テッサロニキから日帰りツアーで訪れたメテオラ 断崖絶壁の上に建つ天空の修道院群風景は楽しめましたが2ヶ所だけの見学ではちょっと物足りない ということでローカルバスに乗って出かけたメテオラ観光2日目の様子まとめデス
(2019.08.06現在)

 

 

メテオラへのアクセス 

 

カランバカからのメテオラへの行き方

麓町カランバカからメテオラに行く場合のアクセスは下記通り

  • バスで行く → 一番安いが便数が少ない 1回券1.8€ 1日券5.5€
  • 現地ツアーで行く → 料金・お好みに応じてetc
  • タクシーで行く → 片道10€(一律料金) 帰りのタクシーを捕まえるのが難
  • レンタカーで行く → 自由度は一番高いが駐車場に困ることも
  • 歩いて登る → 夏は暑くて大変 (下りならアリ)

 

寅吉
寅吉
初日にツアーでお金を使ってしまったのでバスで行き、歩いて下山しました

訪れてみて一番安く、かつ現実的な回り方は…

バスでメテオラへ メガロ メテオロン修道院 → ヴァルラアム修道院 → ルサヌ修道院 → 聖ステファノス修道院 → アギア・トリアダ修道院 (聖ニコラオス修道院は大変なのでスルー)で約5km アギア・トリアダ修道院の岩山の下を歩いて下山 街まで約2km これなら歩いてでも回れるかと思いました ※但し休館日があるので土日以外は全部見る事は不可能

 

KTEAバス

バスセンター

カランバカ~メテオラのバスを運行するのはKTEAというバス会社 (ビジターセンターの少し南にバスステーションがあります)

バスの運行本数は少なく

カランバカ→メテオラ 09:00、12:00、14:30

メテオラ→カランバカ 11:00、14:00、16:30 となります (2021.08現在)

 

チケット

バス料金は1回券が1.8€ 1日券5.5€の何れか KTEAのバスステーションかバス内でも購入できますが出発に限っては混雑・座席に限りがあるのでバスステーションで予め購入した方が良いと思います

バスステーションで購入した場合は座席指定のチケット発券となっているので翌日分とかも購入できるかと思います

KTEAバスはアテネからカランバカ行きの直通バスも運行(7:00発)、現在はテッサロニキからの直通バス(8:30発)も!! ※時間は現地で必ず確認のコト

 

バス乗り場

08:45 バスステーションでチケット購入したのでてっきりバスステーション前からバスが出るかと思ったらバス停は別の場所で慌てて場所を移動しました(多くの人が同じように待っていました)

バス乗り場はビジターセンターのすぐ近くから 09:00のバスでしたがなかなか到着せず、乗り遅れたと思ったら09:15にバスが来ました 遅延に慣れてない日本人にとって15分の遅れはヒヤヒヤモノです

 

バス

運行されるバスはこんな感じの立派なバスです

カランバカを出発したバスは時計回りでKASTRAKI地区聖ニコラオス→ ルサヌ → ヴァルラアム → メガロ メテオロン → アギア・トリアダ →  聖ステファノスの順で停車

メテオラからカランバカ行きは聖ステファノス発の逆ルートとなりバスが来たら乗り込みます

乗車時間は乗降場所にもよりますがカランバカ~メテオラは30~45分かかります

寅吉
寅吉
バスの本数が少ないので計画を立て乗車して下さい
KASTRAKI地区からも沢山乗車するので通路も人でいっぱいでした
お鈴
お鈴

 

メテオラ見学の様子(8/6)

 

聖ステファノス修道院

聖ステファノス修道院

10:05 メテオラでの終点となる聖ステファノス修道院に到着♪

入館料: 3€ 毎週月曜日休み 営業時間について詳しくはこちら 

 

聖ステファノス修道院

唯一階段の上り下りなしでアクセスできる修道院ですがアクセスする為に橋を渡ります=橋が架かる以前はやっぱり簡単にはアクセスできない場所でした

 

聖ステファノス修道院

麓のカランバカから見えるこの修道院には年代が違う2つの教会があり、1961年より女子修道院として現在に至っています 残念ながらこちらも教会内・博物館内は撮影禁止

 

礼拝堂の様子はGoogleさんで スマホで簡単に撮れちゃう時代なので撮影禁止と言っても規制は難しい時代…

聖ステファノスが描かれている丸天井のフレスコ画が有名とのコトでしたがヘンテコな竜の絵が気になりました

 

聖ステファノス修道院

良く手入れされた庭園(立入禁止) 中央には井戸らしきものがありましたが水があるのでしょうか?

どの修道院も岩山の上にあるので水の確保が大変で大樽に集めるだけ集めていたそうです 下水はどうするんでしょう? この修道院はトイレ利用ができ多くの人が使っていましたが・・・

 

カランバカの街

街から見える修道院だけあって修道院のからの景色は絶景 王様と金持ちは高いトコロに住むのが好きですが僧侶も好きだったのですね

 

聖ステファノス修道院とカランバカ

見学を終えて次の修道院へ向かいます こうして見ると修道院というよりちょっとしたお城・宮殿のようにも見えます (もう少し質素な建物かと思っていました)

 

アギア・トリアダ修道院

アギア・トリアダ修道院

次なる修道院は007 ユア・アイズ・オンリー(1981)のロケ地としても有名なアギア・トリアダ修道院へ バスの本数が少ないので山の上のバス移動は下山ぐらいに思った方がいいかもしれません なので当然歩きで向かいます

この辺りから眺める修道院は正に天空の修道院という呼び名にふさわしい風景です

 

アギア・トリアダ修道院

近づいてきました パッと見る限りどうやってアクセスするのか分かりませんがよく見ると岩山に道筋らしきモノが・・・

岩山の下まで整備された石畳の歩道を歩いて下ります

 

アギア・トリアダ修道院

岩山の下から見上げます 初期のスタートはフリークライミング!! 滑落死の危険が伴うかなりの荒行 自分の追い込む修行はどこの宗教にもあるのですね

 

岩階段 岩をくり抜いた道

軟弱な俗人は1925年に岩山をくり抜いて整備された130段もの階段を登って修道院にアクセスします 階段が出来るまでは縄ハシゴか滑車でしかアクセスできませんでした

 

アギア・トリアダ修道院

階段にゼイゼイハァハァしてアギア・トリアダ修道院に到着 岩山の上はやっぱり別世界♪ アギア・トリアダ修道院は修道士ドメティオスにより15世紀に創建され、三位一体に捧げられた修道院

入館料: 3€ 毎週木曜日休み(冬季は水・木休み) 営業時間について詳しくはこちら

 

荷揚げリフト 荷揚げリフト

かつての滑車場 手巻きでグルグル巻き上げていたのでしょうが建物を建てるまでどれほど巻き上げたのでしょうか 気が遠くなりそうです

 

リフトの真下

真下を覗き込む 縄バシゴにしろ荷揚げ滑車にしろこの高さを登るのは相当怖いです

こちらも内部撮影が限られているので教会内の写真等はありません。。。

 

なので内観の様子は再びGoogleさんで 第二次世界大戦中、ドイツ軍がメテオラに侵攻してきて宝物を沢山略奪して行ったそうです ナチスドイツはヨーロッパ中でどエライことしまくり

 

ケーブル運搬

文明の利器 ロープウェイが運行してました 主に荷運び用ですが椅子も置いてありました(乗って帰りたい)

 

メテオラパノラマ

昨日訪れたルサヌ修道院(中央)、ヴァルラアム修道院(ルサヌの上)、メガロ メテオロン修道院(左) メガロ メテオロンが一番高い修道院で標高613m こちらのアギア・トリアダ修道院は標高565m 見る角度によって見え方が全く異なるのもメテオラの面白さ

 

アギア・トリアダ修道院の岩場 先端の十字架

岩山の上は案外広く、自由に歩けちゃいます 十字架が建つ場所が町側の先端で聖ステファノス修道院同様眼下にカランバカの街が見降ろせます

 

 

山道を歩いて下山

2つの修道院を見学を終えて残る修道院は2つ 聖ニコラオスとメガロ メテオロン この日は火曜日で残念ながらメガロ メテオロンはお休み 聖ニコラオスはかなりの距離(バスの時間はまだ先だし、昼時で暑さのピーク)

というコトでメテオラ修道院見学は6ヶ所中4ヶ所で打ち止め、歩いて下山する事にしました

 

歩いて下る

下山はアギア・トリアダ修道院が建つ岩山の麓を下るだけ 簡単な分岐板がある以外標識はありませんが沢山の人が利用しているので道はしっかりしており迷うことはありません

 

奇岩のアップ

巨大な岩山 ピーク時には20を超える修道院があったそうです かつてはこの岩山の上にもあったかも?

 

道中の様子

途中の景色 短いながら久しぶりの自然に囲まれたトレッキングを楽しました 下るのは良いですが夏の暑い時期に登るはNo Thank Youですね

 

メテオラの奇岩群

民家があるトコロまで降りてきた場所からメテオラの岩山を望みます(ほんの一部!!) この岩場の上に修道院があるとはとても思えません

 

メテオラ奇岩

もう少し下った所から見上げてようやく2つの修道院が見えました 下から見てもやっぱりトンでもない場所にあるメテオラ修道院群は噂に違わぬ絶景でした

 

絶壁の岩壁

別の岩壁 もはや垂直では? ロッククライミングの聖地でもあるそうですがクライマーは見かけませんでした アメリカなら絶対いただろうに・・・

 

01:00 カランバカの街中に到着♪ お昼は大通り沿いにあるChicken Timeというお店で頂きました 料金は忘れましたがリーズナブルプライスで美味しかったです

 

中心地 中心とメテオラ

カランバカの中心地 世界中から世界遺産メテオラ見学に沢山の人が訪れる観光の街なので大通りはレストランが立ち並び賑やか この日はゲスト利用がないということでホストのご厚意により列車の時間まで部屋を使わせて頂き午後は出発までゆっくり過ごしました

 

カランバカからアテネへ

 

特急列車にてアテネへ

カランバカからギリシャの首都アテネまでは電車が走っており、乗り換えなしで直通で行くことが可能(運行スケジュールはギリシャ国鉄 のサイトを参照のコト)

私達が訪れた際の運行スケジュールはカランバカ発17:15 アテネ着21:25の列車を利用

 

カランバカ駅

16:35 ご厚意に甘えてギリギリまで滞在してカランバカ駅へ 駅はメテオラに行くバスに乗車した広場から約650m 10分足らずで到着します

 

駅舎

オレンジ色の可愛らしいカランバカ駅 地方駅なので必要最低限の駅舎でコレと言っ付帯施設はナシ

 

駅舎内 駅舎内

切符売り場はありますが、待合室の椅子はベンチが辛うじてある程度 改札はなく列車内で車掌さんが切符の確認に回ります

 

電車

スプレーペイントされた列車(ギリシャの列車はこんなのばかりした 落書きは止めましょう) 始発なので17時前から乗り込めたのは夕方でも暑い中助かりました

 

車内

列車内の様子 利用した車両は2等車両、車内は近代的でフツーに綺麗♪ 発車時刻が近づくにつれ続々と人が乗り込み結構な乗車率 途中駅からの乗客もありアテネに近づくにつれ満車に近い状態に

カランバカからアテナまでの乗車賃は1人18.3€(約2,250円)でした

お鈴
お鈴
遅延は日常茶飯事とのことでしたがアテネ到着は21:30と優秀でした(5分遅れ)

 

アテネ駅近くのAirbnb

アテネの宿泊先は夜の到着ということもあって駅のすぐ南側のAirbnb物件を手配 場所はすぐ分かったのですが現地SIM未入手でホストと連絡がつかずBROOKLYN WAYというハンバーガー店で夕食兼Wi-Fiタイム 食事代13.3€

 

ギリシャAirbnb  ギリシャAirbnb

22:20 アテネの宿は到着駅から歩いて直ぐのAirbnbにて宿泊 夜到着&1泊のみの利用なので立地と値段だけで選びました

アパートの一室を間借りする物件で1泊2,788円×1泊 アパートにはホストの他に移民してきたばかりと言う家族もいて共有スペースは生活感に溢れるものでしたがホスト自身も移民ということで非常に親切 とても好感が持てソフト面でハード面をカバーするといった感じの良物件でした 人の心に勝るものなしデス

 

[php_everywhere]

 

次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • メテオラに行くバスは本数が限られ、利用者が多い 事前にチケット購入した方が良い
  • バスチケットは1回券1.8€ 1日券は5.5€(3回乗ればオトクだが便数が少ない)
  • バスの運行本数が少ないので修道院の休館日・順番を考えて回ること
  • タクシーはカランバカからメテオラまで一律10€ 帰りのタクシーは捕まり難いので注意
  • アギア・トリアダ修道院からトレッキング道で麓まで歩くのは全然あり
  • アテネ、テッサロニキを結ぶ直通バスがKTEAで運行されているモヨウ(確認してね)
  • メテオラ修道院群は切り立った岩山の上に建つ独特な景観が最大の魅力でした
  • アテネ駅は広いのでちょっと戸惑うかも