寒さが続くユタ州から逃れるために訪れたラスベガスも季節外れの涼しさ ならば更に暑いであろう所に行こうと目指した暑さ絶対王者の地 デスバレー 今回は死の谷ことデスバレー国立公園観光スポットの様子と砂漠のど真ん中にあるファーニス・クリークキャンプ場の様子をまとめてみました
(2019.05.28~2019.05.29現在)

 

デスバレーへ向けて

 

アクセスマップ

5/28  レッドロック・キャニオンからデスバレーまでの道のりはこんな感じ 159号線→160号線と進み、パランプの町を過ぎてから190号線へ合流しデスバレー入り 走行距離は約185km 約2時間のドライブ

午前中レッドロック・キャニオン内を見学し、シーニックドライブの出口を10:40に出発

 

11:50 途中パランプのWalmartに立ち寄り買い物20.61ドル & 近くのスタンドで20ドル分給油

 

パンダエキスプレス  パンダエキスプレス

Walmart駐車場エリアにあるPanda Expressで初となるパンダ飯を食べる 写真のBigger Plate(3entree+1side)+ドリンクで14.96ドル(約1660円)

久しぶりのアジアンフード 心体が震えます そして 何より うまーーい!! メチャクチャ旨くて鼻血ブーになるところでした

カリフォルニア州発祥のパンダエキスプレス(略してパンデックス又はパンエキ) 日本人のテイストにばっちり合うのでおススメです(日本にも8店舗あります)

オーダー方法はコチラ  1. サイズ(おかずの品数)を決める → 2. 主食(サイド)を1品選択※半々のオーダーも可 → 3. おかず(アントレ)を選択※1のサイズにより選べる数が異なる という流れ

寅吉
寅吉
オレンジチキン・上海アンガスステーキ・ハニーウォールナッツシュリンプはどれもおススメ

 

12:50 パンエキでメチャクチャ元気になってデスバレーに向け再出発

 

190号線沿いの料金所

全く気付かず素通りした無人料金所 無人キオスク端末でクレジットカードでの支払いとなります(支払い方法は下記に紹介するキャンプ場のキオスク操作と同じ) 入園料は車1台に付 30ドル

国立公園年間パスはもちろん素通りでOK 支払い損ねてもビジターセンターで支払えば問題ありません

 

ザブリスキーポイント

ザブリスキーポイント

14:00 いつの間にか国立公園内に入り、最初の見学ポイントとなるザブリスキーポイントに到着(ベガス方面から来た場合、190号線沿いファニース・クリークの手前約8km) 駐車場から続く緩やかな舗装道を登った展望台からは・・・

 

ザブリスキーポイント

別名黄金の丘と呼ばるひだ状に浸食された美しい黄金色の岩層を楽しむことができます この地層はデスバレーが誕生する遥か前、500万年前に干上がった湖の底に溜まった土砂から形成されたそうです

 

ザブリスキーポイント

黄金色の岩肌の他、色合い豊かなバッドランドの絶景を見渡すことができる場所としてデスバレーで人気の展望ポイント この場所で数々のメディア撮影も行われているそうです

 

ザブリスキーポイント

ザブリスキーと言う名前はデスバレーでホウ砂を採掘していたPasific Coast Borax Campanyの副社長のクリスチャン・ブレヴォート・ザブリースキーから名付けられています

ホウ砂はこの地で1880年代から採掘され1920年代までは世界一の採掘量を誇っていたそうです ( ゚д゚ )ホゥ

 

ザブリスキーポイント

ザウスキーポイントと言えばこの風景が有名 黄金色の色合いも綺麗ですがひだ状に侵食された造形美も見どころ

日の光の当たり方で、色合いが変化し、日の出と日の入りのマジックアワーに訪れるのがベストだそうですが一番陽の高い時間に来てしまいました(笑い) 上の部分が茶色い色をしていてプリンみたい

更に南にはデスバレーを一望できるダンテズ・ビューポイントがありますが行きそびれてしまいました シッパイ

 

ファーニス・クリーク

 

ファーニス・クリークはデスバレーの中心と位置する小さなビレッジ ビジターセンター、空港、郵便局、宿泊施設、ゴルフ場などがありデスバレーの観光拠点となっています

デスバレーはドライブでの通り過ぎ観光が多いですが今回はビジターセンター近くのキャンプ場に1泊

 

ファーニス・クリークキャンプ場

ファーニス・クリークキャンプ場

14:20 ザブリスキーポイントを見学した後はデスバレーのキャンプ場ファーニス・クリーク・キャンプ場へ直行してキャンプサイトを確保 デスバレーは避寒地なので訪れた時は既にオフシーズン 1泊16ドル×1泊にてゲッド

寅吉
寅吉
夏季は暑くなりとてもいられない場所 ガラガラかと思いきや1/3位利用者がいました

 

ファーニス・クリークキャンプ場

マイサイトNo.108 タマリスクという巨木の木陰にテント設営 タマリスクはアジアから持ち込まれ、防風林や観賞用としてキャンプ場周辺エリアに植えられましたが根が深く、大量に水を消費するので現在は問題視されているそうです この木が無いと日陰がありませんがな・・・

 

ファーニス・クリークキャンプ場

ご近所さんはカウチ持参 凄いなUSA・・・ 日中は暑すぎるのでテント内に居るのは不可能Death!!

 

ファーニス・クリークキャンプ場

キャンプサイトはRV車含め約150サイト かなり開けたキャンプ場でテント用サイトは植えられたタマリスク沿いに配置され、RV車は開けた中央スペースがサイトとなっています

 

ファーニス・クリークキャンプ場

デスバレーのキャンプサイトには立派な洗い場がありました ビジターセンターの裏手に位置するので上下水道完備 トイレも立派な水洗トイレでした

 

キャンプサイト情報

  • キャンプサイト: 約150サイト RV車サイト含む
  • サイト料: 通常サイトで22ドル ※夏季オフシーズンは16ドル 
  • 予約:Recreation.gov にて オンシーズン(10/中~4/中)
  • 設備: ピクニックテーブル、ファイヤーピット
  • トイレ: 水洗
  • シャワー: 無し 
  • その他: キオスク端末チェックイン時はクレジットカードが必要
  • キャンプ場マップ

 

チェックイン方法

セルフチェックインキオスク

デスバレーのセルフチェックインは初めてのオンラインキオスク端末方式でした サイト確保の流れは一緒ですが支払いプロセスがデジタル

 

チェックイン手順

キャンプ場ゲート(シーズン中は有人だと思います)に設置してある端末を操作して決済します ボタンは数種類しかないので問題なく操作が可能 最初に支払う内容を選択 普通のテントサイトなので2番を選択 公園入園料もこの端末で購入できるようです

 

チェックイン手順

特に割引き対象ではないので1番(標準)を押します サイト番号を入力する画面があったかどうか失念しました!! あっても問題なく出来るハズなので難しく考えないで下さい

 

チェックイン手順

クレジットカード挿入を促されるので対応カードを挿入 ガソリンスタンドの端末とは違い日本のカードでOK これまでは現金オンリーでしたがココはカードが必須(無ければビジターセンターで対応してくれると思います)

 

チェックイン手順

カードが認識されたら滞在泊数を選択して(フィニッシュ)ボタンを押せば決済となります

 

チェックイン手順

認証が終わるとレシートが発行されるのでレシートを取り受付は完了です レシートをキャンプサイトの杭に留めば我が城デス

 

デスバレーには他にもキャンプ場がありますが通年オープンのキャンプ場 は限られます 夏場は基本キャンプするような場所ではないので気象状況等よ~く考えてキャンプしましょう

 

ビジターセンター

ビジターセンター

14:50 日が陰るまでは暑くて居られれないのでテントだけ設営しファーニス・クリークビジターセンターへ 外に設置されていた温度計は華氏98度(=摂氏華氏36.67) 暑いことは暑いですが湿気がないので驚くほどの暑さではありませんでした(異常気象のせい?)

2020年は4月下旬から40度越えを連発していたので2019年は明らかに寒い!!

寅吉
寅吉
この場所で標高-58m 最高気温は56.7度(1913年) 最近だと54.4度(2020年)

 

ビジターセンター営業時間:08:00~17:00 残念なことにFree Wi-Fiはありません

 

ビジターセンター  ビジターセンター

ビジターセンターは公園の中央を南北に貫く道路の中心に位置するファーニス・クリークビレッジに位置し、岩手県とほぼ同じ総面積13,158km2というアメリカ最大の国立公園の様々な情報を提供 厳しい自然環境下にある場所なので一度は訪れて、最新情報を入手しておきましょう

クーラーが効いているビジターセンター内は死の谷における天国♪

お鈴
お鈴
ビジターセンターには珍しく飲料水のほかサンドイッチなどの軽食も販売されていますよ

 

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バレー内観光

 

日が傾くまでキャンプ場には居られないのでビジターセンターを訪れた後はバレー内観光へ

 

デビルズ・ゴルフコース

デビルズ・ゴルフコース

15:40 最初の見学スポットデビルズ・ゴルフコースへ 舗装されたバッドウォーターロードから未舗装の砂利道を約2km走った先がビューポイント かなりのガタガタ道なのでパンクには注意 慎重に運転しながら向かいます

 

デビルズ・ゴルフコース デビルズ・ゴルフコース

ビューポイントに到着 辺り一面ギザギザの岩塩が地表を埋め尽くす荒地となっており普通の人では到底ゴルフは無理 悪魔しかゴルフをすることができないということでこの名前が名付けられました

特に立入区域があるわけではないので好きなだけギザギザ岩塩の荒野を探検できちゃいます

足元が悪く、躓こうものなら大ダメージ必須なので中高年はホドホドの距離にて見学

 

デビルズ・ゴルフコース

悪魔のゴルフコースのパノラマ風景 長野にも稀に似た景色が出現します 出荷されず放置されたレタス畑とか・・・

 

バッドウォーター

バッド・ウォーター バッド・ウォーター

16:15 次の見学場所はビジターセンターから南へ約30km デスバレーの必須見学ポイントバッドウォーター

デスバレー内で一番標高が低く、一番暑い場所なのでココを訪れないとデスバレーに来たことになりません

 

バッド・ウォーター

綺麗な塩原風景を眺めるには駐車場から片道約1km以上歩く必要があります
それも、日影の全くない炎天下のもと…

夕方でもまだ余裕の30度越え、陽射しも強く数日前の雪がウソのようでした

 

バッド・ウォーター

結構歩いてようやく汚れの少ない綺麗な塩原に到着 カラカラの塩原に現れる多角形の模様が彼方まで広がる絶景地デス こちらも特に規制がないので好きなだけ歩くことができます

暑い上に塩の大地の照返しで雪原のように眩しいのでサングラスは必需品です 日除け傘があるといいかもしれませんが晴れの日に傘を射す習慣があるのは日本人を含む限られたアジア人だけ

 

バッドウォーター

パノラマ写真ドーン 見事の塩原ですがウユニ塩湖を見ている身としてはやっぱりウユニに軍配が上がってしまいます ごめんよ デスバレー

この地はウユニ同様かなり深くまで塩で埋め尽くされているそうです ショッパイね

 

バッドウォーター

駐車場に戻る際は正面の崖中腹に備え付けられた小さな海抜レベル標識に注目

標識ある高さが海水面で今まさに立っている地点が北米大陸最低地となる85.5mの地!!
日本一深い地下鉄駅が大江戸線の六本木駅42.3mなのでその倍の深さですね

人生最深到達地点が今のところココです

 

海面レベル標識がある崖の上が人気ビュースポット ダンテズ・ビューポイント(Dante’s View) の位置となります ビューポイントからはデスバレーの谷を眼下に一望でき、正面には園内最高峰のTelescope Peak(3,368m)を望むことができます

ビューポイントの標高は1,669m 見下ろすバッドウォーターは-86mなので標高差は1,700m以上 高低差はあのグランドキャニオンの2倍とか 僅か40kmのドライブでこれだけの標高差が生じる場所は稀です

 

寅吉
寅吉
ダンテズ・ビューポイントは見逃してしまったので次回リベンジで

 

アーティスツ・パレット

アーテスツ・ドライブ

17:25 この日最後の見学場所はバッド・ウォーター・ロード沿いに整備されたアーティスツ・ドライブ

専用のシーニックドライブからアーティスツ・パレットと呼ばれるカラフルな色彩が楽しめる地層スポットを見学することができます 14.5kmのシーニックドライブは一方通行で南側が入口、北側(ビジターセンター側)が出口となるのでバッド・ウォーターから北上する際に利用しましょう

 

アーテスツ・パレットドライブ

アーティスツ・パレット(Artist’s Palette) 後半部に登場する色彩豊かな断層が見られるポイント 侵食で露出・酸化した数種類の鉱物が、それぞれに異なる色を発するピンポイント絶景地

ここも特に規制がないので時間・体力のある方は好きに散策OK 映画「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」のワンシーンがこの辺りで撮影されているのでスターウォーズファンの方は是非に
 
アーテスツ・ドライブ

他の道中はこんな感じ 岩山はこの1ヶ月散々見てきたのでちょっと食べ過ぎ気味

シーニックドライブを見学後18:20頃キャンプ場に戻り、この日の見学は終おしまいデス

寅吉
寅吉
夜はT-シャツ一枚でちょうどいい気温 やっと夏を感じることができました

 

モスキートフラット砂丘

デスバレーは滞在するには暑いので1泊のみ チェックアウト後はバレーを抜けシエラネバダ山脈方面へ向かうのでキャンプ場の北に位置するモスキートフラット砂丘から見学スタート

陽が昇ると同時にどんどん気温が上昇してしまい長居は出来ないので朝食・撤収を済ませ08:20にファーニス・クリークを出発

 

メスキートフラット砂丘

08:45 キャンプ場から約36km 190号線沿いのモスキートフラット砂丘の駐車場に到着

モスキートフラット砂丘は、デスバレー内で最大の砂丘地 道路沿いの駐車場から簡単にアクセスできるお手軽見物スポット

 

メスキートフラット砂丘

駐車場から少し歩いただけでご覧の砂丘風景が目の前に広がります

道路に近い場所は観光客の足跡だらけ、遠くに見える足跡のない砂丘まで行けば素晴らしい絶景が楽しめますが既にギンギンギラギラに暑いので適当な範囲で切り上げ

40度以上になる季節はもう車外散策は無理ですね。。。

 

メスキートフラット砂丘 メスキートフラット砂丘

砂丘に残された動物たちの足跡 死の谷と言われる世界にも適応する生物が沢山いるようです

 

メスキートフラット砂丘

因みにこの砂丘もスターウォーズ映画の撮影地 C3POとR2D2が砂丘で迷うシーンが撮影されました

そういう私たちも人生大いに彷徨ってます♪

 

190号線

モスキート砂丘を見学してデスバレーを後して190号線を西に進みます 峠を越えたと思ったらまた似たような谷がありましたw

 

デスバレー看板

10:10 190号線沿い公園のデスバレー国立公園看板スポットで最後の記念撮影タイム デスバレーの看板は石組みと木枠によるデザインでした

暑さを求めてやってきたデスバレー 久しぶりに夏の陽気が楽しめましたがデスバレーとしては甘口だったようです

寅吉
寅吉
デスバレーの先はUS-395号に合流し、マンザーナ強制収容所に向かいます

 

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次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • ラスベガスからデスバレーは片道3時間ちょっと 日帰り観光も可
  • ラスベガスからUS-95号線を利用するより160号線を利用した方が早い
  • 190号線沿いの入園支払い所は気づかず素通りしやすい 支払いはビジターセンターでOK
  • キャンプ場のキヨスク端末の支払いにはクレジットカードが必要
  • デスバレーのビジターセンター 軽食は買えるけどFree Wi-Fiはナシ
  • ザブリスキー・ポイントは朝か夕方に訪れると吉 ダンテズ・ビューポイントもまとめ訪れる
  • 悪魔のゴルフコースへの未舗装道はパンクに注意 バッドウォーターの往復は陽射しと暑さに注意
  • アーテスツドライブは一方通行 入口は南側なので注意
  • 真夏はとにかく暑いので水分補給・オーバーヒート等総合的に気を付ける
  • アメリカンドライブ5/28の走行距離: 約295㎞ 累計走行距離: 7,924km