ユカタン半島ドライブ後編は今回のドライブで一番の目的 年に2回しか見ることができないチチェン・イッツァのククルカンの降臨見学の様子と最近赤丸急上昇中のインスタ映えスポットピンクレイク見学のオハナシです
チチェン・イッツァのレアイベントとピンクレイクの映え具合はどんな感じだったのか? 参考までにどうぞ
(2019.03.21~2019.03.22現在)
ユカタン半島ドライブ初日後半
チチェン・イッツァへ
11:00過ぎ チチェン・イッツァを目指してトゥルム遺跡を出発 109号、180号を経由し遺跡の最寄町ピステへ向かいました トゥルムから約150km、2時間ほどのドライブ
高速を降りた所で何やらチチェン・イッツァのブースがあったので立ち寄り マヤランド ホテル & バンガローズがククルカンの降臨に合わせた昼食バイキング&駐車場利用と遺跡入場料のセット販売を行っていたので駐車場代としてお買い上げ 代金1480ペソ(約8700円) 駐車場を探すのが大変だったらどうしようという理由で買いましたが少し離れた場所に十分駐車スペースがありちょっと失敗
13:10 マヤランド ホテル & バンガローズに到着 チチェン・イッツァ南口にある高級ホテルで高い代金を支払ったおかげでスムーズに駐車完了 (今日の宿泊先がココならいいのに・・・)
遺跡見学に行く前にホテルでビュッフェバイキング 高級ホテルだけあって料理はそれなりに美味しいのですがドリンク類やチップはまた別払いなので更に高く付く
14:10 昼食後いよいよチチェン・イッツァへ 私たちはカスティーヨ(ピラミッド)の南のエントランスから入場
チチェン・イッツァのチケットは2枚組でINAH(メキシコ国立人類学歴史研究所)とAAFY(ユカタン州政)のふたつの管轄機関がそれぞれ入場料を設定しており、両方のチケットが必要でINAHが75ペソ (2021.01現在80ペソ) AAFYが406ペソ 合計481ペソ(約2800円)
エル・カスティーヨ(マヤピラミッド) 南側から撮影 均整のとれたトルテカ様式の方形ピラミッドで高さは25m!!
南西角より 9世紀初めに完成された神殿で9層の基壇からなります 建物自体が暦となっており四方の階段は各91段(91×4=364) 頂上の1段を加えて1年365日となります 頭イイ
西側から 階段、壁面とも綺麗な状態 2000年初めぐらいまではフツーに階段を登れ神殿も見学でたそうですが現在はNG
北側の階段部の下に本日の主役となるククルカンを表した蛇の頭が据えてあります この辺りがククルカン降臨見学のベストポジションか?
北側よりカスティーヨの正面となる大階段を望む 年2回、春分と秋分の夕刻にピラミッドの北西角に当たった陽の光が右側の階段側面に波打つ蛇の影を映し出します 正に今日だよ!!
日が傾くまでまだ時間があるので戦士の神殿へ メキシコ中央高原のトルテカ様式の神殿で階段の上には生け贄の心臓を供えたというチャックモール像があります
階段を登りきった場所に頭を下にして尾を上に向けた羽毛の蛇の石柱が確認できます チャックモール像はその柱のの手前中央にあるのですが下からでは見えない・・・ (その昔は上の神殿にも自由に立入ができチャックモールに腰かけて記念撮影することもできたとか そりゃ立入り禁止になります)
戦士の神殿前には柱面に戦士や捕虜の彫刻が施された無数の柱が立ち並べてあります 以前は柱が並ぶ壇までアクセスできたようですが現在はここからが精一杯
戦士の神殿から見たカスティーヨ ククルカン降臨の日なのでだんだん人が増えてきました 南の階段同様、東側の階段は崩れてボロボロ
戦士の神殿に続く円柱が整然とならぶ千本柱の間 千本桜、千本ノック、針千本、千人斬り・・・ たくさんってコトですね
続いて球戯場へ これまで見たきた球戯場の中でも一番立派な球戯場 なので大球戯場と呼ばれています
南の神殿 少ない日陰で休む人々 来場者は皆ククルカン降臨目的なので時間まで暑さを凌ぐのが大変みたい プラヤ・デル・カルメンのMINISO(メイソウ)でUV加工の折畳傘を買って大正解
球戯場にも蛇の頭が配置されていました 壁の下には儀式の様子を描いた石彫りのレリーフがありゲームに参加した選手達の様子が描かれています
死を表す骸骨が刻まれたボール その横には首から血を表す7匹の蛇が飛び出している人物を描いたレリーフがあります 首を刎ねられているのが勝者なのか敗者なのかは説が分かれているようですがどっちにしろ死人が出るゲーム ちょっと理解不能
球戯場は150m×65mとメソアメリカで最大級 東西の壁が垂直というのも特徴 ボールを通す石輪もありますが中の輪が小さい上に結構な高さがあるので得点するのは難しそうでした
石壁は壁に対して手を叩くと音がこだまするように造られていてガイドさんが代わる代わる手を叩いてました
球戯場の北にある小ぶりの神殿 北の神殿 神殿上部には浮き彫りの石を観察することができます石碑の意味するところは解明されていないようです
北の神殿から見た球戯場 サッカーコートぐらいの広さ? 壁の上にも神殿らしきモノがあります
球戯場の壁の上の建物 柱はやっぱり蛇を模した柱で、壁面にジャガーの彫刻も確認できます マヤ人の蛇とジャガーに対する想いの強さを感じます やっぱりその昔はここにも登れたみたいなので見学できる箇所は昔の半分ほど?
ジャガーの神殿 球戯場の東壁にあり 正面にジャガーの玉座が置かれ壁の内側には戦争の様子が描かれた彫刻があります
ジャガー? メデジンでみたボテロの作風に似てました(笑)
頭蓋骨の台座 球戯場の隣にある文字通り台座の側面に骸骨の浮き彫りが施された台座 生け贄の骸骨を大衆にさらす場所だったと考えられているそうです メキシコのガイコツ好きのルーツをここでも見ることができました
ワシとジャガーの基壇 ワシもジャガーも強さの象徴とされ 人間の心臓を食べてる姿が彫られています (平和な時代に生まれたことに感謝)
15:30 場所取りが始まってきたので天文観測所の方へは行かず広場で場所取りをすることに UV加工の傘とキャンプ用スリーピングマットを持って来たので場所取り準備はカンペキ
ククルカンの降臨 春分と秋分の日、ピラミッドの北西角に当たった陽の光が北側の階段面に波打つ影を映し、蛇の頭にククルカンが空から降りてくる光景を生み出す太陽の動きととマヤ建築技術を組み合わせたトリック
振り向けば後ろの広場はいつの間にか人でイーパイ まるで野外フェス!
16:15 ピラミッド北西角の影が徐々に階段側面に延び始めます 影が当たるようにピラミッドは東西南北の機軸から22.5度づらして建てられているとか 9層構造が波打つ影を作ることを含めての設計でしょうか? 古代マヤ人頭良すぎデス
階段頂上部に蛇のしっぽが出来始めました!! いよいよククルカン降臨?
振り向くと皆さん両手を空に上げてました 元気玉を集めているようです(笑)
16:45頃 ククルカン様 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! テレビで見たのと同じ スゲーーー!!
※この後しっぽのあたりから影の部分が増えていくのでこの時分がベストショット?
このピラミッドは古いピラミッドに上書きするように建てられており、なんと中のピラミッドにも登れるとのコト(蛇の頭の右の黒い部分が入口) 古いピラミッドの上部の神殿まで登るとやはりチャックモールの像があり、さらに奥には赤いジャガーの玉座があるそうです そこも以前は見学可だったというのも驚き (パレンケの巨大石碑室も昔は見学できたみたい)
皆さんご満悦 年に2回のイベント時にちょうど訪れることができラッキーでした♪ ピラミッドの南の遺跡群は未見学でしたがお天気に恵まれたククルカンの降臨イベントに大満足♪ これにてチチェン・イッツァ見学は終了 道が混雑する前にピステの宿へ向かいました
ピステの宿泊先
Hotel La Casa de las Lunas
ピステの宿泊先はHotel La Casa de las Lunasというチチェン・イッツァから5kmほどの宿 Booking.com にて予約1泊780ペソ(約4600円) セキュリティのしっかりした駐車場、小さいながらプール付となかなか良いホテル 部屋は決して広いとは言えませんでしたが清潔で気持ちよく利用できました 難を言えばシャワーの水圧が弱かったぐらい あとOXXOが目と鼻の先なので何かと便利でした
ユカタン半島ドライブ2日目
ドライブルート
2日目のドライブルートはこんな感じ 2日目のメインイベントはカンクン近郊のインスタ映えスポットとして近年人気のピンクレイク 結構な田舎になるのでピステの宿を8:40位に出発しました バヤドリドの北まで高速で戻りピンクレイク往復した後、最後はカンクン方面へというコース
ピンクレイク
カンクンの北西140kmに位置するその名の通りピンク色した人工塩田 数年前にSNSで投稿されたことからその名が広まり、日本でもTVやメディアで取り上げられ一気にインスタ映え聖地として人気となった観光スポット
カンクンからは片道約300km 公共交通手段を使ってもアクセスできますが時間がかなり掛かる為、バックパッカー以外はツアーかレンタカーで行くのがおススメ
11:20 ピステを8:30過ぎに出てラス・コロラダスの塩田に到着 ピンクレイクは塩を作っている企業の塩田の1つで正式名は「Pink Lagoon Las Coloradas(ラス・コロラダスのピンクラグーン)」という名前
ピステから高速でバヤドリドへ 高速代78ペソ バヤドリドからは295号線をメキシコ湾までひたすら北上です 295号線は道は決して良い道とは言えませんが交通量が少ないので問題なく運転できます(特に大変な箇所はなし)
塩の山から程なくしてピンクレイクの入り口に到着 案内係が待ち構えているので案内されるままに車を停めます
塩田は企業の私有地で入るにはガイド料を払う仕組み 案内料は1人50ペソ(約280円) 数年前までは誰も来ないタダのピンクの塩田があれよあれよと言う間に観光客が押し寄せるようになったとか ガイドの英語も発展途上といった感じでした
ピーーーンク!! なピンクレイクとご対面 ※ピンク加減は各自判断して下さい
見える範囲でピンクなのはこの塩田だけ ピンク色の素はプランクトン 塩田に赤い色素を持ったプランクトンが大量に発生することで鮮やかなピンク色になるとか
陽が当たる角度で微妙にピンク加減が異なります 塩田の景色自体が単調なので映える写真が撮れるかどうかは工夫次第
パノラマで見るとこんな感じです 見ることができるピンクレイクはここの塩田のみ(1周はできません)
塩田の縁の白いのはモチロン塩の結晶
それにしてもピンクレイク アジア人比率多し!! 私たちも来てしまっているので人の事は言えませんがアジア人は「インスタ映え」に弱いのでしょうか? 私たちが訪れた時は7:3でアジア人が多かったです
ピンクレイクをバックしたセルフィー写真がバズり世に知れ渡ったそうですが個人的には人が多すぎて絶景感はイマイチ
カンクンから高いお金と時間を掛けて来る価値があるかと聞かれたら うーん 微妙ですね…
Solo aquí en Las Coloradas Yucatán México!
❣💕💞💓💗💛🧡💙💜🤎💚❤
(Cubreboca obligario para acceder a nuestras…
トゥルムタワーに続きピンクレイクでもタワーが出来た模様です!! (料金は分かりませんケド)
どこの観光地も日進月歩ですね
コロラダス・ビーチ
個人的にピンクレイクより感動したコロラダスの白浜ビーチ 海藻が漂着していたけどこの海 綺麗すぎデス (メチャクチャ綺麗なのに誰1人として居ない まさに無人ッ!!)
カリブ海ではありませんが(メキシコ湾)遠浅の白浜ビーチにこの海の色 優勝!!
周辺にはフラミンゴも居るようでしたが13時頃にカンクンに向けて戻り始めました
帰る際はカンクンの高級リゾートホテルが立ち並ぶブルバード・ククルカンをドライブして帰りましたが残念なことに載せるような写真がありません (#/__)/ドテ
ビーチにカンクン文字看板があるスポットも行きましたが駐車場がいっぱいで立ち寄ることなくスルー
リゾートホテルが立ち並ぶ通りはラスベガスのメインストリート ストリップ通りのビーチリゾート版って感じで華やかでしたが高級ホテルに泊まらないのならプラヤ・デル・カルメンで正解だったと改めて思いました
レンタカー代・宿泊費・ガソリン・食事諸々で2日間で約38,000円程 レンタカー代とホテルのビュッフェ代が高く付きましたがトゥルム遺跡、チチェン・イッツァ、ピンクレイクと行くことができたので良しとします 何より自分の好きに行動できるドライブはやっぱり楽しかった♪
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- チチェン・イッツァも事前予習が必須 ただ見るのでは面白み半減
- カスティーヨの南の遺跡群を見てないのでまたリベンジしたい
- ククルカン降臨の場所取りは日傘が必須 (そうでなくても暑いのであれば持参)
- ピンクレイクはアジア人比率多し 人が多いので絶景地感は薄め
- ピンクレイク 片道3時間掛けて行く価値があるかどうかは微妙(個人的感想)
関連リンク集
- visitmexico.com メキシコ政府公式観光サイト
- playadelcarmen.com プラヤ・デル・カルメンの公式観光サイト
- everythingplayadelcarmen.com プラヤ・デル・カルメン情報サイト
- https://www.mexicancaribbean.travel/ カンクンオフィシャル観光サイト
- チチェン・イッツァ遺跡 inah.gob.mx内のチチェン・イッツァ遺跡紹介ページ
- Hana Tour Las Coloradas ピンクレイクのFacebookページ
- Hotel La Casa de las Lunas Hotel La Casa de las Lunas