ヨーロッパ最後の訪問都市マドリード スペイン王宮以降の見学先はプラド美術館以外無料見学ばかりなのでこれといった目ぼしいネタがありません… なので残りの市内観光は2日分まとめてどうぞ
(2019.08.26&2019.08.27現在)
市内観光(8/26)
アルムデナ大聖堂
王宮見学の後は王宮の正面に建つ灰青色の巨大なアルムデナ大聖堂へ 1883年から1993年まで110年の歳月をかけて完成した様々な様式が混在する大聖堂でマドリードの守護聖人 アルムデナのマリアを祀っています
アルムデナ大聖堂併設の博物館は6€ 間抜けなコトにこの看板を見て大聖堂見学が有料と勘違いして入りませんでした OMG!!
後日知ったのですが教会内見学は無料(1€程度の寄付)でOK とのコト
とんだ勘違いにショックを受けました くぅ~
見逃した内観はGoogleさんで 聖母アルムデナの祭壇、中央祭壇、カラフルな天井画と見どころ沢山
2004年にはロイヤルウエディングも挙行された大聖堂 外観しか見てないのでまた行かないといけません
東側の広場に建つローマ教皇の像 1993年6月15日にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世により聖別 ローマ教皇によって聖別された大聖堂はスペインではここアルムデナ大聖堂だけだそうです
サン・フランシスコ・エル・グランデ大聖堂
王宮・アルムデナ大聖堂があるバイレン通りを更に南に歩いたところにあるサン・フランシスコ・エル・グランデ教会 1784年に完成したクラシック様式の教会で直径33mもの巨大なドームの天井画やゴヤの絵画などこちらも見どころのある教会だったのですが月曜日休みで入れませんでした ガ━━━( ゚д゚ ;)━━━ン
見学は有料で5€ シエスタ時間があるので訪れる際には時間にも注意 詳細はこちら
内観はやっぱりGoogleさん ここがお休みだったのは本当に残念でした
サン・アンドレス教会
サン・アンドレス教会 スペイン内戦で損傷し大部分が再建された教会ですがマドリードでも最も古い教会の1つとされる歴史ある教会 無料で見学できるとの事でしたがまたしてもお休みorシエスタ(?)で見学ならず
教会見学は貧乏旅行の強い味方のハズなのに・・・
サン・アンドレス教会から約300m トレド通りに建つ2つの鐘楼が目印のサン・イシドロ教会 マドリードの守護聖人であるイシドロを祀る由緒ある教会でアルムデナ大聖堂が完成する1993年までマドリードの大聖堂を務めた教会
無料で見学できるハズでしたがまたもやシエスタの為か時間的に見学不可でした ダハーーーッ
街並み風景 南米の各地でよく見たような雰囲気の建物だと思ったら南米の大部分を支配したのはスペインでした
流石は本家 街並みがスペインです(当たり前ですね)
レストラン ボティン
ギネスが認定する世界最古(1725年創業)のレストランとして有名なボティン 食事をせずとも記念撮影をしようと沢山の人が集まっていました(その中の一組だったりします)
食べに来たわけではないのでその他大勢のみなさんと外観だけの撮影 窓際に置かれていたキッチンミニチュアの出来栄えがスペイン人離れしていました
創業時からこの場所で営業を続けており開業時に設置された大きな薪オーブンは今でも健在、名物は仔豚の丸焼きだそうですが丸焼き姿で提供されるワケではないらしい
2019年現在のメニュー表はこんな感じ 名物の仔豚さんは25€でした(安いか高いかは各自の判断で) 世界的に知られる有名レストランなので食事をするなら事前予約の上出かけるのが良さそうです
そのお隣は1900年創業というこれまた歴史あるある床屋さん 因みに日本最古の床屋さんは渋谷にある喜多床という床屋さんで1871年創業
夏目漱石の「吾輩は猫である」にも登場する床屋ですが現在は立派なビル内の店舗となっているので当時の姿を保っているという点ではこちらの勝ち
カットするのも面白いのでしょうがサラエボにてギバちゃんカットにされていたので散髪の必要は全くナシ
クチリェロス門からマヨール広場へ向かいます
周辺の建物はどれも素敵な建物ばかり ボティンや床屋に限らず歴史がありそうでした
マイヨール広場 南米各地のメイン広場に冠される名前がマイヨール広場 もしかしてマイヨール広場の総本山?
フェリペ3世が1619年に完成させた広場で4階建ての建物が四方を囲みます かつては闘牛、宗教裁判、処刑なども行われたそうですが今では世界中の観光客で賑わう広場となっています
フェリペ3世の騎馬像 1616年に製作された像で当時のフィレンツェ大公からスペイン国王への贈り物だったそうです 現像する像としては最古の像とされる歴史ある騎馬像
現国王の像を立てるとしたらどんなポーズになるのでしょうか?
広場を取り囲む建物の中で一際目を引くフレスコ画が描かれた建物 広場の整備と同じ年に建てられたもので中央にはスペイン紋章の装飾が施されています
広場でイベント行われる際には王族などの重鎮がその様子を見物したそうですが現在は市の所有となり1階にはビジターセンターが設けられています
広場に通じる門のひとつからトレド通りを眺めたところ 奥に見える2つの鐘楼がのがサン・イシドロ教会
サン・ミゲル市場
マヨール広場の西にあるサン・ミゲル市場 1916年に開業した歴史ある市場で2009年にガラス張りのお洒落な造りにリニューアル♪
バルセロナのボケリア市場と同様観光客でイーパイ リニューアル後は生鮮食品市場からガストロミーマーケットとしてイメチェン スペインの美味い物を食べ比べることができる食べ歩き市といった感じになっています
スペインと言えばコレ イベリコ豚の生ハムももちろん完備♪
食べ歩き市とあってバル(説明が面倒なのでスペイン版赤ちょうちん)スタイルで食のザッピングができちゃいます♪ お昼はここで気になったモノを適当に食べましたがどれもウマし!! 普段あまり飲まないビールも思わず頼んでしまいました♪ 料金は1品3~5€前後 (日本の500円ランチのコスパに改めて驚きますね)
プエルタ・デル・ソル
市場飯を食べた後に訪れたプエルタ・デル・ソル 太陽の門という意味でスペインの各地方へ向かう国道の起点となっている場所 日本でいう日本橋のような場所ですが人で賑わう様子は日本橋というより渋谷に近いような・・・
こちらの広場にあるのはカルロス3世の騎馬像 銅像自体は古く見えますがマヨール広場のフィリペ3世の騎馬像よりも300年以上若く1993年に建てられたモノ
スペイン国王勉強不足でよく分かりませんがスペイン人にとっては歴代徳川将軍を覚えるような感じで勉強するのでしょうね
騎馬像の前の建物は元郵便局 プエルタ・デル・ソルで最も古い建物で1760~1768年にかけてフランスの建築家によって建てられ、その後19世紀に時計塔が増築されました
ニューヨークのタイムズスクエアのような感じでマドリードの人達の年越しイベントスポットとなっているそうです 年越しに鐘が12回鳴り、1回鳴る毎にぶどうを1個 合計12個食べるんだとか トコロ変われば何とか で面白いですね
旧郵便局脇のカレータス通りも人だらけ~ 郵便局だった建物は現在マドリード州政府の建物として使われており、建物の前に0km地点標識(el Kilómetro Cero)が置かれています
広場の東にはマドリードの紋章となっているクマとキイチゴの像 渋谷のハチ公のマドリード版のような感じ
マドリードの街もバルセロナ同様、観光客に溢れる賑やかな街でした
ヨーロッパ最後の日(8/27)
2ヶ月以上滞在したヨーロッパ最後の日を迎えた8/27 夜のフライトだったので時間的には余裕がありましたがあまり動き回らないよう軽めの観光に留めます チェックアウトギリギリまでゆっくり過ごし荷物を預けた後、プラド美術館メインで市内へ繰り出しました
シベーレス宮殿(市庁舎)
プラド美術館目標で地下鉄Banco de Espana駅下車 近場のランドマークをちょこっとだけ見物 まずはプラド大通りとアルカラ大通りの角地にあるシベーレス宮殿
宮殿という名前から由緒ある建物かと思いましたがスペイン郵政省の要望で1907~1919年に建てらた建物で郵便・通信関係の公的建物として建てらたそうで現在はマドリードの市庁舎として利用
アルカラ門
シレーベス宮殿の先のラウンドアバウトにある立派なアルカラ門 1778年にカルロス3世の命令でかつてあった古い門を取り壊して建てられた5つの門がある凱旋門
パリの凱旋門と違い高さより横幅がある低重心の凱旋門ですがこれはこれで趣がありなかなかの風格がある門でした
プラド通りに戻りプラド美術館を目指します 途中レアルター広場に建つ立派な記念碑はスペインの堕落の記念碑
1808年フランス軍による都市占領に対しマドリードの人々が蜂起 反乱後フランス将軍の命令により処刑された人々を追悼する他、スペインの為に命を落とした人々を追悼する記念碑だそうです そう言えばバルセロナにも似たような英雄記念碑がありましたね
うーん ヨーロッパの歴史は本当にフクザツ…
プラド美術館
言わずと知れたスペインを代表する世界的美術館プラド美術館 ヨーロッパ最後の見学先は知的に(あまり疲れないよう)こちらを選択
嫁サマは大学時代に訪れており約30年ぶりの来館
2019年時の入館料は1人15€ 閉館前の2時間前は無料開放となりますが流石にフライトがあるので有料にて見学
門外不出のベラスケスのラス・メニーナス、スペインの巨匠ゴヤのわが子を食らうサトゥルヌスなどの黒い絵シリーズなど名画がズラリ 久しぶりの美術館タイムを楽しみました
美術館の話は割愛にて・・・
サン・ヘロニモ・エル・レアル教会
プラド美術館の裏手にあるサン・ヘロニモ・エル・レアル教会 ウエディングフォト撮影にぴったりの絵に書いたような教会(意味不明)
美術館見学を終えグラン・ビア通りへ 正面のビルは1907年に建てられたメトロポリス・ビル 紺色のドーム屋根に乗る天使像が通りのアイコンとなっている建物(銀行みたい)
そして最後の食事はフンパツしてSUMO Fusionという日本食レストランでスーシーを頂く 30€ちょっとのお支払でしたが味は海外で食べた寿司の中ではイチバンでした
ヨーロッパもいよいよ終わりなのね~
ラス カラトラバス教会 最後の教会もシエスタ時間で見学不可 マドリードはことごとく教会に嫌われた街となりました~ チャンチャン
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- アルムデナ大聖堂の見学は基本無料 有料は教会博物館 勘違いした人がいるらしい
- シエスタの休み時間があるので教会見学は時間を確認のコト
- サンミゲル市場のバルは美味しいけれどお腹イッパイ食べると結構な額になる
- プラド美術館は閉館2時間前から無料開放になります
- 大航海時代に世界を制したスペイン 見どころは他にも盛り沢山 As You Likeでどうぞ
- バルセロナの見学料はやっぱり高ーーーい!! と改めて思いました
- スペインは全土的にまた行きたい 素敵な国でした
関連リンク集
- Espania スペイン政府観光局公式日本語サイト
- マドリードへようこそ マドリード観光局公式日本語サイト
- CRTM マドリード交通局公式サイト メトロ、バス等
- アルムデナ大聖堂 アルムデナ大聖堂公式サイト(スペイン語)
- アルムデナ大聖堂博物館 アルムデナ大聖堂博物館入館情報ページ
- プラド美術館 プラド美術館公式サイト
- ボティンの甥 最古のレストランと言われるボティンの甥公式サイト
- サンミゲル市場 サンミゲル市場公式サイト
- omio.jp ヨーロッパ各地の鉄道・バス・航空券の最安値検索サイト