アーチがいっぱい♪　アーチーズ国立公園は想像以上のアーチ天国でした

コロラド州からユタ州に戻っての訪問先は数々のアーチや奇岩が楽しめるアーチーズ国立公園　コロラド川沿いのキャンプサイトに居を据えて出かけたアーチーズでのトレッキング散策の様子をまとめてみました(Part1)　初日のハイライトはユタ州のアイコニックアーチ　デリケート・アーチトレイル♪
(2019.05.17現在)
 
 

コロラド国定公園からモアブへ

 

アクセスマップ

5/17のルートは単純　コロラドまでやって来た同じ道で引き返すだけ　シスコから128号線で向かおうかとも思いましたが道中の山に暗雲が立ち込めていたので安全ルートのI-70を選択

コロラド川沿いの先着順サイト狙いで、下見の際に10時過ぎの到着ではサイト確保が難しそうだったのでコロラド国定公園は07:30に出発

 

コロラド川沿いのBLM管轄キャンプ場

09:00　アーチーズ国立公園に近いグース・アイランド・キャンプ場からサイト探し

各サイトのチェックアウトは12時　前回下見に訪れた際10:30には皆入れ替わっていたので早めに来たけれどやっぱり売約済みばかりで予定のサイトにはもう次の人の札が下に貼られている状態　ネイティブの人は事前にチェックアウトする人と話をして唾をつけるシステムらしい

2番目のグランドスタッフもアウト予定は1組を除いて次の予定者が決定済み、そのアウト予定キャンパーは留守で話ができない…

3番目ドリンクス・キャニオンも同様にアウト予定のサイトは皆売約済み　週末の為か競争率が激高

その先のハル・キャニオンはキャパが10サイトしかないのでグランド・スタッフに引き返しアウト予定サイトの住人が返ってくるのを待つ作戦に変更

 

因みに各サイトのサイト数は下記の通り

グース・アイランド 20サイト(他にグループサイト有り　敷地が広く大型RV車もOK)
グランドスタッフ 16サイト、ドリンクス・キャニオン 17サイト、 ハル・キャニオン 10サイト、オーク・グローブ 7サイト

 

グランドスタッフキャンプ場

　

09:30　次の利用者が決まってないアウト予定のサイトが残されていたグランドスタッフキャンプ場にて住人の帰り待ち　幸いなことに他に競争者はナシ

20分ぐらいで住人が戻り、訪ねたところ次の利用者の予定はないとの事で最後のサイトをなんとかゲット(セルフチェックイン方式)

事前にアウト予定のサイトの人に交渉して場所取りしているようなのでサイトに人が居たら積極的に聞いて、札の下に自分の分を貼らせてもらいましょう

 

　

10:20　先住人の撤収と入れ替わりでテントを設営(マイサイト No.11)　1泊20ドル×3泊　コロラドでも雨に降られたのでここでは日本から持参したアライテントを使用

予感は的中し、2日目の夜に雨に降られました。。。　安心の防水性だったので雨漏りはナシ

 

 
キャンプ場の様子　コロラド川沿いにキャンプサイトが16ヶ所並び、反対側には128号線が走っています(夜は交通量が少なくなるので特に問題なし)　グース・アイランド以外は大型RV車は利用できないのでテントキャンパーが中心(小型RVは可)

 

トイレはポットン式が2つ(中間と突き当り)　飲み水の用意はないので近くの湧水を利用するか飲料水を用意します

 

※管轄はBLM(アメリカ土地管理局) blm.gov コロラド川沿いのキャンプ場は全て先着順で競争率が高めです

 

　

US-191号線から128号線に入ってすぐの道路脇の所に涌水ポイントがあります　沢山の人が汲んでいるので問題ないと思いますが私たちは念の為、沸かして利用していました

 

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アーチーズ国立公園

 

アーチーズ国立公園へ

11:05　テント設営後　早めの昼食を取りいざアーチーズ国立公園へ　US-191号線からアクセス道路に入ったら料金所で支払い待ち渋滞

金曜日ということもあり来場者がメチャメチャ多い・・・

 

11:35　入園ゲート　アーチーズの入園はこのゲート1ヶ所のみ　週末の混雑もありゲートに到達するのに30分かかりました

入園料は車1台につき30ドルです　国立公園年間パスも使えるので年間パスとパスポートをドヤ顔で提出

 

アーチーズ国立公園初見参♪　310km²の面積の公園内には世界的に有名なデリケートアーチを含む2000以上のアーチが点在する他、カラフルでユニークな形状をした奇岩が楽しめる壮大な岩のワンダーランド

 

天気が良いのでビジターセンターはトイレ利用と中を少しだけ確認しておしまい　窓の外の景色が早くおいでと呼んでいたのでさっさとビジターセンター後にします

ビジターセンター営業時間: 08:00～17:00　インフォメーションカウンター・ショップ・展示室あり

 

パークアベニュー周辺

11:50　ビジターセンターを後にしていよいよ園内へ　最初の奇岩は青空をバックに現れた巨大なThree Penguins 一番右がめっさペンギン♪　のっけからテンションが上がります　やっぱりグランドサークルは晴れてないといけません
 

Courthouse Towers 周辺

12:00　公園に入って最初の見晴らしポイント Park Avenue(パークアベニュー)　衝立状の岩が谷の両側に立ち並ぶ様が両側にビルが立ち並ぶマンハッタンの目抜き通りに似ていることから名づけられています

いきなりの絶景ですがアーチはまだ未出現

 

Queen Nefertiti(クイーン・ネフェルティティ)という岩　ネフェルティティ王妃は紀元前エジプトの美人王妃　頭の形が何となく似てます

 

ラサル山脈ビューポイント(La Sal Mountains Viewpoint)からみる岩塊は・・・

 

別の角度からみるとまるでクジラ～

 

もちろんビューポイント名となっているラサル山脈も望めます　数日前はあの山の向こうでキャンプしていました

 

Courthouse Towers Viewpointから見えるThree Gossips(スリー・ゴシップズ)という岩　3人の女性が噂話をしているように見えますが、ウルトラマンサイズの女性ですね(笑)

 

その少し先にあるSheep Rock　なるほどこれは羊に見える　モニュメントバレーの象やラクダよりそれらしい

 

同じくCourthouse Towers Viewpointから望むTower of Babel(バベルの塔)は旧約聖書の創世記に登場するバベルの塔が由来　アーチーズのバベルの塔の頂きは1,425m

 

バランスロック

12:30　続いての立ち寄りはビジターセンターから約15kmのところにあるバランスロック　 世界中に数ある落ちそうで落ちない岩がアーチーズにもありました

 

　

岩は見る角度によって違う岩のように見えますが落ちそうで落ちない感は一緒　いつかは侵食の過程で落ちてしまうのでしょうが上手い具合に残ったものです

 

この角度から見ると古代恐竜のT-レックスのような姿　実際の恐竜のサイズはこれ位だったのでしょうか?　恐竜が闊歩していた頃のこの辺の大地はどんな感じだったのでしょう

 

Garden Of Eden

12:55　人気のThe Windowsエリアの少し手前にあるGarden of Ede(エデンの園)　独特の形をした赤い岩の景観が楽しめるスポット

 

ワールドカップのトロフィーのような赤い岩のモノリス　上に載っているのがアダムが食べるリンゴかもしれません(実際は奥行がある岩なので真横から見るとまた形が違います)

 

そのトロフィー岩の麓から望む景色　右手の岩塊はPothole Archがある岩塊、バランスロックがその先にあります

 

The Windows方面のElephant Butte　もともとは一つの岩塊が長年の侵食過程で衝立状に侵食され、その過程の中でアーチが生まれます

 

The Windows

13:30　ビジターセンターから約19km　The Windowsと呼ばれる人気のエリアに到着　アーチが沢山見れる人気スポット&金曜日ということで駐車場はイーパイ　駐車スペースが空くまで駐車場ループを2周することに(^▽^;)

 

どう見ても形がち〇〇　手前の大きな岩が大人サイズ、その奥がお子供サイズ(←想像にお任せします)

Three GossipsとかSheep Rockとか岩を眺めるには想像力が不可欠!!　そして想像は個人の自由です

 

ダブルアーチ!!　想像以上に立派なアーチ　それも2つ!!　どうしてこうなった!?

 

　

アーチの下は自由に散策可能　真下に行くとアーチの凄さがよく分かります　付けの部分とかアーチっぷりとか

凄いな自然

 

見上げるアーチの空はやっぱり青でなきゃ　デリケートアーチは別にありますがこのアーチも十分デリケートでした

 

続いてNorth Window Arch(左)とSouth Window Arch(右)のメガネアーチへ　こちらもなかなかのアーチっぷりです ぐるりと遊歩道があるので歩きます

 

赤茶の岩に青い空・・・　ナイスですね～(村西監督風)

 

○○アーチという岩はこの公園に限らずアチコチにありますがアーチーズ国立公園のアーチは格別ですね

 

アーチとタワーがセットとなりお城の小塔(タレット)のように見えることから名づけられたTurret Arch　アーチの横にある丸窓の穴もポイント

 

　

タレットアーチも見事なアーチ　サウス・ウインドウ・アーチと重ね合せて見ることもできます

他エリアならアーチひとつで名勝　ここはもうアーチのスターマイン状態

 

デリケートアーチ

15:15　青空だった空もいつの間にか雲に覆われてしまった頃に本日のメインイベントとなるDelicate Arch Trailに到着

デリケートアーチはアーチーズ国立公園のシンボル的なアーチに留まらずユタ州のナンバープレートデザインにもなっている超有名アーチ

日本と言えば富士山、ユタと言えばデリケートアーチと言っても過言ではないアーチ

 

駐車場からデリケートアーチまでは往復4.8km　標高差146mの道のりを歩かなくてはいけません　駐車場からしばらくはトレッキング道が続きますがしばらく進むと・・・

 

巨大な一枚岩の上を登るようになり、傾斜も徐々にきつくなります

 

一枚岩の上から駐車場方面を望む　岩なのでどこがコースなのかはっきりしませんが所々ミニケルンがあるので迷うことはありません

青空がどんどん消えていくのがさびしい限り

 

だいぶ上まで登ってきました　あと少しです　岩の上は滑らかで場所によっては砂礫があったりします　雨が降ると滑りやすくなるかもしれません

 

いよいよ近づいてきました　最上部は左手に大きく迂回するようになります　足元は岩をそのまま削ってコースにしてあります(階段も掘り出し)

 

最後の最後　幅の狭い断崖の岩を削り整備した道を今度は右手方向に回り込むように進みます

眼下の茶色いスベスベ奇岩にも目を囚われますが、突然右側の岩の壁が切れて・・・

 

 

16:15　目の前に美しいデリケートアーチが姿を現します

 

崖の際に建つ高さ16mのデリケートアーチ(開口部の高さは14m)　国立公園のみならずユタ州のシンボルとして親しまれている綺麗な自立型アーチ

 

　

写真では大きさが分かりずらいですが近くに行くとかなりの大きさ　アーチの一部は今にも崩れそうで立地条件といい正にデリケート　夕陽に染まる天気でないのが残念ですがそれでもこのアーチが立つ場所に来れたことに満足

 

このアーチが存在する場所自体がもう神がってます!!　円形劇場のようなすり鉢状の地形　どうしてこうなった!?

 

パノラマ写真で見るとこんな感じ　アーチが立つ場所全体が自然が長い年月をかけて造りだした複合芸術品

 

この場所を訪れないなんてありえません　往復で約2時間の道のりとなりますが歩くだけの価値は十二分にあるので絶対訪れましょう!!

 

 

公園からの帰り道はMoabの町まで結構な渋滞、Moabでガソリン20ドル給油、スーパーでチキンの惣菜を購入してキャンプ場には19時20分ごろ戻りました

夜は雲が広がった上に風も出て気温は低下、夕食はテントの中で済ませました

5月に入ってからは天気が毎日のように変わり安定しません　さて明日の天気はどうなることやら・・・

 

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次はもっと上手に旅します