ヨーロッパ滞在も先が見え、出発地スペインに向け西に移動開始 サラエボからはクロアチアの首都ザグレブを目指します 今回はザグレブまでのバス移動の様子と翌日の夜行バス出発までの時間で回り歩いたザグレブ市内観光のお話デス
(2019.08.13&2019.08.14現在)

 

サラエボからザグレブへ(8/13)

 

寅吉
寅吉
8/13はザグレブまでの移動でホボ丸一日費やしてしまったので内容が激薄デス

サラエボバスターミナル

サラエボバスターミナル

06:30 サラエボバスターミナル発 出発が早朝だったので5:30に起きて6時前には滞在先を出発 夜行も考えましたがザグレブ以降が夜行続きとなる為日中移動をセンタク

利用バス会社はCentrotrans Eurolinesにて 料金は2人で108KM(1人約3,300円) 早朝にも関わらずカフェはしっかり営業、トイレは利用していないので有料かどうか不明ですが早い時間の利用でも特に問題なし

 

アクセスルートはこんな感じ サラエボ~ザグレブ間は約420km ボスニア・ヘルツェゴビナ国内で4ヶ所の街で乗降停車あり 国境通過は12:40~14:101時間半も掛かりました

国境通過後、少し走りSlozna Bracaというドライブインのような場所で20分ほどの小休憩を挟みその後はノンストップでザグレブへ

 

ザグレブバスターミナル

16:10 ザグレブのバスターミナルに到着 実際の乗車時間より長く感じたバス旅 夜行でも良かったかな?

 

ザグレブのバスターミナルは中心部のイェラチッチ広場から約2kmと少々距離があります ザグレブ駅の線路をぐるっと回り込まないとアクセスできないため案外と遠く、線路を超えたところでトラム利用するのがいい感じ?

寅吉
寅吉
イェラチッチ広場とバスターミナルの中間に宿を取ったのでザグレブは全て歩きでしたケド

 

HI Hostel Zagreb

ザグレブユースホステル

16:40 ザグレブの宿にチェックイン 宿泊先はBooking.comで予約したHI HOSTEL ZAGREBというユースホテルを利用 ちょうどバスターミナルと街中心部の中間にあり徒歩で回れるという立地を買っての予約 トイレ・シャワー共同のツインルームにて1泊273.25Kn(約3,800円)×1泊

手狭な部屋でしたがヨーロッパなので値段相応? ザグレブも暑く、扇風機だけではちょっと力不足でしたが暑い時期が短いのでクーラーは必要ないのでしょう

 

ザグレブユースホステル  ザグレブユースホステル

フロントはネット閲覧用PC完備、写っていない場所にソファ席がありOUT後も居場所に困りません 荷物も鍵付ロッカーにて預けることができます

利用者が多いので共同シャワーは汚れる前に利用した方がベター(ワカモノ団体が滞在していてワイワイガヤガヤしてましたがフロア違いでセーフでした)

日本人利用者も多く利用しているので立地を考えれば悪くない宿かと思います

 

ズリニェヴァツ公園

ズリニェヴァツ公園 チェックイン後 夕食を兼ねて少しだけ街までテクテク 8月半ばでまだ暑いのですが芝生には落ち葉もあり少し秋を感じる アイスランドからもうすぐ2ヶ月 季節は確実に進み、ヨーロッパもあと僅か

 

トウモロコシ

 途中 焼きモロコシを発見!! 夏の味だーーーっ 12Kn(約200円)

夕食はEl Greco というお手軽ギリシャ料理店にて102Kn(約1,700円) そういえばテッサロニキで食べたお店もこんな感じでした ケバブと親戚かもしれない

 

お鈴
お鈴
翌日は夜行で時間がたっぷりあるのでこの日は観光せずに宿に戻って終わり

 

ザグレブ市内観光(8/14)

 

イェラチッチ広場

ヨシップ・イェラチッチの像

イェラチッチ広場 ザグレブの中心にある広場で一番賑やかな場所 中央には19世紀に活躍したクロアチア独立の闘士 イェラチッチ総督の大きな騎馬像があります

第二次世界大戦後の社会主義時代は独立の立役者は必要ないとされ銅像は撤去 広場も共和国広場に変更、旧ユーゴスラビアから独立した後に広場名も騎馬像も元に戻されたそうです

 

イェラチッチ公園

広場周辺 新旧の街がミックスされたような雰囲気ですが一番賑やかな場所ということは一目瞭然 東京でいう渋谷のような雰囲気の場所

トラムが走ってきた方向(西)へ歩きケーブルカー乗り場を目指します

 

ザグレブケーブルカー

ケーブルカー  時刻表

ザグレブ・ケーブルカー キエフ、ハンガリーとケーブルカーがありましたが更に短いケーブルカー なんでも世界最短のケーブルカーどころか世界最短の公共交通機関だそうです(長さ66m、 所要0.5分)

ケーブルカーは10分おきに運行されますが待ち時間で脇の階段で登れてしまいます^^

 
ケーブルカー降り場からの街並み
料金は5Kn(約80円)だったので乗っても良かったのですがタイミングが合わなかったので階段利用 歩いてもあっという間に丘の上に到着しました♪

丘の上からはザグレブ市内を望むことができますがいわゆる旧市街はこれから向かう反対側

 

ロトルシュチャク塔

ロトルシェチャク塔

ケーブルカー駅舎近くのロトルシュチャク塔は13世紀に建てられた見張り塔 大砲が打ち鳴らされる正午に行くのが鉄板とのコトでしたが全くの時間外れでした… 塔に登ることもでき入場料は20Kn(約320円) ここに行くなら正午デス

 

聖カタリーナ教会(ビュースポット)

キャサリン正教会

聖カタリーナ教会 聖マルコ教会の手前にある白外観の教会 中に入ることができませんでしたがここは教会裏手からの眺望がおススメポイントだと後から知りました… 建物の右手(鉄柵)を真っ直ぐ進む

 

教会裏の展望台からはザグレブ大聖堂を正面に望む旧市街地が一望できます!!(見てないケド) 聖マルコ教会に訪れない人は居ないと思うのでこちらも是非立ち寄って下さい

 

失恋博物館 失恋博物館

失恋博物館 そんな甘酸っぱい時代は終わったので入口だけ記念に撮影… 入館料は40Kn(約640円)

 

聖マルコ教会

聖マルコ教会

聖マルコ教会 個人的にザグレブのイメージと言えば大聖堂よりもこの教会!! 紋章が描かれた可愛らしい屋根瓦がザグレブのアイコン的存在で絶好の記念撮影ポイント

屋根の紋章は左がクロアチア王国、ダルマチア地方、スラヴォニア地方を表す紋章で右側がザグレブの紋章

残念ながら観光客は教会内に入れないようでしたがここは外観勝負なので良しとします

 

大統領 政府本部 クロアチア議会

教会の両隣は国の中枢機関の建物が建ち、教会向かって左が首相官邸、右が国会議事堂になります(の割には仰々しい警備がなかったような・・・)

 

聖マルコ教会

聖マルコ教会の裏側 13世紀中頃に建設されたそうですがモザイク屋根を含め現在の姿になったのは19世紀後半の改修以降だそうです

 

石の門

石の門 マリア?

議事堂の脇の道を進んだ所には石の門 聖マルコ教会を中心とした街にかつてあった6つの入場門の1つで現存する唯一の門

門の入口に置かれた像はドラ・クルピチェヴァ像 ザグレブの作家アウグスト・シェノアが書いたクロアチア初の歴史小説「宝石商の娘」(1871)の主人公だそうです

 

石の門の礼拝堂

石の門の中にはザグレブの守護聖人聖母マリアを祀る小さな礼拝堂があります 写真ではよく分かりませんがキリストを抱く聖母マリアのイコンが安置され、地元の人が普通にお祈りする神聖な場所となっていました

 

石の門(カメニタウル通り)

石の門の出口(入口) いつ建てられたかはっきり分かっていませんが中世には存在していた記録があるそうなので築500年前後?

 

聖ゲオルギオス像

ラディチェバ通り(Radiceva ulica)に続く坂道にはドラゴンを退治したという聖ゲオルギオス騎馬像 ドラゴンを退治した聖人? どこかで見たな と思ったらスロバキアのプリマティア宮殿にも居ました

 

血の橋

血の橋 ラディチェバ通り(Radiceva ulica)とトゥカルチチェバ通り(Tkalciceva ulica)を結ぶ短い通り 現在は何の変哲もない通りですがかつては二つの地区を分けていた小川があり橋が架かっていたそうな・・・ 争いが絶えず血が多く流れたことからその名前だけが残った場所

 

ドラツ市場

ドラツ市場 ドラツ市場

ドラツ市場 イェラチッチ広場のすぐ裏手に広がる市場 訪れた時間帯が悪かったのか営業店が少なかったのが残念

イェラチッチ広場を東京の渋谷に例えましたが渋谷にはこういう市場がないので前言撤回

 

ザグレブ大聖堂

ザグレブ大聖堂

ザグレブ大聖堂  高くそびえる2つの尖塔を持つネオ・ゴシック様式の大聖堂 尖塔の高さは105mを誇りクロアチアで一番高い建造物となっています

右手の尖塔が修繕中で残念 と思ったら20年以上はどこかしら工事が続いているとの事 養生幕がない姿の記憶がある人は地元でも結構な年の人

 

ザグレブ大聖堂 ザグレブ大聖堂

正面入り口の彫刻は見事の一言で見応えがあります

教会の設立は11世紀に遡り、当初はゴシック様式で建築がスタート 15~17世紀の修復・再建でバロック式に変更され、1880年に起きた大地震の後の修復で現在の姿に その際に使われた石材の質が悪かったため20世紀末から現在に続く修繕が進行中というワケ

 

ザグレブ大聖堂内

荘厳な雰囲気の教会内 無料で見学できるので予算に限りがある旅行者には嬉しい教会♪

 

ザグレブ大聖堂内

主祭壇 抑えられた照明に後陣のステンドグラスから射し込む光がいい雰囲気を作ります

 

ザグレブ大聖堂内

水晶と銀で作られた石棺に納められているのは1937~1960年にザグレブ大司教を務め、列福を受けたアロイジエ・ステピナツを模した人形(埋葬は大聖堂地下)

列福は聖人となる1つ前の段階で奇跡を1つ起こす必要があり、聖人と認定されるにはもう1つの奇跡が必要なんだとか… スプーン曲げじゃ全然ダメらしい

 

ステンドグラス

ピンボケになってしまったけどステンドグラスも美しかったデス ドブロブニクは人が溢れすぎでしたがザグレブは丁度イイ感じの観光客数で落ち着けます

 

大聖堂前広場 天使と聖母マリアの記念碑

大聖堂前の広場には4人の天使を従えた聖母マリアの記念碑 4体の天使像はそれぞれfaith、hope、 innocence、 humilityを象徴 (聖母マリアはザグレブの守護聖人)

初代聖人はキリスト使徒12人でいいのでしょうか?

 

旧要塞 旧要塞

大聖堂の周りには要塞城壁が取り囲みます 大聖堂の建築が進めれてていた13世紀末、タタール人の来襲を受けて防御の為にこの城壁が作られたそうです

 

老舗スィーツ店Vincek

Vincek Vincek

その後はザグレブでスィーツと言えばココ と有名なジェラート、ケーキ、パフェを専門としたVincekでティーブレイク

場所はイェラチッチ広場からケーブルカー乗り場に向かう大通り沿い 店内に入るとたくさんの種類のケーキ、ジェラートが並ぶショーケースがお出迎え♪

海外のケーキは甘いだけのビミョーなモノもありますがこちらは日本人が食べても合格点が出せ、値段も安い! と言うコトなし ドリンク&ケーキ 2人で食べても1,000円でお釣りがくるので色々な媒体で紹介される通りお勧めのお店でした 人気店なので激混みでしたが出かけて正解でした

 

その他ウロウロ…

メリーポピンズ?

まだまだ時間があるのでウロウロ イヴァナ・トゥカルチチャ通りにあったのは日時計とメリーポピンズ像? ではなくクロアチア初の女性ジャーナリストであり作家のマリヤ・ユリッチ・ザゴルカさんという人らしい… 全然知らないや

 

市立公園

Stube Franje Buntakaという公園からの景色 どこに行きたいのやら分からず迷走

 

聖チャペル クロス

聖マルコ聖堂があるアッパー地区の北端 この辺まで来ると観光客がいなーい

 

クロアチア歴史研究所 クロアチア歴史研究所

なので引き返す… 途中にあった素敵なお屋敷 調べたらクロアチア歴史研究所とか???

寅吉
寅吉
時間があったのでトミスラフ広場に足を延ばせば良かったのですがワケの分からない所をウロウロ

 

薬局

石の門まで引き返しザグレブ最古の薬屋さんを発見(ただそれだけ・・・)

 

Radićeva ul.通り スチェパン・ラディッチ像

街並み風景 クロアチアはネクタイ発祥の地 どおりでネクタイのお土産屋さんが多い訳だ…

太っちょおじさんはスチェパン・ラディッチさん 20世紀初めの政治家でクロアチア紙幣にも描かれている偉い人らしい へーーー

 

ズリニェヴァツ公園の噴水

19:50 がんばってウロウロして早めの夕食を取りやっと夕暮れ時 夜行バスは22:30発 ホステルに戻りソファで少し休んでからバスターミナルに向かいました

 

お鈴
お鈴
1泊・1日だけの観光でしたが見どころとスィーツは押さえたので良しとします

 

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次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • サラエボ~ザグレブは所要10時間とナカナカ 夜行の方がコスパがいいかも
  • バスターミナルからイェラチッチ広場まで約2km バス利用なら中心部手前がイイ感じ
  • ザグレブ2大観光スポットは聖マルコ教会ザグレブ大聖堂 あとはお好みで
  • 世界一短いケーブルカーに乗るなら正午の大砲に合わせて出かけるコト
  • 聖カタリーナ教会は寄らずとも裏手の展望台に立ち寄るべし
  • 旧市街エリアは全て徒歩で観光OK 市内観光なら丸一日で十分かな?
  • お茶するなら老舗スィーツ店Vincekが安くておススメ 市内に数店舗あり