風変わりな姿のジョシュアツリーが立ち並ぶ公園内をドライブして回るだけでも楽しめますが、ジョシュアツリー国立公園の最大の魅力は大自然の中でのキャンピング 荒涼とした砂漠の巨岩に囲まれ、満点の星空の下で過ごすワイルドなキャンプスタイルは人気国立公園の中でもここが一番!! そんな野趣あふれるジョシュアツリー内のキャンプ場情報をまとめてみました
(2019.04.21~2019.04.26)
 

キャンプ場について

 

共通事項

下記で紹介するキャンプ場の共通事項は下記の通りです

  • キャンプ場に水場はありません(水は購入するかビジターセンターで補給)
  • 水道が整備されていないのでトイレはポットン式です
  • 各サイトにはピクニックテーブル・ハイグリル・ファイヤーピットが備えられています
  • 公園内は携帯電波が繋がりません ※ビジターセンターでフリーWi-Fi利用可能
  • 岩陰以外日影がありませんので暑い時期はタープ等の日除けがあると便利

※Black Rock、Cottonwoodキャンプ場は水場・水洗トイレがありますがワイルド性に欠けるので対象外としてます

 

予約先

予約が必要なキャンプサイトは国が国立公園等の予約管理を一括で行っている recreation.gov のサイトより申込みします 電話での受付もありますが旅行者には敷居が高いのでここでは省略

オンライン予約には事前にサインアップを行いアカウントを作る必要があります

予約は利用日の6ヶ月前から予約可能 予約が必要なオン期・不要なオフ期の日程もrecreation.gov のサイトで確認できます 人気キャンプ場はすぐにいっぱいになるので早めに予約するのが吉です

寅吉
寅吉
先の日程がいっぱいでも直前になるとキャンセルが出てくるのでマメにチェック

同サイト上ではキャンプ場の予約の他、ワシントン記念塔の入場予約やザ・ウェーブのパーミションの受付なども行っています

 

予約が必要なサイト

 

寅吉
寅吉
利用日1週間前の予約でインディアン・コーブで2泊、ジャンボ・ロックスで2泊をGet

 

インディアン・コーブ

 サイトNo.29 を利用(4/21・22の2泊) 全101サイト 1泊 25ドル 私たちの時は20ドルでしたが値上げとなりました

インディアン・コーブキャンプ場は62号線から少し入った四方を岩山に囲まれた行き止まり地にあるキャンプ場 料金所の外にあるので公園に入らない場合は国立公園入場料は不要です

キャンプ場マップはこちら(公式サイト) より

 

Indian Cove Campground

多くのサイトは巨岩の近くに点在 日本のキャンプ場とは違い各サイトまで車で乗り付けられるので大荷物でも楽チン 写真では分かりづらいですが駐車スペース、テントスペースとも広く、隣接サイトとの距離も十分に保たれています

 

Indian cove Campground

ご近所さんの様子 太陽が真上に来る日中は日影がありません 日除けテントやタープがあるとGoodです(オルガン・パイプとジョシュア・ツリー滞在後、必要性を感じて後に購入)

インディアン・コーブは街に近いので星空観察時は北方面が明るくなってしまいます シンボルであるジョシュアツリーは殆どありませんが巨岩に囲まれたとても野性味あるキャンプ場となっています

お鈴
お鈴
街に近いので買い出しに行きやすかったです 公園へのアクセスも気にならない距離

 

ジャンボ・ロックス

 サイトNo.45を利用(4/24・25の2泊) 全124サイト 1泊 20ドル

ジャンボロックは公園で一番に賑わうスカル・ロック近くにある公園内で一番大きなキャンプ場 その名の通り巨大の岩が入口付近に連なりますが奥の方は幾分開けた感じになっています

キャンプ場マップはこちら(公式サイト) より

 

Jumbo Rocks Campground

キャンプ場の入口付近には巨大な岩山が連なります この写真の範囲で10サイトぐらい 奥にはまだ100ヶ所以上サイトがあるのでかなりの広さです 国が広いとキャンプ場も広ーい

 

Jumbo Rocks Campground

インディアン・コーブと同様、毎日予約者名簿が入口のインフォメーションボードに貼り出されているので自分の場所を確認して指定の場所にテントを張ります

 

Jumbo Rocks Campground

利用したサイトNo.45 入口付近に巨大な岩山がありますが中ほどは開けていて解放感があります バスサイズの大型RV車の利用もOKなので4人用のテントでも余裕の広さです Walmartで購入した椅子もチンケに見えてしまいますね(笑)

因みに薪は公園内では販売していないので街のスーパーかガソリンスタンドで購入します 大体4~5ドル位(高い所だと8ドル以上も!)

寅吉
寅吉
ピット内の薪は前の人の残り… 人様が薪を残していった時だけ火を焚いてました (*ノ∀ノ)

公園内で枯れ木を拾って燃やすのは厳禁 薪は燃やし尽くすか燃え残った薪を持ち帰り、ピットを空にするのが本来のルールですが貧乏旅行には有難かったです。。。

 

Jumbo Rocks Campground

ご近所さんの様子 テントの他に日除けテントや簡易シャワーテントも設営されていました
ジャンボ・ロックスキャンプ場は公園内のキャンプ場で一番広く、都会感(?)がありました RV車利用も多く賑やかな雰囲気があったのでワイルド感は公園内の他のサイトより若干薄れます
半分以上がRV車利用、アメリカ人は大型テントや日除けテントを持ち込むので私たちのテントは本当に貧相に感じました

 

寅吉
寅吉
充分ワイルドですが他のキャンプ場に比べると都会に思えてしまいました

 

ライアン

 予約必須キャンプ場だったので様子だけ見てきました 全31サイト 1泊 20ドル

ライアンキャンプ場はジャンボ・ロックスキャンプ場とヒドゥン・バレーキャンプ場の中間ぐらいに位置するキャンプ場 個人的に場所と雰囲気が一番良かったと感じましたが今回は全ての日程でいっぱいでした

キャンプ場マップはこちら(公式サイト) より

 

Ryan Campground

サイトの様子 ヒドゥン・バレーキャンプ場をスケールダウンさせたような雰囲気 岩山も小ぶりなので巨岩の圧迫感がなく開けた印象がありました

 

Ryan Campground

やっぱり近くの岩山は登りホーダイ♪ ジョシュアツリーに囲まれてテントを張れるのはGoodですが日陰は少ないです

 

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予約が不要なサイト(先着順)

 

通年を通して予約することができないキャンプ場です オンシーズンでもチェックアウトのタイミングで探せば確保できると思いますが予約可能サイトがあれば予約サイトを優先的に確保した方が良いと思います

 

ヒドゥンバレー

 サイトNo.35を利用(4/23の1泊) 全44サイト 1泊 15ドル

その名の通りヒドゥン・バレー近くにあるキャンプ場 大きな岩山の周りに点在するようにサイトが割り振られており周辺には沢山のジョシュアツリーを眺めることができます

キャンプ場マップはこちら(公式サイト) より

 

Hidden Valley Campground

ご近所さんの様子 ひとサイトあたりのスペースが広いです このキャンプ場は巨岩とジョシュアツリーの両方が楽しめますが場所によっては岩の圧が凄いです

 

Hidden Valley Campground

夕暮れのキャンプ場 写真ではどこがキャンプ区画か分かりづらいですが道路沿いに番号が打たれた杭があるので迷うことはありません

どのキャンプ場もそうですが区分け感が薄く(?)、他のサイトとの距離があるので野趣に溢れた野営ができます

個性溢れるキャンパーが多いので夕方にかけてキャンピングカーやテントを見ながらキャンプ場内を散歩するのが楽しみの1つとなりました

 

Hidden Valley Campground

どうやって登るのか分かりませんが近くの岩山の上で夕陽を眺める人たち ロッククライマーには最適のキャンプ場と言えそうです

 

Hidden Valley Campground

夜のキャンプ場 岩山の周囲にテント場が広がります 公園内にあるので夜は満点の星空が広がります 朝方は少し冷えましたが夕方から夜は本当に気持ちよく過ごせました

 

Hidden Valley Campground

マイサイト&マイ岩場 この場所は丁度いい木立があり時間帯によっては良い日影となりましたがやっぱり日除けが欲しかったです 岩山も登りホーダイです

 

Hidden Valley Campground

マイテントの前に広がるジョシュアツリーの草原 ワイルドだろ~(死語) 流れ星も見れました!!

 

Hidden Valley Campground

星空の撮影がヘタでスミマセン 実際はメチャクチャ星がイッパイです (飛行機もメチャクチャ飛んでいます)

 

Hidden Valley Campground

翌朝 お隣さんのチェックアウト風景 翼のないエンジェルがいました!! アメリカ人のキャンプDNAはこうして受け継がれていくのですね

 

ホワイトロック

 下見のみ 全15サイト 1泊 15ドル

パーク・ブールバード沿いではなくピント・ベイシン・ロード沿いにあるこじんまりとしたサイト 少し外れにある為、リモート感は最高 星空も綺麗に見えそうでした

キャンプ場マップはこちら(公式サイト) より
 

White Tank Campground

とても良さそうなサイトでしたがサイト数が少なく競争率が高めです ヒドゥン・バレーからは距離があるので確保のしやすさから私たちはヒドゥン・バレーに落ち着きました

 

ベル

 下見のみ 全18サイト 1泊 15ドル

ピント・ベイシン・ロード沿い ホワイト・タンクキャンプ場の少し北に位置するキャンプ場 ホワイト・タンク同様こじんまりで星空観察に最適なサイト サイト数が少ないのでやっぱり競争率は高め

キャンプ場マップはこちら(公式サイト) より

寅吉
寅吉
ベルとホワイトタンクは静かで良さげでしたがキャパが少ない分、確保が難そうでした

 

チェックイン方法

ヒドゥン・バレー、ベル、ホワイト・タンクは通年を通して先着順での利用となります そんなキャンプ場のセルフチェックイン方法を少しだけまとめておきます ※猛暑期は他のキャンプサイトも先着順のセルフチェックイン方式になり同じやり方です

キャンプ場申し込み用紙

各キャンプサイトのインフォメーションコーナーに写真のような受付ポストがあるので箱に入っているオレンジ色の封筒を使用してセルフチェックインする形になります

サイト確保の流れはこんな感じ

  • 入口にある封筒BOXから申し込み封筒を1つ取ってキャンプ場内へ
  • キャンプ場内を回り、空きサイトを見つける(杭にチケットがある=使用中、ない=空き)
  • サイトが見つかったらそこで封筒に必要事項を記入(なかったら出る際に封筒を戻す)
  • チケット部分を切り離し、サイトにある杭のクリップに留める
  • 利用合計額を封筒に入れて封をし、入り口に戻りお金が入った封筒を集金ポストに入れて受付完了
  • サイトに戻ってテントを設営する
お鈴
お鈴
お釣りが不要なよう 5ドル、10ドル、20ドル紙幣を用意しておきましょう

 

キャンプ場申し込み用紙

封筒に記載する内容  封筒に記載する内容は下記の通り 筆記用具の備え付けがないので各自用意

  • Amount Enclosed:封筒に入れた金額
  • Campsite No.:自分が泊まるサイトの番号
  • Purchase Date:利用し始める日(月/日/年)
  • No. of Nights Paid For:泊数を記入
  • NAME:利用者の名前
  • CHECK ONE:テント利用かRV利用かをチェック
  • Vehicle LIc. No. :車のプレートナンバー
  • State:車の登録州
  • Senior/Access No.: 日本からの旅行者な空欄でOK

封筒には宿泊する日数分の合計額を入れます(お金は、USドルのみを入れます)

寅吉
寅吉
手続きは簡単なので心配は無用 どのキャンプサイトも基本的に同じ方式です
 

チェックインするタイミング

空いているキャンプ場やオフシーズンの場合は夕方に訪れても問題なくサイトが確保できますが来場者の多いジョシュアツリー国立公園のキャンプサイトはお昼前後でいっぱいになってしまいます

キャンプ場のチェックイン、チェックアウト時間は12:00 アウト時間は厳守ですがチェックインは前泊者が帰った後なら時間前でもOKです サイト数が少ないキャンプ場や混雑時はチェックアウト時の1時間以上前には訪れてアウトのタイミングで入れ替わるように押さえる必要があります

杭に貼られてる用紙を予めチェックしておいて、空くサイトを事前に把握しておくことよ
お鈴
お鈴

人気国立公園のヨセミテ・グランドキャニオン・ザイオン等のキャンプ場はいかにも「キャンプ場」という雰囲気ですがジョシュアツリーのキャンプ場は本当に大自然の中、ワイルド感が感じられれるので超お勧めです

アメリカで利用したキャンプ場の中でもTOP5に入るキャンプ場だったので是非一度 ワイルドキャンプをお試しください

 

水場がないので食器類は使い捨ての方がいいです フライパン等も拭くだけで汚れが落ちやすいテフロン加工が吉

 

買い物先

 

滞在中買い物に出かけていたスーパーです 日中は暑いのでドライブに当てるか買い物に行くようにして涼んでました クラーボックスの氷は毎日補充する必要があったので街場には毎日出かけていました

 

Stater Bros. Markets

62号線にあるショッピングモールの一角にあるスーパーStater Bros. Market ジョシュアツリー国立公園から一番近いスーパーマーケットで一通りの食材が購入できます 敷地内にアメリカの100円ショップ Doller Treeもありそこでも氷が買えます (食材・調理用具・使い捨て食器等あり)

 

Walmart

一番品揃えがあるスーパーはJoshua Tree Visitor Centerから西へ約7kmの所にあるWalmart 食料品はもちろんの事キャンプ用品一式を購入することも可能 氷・薪も最安値で購入できます

お隣には大きなホームセンター The Home Depotもあり暇つぶしにも最適♪

 

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超まとめ

  • ジョシュアツリー国立公園はキャンプしてこそ面白い国立公園 お勧めです
  • 公園内のキャンプ場はどこもお勧め、但しジャンボ・ロックスは他と比べワイルド感が若干劣る
  • どのキャンプ場も水がないので水はたっぷり用意しましょう 買うかビジターセンターで給水
  • 先着順サイトを確保する場合、どのサイトがいつチェックアウトするか事前にチェックしておく
  • アメリカのキャンプでは洗い物を出さないよう食器類は使い捨ての方が合理的
  • 暑い時期の日中の行動には注意 歩くのは涼しい時間帯で
  • ドライブ中にスマホが充電できるシガーソケットUSBがあると良い
  • ゴミステーションには宝が埋まってる イスやマット等まだ使えるものがありました(キャンピングマットGet)
  • サイトが取れない場合62号線にモーテル多数あり 料金は最低でも7000円位~