カリフォルニア州を後にしダラスへ向かう道のりで最初に訪れた国立公園はグランドキャニオン国立公園
コロラド川によって浸食された断崖が何億年にも及ぶ地球の歴史を物語る壮大な渓谷が生み出す圧倒的な眺望が楽しめるアメリカが世界に誇る超人気国立公園 今回はキャンプ場の様子を中心にまとめた到着編のオハナシです
(2019.06.10現在)
グランドキャニオン国立公園へ
アクセスマップ
キングマンの宿泊先からグランドキャニオンサウスリムまでのルートはこんな感じ I-40号線をフラッグスタッフ方面へ走り、フラッグスタッフ手前のウィリアムズから64号線を北上すれば南エントランスに到着 距離は約275km 3時間弱のドライブとなります
ラスベガス~キングマンは1時間半ほどなのでラスベガスからグランドキャニオンまでは約445km 4時間半前後
09:20 宿泊したホテルから10分程のウォルマートでいつものように食料品・氷等28.59ドル分買い物 その後9:50にウォルマートを後にしI-40号線を東へ進みます
12:15 ウィリアムズを過ぎたところで64号線を北上 グランドキャニオン空港があるタサヤン(Tusayan)にて20ドル分給油 園内のスタンドより確実に安いので入園前に給油しておきましょう
入園
タサヤンを過ぎ、程無くして右手にグランドキャニオン国立公園の看板ポイント 年間500万人以上が訪れる人気国立公園だけあっても看板は大きくて立派 駐車場もキチンと整備されているので記念撮影に立ち寄りましょう♪ 看板にはユネスコ世界自然遺産登録のマークもあります
12:30 国立公園看板を後にしたらあっとう間に南エントランスゲート グランドキャニオン到着です グランドキャニオンの入園料は車1台につき30ドル/国立公園年間パスもOK
サウスリムエリアは通年を通してOPENしていますがノースリムは冬季閉鎖(10/16~5/14)となるので注意 5/10に途中まで行きかけてしまいました(笑)
グランドキャニオンビレッジ
マーサキャンプグランド
12:40 マーサキャンプ場チェックイン 予約名を告げてチェックインし、説明を一通りに聞き、キャンプ場マップを貰いキャンプサイトへ向かいます
グランドキャニオンのキャンプ場は常に人気で予約が取りにくく、旅行中頻繁にチェックし5/22に6/11分1泊を予約 その後ほぼ毎日キャンセルがないかチェックを続け、6/10分の予約は奇跡的に当日の出発時に空きを見つけて確保
サイト違いでなんとか2泊確保することができました(国立公園内のキャンプ場は本当に予約が取り難い) 1泊18ドル×2泊
シャワー&ランドリー棟 マーサキャンプ場はサイト数300以上の大きなキャンプ場なのでシャワー&ランドリーもそれなりの建物が用意されています
シャワー室 営業時間: 05:00~23:00※現地で必ず確認のコト シャワー代は2ドルで8分(2021.06現在は2.5ドルで5分) クォーターコインが必要ですがランドリーに両替機があります
キャンプ場の規模が大きいので夕方以降はとても混みます 時間と共に汚くなるのでなるべく早めに入ることをお勧めします
ランドリー室 シャワーよりは混雑していませんがやはり夕方以降は利用者が増えるので早めに
営業時間はシャワーと同じですが最終使用開始は21:45 料金は下記の通り(2021.06現在)
- 通常洗濯機: 2.50ドル
- 大型洗濯機: 5.50ドル
- 乾燥機(30分): 1.25ドル
- 洗濯洗剤: 1.25ドル
- 柔軟剤: 1.25ドル
- 漂白剤: 1.25ドル
キャンプ場の様子を撮り損ねているのでGoogle Mapで様子を掴んで下さい どのサイトもピックニックテーブル&ファイヤーピット有り
キャンプ場マップは公式サイトにて お勧めのサイトは Pine Loop、Oak Loopのループ外側のサイト(一番端となり、よりプライバシーが確保できます) とは言ってもシーズン中は本当に予約が取れないです!! 希望の日程で予約が取れるだけ幸運と思いましょう
1泊目のサイト No.173 当日の朝にキャンセル空きを見つけて即予約 おかげで同じキャンプ場で2泊できました
2泊目のサイト No.34 寒さでモーテル籠りしてた5/22に確保 サイトが異なるので完全にテント場を綺麗にしないといけないのが面倒ですが贅沢は言えません
また夕方テントを張り直すのでこんな感じに適当に車に詰め込みます 後部座席&トランクはイッパイイッパイ(後部座席の荷物は最後に毛布で綺麗に隠しますケド)
キャンプサイト情報
- キャンプサイト: 327サイト グループ用サイト含む
- サイト料: 18ドル
- 予約: recreation.gov にて 冬季オフシーズンは予約不可先着順
- 設備: ピクニックテーブル、ファイヤーピット
- トイレ: 水洗トイレ
- シャワー: 有 有料(2.5ドルで5分)
- その他: Wi-Fiはビレッジマーケットのデリエリアで可能(但しとても遅い)
ヽd´ι`bノ Oh Dear Deer キャンプ場にはシカが遊びに来ます それもかなりデカい奴
マーケットプラザ
Grand Canyon Village Market & Deli キャンプ所の北に位置するグランドキャニオンのスーパーマーケット 国立公園内店舗なので多少割高ですが大抵のものは揃います
店内の様子 営業時間: 07:00~20:00 食料品の他グランキャニオンのお土産品・キャンプファイヤー用の薪もあります
購入してそのままクーラーボックスに入れられるサンドイッチ、サラダ、ドリンク類の販売を初めコーヒー、ピザ等を提供しています
またこのデリ付近ではフリーWi-Fi利用OK 但し沢山の人が非力な回線を利用しているので接続速度は遅いです
grand canyon outfitters アウトドアコーナー キャンプの必需品ガス缶はもちろんテントから寝袋まで販売 極端な話、購入資金があれば手ぶらで来てもキャンプすることができる他、キャンプ用品をレンタルすることも可能
スーパーの様子 生鮮食品、乳製品、精肉と何でも揃います ヨセミテ内のマーケットよりも広く種類・品数も充実しているかと思います
リカーコーナーもバッチリ充実してます これほどのお酒は日本の国立公園、キャンプ場では手に入りません
保冷に必要なアイスも当然販売 但し、5.59ドルとやっぱり高め 氷だけは事前調達しても溶けてしまうので購入は止む無し 食材は可能な限り入園前に購入してきましょう
生活に必要な一通りの日用品も購入可能 使い捨ての紙皿、紙コップ類も揃っています
アメリカンでのキャンプは洗い場が貧弱なので安い紙皿等を使い捨て使った方がいいです!!
郵便局
スーパーの隣には郵便局、その隣にはChase銀行(ATMは24H利用可)があります
営業時間は郵便局: 09:00~15:30(月~金曜)、銀行: 09:00~17:00(月~金曜 )
郵便局が開いている時間で今後使わないだろう不要物を日本へ発送
料金は重量により決まりますが写真の箱を一番安い便で送ったところ62.80ドルでした 高かったケド2Kg位荷物が減りました
ビジターセンター周辺
日本に荷物を発送するというミッションを終えてビジターセンターへ向かいます シャトルバスの発着場所となっているのでビジターセンターの周辺には大きな駐車場が整備されています (園内混雑時はビジターセンターの駐車場に車を停めてシャトルバスを利用した方が無難です)
グランドキャニオンビジターセンター 年間500万人の来園者が訪れるだけあって他の国立公園のビジターセンターより大きく立派
営業時間: 08:00~17:00(冬季は09:00~17:00)
案内カウンターと展示スペース 展示スペースは広々 グランドキャニオンの生い立ちから地質学、開拓者の歴史等分かりやすく展示
丸い球体にプロジェクターで画像を映し出すハイテク展示もありました 英語が全て理解できたらもっと面白いのですが如何せん勉強不足デス 生きているうちに翻訳コンニャクが発明されるといいのですが・・・
Bright Angel Bicycles & Cafe ビジターセンター近くにはレンタル自転車とコーヒーショップがあります
店内の様子 コーヒーショップではフルサービスのエスプレッソバーの他各種ドリンクを販売 トレッキングランチにぴったりのサンドイッチ、サラダ、ペストリーも取り揃えられています
レンタル自転車コーナーでは大人&子供用自転車から電動自転車、ベビーカーもレンタル可能 貸出単位と料金(大人用)は下記の通り
- 1時間: 13ドル+税
- 半日(最大5時間): 32ドル+税
- 1日(5時間以上同日): 42ドル+税
- 24時間(貸出から24時間以内): 48.50+税
Park Store 通常ビジターセンター内に物販コーナーが設けられていますがグランドキャニオンは別棟です 書籍やDVD、トレイルマップ、お土産品と種類豊富に用意されちゃってます♪
営業時間: 09:00~19:00
サウスリムエリアのビレッジマップはこちらのマップを参照のこと
無料シャトルバス
年間500万人もの来園者が訪れるグランドキャニオンはブライスキャニオン、ヨセミテ同様 駐車場不足・排ガス問題解消の目的で無料シャトルバスが巡回しています
夕陽スポットで人気のHermits Restへ通じるHermits Roadはシーズン中は車の乗り入れが禁止されシャトルバス利用でしかアクセスできないので一度はお世話になるハズ
シャトルバスのルートは3ルート
- オレンジルート Yavapai Point~ビジターセンター~Yak Point
- ブルールート ビジターセンター~マーケットプラザ~ブライトエンジェルトレイル口
- レッドルート ブライトエンジェルトレイル口~Hermits Rest
ビジターセンター、マーケットプラザ、バックカントリーインフォメーションセンターに広い駐車場があるので利用しやすい駐車場に車を停めてシャトルバスをうまく利用しながら見学しましょう
Yaki Point
ビジターセンター付近をウロチョロした後はオレンジのシャトルラインでYaki Pointへ ヤキポイントはビレッジの東端にあるポイントで朝陽の鑑賞に良いとされる場所
夕方に来てしまいましたが昔と変る事のない壮大な景色を眺めるだけで満足
東(上流)方向 谷が深くてコロラド川の川面は見えませんが川を遡れば5月に訪れたナバホブリッジ・ホースシューベンドに辿り着きます
西(下流)方向 やっぱりコロラド川の川面は見えませんが壮大な渓谷、対岸の岩壁に現れる異なる地層のグラデーションを楽しむことができます
眺めているだけで心が広くなる気がします
初日はヤキポイント見学のみで終了 キャンプ場に戻りゆっくりしました
グランドキャニオンの星空
夜の内は月が出ていましたが丑三つ時は月が沈み星空が綺麗に見えました♪
キャンプ場やマーケットプラザ周辺では灯りがある為見えにくいですがビジターセンター周辺は暗いので星が綺麗に見えます(アメリカなので一応治安に注意)
ザイオンで一晩話をした日本人キャンパーの方はグランドキャニオンでキャンプ場が取れずマーケットプラザの駐車場で車中泊をしたそうですが見つかると怒られるので気をつけましょう
グランドキャニオンスカイウォーク
グランドキャニオンのサウスリムには以前にも訪れていたので今回は初のノースリムへ と思い5/10にページから出かけてみましたがまだ冬期閉鎖中で敵わず
ならばまだ訪れてないグランドキャニオンスウエストのカイウォークに行っちゃう? と検討したもののスカイウォークは僻地な上、入場料が1人59ドルと高額だったので結局スルー(グランドキャニオンなら年間パスでOKだし)
せっかく調べたらのでスカイウォークネタを
スカイウォーク
グランドキャニオン・スカイウォークはアリゾナ州のグランド・キャニオンに2007年3月28日にOPENした観光アトラクション
U字形の透明な展望橋を歩き直下にグランドキャニオンの谷底を眺め空中散歩の気分を楽しむ味わえる
歩道はには10cmの強化ガラスが使われており同時に最大120人が歩行可能
オープン当時の入場料は29.95ドルでしたが2021.06現在59ドルとなっています
谷底からの高さ1220m、断崖から21m突き出だされた遊歩道から真下を覗くというアトラクションですが歩道エリアに入るには荷物を預けなくてはならずスマホ・カメラ持ち込みNG 金属検査があるなど厳重なガードで個人撮影NG(カメラマンが撮影した写真を購入)
アクセスマップ
ラスベガスからは約210km グランドキャニオンからは約390km ツアー等でも訪れることが可能
Skiywalkの他ラフティング・ジップラインも楽しめるようですがたぶん今後も行かなさそう…
[php_everywhere]
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- マーサキャンプ場は予約が取り難い 予約が取れる日に日程を合せるか間際キャンセルを狙うかの勢い
- お勧めサイトは Pine Loop、Oak Loopのループ外側のサイトだけど予約ができればそれで良し
- シャワーはなるべく早い時間に済ませる ビーチサンダルは必需品
- シャワー&ランドリー棟は時間にシビア ギリギリには利用しない
- スーパーのデリ周辺でFree Wi-Fi可能だが激遅 お勧めはGrand Canyon Park Headquartersの図書館
- スーパーで大抵のものは揃うが割高なのでなるべく入園前に調達
- キャンプ場以外での車中泊は禁止 見つかると怒られます
- アメリカンドライブ この日の走行距離:約285km 累計走行距離: 約12,209km
関連リンク集
- Go USA.jp アメリカのオフィシャルトラベルサイト
- VisitArizona アリゾナ州政府公式観光サイト
- グランドキャニオン国立公園 nps.gov公式グランドキャニオンサイト
- VistGrandCanyon.com 国立公園公認のグランドキャニオン情報サイト
- GrandCanyon.org 国立公園公認 公園内でショップ等運営 Webカメラあり
- South Rim Grand Canyon サウスリム議会観光局のグランドキャニオンサイト
- GrandCanyonWest Skywalkがあるグランドキャニオンウエストの公式サイト
- PinkAdventureTours ピンクのジープが目印のツアーオペレーター
- Bright Angel Bicycles 公認の自転車レンタル&カフェ営業店舗のサイト
- グランドキャニオン鉄道 グランドキャニオン鉄道&ホテル公式サイト
- Mather Campground recreation.gov内マーサキャンプ場情報・予約先サイト