アーチーズ2日目は公園の最深部に位置するデビルズ・ガーデンを中心に散策。 デリケート・アーチと並ぶ名物アーチ、ランドスケープ・アーチを超えてダーク・エンジェルまで歩いた絶景トレイルの様子をまとめたアーチーズ国立公園Part2編です。
(2019.05.18現在)
アーチーズ国立公園2日目
アーチーズ2日目は、キャンプ場を08:50に出発し、公園には09:20頃に入場。 初日の最後に歩いたデリケート・アーチを下から眺めるビューポイントからのスタート。
デリケートアーチ・ビューポイント
09:55 アーチーズ2日目(5/18) ビジターセンターから約22kmのデリケートアーチ・ビューポイント駐車場に到着。
駐車場からすぐのロウアー・デリケートアーチ・ビューポイント
アーチ ぐぅ 遠い・・・
ならばと800mほど岩場を登ったアッパー・デリケートアーチ・ビューポイント ロウアーよりは近くなりましたがやっぱり遠い。
200mmの望遠レンズでやっと様子が分かります。 もう人がワイワイいるな…
結論:デリケートアーチは絶対登って見るべき。
次の見学場所へ移動 特に案内のない岩山も絶景。 流石 奇岩のワンダーランド
スカイライン・アーチ
10:40 スカイライン・アーチ 車道からも見えるアーチですが、道路沿いの駐車スペースから僅か300mでアクセスできるお手頃アーチ。
緩やかな登りのショートコースの先にあるスカイライン・アーチ 空を背景にした岩山の輪郭線にアーチがあることから付いた名前だと想像。
すぐ近くまで到達。 スタン・ハンセン似のおじさんが素敵。 スカイライン・アーチは1940年の大崩落で現在の穴の形となりましたが、それまでは左半分が岩でふさがっていました。
別アングルからの写真。 アーチーズの多くの岩はフィンと呼ばれる衝立(ついたて)状の砂岩が並列に連なるのが特徴。
アーチの麓には1940年の崩落時に崩れ落ちた巨大な岩が残されています。 いずれ今のアーチも長い年月を経てまた違う形になるのですね。
サンド・デューン&ブロークン・アーチ
11:10 次は少し戻ってSand Dune&Broken Arch Trailへ。 ブロークン・アーチへはキャンプ場の先からもトレイルがあり、どちらからアクセスしても約1kmとなるのでSand Dune側から訪れる方がおすすめ。
サンド・デューンの入り口 衝立状の岩の狭い間を抜けて行きます。 足場はもうサラサラの砂地。
駐車場から数分でサンド・デューン・アーチに到着。 アーチとオレンジ色の極上の砂で砂遊びができるサンド・デューンは子連れファミリーに人気のスポット。
他のアーチに比べると小ぶりですが、それでも立派なアーチです。
このサラサラの砂も、元をたどれば周辺の岩の一部だったのでしょう。 常に日陰ができる場所なので、小さな子供を遊ばせるには贅沢で最高の場所です。
11:40 サンド・デューン・アーチから約1kmほど歩いてBroken Archに到着。 サンド・デューンからの道のりは日陰のない荒野を歩くので、暑い時期は十分な暑さ対策が必要。
ブロークンという名前ですが、アーチ自体はまだ健在。 ただアーチの下にスカイライン・アーチ同様に落石があるので、遥か前に崩れたことは確か。 まぁアーチ自体が壊れる過程ですから。
アーチを見上げるとオレンジ色と青空のコントラストが今日も綺麗♪(風があるけど) 自重で絶妙に支えているのでしょうか?
ランチタイム
12:15 デビルズ・ガーデン駐車場近くのピクニックエリアでランチ。
メニューはMaruchan Yakisoba!! 大好きなWalmartに売っているマルちゃんシリーズのインスタント焼きそば。 味が海外仕様っぽくなく、ほぼ日本と同じ味付けで美味しくてオススメ。
写真には風が写っていないのですが、この日は風が強くてコンロの火が消えそうで大変でした。
デビルズ・ガーデン・トレッキング
お昼休憩を挟んで午後からは本日のメインイベントとなるデビルズ・ガーデン・トレッキングへ。 このコースには、デリケート・アーチと並ぶアーチーズの代表的なアーチ、ランドスケープ・アーチがあります。 今回は道中様々なアーチを楽しみながら奥手のダーク・エンジェルまで向かいます。
トレイルマップ
コースマップ。 駐車場からランドスケープアーチまでは約1.5km、ダーク・エンジェルまでは約4kmの道のりですがパーテーション、ナバホアーチが脇道に逸れるため、ダーク・エンジェル往復の総距離は約10kmほどになります。
13:15 ビジターセンターから約29km。 国立公園の一番奥手のデビルズ・ガーデン駐車場。 土曜日なので路肩も含めて駐車場はイーパイ。
13:20 準備を整えてHIKE ON!! ランドスケープ・アーチまでなだらかな道のりですが、そこから先、ダブルOアーチまではフィンと呼ばれる衝立状の岩場を登るコースとなります。
ランドスケープ・アーチまでは衝立状の岩と岩の間の平坦部をほぼ水平に移動。
それにしても岩の垂直っぷりが凄いです。 日本流だと衝立ですがコチラでは魚の背びれのように見える為、フィンと呼ばれます。
トンネル・アーチ&パインツリー・アーチ
13:25 最初に現れるトンネル・アーチ 衝立のど真ん中に大きな風穴。 その左上に小さなトンネルが確認できます。
かなり厚みのある岩ですが、真ん中が綺麗に空いています。 穴の周りも滑らかなのでかなり古いアーチのようです。
13:35 パインツリー・アーチ 本コースから外れており多くの人がランドスケープ・アーチに直行してしまうので訪れる人は少なめ。 コースはここで行き止まりとなるため、引き返して本線へ合流。
道中の景色はこんな感じ。 ラサル山脈方面に雲が多くなってきました。 えっ 今日も曇っちゃうの?
ランドスケープ・アーチ
衝立状(フィン)の砂岩が平行に並ぶ様子がよく分かるトレッキング道をさらに進んで・・・
14:00 デリケート・アーチに並ぶアーチーズの看板アーチ(?)ランドスケープ・アーチに到着。 ランドスケープ・アーチは開口部が93.3mで、北米で最も長い自然のアーチ。
元々は道中にあった大きな衝立状の砂岩だったハズ。 上部がこれだけ薄くなり、アーチとなる時間は何万年単位の長い年月にしたらほんの一瞬かもしれません。
ランドスケープ・アーチを別アングルから。 アーチ下にはスカイライン・アーチ同様、その昔に崩落したであろうと思われる岩がゴロゴロ。
アーチの最も狭い場所は幅1.8m。 この細さと薄さでまだアーチの状態を保っているのがすごい。 細く見えてもかなりの重さがあるハズなのに・・・
1991年9月1日午後2時45分頃、長さ18mの岩盤がアーチの一部が崩落する瞬間を捉えた映像。 以前はかなり近くまでアクセスできたようですが、現在は立ち入り制限が課せられています。
ランドスケープ・アーチを後にして更に先へ進みます。 ここで引き返す場合は駐車場から約3.1km(パインツリー・アーチを追加した場合は+0.8km)でほとんど登りなしで往復可能です。
パーティション・アーチ
ランドスケープ・アーチ以降はいよいよ登りパートが登場。 衝立状岩の背の部分を登る箇所もあるので足元には注意が必要デス。
写真のコース左手の岩はかつてウォール・アーチと呼ばれていた名勝。
ウォール・アーチ 2008年8月4日の夜に突然崩壊したアーチ。 現在はコース脇に崩れ落ちた岩片を見るのみ。 次に来園した時はランドスケープ・アーチがもうないかも。
小さめのフィンの尾根部分を登ります。 表面はけっこうツルツルなので雨が降ると滑りやすいかも。
ラサル山脈方面(駐車場方面) よく見るとランドスケープ・アーチの上部が見えます。
サドルホーンのような形の岩。 押し鈴にも見えます。
パーティション・アーチ
14:40 メインコースから少し外れてパーティション・アーチに到着。 このアーチは窓のような大小の穴が2つ並ぶアーチです。
くぐってみると真ん中の岩は支柱になっているような感じ。 崩れたら綺麗な形の大きなアーチになりそうです。
アーチの下から左右方向を撮影。 少し傾斜があり、まるで岩の波のようでした。
ナバホ・アーチ
15:00 パーティション・アーチのもう一段上にあるナバホ・アーチに到着。
その昔インディアンがいかにも野営していたそうな雰囲気のあるアーチです。 アーチの一方は幅があり・・・
もう一方は狭くなっています。 天然の大きな三角タープのようで、野営するにはピッタリです。
陽の当たる片側にだけ枝が伸びるマツと地面を這いつくばうマツ。 ド根性松がたくさん生えていました。
アーチの先は行き止まりなので本コースに戻ってさらに先に進みます。
それにしてもどういう侵食過程を辿るとこうなるのでしょう?
衝立状の砂岩群
ダブルO・アーチに向かう途中のコース。 数ある衝立状の砂岩(フィン)の馬の背部分を進みます。
薄い衝立状の砂岩が並ぶ風景はなんとも壮観。
ステゴサウルスの背板みたいな岩。 背板の左側、木が生えている白っぽい岩場がトレッキング道です。
ダブルO・アーチの少し手前にあるブラック・アーチ・オーバールック。 たぶん遠くに見える真っ黒い穴がブラック・アーチ。
ダブルO・アーチ
ダブルO・アーチの手前でまたしても捻じりん棒将軍に遭遇。 大地からのパワーをチャージ。
15:45 ダブルO・アーチに到着。 アーチが2つありますが、小さな丸穴の上に大きなアーチがあるという珍しいパターン。
近づいてみます。 足元はサラサラの赤砂。
アーチの際 小さいアーチの下をくぐって反対側へ。
裏側に回り、少し岩場を登ったところから眺めるダブルO・アーチ。 上のアーチ思いのほかデカい。
アーチの上には登れないので手前の所まで行ってみました。 アーチの上に乗ることは禁止されていますが、どこまでがOKなのでしょうか?
ダーク・エンジェル
ダブルO・アーチを後にして最終目的地、ダーク・エンジェルへ向かいます。
16:25 本日の最終目的地ダーク・エンジェル。 名前がアメコミのヒーロー名のようですが、エンジェルという割に羽はなく、黒光りしている立派な石柱でした。
ラストはちょっと期待ハズレでしたが、ダブルO・アーチまでは奇岩とアーチが織りなす絶景トレッキングでした。
時間と体力のある方は是非ランドスケープ・アーチを超えてダブルO・アーチまで歩いてみてください。 コースも景色もサイコーです。
アーチーズ国立公園内のキャンプ場
デビルズ・ガーデン・キャンプ場
予約が取れる気配がなかった公園内唯一のキャンプ場 デビルズ・ガーデン・キャンプ場を少しだけ偵察。
キャンプ・グラウンド・ロード沿いにキャンプサイトが並び、場所によってはジョシュアツリーのような岩場近くのサイトがあり、なかなか良さげな感じでした。 何より公園内にあるのが最大のアドバンテージ。
ビジターセンターから約30kmの奥地にもかかわらず、トイレは水洗。 利用しているコロラド川沿いのキャンプ場より条件がいいじゃないですか。
シーズン中はキャンプホストが常駐しているのでキャンプ場で薪を購入することも可能でした。 時間を気にすることなく公園内を散策できるのでかなり魅力的なサイトでした。
キャンプサイト情報
- キャンプサイト:51サイト うちグループサイト2
- サイト料:25ドル
- 予約:Recreation.gov にて予約 オフ期は先着順
- 設備:ピクニックテーブル、ファイヤーピット
- トイレ:水洗
- シャワー:無
- その他:薪はキャンプサイトで購入可 シーズン中はキャンプホスト滞在
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- デリケート・アーチはビューポイントで見るより歩いて見に行った方が遥かに良い
- ランドスケープ・アーチはアーチーズのもう一つの看板アーチなので絶対必見
- ウォール・アーチは崩れちゃったけど見落とさないように
- デビルズ・ガーデン・トレイルは絶景続きで超楽しい♪ 時間・体力が許す限りGO
- 夏場は十分な飲料水を用意、暑さ対策も万全に 冬場は滑りやすそうなので注意
- アメリカンドライブ この日の走行距離:約92km 累計走行距離: 約6,234km
関連リンク集
- Go USA.jp アメリカの公式トラベルサイト
- VisitUtah ユタ州政府公式観光サイト
- Discover Moab モアブの公式観光サイト シャワーマップ
- アーチーズ国立公園 アーチーズ国立公園公式サイト 園内マップ(PDF)
- Grandstaff Campground blm.govサイト内のキャンプ場情報
- blm.gov 土地管理局の公式サイト モアブ周辺キャンプ場マップはこちら
ここが変わったよ 2026年考察
Fiery Furnaceの規制強化 私たちはアクセスしていませんが、2019年当時より制約・予約競争が厳しくなっています。
Fiery Furnaceは普通のトレイルではなく、
- スリット状の峡谷
- 行き止まりだらけ
- GPSがほぼ効かない
- オフトレイルが前提
という天然迷路で、アクセスするには予約必須(窓口販売なし、当日販売なし)+講習ありでエリアアクセスの難易度が上がっています。(レンジャー同行ツアーもありますがそちらも確保が激ムズです)
難易度の目安としては
The Wave ★★★★★★★★★★
Half Dome ★★★★★
Angels Landing ★★★★
Fiery Furnace ★★
1. Step1
旅行日の7日前から予約可能で、遅くとも2日前までに予約。 ※事前にアカウント、クレジットカードの登録で準備を済ませておく。
2.Step2
Recreation.govで予約。 料金は1人10USD (1グループ最大6人まで・5歳未満不可、ペット不可) ※予約が取れた=許可ではない(講習義務あり)
3.Step3
前日または当日にアーチーズ・ビジターセンターで許可証を受け取る。 その際にオリエンテーション・
安全ビデオ視聴が義務。
許可証は、ハイキング前日または当日の午前8時、8時30分、9時、9時30分、10時、午後2時、2時30分、3時、または3時30分のいずれかの時間帯に受け取る必要があります。
書類記入のため、10分前には到着すること。


































































