キューバ2日目はハバナの旧市街地に続く世界遺産登録地トリニダードへ キューバのほぼ真ん中に位置し、16世紀初頭に金を求めに来たスペイン人によって築かれ、サトウキビによる砂糖取引で栄えた石畳の街並みが美しい古都トリニダードの街ブラの様子をまとめてみました
(2019.03.25~2019.03.30現在)
ハバナからトリニダード
行き方と料金
ハバナからトリニダードへの行き方はホボ2択
- 長距離バスで行く(Viazulバス) 1人25CUC
- 乗合タクシーで行く 1人30CUC~
バスで行く方が安いですがバスターミナルまでに行くのにタクシーかローカルバスを使う必要があり、タクシーは高く、ローカルバスは難易度が高いという理由でカサの方に乗合タクシーを手配してもらい行くことにしました
因みに長距離バスViazulの料金はこんな感じ
- ハバナ~バラデロ 約3h 10CUC
- ハバナ~サンタクララ 約4h 18CUC
- ハバナ~トリニダード 約6h 24CUC
- ハバナ~サンチアゴ デ クーバ 約16h 51CUC
※お昼便はトリニダードを朝に発ち、戻る車を利用するので安いみたいなことを言ってました
08:40 ハバナのカサを出発、市内の別のカサでスペイン人カップルを拾い4人乗車でトリニダードへ 同乗者も同額を支払っていたので料金はちゃんとしたモノっぽい (不正をするとライセンス剥奪に繋がるので悪質なタクシーは皆無に近い)
ハバナのカサには最終日にも泊まるので不用な荷物を預かってもらいました
途中のガソリンスタンドでトイレ休憩 給油ポンプこそ現代風ですが全体の雰囲気が一世代ズレてる感じ
13:30 ハバナから約5時間でトリニダードに到着 トリニダードは1泊だったので5CUC割増しでも早く到着できて良かったです
しかしココの石畳、これまで見てきたどの石畳より傷みが激しく凸凹のボロボロ
トリニダード 正真正銘の古都!!
トリニダードの宿泊先
BR & Casa El Pollo
トリニダードの宿泊先はBooking.com で予約したGuesthouse BR & Casa El Polloというカサに宿泊 料金は1泊朝食付で40USD(ちょっと高い分ハバナの宿より居心地がいい もちろんWi-Fiなし)
トリニダードもカサが乱立していましたがスムースに到着 乗合タクシー利用はバスより高いかも知れませんが乗車時間は短く、ドアtoドアで荷物を持って移動しなくて済むので値段だけの判断でバスに乗らなくても良いかと思います
到着後ウェルカムコーヒーサービスあり、ハバナの宿同様に次の訪問地予定を聞かれ、同じように乗合タクシーの手配をしてくれました バラデロまで1人30CUC
翌朝の朝食内容 ハバナの宿と内容的にはほとんど一緒 パンと卵料理、フルーツサラダ・グァバジュース・チーズ チーズが一番の贅沢品でしょうか?
世界遺産トリニダードの町
翌朝は朝食後にバラデロへ移動となるので到着後一息入れて夜まで旧市街観光へ ロス・インヘニオス渓谷などの近郊スポットに行かなければ小さな町なので旧市街自体は半日で十分見ることができます
革命博物館
革命博物館 パステルイエローの鐘楼が印象的な旧サン・フランシスコ修道院(トリニダードの家並みと革命博物館の塔がCUC25コインのデザインとなっている場所) 現在は革命博物館として公開 入場料は1人1CUC
カミロ・シエンフェゴスとチェ・バゲラの遺品や戦いに戦士たちがゲリラ戦で使用した武器やユニフォームなどが展示されています 説明がスペイン語なので内容が今一つ分からずビジュアルで楽しむのみ
キューバ革命(wikipedia) 関連等の予習をしていくと理解の手助けになるかと思います
キューバが撃ち落としたアメリカ軍のU2の残骸もありました やっぱりアメリカ敵視?
中庭には当時の作戦に使用されたボートやトラック車両が展示されていました
修道院の屋上も歩けます 屋上部から鐘楼の姿を楽しんだ後、鐘楼に登ります
旧市街で一番高い鐘楼部からはトリニダードの街を一望
赤茶けた瓦屋根の街並みを眼下にすることができます (マヨール広場、歴史博物館方面)
ロマンティコ博物館
ロマンティコ博物館 1808年に建てられたサトウキビ農園主の邸宅を博物館として公開 入場料1人2CUC
サトウキビで財を成したキューバ版 豪農の館と言ったところ 当時の調度品が家具から食器に至るまで展示されています
ヨーロッパから持ち込まれた美しい装飾調度品の数々 どの国・どの時代にも成功者はいるのですね
厨房と食器類も当時のモノ プエブラで見た砂糖菓子の家と似たような厨房だったので当時の金持ちキッチンスタイルがコチラだったのでしょう 成金度は砂糖菓子の家の方が上ですが・・・
メインダイニング 地元の生徒さん(?)が当時のコロニアル建築の様子を熱心にお勉強中
2階から見た革命博物館の鐘楼とマヨール広場 トリニダード 観光地らしい派手さがなく、時間が止まったような街 これまで見てきたどの歴史的市街地とは異なる雰囲気はキューバならではのモノ
市立歴史博物館
市立歴史博物館 こちらもサトウキビ事業で財を成した個人邸を博物館として開放 入場料1人1CUC
お金持ちを象徴する品々の他、奴隷によって富を得たことが分かる足枷や鞭といった展示もありましたがスペイン語の説明しかないのが残念
こちらのお宅のキッチンも立派でした!!
ここでも屋上部に登れます 人1人通るのがやっとの激セマ螺旋階段で屋上にアクセス
歴史博物館から見たマヨール広場、ロマンティコ博物館、サンティシマ教会 高さは革命博物館より劣ります
革命博物館方面 お金持ちは下々の人を見下ろすのが好きみたい
その他いろいろ
マイヨール広場 街の中心的広場 広場の周辺を18~19世紀に建てられたサトウキビで材を成した邸宅が取り囲みます
サンティシマ教会 ロマンティコ博物館の隣に建つ1892年に建てられた曲線的デザインが美しい教会でしたが残念ながら中は見学できず…
サンティシマ教会の隣にある石の階段もトリニダードを紹介する際によく登場する景色 WiFiスポットであり夜になるとキューバ音楽が奏でられて賑やか
カリージョ広場 至ってフツーの公園でした…
街中にはお土産物を売る露店も多くあります ファゴッティングと呼ばれるハンカチやテーブルクロスの手芸品が名産品 ファゴッティングは出来た布生地から1本ずつ糸を抜いて模様を生み出す手法でとても手間のかかる手芸品です
馬車タクシー 観光客には観光タクシーとしてローカル客には安い自民ペソタクシーとして?
ハバナのピカピカクラシックカーとは異なる素のクラシックカー まるで町全体が映画のセットのようでタイムスリップしたみたい
年季入りまくりのトラクター 子供頃田舎のトラクターはこんな感じでした 三輪自転車は現役タクシー 渋すぎます・・・
トリニダード飯 バナナバーガーなるものを食べた!! キューバのご飯は何を食べたら正解なのかよく分からない
お酒が飲めないので名物カクテル カンチャンチャラ は未体験…
夕方にかけて雨が降った後、街灯の明かりが石畳を照らすトリニダード 21世紀とは思えない不思議な空間に迷い込んだ感じの街でした
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- 長距離移動 バスが安いけどいろいろ考えたら乗合タクシーで良くない?
- 乗合タクシーは朝発だと35CUC、昼頃発だと30CUC 時間帯で料金が異なる模様
- トリニダードは素で古い町 他では味わえないタイムスリップしたような雰囲気を楽しむ
- 革命博物館に行くならキューバ革命の事前予習を
- 近郊スポットに行かなければ小さな町なので半日あれば十分
- 各博物館も独特の雰囲気 リニューアルを逃した昭和時代の資料館みたい
- トリニダード 昼も夜も治安の問題は無さそうでした
関連リンク集
- Cuba Tourism Portal キューバ政府オフィシャル観光サイト
- Viazul キューバの長距離バス会社