神宿、伝説の宿etc. 長期間南米を旅していると一度は耳にする宿が民宿小林 当初、めぼしい観光地がなく全く訪れる気がなかった私たちも民宿小林を体験したいが為にパラグアイを訪れ、2日間滞在しました
今回はそんな噂の民宿小林に実際に利用してみた様子をリポート パラグアイなんて何があるの? と聞かれたらこう答えるでしょう「民宿小林があるじゃないか」 と…
(2018.12.28&29にて2泊滞在)
民宿小林とは
南米を旅行していると必ず耳にするキーワードが「民宿小林」 「民宿小林は絶対行った方がいいよ」、「民宿小林へは行く?」、「民宿小林行ってきた?」 など言葉は違えど一度必ずは話題に上がる伝説的(一部では神宿)と言われてる宿で岩手県出身の年配のご夫婦が10年以上に渡り経営されています
私たちもそんな噂を聞き、パラグアイにそれほど興味はなかったのですが小林民宿体験がしたくなりイグアスの滝へアクセスする過程で立ち寄ってみました
南米に響き渡る果たして噂は本当だったのかまとめてみました
宿泊設備の様子
小林民宿はこんな感じ 左の建物が本館 右側の建物は2014年に増築された新館(屋上にジャグジーあり)
※ジャグジーは有料 気になる人はママさんに聞いてみて下さい
キッチン 調理器具を含め自由に利用することができ 冷蔵庫には常に冷たい麦茶がストックされています
洗濯機はありませんがキッチンの一角に洗濯用の流しあり (脱水機があったようですが滞在時は壊れてました~)

キッチン続きの食堂テーブル 人数によってここで食べるか窓の外の長テーブルで食事を頂きます
漫画や小説の他、旅人が残した有益情報が記されたノートがあり最新情報が収集可能(日帰りイグアス観光方法とか)

テレビ・エアコン付 Wi-Fi完備ですがルーターが食堂にあるので距離が離れるとちょっと厳しいです
速度はパラグアイの田舎スピードなのでYoutubeとかは厳しいです(民宿小林のせいではありません)
個室なのでバス・トイレも付いてます シャワーはヘッド部の電熱でお湯にするタイプ(ボリビアによくありました)
2014年増築の新館はキッチンも完備されていて更にゴージャス♪ 私達が訪れていた時は現地大使館職員がファミリーで利用していました

美味しい食事
特筆すべきは食事の美味しさ 何がどんなふうに? と言われると困りますが日本人の舌と体に自然とフィットするお母さんが作る普通の家庭料理が頂けます
料理については他ブログで沢山紹介されていますのでググってみて下さい
食事は別注ですが周りに食べる場所がないのでフツーの旅行者は夕食をオーダーすることになるかと思います
民宿小林の代名詞 すき焼き 白菜、しらたき、ネギ、豆腐 日本では当たり前の食材がここでは感涙の食材です!!
特徴としては・・・
- 料理は煮物も提供される手造り家庭料理
- 滞在中最低1回はすき焼きを提供してくれます(名物となっています)
- 大皿提供方式で複数のおかずを大量に用意してくれる
- ご飯・味噌汁はお代わりし放題
- 手作りデザートもあります

お腹が空かないようご飯・お味噌汁・おかずは多めに用意してくれ、残ったものは翌日の朝食・昼食に自由に食べることができます(到着時のお昼を無料で頂きました。。。)
基本、朝食(ご飯・卵1個)はサービスとなっているのですが、繰越しおかずが常にあるので1泊夕食付で3食食べれてしまうという内容になります (冷蔵庫内にある残ったご飯・おかずを勝手にチンして頂けるのです)
持ち込みに必要なのはビール等の飲み物か朝の納豆です

こんな朝食 他で食べれますか? しかも無料で!!
残り物でこの朝食内容とボリューム 本格的な煮物が食べれるなんて年配者にたまりません!! (購入した納豆以外は全て残り物)

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何もない環境
イグアス居住区の街からは12kmほど離れた所にある為、民宿小林の周りには数軒の民家はありますが基本何もありません 歩いて行ける範囲は赤茶けた肥沃な大地に育つ大豆畑となっています
どこまでも広い空と大地が広がるだけの景色ですが どちらも今の日本では見られない景色なので逆に新鮮!!
バクダッドカフェみたい♪
木の電柱、未舗装の道 日本では見られなくなった懐かしい景色がここにはあります
雲が多く決して良い夕陽とは言えませんがそれでもパワフルさを感じるのは圧倒的な大地と空があるから
何もないけどそれがいい・・・ 民宿小林はそんなロケーションにあります

イグアス居住区へ
近くに商店・レストランがなくてビールや納豆はどこで買うの?
民宿小林では基本毎日ママさん・パパさんがイグアス居住区へ買い出しに出かけるので希望すれば一緒に連れていってくれます(もちろん無料で とにかく親切・親身なんです)
イグアスJA!! 自炊の材料はもちろん日本の食材・お菓子をGetできます
イグアス居住区の街の様子 買い出しなので豆腐を買ったり、卵を買ったりいろいろ回ります
ラーメン店等お店に行きたい時は希望の場所で降ろしてくれます(帰りはバスで10,000グラニー)
パラグアイにて日本を感じる・・・ 民宿小林では年末年始時は年越しそば・お餅を振る舞ってくれるそうです

日系人が経営する日本品店にも寄ってくれます ここで皆納豆を買います 15,600グアラニー(約300円)
帰り道、幹線道路沿いの日系人の方が経営するアイス屋さんで購入したジェラートアイス♪
動物たち
民宿小林には沢山の犬っころ・にゃんころが居ます アレルギーの人はムリかも・・・
新館が出来る前は子猫が生まれる度にフクロウに食べられてしまったそうですが新館が出来てからは増える一方とか…
ボランティアで犬の散歩をしてやると犬もパパさんも喜びます 牛はご隣家の牛 家庭菜園を荒らされると怒っていました
どこかのサイトで民宿小林での滞在は夏休みに田舎のおばあちゃん家にいるような感じとありましたが本当にそんな感じのお宿でした
私たちの訪れた時はちょうど年末年始で海外青年協力隊の人や現地大使館職員のご家族がホリデー休暇で滞在していました 現地で暮らす日本人が日本を求めてやってくる宿 南米中にリピートする人が居るのも頷けます


次はもっと上手に旅します
超まとめ
- パラグアイ 他のどこへも行かずとも民宿小林には行っておけ
- 小林民宿は青年海外協力隊員やJICA、さらには大使館関係者も訪れる人気宿
- 提供される食事はボリュームたっうりの日本の家庭料理 ザ・おふくろの味
- バスは幹線道路を走っているローカルバス・長距離バスに手を挙げて乗車(時間は不規則)
- 最寄バス停は「53km地点」 紙に53kmと書いて運転手に見せればOK
- 人気宿につき予約はメールでお早めに
関連リンク集
- kobayashi53km@hotmail.co.jp 民宿小林予約メール
- 民宿小林のブログ 長期更新されていませんが…