プラハの次に訪れたのは1993年にチェコと分離独立を果たしたスロバキアの首都、ブラチスラバ 学生時代はまだ一つの国だったのでチェコとセットで訪れてみたブラチスラバの1日で巡った旧市街地観光のまとめです 観光目玉がないと揶揄されがちなスロバキア首都の実力は?
(2019.07.24現在)

 

市内移動について

 

公共交通の乗り方

トラム

ブラチスラバの公共交通はこれまでのポーランド、プラハと同じシステムで時間制チケット 購入した時間内で有効、相互乗換自由という方式

 

券売機

各停留所にオレンジ色の券売機があるので切符を購入しますがコインのみと使い勝手が悪いので注意!! クレジットカードが使えるタイプもあるそうですが見かけることがなかったのでユーロコインは予めキープしておきましょう(現在は増えているかもしれませんが…)

チケットは15分、30分、60分、90分、24時間チケットがあり 水色が大人料金黄色が子供料金です ※最新の料金はこちら で確認

※60分チケット以降ゾーン別のチケットがありますが市内観光だけなら安い方のチケットでOKです

 

切符 トラム内

購入すると紙ベースのチケットが出てくるので乗車時に車内の打刻機に挿入して乗車開始時刻を印字 印字後から購入した時間分が乗り放題となります

打刻機に通さなくても問題なく乗れてしまいますが抜き打ちチェックがあるので押し忘れに注意

寅吉
寅吉
ヨーロッパ滞在中唯一抜き打ちチェックされたのがブラチスラバでした

 

ブラチスラバ城周辺

 

ブラチスラバ城

ブラチスラバ城

ブラチスラバ城 ブラチスラバの見学はお城からスタート テーブルがひっくり返ったような特徴的な姿から別名テーブルキャッスルと呼ばれるお城 なるほど日本の将棋や碁の足つき碁盤をひっくり返したような形

 

ブラチスラバ城

紀元前ケルト時代から城が築かれてきた小高い丘の上建ち、何世紀にも渡り増改築を繰り返されてきたお城で18世紀後半、女帝マリア・テレジアの時代に宮廷としてふさわしい姿になりお城としての黄金期を迎えました

19世紀に入りナポレオンの攻撃を受け、その後守備隊員の不注意による爆発と火事で1953年まで廃墟状態に 現在は修復され建物の一部が歴史博物館として一般公開 入場料金は1人10€

現在は白亜のお城ですが真っ白になったのは2010年にかけての改修工事以降 それまでは赤茶レンガのお城でした

 

展示コーナー

修復前、長らく廃墟状態だったころのお城の様子を超簡単に展示(笑)

寅吉
寅吉
んー これは中学生の文化祭レベルの展示じゃないか?

 

展示パネル

修復時の様子 これも文化祭レベル… 何か予想と大幅に違うような

 

ブラチスラバ城内階段  ブラチスラバ城内階段

上に参りま~す♪ この大階段はとても立派で宮殿らしさが感じられました ウエディングフォトの撮影現場にしたらいい写真が撮れそう・・・

 

絵画

大階段にあった聖母マリアの絵画 立派なのですが書き下ろしの新品ぽい…

 

ブラチスラバ城内

お城の一室 ガラーンとした空間のみ 金塗の漆喰装飾、シャンデリアは煌びやかなのですが・・・ 何かちょっと違う

 

調度品の展示  調度品の展示

調度品の展示ですが分類してただ並べてあるだけで味がない ホール内の装飾も金塗装飾はこれからのようです

 

展示の様子

かなり昔の出土品??? 時代が古すぎてちょっとお城のイメージからかけ離れてしまう イメージしてたお城見学とは違う これで10€はちょっと高いナー

寅吉
寅吉
外観はお城ですが中身は歴史博物館 お城・宮殿見学と思って入場すると裏切られます

 

塔から眺める市内

塔の1つに登ることができ、お城からのパノラマ風景が一番良かったかな? (旧市街地は見えず・・・)

 

塔から眺めるドナウ川

ドナウ川方面 ドナウ川に架かるブラチスラバ新橋の上にはUFO? ドナウ川はヨーロッパを代表する大河ですが流れつく先は黒海なんですよね~ ドイツのイメージがあるので西側に流れているのかと思えば答えは東の黒海でした

 

庭園

庭園は整備が終わっている感じですが奥の宮殿(?)はまだまだ修復工事中 お城も含め全体の完成はもう少し先になりそうな感じでした

お鈴
お鈴
お城(宮殿)的にはプラハ城もブラチスラバ城もいま1つという評価に終わりました

 

公園内

近くの公園で聖アルジュベタの像を見てお城を後にします 聖アルジュベタはハンガリーの王女で後に聖人となった修道女 青い教会として知られる聖アルジュベタ教会も彼女の名を冠した教会の1つ チェコはオーストリアの影響が強く、スロバキアはハンガリーの影響が強い 当然温度差も生じるので分離独立は自然な形かもしれません

 

こちらが青の教会(聖アルジュベタ教会) 外見の青さ加減が可愛いと人気の教会でブラチスラバ観光の上位スポットにランクされていますが訪れ損ねました まっいいか

 

 

城壁外エリア

 

城壁

城壁  城壁

ブラチスラバ城の東、環状道路に隣接するブラチスラバの街を取り囲んでいた城壁(の一部) 柵が閉まっておりアクセスできずチラ見しておしまい せっかくの観光資源なのに何故Close?

 

UFOタワー

UFOタワー

お城からも見えたドナウ川に架かる橋の上に見えたUFOの正体は展望台&レストランでした HPアドレスもu-f-o.sk  高さ95mに展望台レストランがあり展望台だけの利用も可 1人8.9€ 営業時間は10:00~23:00

 UFOの縁を歩くSkywalkとういう高所系アトラクションもありそちらは39€で楽しめるとのこと

若い頃はバンジージャンプ・スカイダイビングと一通り体験しましたが50になるともうチャレンジする気力が沸きません

 

ホロコースト記念碑

ホロコースト記念碑

ホロコースト記念碑 第二次大戦中、他のヨーロッパ諸国同様強制収容所に送られ犠牲となったユダヤ人を追悼するための慰霊碑

スロバキアは1939年ナチスドイツの扇動を受けチェコスロバキアから独立 ドイツの枢軸国としてポーランドへ侵攻します スロバキア内に住んでいたユダヤ人はドイツ影響下の自国政府によつて迫害、移送されているので自国政府が加担しているという点で更にかわいそう

 

聖マルティン大聖堂

聖マルティン大聖堂

聖マルティン大聖堂 ブラチスラバ最古の教会で14世紀に建てられ、1563~1830年にかけてハンガリー王の即位式に使われた由緒ある教会

高さ85mの小塔の上には十字架ではなくハンガリーの王冠(レプリカ)が飾られているのがミソ スロバキアは過去何世紀にもわたりハンガリーの支配下に置かれていたので聖アルジュベタ像青の教会とハンガリーの影響が見られるのも納得

 

聖マルティン大聖堂

教会内 鮮やかなステンドグラスが必見とありましたが聖ヴィート大聖堂を見てきたばかりなのでそこまでテンションは上がりませんでしたが平穏な空気感が心地よい教会でした

 

 

市民公園周辺

 

ペスト記念柱

ペスト記念柱

プラハの聖ミクラーシュ教会脇にもあったペスト終焉を記念して1713年に建てられたブラチスラバ版のペスト記念柱 こちらの塔の上に立つのは聖母マリア様

プラハの街は観光客で溢れていましたがブラチスラバの観光客はまばらでひなびた感を感じてしまいます

 

市民公園

市立公園 市立公園

ペスト記念柱の先に広がる市民公園 正式にはHviezdoslav Squareという名称で公園の中央にはスロバキアを代表する詩人Pavol Országh Hviezdoslavの銅像があります

Hviezdoslavさん 詩人というコトは分かりましたがなんと読むのかは分からず… そもそも誰しもが知るスロバキアの有名人って誰だろう?

 

KOUN

KOUNアイスクリーム KOUNアイスクリーム

少し暑かったのでAirbnbホストお勧めのジェラート屋さんKOUNでアイスクリームブレイク

料金はシングルで1.5€~ いつも行列が出来るほど人気店ということでしたがイチ押しだけあって美味しいジェラート屋さん^^ 31アイスクリームより確実に安く、味も美味しかったのでココはお勧め

 

旧国立劇場

旧国立劇場

スロバキア国立劇場 1886年に建てられたネオクラシカル様式の国立劇場でスロバキアで最も古い劇場 プラハの市民会館同様 映画「のだめカンタービレ」のロケ地としても知られています(知らなかったケド)

2007年に新国立劇場がオープンしましたが今でも現役の劇場でコンサート・オペラ・バレエ鑑賞が可能

相変わらず外見だけ見学して建物正面を左へ進み旧市街地エリアへ突入

 

 

旧市街地エリア

 

チュミル像

マンホールおじさん チュミル像

ブラチスラバで一番人気スポットかもしれないチュミル像 別名のぞき屋おじさん(又はマンホールおじさん)

街にユーモア的な雰囲気を!! と下水作業員をモチーフに1997年に設置られたもの マンホールから顔を出して休憩しているようなポーズでマンホールおじさん、のぞき屋おじさんという愛称で親しまれているオブジェ

 

マンホールおじさん チュミル像

ココだけは撮影の順番待ちができていたので確かに人気スポット アイディア勝ちです

čumil(チュミル)というスロバキア語には「見つめる」的な意味があるそうですが性犯罪につながりそうなのぞき屋おじさんという俗称はちょっと可哀相かな? 冤罪ですよ

 

シェーナー ナーチの像

どちら様? マンホールおじさんの少し先にある立像はシェーネル・ナーチーというスロバキアの国民的劇団員だそうです

日本のフーテンの寅さんのような感じですかね? 両津さんの銅像を見かけた外国人観光客はどんな感想を持つのでしょうか

 

フラヴネー広場

フラベネー広場

ブラチスラバ旧市街の中心だったフラヴネー広場に到着 雰囲気は良いのですがやっぱり観光客が少な目 7月下旬だから立派なハイシーズンだよね? プラハと比べるとだいぶ地味

噴水の先に建つ薄緑色の建物は日本国大使館 メチャクチャ一等地にあるのね

お鈴
お鈴
広場にはナポレオン帽を被った兵士像があるとのコトでしたが行方不明中でした

 

旧市庁舎

クロックタワーを備える旧市庁舎 かつての有力者のお宅数軒を合せた複合体の市庁舎

現在は市歴史博物館として公開されているそうですがお城の展示内容で懲りたのでパス 時計塔の左側の建物はイエズス会教会 時計塔は教会とは関係なく個人の家に建てられた避難所的なものだそうです

 

旧市庁舎

中庭から建物を望んであっけなく見学終了 博物館はこの中庭からアクセスし入館料は5€ タワーへのアクセスは2.5€

 

プリマティア宮殿

プリマティア宮殿

プリマティア宮殿 フラヴネー広場に立つ旧市庁舎の裏手に位置する淡いピンクの外観が特徴的なプリマティア宮殿 プリマティア=大司教と冠するだけあり大司教の為に1781年に建てられた建物で屋根には聖人の立像が建ち並びます

 

プリマティア宮殿

こちらも中庭だけアクセス 中にはドラゴン退治の伝説がある聖ゲオルギオスの噴水像が鎮座

現在はブラチスラバ市長の現役執務室として利用されていますが観光客向けに内部の一部が公開されているようです

 

フランシスコ会教会

フランシスコ会教会  フランシスコ会教会

フランシスコ会教会 旧市庁舎から北に位置する1297年に建てられたブラチスラバ最古のローマ・カトリック教会 こちらも観光客は少な目で教会内は至って静かな雰囲気

人で溢れ返っていたプラハとのギャップが激しいブラチスラバ 頑張れ元相方
 

ミハエル門

ミハエル門

かつてのブラチスラバの街を守っていた4つの門のひとつで現存する唯一の門 ミハエル門 旧市街のアイコニック的な存在で白い塔に緑色のドーム屋根が絵になる場所

高さ51m 塔の内部は武器博物館になっていますが武器類はプラハ城の黄金の小路で沢山見てきたのでやっぱりパス パスばかりだな…

 

旧市街の様子

フラヴネー広場へ向かう通りの様子 旧市街地エリアは広場を中心に半径250mに範囲に収まってしまうので半日もあれば十分回れてしまいます

旧市街エリア、街並みは悪くなかったのですが賑わいがもう少し欲しかったかな? という感想 多すぎるのも問題ですが観光客のバランスは大切ですね

 

クラリシン教会

クラリシン教会  クラリシン教会

クラリシン教会 ミハエル門から続く通りの西にある大きなゴシック様式の教会 13世紀終わりにクララ女子修道会の修道院・教会として建設 その後15世紀に入ってタワー部分が増築

立派な教会でしたが現在は教会としては使われてないようでCloseでした その為観光客も皆無 なんか勿体ない教会でした

 

と、こんな感じで市内観光はあっさり終了 ウィーンを飛ばしてスロバキアの首都ブラチスラバに来てみましたが 東西南北をポーランド、ウクライナ、ハンガリー、オーストリアとメジャー観光地に囲まれたスロバキア 7月下旬というシーズン中ながら観光客は想像以上に少なくとても地味な印象を受けてしまいました

 

 

2度上げで美味しいベルギーポテトフライ

 

Obris Street Food

Obris Street Food 最後はお昼を食べたAirbnbホスト紹介のベルギーのフライドポテトが自慢のお店

地元住民お勧めの店、こだわりのポテト製法ということだけあって外はカリッと、中はホクホク ソースも数種類の中から選べメチャクチャ美味しいポテトフライのお店でした

テーブル席はありませんが本当にお勧め Laurinska通りにあるカウンター店舗のファーストフード展ですが是非出かけてみて下さい ポテトの他にチキンラッパーも食べましたけどそちらもGoodでした!!

 

寅吉
寅吉
宿代も思いのほか高く2泊(内1日だけ観光)で十分でした 次はブダペストを目指します

 

 

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次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • 交通チケットの券売機はコインしか使えないのでコインを用意しておくこと
  • 乗車時に忘れず打刻機で開始時間を印字 実際にチケットチェックがありました
  • ブラチスラバ城は博物館なのでお城見学のつもりで入場するとちょっと違う
  • ブラチスラバの旧市街エリアは狭いので半日で十分見学可能
  • 近隣諸国と比べると正直見劣りするのでパスしても問題はないかも…
  • Airbnbホストお勧めのKOUN Obris Street Food はそのままお勧めできるお店