字のボールペンで書かれたWのような文字が乗車後の車掌チェックの証です
ハテ 座席Noは?
座席番号は裏に書かれていました 見たところ何だかよく分かりませんが乗る際に分かりました (1118が車両No Hが個室記号)
チケットを無事手配した後は出発の19:30まで特にやることはナシ ただ、現地通貨がUSドルから自国通貨になっていたので最小限の両替と食料調達に出かけることに
駅の一端に荷物預かり所があるというので行ってみます
荷物預けは列車で運ぶ貨物受付所での預かりでした 大丈夫か? と思いましたが大きなバックパックを持って出歩jくのも大変なのでここで荷物預け
預かり料はバックパック2つで8ZWD(約110円)でした
荷物を預けた後は現地通貨獲得の為、両替所探しへ
到着したIntercapeバスの営業所の隣にあったN1 Hotelというホテルが外国人も利用するような感じのホテルだったので 両替できるかも? と また歩いて町中へ
12:50 N1 Hotelに到着 フロントでUSドルを両替できないかと尋ねたところ銀行でしか出来ないとのコトでタクシーを紹介してもらいました(ホテル待ちのタクシー)
タクシーの運ちゃんに両替したい旨を告げると「任せておけ」 と銀行に連れて行ってくれ20USDを両替してくれました(運転手さんが窓口に行く)
20USD渡して得られたのが160ZBDだったのでたぶんホボ正解のハズ
現地通貨がGetできたのでスーパーに寄ってもらい列車内の食料調達 45ZBD(約620円)
スーパーから駅は徒歩圏内だったのタクシー代10ZDB(約130円)支払い運ちゃんとサヨウナラ
インフレ大国なので相場が一体幾らなのか良く分かりませんでしたがボラれたと感じなかったので良しとします
13:40 駅の荷物預け所に戻り一角にあったイスに座り延々時間待ち(外は暑いし、椅子が無いので…)
特に文句を言われることもなく、何より安全だったのでスマホに入れてた青空文庫を読んで時間を潰しました
17:00 駅近くの大衆チキン料理店で夕食 44ZBD(約600円) 物価の基準が良く分かりませんが現地の人しか利用しないお店(Googleマップでも店名分からず・・・)
17:50 預けた荷物をピックアップした後、ホームへ 1stクラスの乗客は構内に専用ラウンジがあり乗車開始時間まで専用ラウンジ(ラウンジ客専用トイレ付)で待つことができました
18:45 乗車可能時間となったので車内へ 謎の座席番号でしたが席はすぐに分かりました 但し、車内は真っ暗 陽も暮れた時間なので殆ど何も見えずスマホのライトだけが頼り
20:30 19:30発予定のところ1時間遅れでブラワヨを出発
列車が動けば車内灯も付くと言われましたが、トイレ含め電気が点くことは一度もありませんでした
ビクトリア・フォールズ号
一夜明けて
06:40 一夜明けて車内から眺めるアフリカ大陸で初めての日の出 太陽が赤ーーーい!! ※ジンバブエの日の出日の入は共に6時前後 気温はブラワヨで日中で30度位 朝は15度位でした
途中、粗末な駅で乗客の乗降あり(殆どが普通車両の人) 1等車両はどの程度の利用者が居たのか不明でした 出発前のチケットチェック以外に車掌さんが訪れることもなく静かに一夜を過ごせました 真っ暗な中で来られても怖いですが・・・
1等個室
一等寝台車両 2段ベットですが寝具類の提供はありません 各自で毛布や寝袋等を用意する必要があります
室内等は動き出したら点くと言われましたが室内はおろかトイレなど車内も一切電気が点くことはありませんでした
コンセント口がありましたがもちろん通電ナシ(バッテリーが心配な方は要モバイルバッテリーを)
洋服掛けフックに1つだけのハンガー レトロです
化粧鏡 中身は当然空っぽ この列車は一体何年製なのでしょう?
洗面台 蛇口をひねれど水は1mmもでません 水受け台はもはや存在せず 掃除した形跡も見受けられません
ひょっとしたら小便器代わりに使われている?
窓 渋すぎます 何年利用されているか分かりませんが日本で同じ期間利用されていたら絶対こうならない事だけは分かります
車内の様子
1車両に1つあるトイレ 電気が点かなかったので朝になるまで真っ暗 利用するにはスマホライトかヘッドライトが必要デス
鍵は壊れていましたが誰かと鉢合わせすることはなかったので特に問題はナシ (1等車専用の待合室利用者が他に居なかったので1等の利用者自体少なかった?)
個室内 当然お世辞にも綺麗とは言えません やはり水回りは1mmも出ません
ドアは内側に開くので鍵が無くとも足でガードが可能 トイレットペーパーもないので持ち込みましょう
トイレは水洗式ではなくダイレクトに車外に放出されます 子供の頃に利用した上野行き列車がそうでしたがここまで見事な穴ではありませんでした(笑)
ビクトリアフォールズ到着時に撮影した普通車両 車内灯は付かないどころか電球がありません 荷物棚もまるで用を足さない状態 素敵すぎます
若者バックパッカーの方でチャレンジする人もいるようですが、私たちが利用しようものなら成田離婚に発展しそう。。。
ビクトリアフォールズまで無事送り届けてくれた機関車と車両
見たところ外国人旅行者の利用者は居ませんでした 皆さん飛行機利用なのでしょうか?
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- ジンバブエは通貨・為替・物価がまるで予測不能
- ブラワヨはクレジットカードが使えないと思っていれば問題ない
- 駅周辺に寄ってくる世話焼き人に注意(Tipを要求してきます)
- 駅の荷物預け所エリアはセーフティーゾーンでした
- ナイヤガラフォールズ夜行は毎日夜行にて運行(コロナ禍は全線STOP)
- 夜行列車に寝具は用意されていないので各自用意
- 車内は電気が点かない恐れがあるのでスマホライトやヘッドライトを活用
- 水や食料は事前に調達して乗り込みましょう
- アフリカでは絶えずトイレットペーパーを1ロール持ち歩くこと
関連リンク集
- Zimbabwe ジンバブエ政府観光局公式サイト
- 外務省海外安全ページ 外務省提供 ジンバブエの安全情報について
- ジンバブエビザ情報 在ジンバブエ日本大使館 日本橋夢屋ビザ情報
- ジンバブエ国鉄 ジンバブエ国鉄公式サイト
- Intercape 南アフリカを拠点に展開する大手長距離バス会社公式サイト