当初のスケジュールから大幅遅れのスタートとなってしましたアイスランド周遊 2日目はアイスランドの南から反時計周りで北へ、1周約1,300kmの約1/3を1日で移動してしまう駆け足ペースになってしまう 荷物が届かないショックで不完全燃焼気味の北東エリアドライブの様子のまとめとバゲージクレームの進展情報のお話
(2019.06.23現在)
リングロード 東アイスランド
アクセスマップ
6/23 アイスランド一周リングロード2日目のドライブルート 宿泊地から東アイスランドをドライブして北アイスランドエリアのアークレイリを目指します
宿泊地からアークレイリまではデティフォスの滝への往復以外は基本1号線利用 約450km(デティフォス往復を含めると約500km)の道のり
ロストバゲージのお陰で予定が狂いに狂い、ようやくスタートしたと思ったら明後日(25日)にはもう飛び立たなければいけないコトに気づきながら08:50に宿泊先を後にしました
09:15 1号線沿いのガソリンスタンドで給油8,700kr(約7,500円)
物価が高いのでガソリン代も高いのだが、レンタカーの車種のせいか燃費が悪い・・・ 無駄にデカい車を借りたのに荷物は手荷物のみという皮肉…
1号線エイイルススタジルまで
多少雲があるものの昨日に引き続き良い天気♪ この日がアイスランド滞在中で一番暖かく、到着日より10度以上は気温が高かった(日中は20度越え)
Red Chair
1号線を走っていたら右手の岩場の上に大きな赤イスを発見 イス以外が特に何もあるわけではありませんがRed Chairと呼ばれるプチ観光スポットでした 道路から直ぐ近くだったので赤イスに腰掛けて絶景と記念撮影 天気も良くこの日もサイコー
Red Chair付近で来た道を振り返ったところ 綺麗な三角形の山が絶景でした(Vestrahorn Mountainと言うらしい) 車が少ないのもイイです
Vestrahorn Mountainの麓にはViking Village Prop For Movie という芝生屋根の古い家々が見学できるスポットがあるので時間のある方は是非立ち寄ってみて下さい(周遊した後に知り、見逃してしまいました)
アイスランドの伝統的な半地下の家もここで見られるようです!! 失敗しました
交互通行の1車線の橋 国道1号線と言ってもここまで来ると交通量が少ないので2車線の大きな橋を作る必要はないようです もちろん橋の袂に先に到達した車が先に橋を渡ります
1号線沿いにあった展望駐車場からの眺め Lækjavikという景勝地(ビーチ近くの大きな岩が人気みたい)
更に進んで 道沿いの山の中腹にトナカイ発見!! 野生のトナカイは人生初
トナカイは18世紀に家畜用としてアイスランドに持ち込まれましたがアイスランドの人は何故か飼育を放棄 野生化してその多くが東部地方に住んでいるそうです 昔からいた固有の動物ではありませんが野生モノでした
Bulandstindur湾では魚(北極イワナ?)の養殖場が見られました 集落と呼べる集落がなさそうですがどこから通うのでしょう?
それにしても周りの景色が手つかずの絶景 何の変哲もない風景がイチイチ絶景に思えるのはやはり人工物が圧倒的に少ないから?
ショートカットの為1号線を外れ未舗装・山道の939号線を走ります 道中に見える滝はFolaldafossという滝 この程の滝はもう素通り
939号線の様子 4×4のSUV車だったので安心のドライブでしたが、普通車でも全然イケそうな感じでした(悪天候時は分かりませんが)
やってきた湾方向を振り返ればやっぱり絶景&天気はサイコー♪
右手の岩肌の岩盤層具合とかワイルド過ぎます アイスランドの景色は骨太と言うか何か一味違います
数少ない来客者を歓迎しに来てくれた羊が行く手を阻みます ほっこりするな~
12:10 エイイルススタジルの町で給油3000kr(約2,590円) リッターにすると約200円なのでガソリンは日本よりも断然高い
因みにアイスランドのガソリンは2種類しかなく95oktと書いてあるガソリンかDiesel(ディーゼル)しかありません ディーゼル車も多く普及しているので自分の借りた車の燃料はしっかり把握しておきましょう(給油口にシールが貼られているので間違ることはないと思いますが・・・)
敷地内のサブウェイで昼食 1,438Kr(1,240円)
全国で18店舗あるサブウェイは高物価のアイスランド旅行中、私たちの心強い味方でした 12インチサイズオーダーで割安に注文でき、半分ずつ食べると私たち的には量がちょうどいいのでサブウェイがあると必ずといって食べてました(タダの貧乏自慢)
レイキャビク周辺なら分かりますが人口2500人ほどの町にあって商売が成り立つのでしょうか? 日本の村には絶対ないよなーー
そんなエイイルススタジルの街を後にして再び1号線を走ります 景色が少し変わってどこか放牧的な雰囲気に
名も無い滝 なのでスルー
ターフハウス Turf House
1号線沿いにあったターフハウスに寄り道 ターフハウスはスカンジナビア半島の農村で古くから利用されていた屋根を芝で葺いてある家のこと 木や石だけでできた建物よりも断熱性が高く、北欧の過酷な寒さに適した工法とされます
1号線で見学できたものは家ではなく家畜小屋 冬の間はこの中に羊を入れて厳しい寒さを凌いだとのコト アイスランドでは木が希少なので木材利用を減らす為半地下構造が多いみたいです
そしてまた滝(Rjúkandiの滝) 滝廉太郎でございます
リングロード 北アイスランド
同じ国道1号線ですがまた景色が異なり、まるで別世界で ココはどこ?
たまに見かける家もポツンとした一軒家ばかり 普段からステイホーム、ソーシャルディスタンスはカンペキですね
独特の台形の山 ヘルズブレイズ山が見えたら間もなく北アイスランド東部エリア デティフォスの滝への分岐まではこの辺りから約40kmほど
野グソ禁止の看板 緊急事態時はどこですれば?
デティフォスの滝
15:00 アイスランド最大の滝 デティフォスの滝の駐車場に到着 デティフォスの滝は川の両側から見学できアクセス道路は国道1号線からは864号線(北に向かって流れる川の東側へアクセス)と862号線(川の西側へアクセス)がありますが私たちはメジャーな862号線にて
1号線の分岐からは往復で約50km 道路は舗装されているの特に問題ありませんが一般車でのアクセスは夏のシーズンに限られるそうなので注意
滝があるとは思えない駐車場からはゴロゴロした岩がある殺風景な景色の中を600mほど歩きます
10分ちょっと歩くと水しぶきが下から舞い上がるデティフォスの滝の姿が見えてきました 見上げるのではなく見下ろす感じ
舞い上がる大量の水煙に大きな虹が架かる絶景
滝口の近くまで最接近 もの凄い水量の大瀑布!!
幅約100m、落差44m 水量はアイスランド一でヨーロッパで最もパワフルな滝とされるだけあって豪快そのもの
これはもう水の暴力
轟く轟音、ハンパない水しぶきで滝壺周辺の下流は見る事ができません
これほど豪快に落ちる水はイグアスの滝以来
よく見ると滝の向こうに東側から来た人たちが確認できますが人間の大きさと比べて如何に大きな滝かが分かると思います
続いて少し高い展望スポットから引き目の滝見学 お天気が良いので虹はどこでも見放題
この展望所からは滝の全体像がよく分かりますが、滝壺はやっぱり水煙の中 スパッと斜めに切り落ちるデティフォスの滝は北アイスランドの必見ポイントですね
最後はデティフォスの滝の上流にあるセルフォスの滝(Selfoss)へ ※駐車場から800m位上流へ
セルフォスの滝 イグアスの悪魔の喉笛のような逆V字の地形に落ちる滝ですが水量が分散される為かデティフォスのような迫力が感じられません
美しい滝でしたが途中で引き返してしまいました どうしても迫力が劣るのでセルフォスの滝を見学するならデティフォスの滝の前に見た方が良いかもしれません
レイキャフリーズ周辺
15:50 滝見学を終えて再び1号線へ 頂上部が平坦で周囲が急峻な崖に囲まれている形をしたヘルズブレイズ山(1,682m)が良く見えます 辺り一帯が氷河に覆われていた時に活動した火山で崖の高さが当時の氷河の厚さだったとか 氷の厚みで1,000m!?
クヴェーリル地熱帯
16:25 1号線の沿いのクヴェーリル地熱帯に立ち寄り見学(写真に写っている道路が1号線) 日本でいうところの地獄巡りとか地獄谷という温泉地帯のような場所
間欠泉はないものの硫黄臭たっぷりの地熱エリア 赤茶けた不毛の大地に鉱物で色が変わった吹き出し口がいつもあります
泥泡が弾ける瞬間を見入ってしまうのは何故でしょう? 温泉県民からするとこういう場所と臭いはとても親近感があります
峠を越えた展望駐車場からの景色 山の向こうがクヴェーリル地熱帯
そしてミーヴァトン湖を望みます
1号線沿い 上の写真に写っているBlue Lakeという温泉の湖 チャメチャ綺麗な色の湖ですがそこまでバスっていないのはブルーラグーンなどの露天風呂が沢山あるからでしょうか?
因みにこの湖の反対側にはミーヴァトン・ネイチャー・バスという露店温泉プールがあります
ミーヴァトン・ネイチャー・バス 料金は大人5700Kr(約5100円) スーパー銭湯より高いッス
1号線はミーヴァトン湖をぐるっと回るように続き、次の見学地ゴーザフォスの滝を目指します 左手の黒い火口は2500年前に水蒸気爆発で形成されたバーフィヨールカルデラ
駐車場からカルデラの縁まで300m登り、1周3.2kmあるカルデラの縁を歩けるようになっています
ゴーザフォスの滝
17:15 最後の見学場所ミーヴァトン湖とアークレイリのちょうど真ん中ぐらいに位置するゴーザフォスの滝に到着
ゴーザフォスはGodafossと綴り、fossが滝なのでGodaの滝 「神々の滝」という意味 西暦1,000年頃キリスト教が国教となったため、古来信仰された神々の偶像をこの滝に投げ捨てたことが名前の由来だそうです
滝の落差は約12mと高さはありませんが中央の滝の両側に左右対称となる幅広の滝が落ちるとても美しい滝
流れる水の色がとても青く、これまで見てきた水で一番綺麗でした
半円形の地形に流れ落ちる滝はナイヤガラの滝をスケールダウンしたような感じでした
下流方向 周りに何もないのがアイスランド流
反対側の散策コースを選択すると途中から川岸にアクセスでき川面の高さから眺めることも可能 (もう滝はお腹いっぱいご馳走様だったのでこれにて終了)
ゴーザフォスの滝を後に宿泊地アークレイリまで残り35kmをこの日最後の1号線ドライブ
道中も広大なアイスランド景色が続きます ポツンポツンと絶景の中にある家 電気・水道はあるとして下水はどうなんだろう?
ここも絶景 こんな場所に暮らしてもそこそこの年収はあるのかな? などと汚れた大人の想像を働かせながらラストスパート
トンネルを抜けると目の前にアークレイリの町が目に飛び込んできました 人口17,000人程の港街ですがこれまでの道を走ってきた身からするともの凄い大都会!! (レイキャビクエリア以外では最大の街だそうです)
リングロード2日目の宿泊地
アークレイリのAirbnbにて
18:20 アークレイリの宿はAirbnbにて予約した建物一棟を旅行者でシェアするタイプの不動産投資型物件にて宿泊 1泊7352円×1泊 ホテル不足のアイスランドではアパートを旅行者用の物件に転用するケースが増えていて賃貸用の物件が減っているそうですがこの施設も満室で理由が分かる気がしました
前泊宿同様セルフチェックインでホストとは会う機会なし 他の旅行者も慣れたものでキッチンやバストイレの共同利用も問題なし
7,000円はちょっと高い気がしましたがアイスランド的には安い方なのでしょうか?
ロストバケージの進捗情報
ミネアポリスにあると所在が分かっていながら届かない荷物
空港からの再三に渡るリクエストにも反応がなかったのでエルパソでお世話になったAirbnbの方にメッセージを送り、ネイティブの人からアメリカン航空に調査を依頼してもらうようにお願いしたところ早速、問い合わせをしてくれ、その結果が届きました
アメリカン航空からアメリカのAirbnbホストの方に届いたというメッセージ内容
クレームファイルが記録され、キチンと対応するとの旨
アメリカン航空の担当者と電話で連絡を取ってもらった結果も送られてきました
荷物は現在ミネアポリスにある
初日からずっとミネアポリス なんだよ (*`д´)
アイスランドには月曜日に届く予定 (6/24)
オオーw(*゜д゜*)w 帰国の前日には届く!! アイスランドは残念だったが無事に届くのなら何より
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- Viking Village Prop For Movie は寄り道をお勧め!! (途中でみたターフハウスよりいいハズ)
- アイスランドのガソリンは2種類 オクタン(ガソリン)かディーゼル ハイオクはございません
- ガソリン価格はリッター200円で考えておけばOK牧場
- デティフォスの滝はアイスランド一の瀑布 北アイスランドでは絶対外せない滝
- デティフォスの滝までのアクセス道路は夏季限定(一般車)なので注意
- 温泉露天プールはスーパー銭湯の料金よりはるかに高い!!
- 東、北アイスランドエリアもドライブするだけでも絶景が楽しめちゃいます
関連リンク集
- VisitIceland アイスランド観光局公式サイト(日本語)
- Guide to Iceland アイスランドでのツアー・レンタカー・宿泊予約サービスを提供
- East Iceland 東アイスランド公式観光サイト
- Visit South Iceland 南アイスランド公式観光サイト
- Visit North Iceland 北アイスランド公式観光サイト
- Icelandream アイスランド観光局登録の予約代行業者のサイト
- Visit Akureyri Akureyri公式観光サイト
- Visit Egilsstadir Egilsstadir公式観光サイト
- Visit Myvatn Nyvatn公式観光サイト