レンタカー移動3日目は本格的オフロードドライブにていよいよナミブ砂漠を目指します 今回はウォルビスベイからナミブ砂漠観光の拠点セスリエムまで及ぶ300kmものオフロードドライブのオハナシ
(2019.09.05現在)
ウォルビスベイからセスリエムへ
アクセスマップ
この日は今回のドライブ旅でハイライトとなるナミブ砂漠の有名スポット デッドフレイのアクセス口となるセスリエムへ向かいます
宿泊地のウォルビスベイからセスリエムまでは約315kmですが最初の十数キロ以外は全てオフロード 昨日訪れたDune7辺りまでは舗装路ですがその先は未舗装道路となるので時間に余裕を持って早めに出発
C14号線
09:10 朝食を済ませ早めに宿を出発 写真はDune7の分岐地より少し先で未舗装になったところ 気温は相変わらず低めで海側近くには雲が広がる天候
C14号線を内陸部に進むにつれ雲はなくなり気温がグングン上昇していきます 交通量はがぜん少なく対向車は1時間に2、3台程度
荒野の中をひたすら突き進みます 道路は未舗装ですが車幅は広く定期的にブルドーザーで整地しているので思っていたほど酷くありません 普通車も問題なく走行はできますがやはり4×4車の方が安心感があるのでSUV車で正解でした
周りは手つかずの荒野 別の惑星に来たかと思う絶景が広がります こういうリモート地は大好き
交通量が少ないので絶景ロード独り占め♪ (事故ったらスグ助けてくれる人がいません)
道路コンディションは悪くありませんが砂利の為スピードの出し過ぎは厳禁 SUV車でもMAX80kmまでを心がけて走ります
(*’∀’人)ワォ☆ 遠くにシマウマ馬発見!!
行けども行けども地平線の彼方に続くオフロード んもー絶景過ぎマス
やってきた方向と
これから向かう方向… (他の車の飛び石には注意)
10:50 出発してから約115km平坦だった道路の先に小高い丘が登場
見晴らしポイント その1
11:00 丘の上は周囲が見渡せる見晴らしポイント 交通量が少ない砂漠の道路で車が複数台停まっていたらそこは何かしらのポイント♪ 時間には余裕があるので車を停めて見物
走ってきたC14号線を見晴らします 砂漠を横断するように木々が生えている場所は雨季の際に川となるトコロ
少し先に不思議な木があるので行ってみます
不毛な大地に生える不思議な木 この~木 なんの木 気になる木~♪
樹皮があるようでないような幹枝の上にはアロエのような葉っぱ 調べたらアロエ・ディコトマまたは矢筒の木という多肉植物でアロエの親分のような木
日本でも鉢植えで普通に売られていますがこんな立派なものは見たことがありませんでした
アフリカ南部にしか分布していない珍しい木なので観光客に人気でした 世界最大のアロエとされ10m以上も育つそうです
こちらの木も一見枯れ枯れですが雨が降れば一気に葉が出るのかな?
巨大アロエがある見晴らしポイントから20km程進むと今度はクネクネ道に変貌 クイセブ川によって浸食されたクイセブ渓谷エリアでアップダウンありのカーブが多い区間となります スリップしやすいのでスピードの出し過ぎには注意
見晴らしポイント その2
クイセブ川(この時は枯れ川)を渡った先にある見晴らしポイント ここも案内等はありませんが車が沢山停まっているのでスグに分かります
見晴らし台から眺めるクイセブ渓谷 これまでの平原の景色と違った荒々しいパノラマが広がります
小山の間を縫うように道路が整備されているので山道に弱い人は酔い止めが必要な区間かもしれません
衛生写真で見るとナミブ砂漠北の境がクイセブ川であることが良く分かります(マーカー地点から一度南下した後、ウォルビスベイに向けて進路が変わります)
川の源流はウィントフックの西のホマス高原に発し、上流部では水が流れますが乾燥地帯になると枯れ川となり雨季の洪水時にならない限り川が大西洋に達する事はないそうです
見晴らし台周辺の岩はゴジラの背びれのような岩でした
クネクネゾーンが終わると再び平坦なオフロードに 以降セスリエムまでホボこんな感じの道
初オリックス!! ナミビアの国獣としてお馴染みのオリックス 鋭く真っ直ぐに伸びる角を持つ姿がカッコいい
C14号線をソリテアに向けて南下中 遠くに砂塵が見えたらそれは対向車の合図
もうすぐソリティア 道路標識はこんな感じで現れます 道路は重要度(通行量とも考えられる)に応じてB+数字 → C+数字 → D+数字で表記 メモしたアルファベット数字を追って行けば目的地に到達デス
ソリティア
12:50 出発してから約230km、ソリティアに無事到着
集落というよりはナミブ砂漠ルートのサービスエリア的な施設群に近く、旅行者に必要な最低限のサービスを提供する感じでガソリンスタンド、雑貨店、ベーカリー(飲食店)、ロッジがサービスを提供しています 公衆トイレもあり
※右の大きな建物がベーカリー飲食店
ガソリンスタンドにて給油 500ND(約3,600円) 支払は現金のみ(ATMはあり) リッター単価は覚えていませんがリモート地なので他よりは当然高いです
ルート66ドライブを彷彿させる古いガソリンポンプがありノスタルジック感があります
チーターサファリや気球ツアーもあるようです
ガソリンスタンド脇の雑貨店はこんな感じ、生鮮食品類が少ないのは仕方がありませんが最低限の物は買うことができます
お昼はベーカリーでチキンサンド 1つ55ND(約400円)×2、コーラ1本15ND(約110円)をパクパク 砂漠のリモート地でお店があるだけ有難い 正に砂漠のオアシス♪
C19号線
13:40 ソリティアを出発 ソリティアからはC-19号線を南下したところで今度はオリックスと並走!! ゲムズボック(Gemsbok)も正解ですが日本ではオリックスが一般的かと・・・
遭遇率は高く2日間で4、5回は見かけました
気になる木に続いて木にある気になる塊(?)
道路脇にあったのでその正体を確認 正解は鳥の巣(しかも集合住宅)でした ハタオリドリの巣とのコトで植物の茎葉を集めてこのような巣を作るそうです 季節性なのか巣は入居待ち状態でした
14:40 ソリティアから約70km 最後の分岐をC19号線からD826号線へ進みます
D826号線
分岐からセスリエムまでは約12kmなので10分程で到着
ホテルチェックイン前にセスリエムのガソリンスタンドチェック セスリエムの中心的(?)な場所でスタンドの他に雑貨店、飲食店があります
ガソリンはデッドフレアの往復分は十分にあるので給油は翌日に回し宿泊先ホテルへ向かいます
セスリエムの宿
Desert Camp
15:20 セスリエムの宿にチェックイン 間際に探した為、予約可能なホテルが限られてしまい予算を大きくオーバーする3つ星ホテルでの宿泊
Desert Campというホテルで部屋は1棟コテージの独立型タイプ Booking.comを通じての予約にてお値段は1泊1898.41ND(約13,200円)
ミニキッチン、BBQグリル付なので自炊も可能(BBQオプションが頼めれば最高ですが・・・)
広々としたセンスの良い部屋は居心地が良く、水回りも完璧 何もないリモート地の立地を考えれば安いと思えるぐらい
日が落ちると急激に気温が下がるので暖房も使えるエアコンも助かりました
リゾートホテルの証 プール付♪ それなりの宿泊先を利用すると敷地内は完全に白人の世界なんだな~
Wi-Fiはレセプション周辺で接続可能ですが速度は鈍足でした… 繋がるだけ有難いと感謝しましょう
日本では決して走ることができない広大な砂漠地のオフロードドライブ 移動だけの一日でしたが絶景続きの移動そのものが楽しい一日となりました やっぱりドライブは最高ですね
18:30 砂漠の大地に沈む夕陽 ちょっと山が邪魔でしたがやっぱりアフリカの夕陽は最高でした♪ (コテージ的には朝日を眺める配置)
そして黄昏 夜は当たり一面の星空が広がりコテージといい星空といいメチャメチャ素敵な一夜になりました
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- ウォルビスベイからセスリエムの95%は未舗装道路 スピードの出し過ぎは厳禁
- 追い抜き時、対向車すれ違い自は飛び石に注意
- 南回帰線(Tropic of Capricorn)を通り過ぎないよう事前にオフラインマップに追加
- ソリティアのガソリンスタンドは現金支払いのみ(ATMはあり)
- ガソリン・飲食はソリティア・セスリエム以外にない (パンク修理もココだけ)
- セスリエムは夜になると気温が一気に下がり10度を切ることも(日中の温度は9月で25度位)
- 三ツ星ホテルに泊まるとやっぱり気持ちが良い
関連リンク集
- Travel Nambia ナミビア政府観光局公式サイト
- Walvis Bay Tourism ウォルビスベイ公式観光サイト
- Solitaire Namibia ソリティアランドトラストの公式サイト ロッジ・GS情報等
- Desert Camp セスリエムの三ツ星ホテル Desert Campの公式サイト
- Sesriem Camp Site nwr.com.na内、セスリエムのキャンプサイトページ(予約・料金)
- MTC ナミビアの通信キャリア MTCの公式サイト
- Intercape 南アフリカを拠点に展開する大手長距離バス会社公式サイト