ビリニュス滞在3日目は旧市街からバスと歩きで約1時間 青く澄んだガルヴェ湖の小さな島にまるで湖に浮かぶように建つトラカイ城へ出かけてみました 湖に架けられた木の橋を渡り城門をくぐれば中世の世界にタイムリップ♪
ドラクエのゲームにも登場しそうなトラカイ城見学のモヨウとようやく進展がありそうなバックパックのお話デス
(2019.07.05現在)
ロストバゲージ見つかる?
アメリカン航空からのメール
気が付くとアメリカン航空からメールが来ていました 2回電話が掛かってきたのに応答できなかった為メールが送られてたようです
送られてきた部署はCBS Warehouse Tracer/ Inventoryという部署から メールの文面は以下の通り
“Hello,
I believe I’ve found a lost item that may belong to you.
If you could please write me back with a description of your lost item (color, size, shape, brand) and a detailed list of what is inside it. The more specific you can be the better.
I will also need the following information to be able to send the bag to you:
Address to send the bag:
Phone number:
Closest airport:
Your claim number:
Thank you very much for your help, I really appreciate it,
担当者名 – 8949, 8946”
ようやく連絡ありましたがロストバゲージ発生から既に18日後 遅すぎデス!!
そもそもミネアポリスから直送していれば済んだことじゃなかったの? フライトキャンセルによる振り替えが原因?
バッグバックの特徴、連絡先、クレーム処理受付Noを書いて折り返しメール 受取先はまだ旅行途中なので確実に受け取れそうな空港を決めて別途連絡するというコトに
荷物が届かなかったお陰で日程の一部を諦めることになったことについての何らかの補償・エキストラマイルは可能か も合わせて記載して返信
郵便局で荷物を送る
この先寒い地域には行かない、バッグパックが手元に戻るだろうという理由でアイスランドで購入したフリース・ダウンを日本に送ることにしました ダンボール代金込の料金は14.76€(約1,800円) 重さで料金が異なるので安いか高いかは不明
その後、夜明けの門の手前にあったAnayorというインド料理店(現在は閉店)でカレーを頂く14€(約1,700円) 奥さんがリトアニアの方で旦那さんがバングラディッシュ(多分・・・)の方 ビリニュスの感想を聞かれ、トラカイ城にはもう行ったのか? と聞かれ まだと答えたら 是非行くべきだと勧められたのでトラカイ場へ
トラカイ島城
行き方
トラカイ島城はビリニュスの西 約28kmに位置しておりバスターミナルからバスでアクセスするのが一般的
バスは一日に何本も出ているのであまり時間を気にする必要はありませんが、トラカイのバス停からお城まで2.3km 30分ホド歩くので道中の時間も計算に入れておきましょう
バス代はビリニュスから1人2€(帰りも同料金でした) ※チケットはターミナルで購入 アプリや交通カードなら安かった?
トラカイバス停
ビルニュスからバスで約40分ほどでトラカイのバスターミナルに到着 バスターミナルは幹線道路のロータリー部にあるので場所は分かり易いです
バス停からトラカイ城までは案内板の方向へ一本道なので迷うことはありませんが片道2.3kmと距離があります
ビリニュスに戻る場合
ビリニュスに戻る場合も簡単 10番乗り場からVilniusと書かれてるバスに乗ればOK
バスの様子 新型のバスにはUSB充電ポートがありWi-Fi接続も可 バルト三国、予想以上にIT先進国でした
道中にあったトラカイ絵文字看板 ハートマークがついた文字看板は南米以来久しぶり
トラカイ城までの道中にはこの地方の伝統的な家々が並びます(三窓が正統らしいです)
2kmほど歩いてビジターセンターに到着 ここより湖の中のお城へ向かいます
トラカイ城
200もの湖があるトラカイ地区で最大の湖のガルヴェ湖 湖には21もの島があり、その島の中のひとつ トラカイ島に建てられたお城がトラカイ城
赤レンガの古城が水面に映える人気のスポットで湖ではお城を眺めながらボート遊びや遊覧ボートツアーもあります
お城へは途中小さな島を経由して行くので橋を2回渡ります 2度目の橋は約100mの長さがあり城門に吸い込まれそうに真っ直ぐ伸びる景色がとても絵になります
トラカイ城は14世紀に侵略を防ぐ目的と、祭事などを執り行う目的から、中世リトアニアの君主ケーストゥティス公とその息子ヴィータウタス大公によって建造 15世紀初めには木造要塞から石とレンガ造りの城となり、それに合わせてトラカイの町も発展 国の政治・行政・商業の中心地となりました
入場チケットは橋を渡り城門をくぐってから購入 1人8€
※シーズンにより料金・営業時間が異なります入場料 営業時間
城門内から城門を見上げたトコロ 城門を入ってすぐ左手にチケット売り場、左側の建物内は展示コーナーとなっており当時の調度品や部屋の様子を見ることが出来ます
本丸は最後にまわし、まずは展示室から見学
陶器コレクション
コレクションの中にはMade in Japanらしきモノもありました 日本からと思われる品が何点かありましたが当時の人は日本に対しどのようなイメージを持っていたのでしょうか?
ガラスコレクションに象牙の装飾品 王族・貴族といった上級階級の人々の煌びやかさはどの国も変わりませんね
複雑な細工が施された銀製の大きなお盆
ホーリークロスに聖杯、宗教レリーフ こちらもキラキラでした
トラカイ城のジオラマ模型 城壁の奥に本丸のお城があります ガルヴェ湖という天然のお堀に囲まれているので防御力は高そうですが冬になると湖結氷して歩けてしまうので冬が攻め時かもしれません(寒すぎかな?)
展示室移動で一度外に出て城壁内の広場を眺めます 広場には移動式の収監檻、ヒト型の拘束檻、さらし台が置いてあり中世感を演出します
一時は政治犯を収容するための収監所として使用され「豪華すぎる収容所」と呼ばれた時もあったそうです
建物内に戻り展示見学後半 当時の家具や調度品で中世の生活様式をうかがい知る展示内容となります
寝室に応接室 設えている調度品は全盛期だった15世紀前後のモノでしょうか?
城壁内の一角には井戸もあったようです 周りが水だらけなので水が枯れる心配は無さそうですね
展示コーナーを後にしていよいよ本丸へ向かいます 赤レンガ造りの三角屋根の大塔を真ん中にして大屋根の建物が左右均等に配置されています
本丸の前にはちょっとした堀があり、跳ね橋で渡ります 敵が攻めてきた際には鎖をひいて橋を上げてシャットアウト これぞ「中世のお城!」と言わんばかりの造り 城壁の上部には敵を攻撃する為の銃眼も確認できます
城内の中庭に入ると建物が3階建構造になっていることが確認でき、木製の階段で上まで登ることができます
こちらは城門の塔を内側から見た様子 廃墟になりかけていたお城でしたが違和感なく上手に修復されています
本丸には、大公とその家族の居室や、客人との謁見に使われた部屋があり、展示室となって見学することができます
大公住居だけにレベルアップした銀食器のコレクションが並びます
城内で一番広い200m2の広さがある大広間 レンガで積み上げられた交差ヴォールド天井とシャンデリアが見事
かつで君主が座ったであろう椅子も再現されていました
タペストリー画はオリジナル? ステンドグラスに描かれているのはゲディミナスの子にあたるケーストゥティス公 その息子ヴィタウタス大公のステンドグラスもありました
当時の衣装をまとったマネキンさん これはもう完全にドラクエの世界
修復される以前のトラカイ城の写真
トラカイ城はヴィタウタス大公の死後、権力がポーランド側に移ることにより繁栄から荒廃へ転じ、廃墟同然にまで廃れてしまいました
1961年から復元が始められ1987年には15世紀の姿をほぼ取り戻すまでに復元 EU加盟後は多くの観光客が訪れる世界的観光地として再び賑わいを取り戻しました
城跡と城では大違い 中世のお城感が存分に楽しめたトラカイ城でした (キビナイは食べなかったけど)
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次はもっと上手に旅します
超まとめ
- トラカイ城までのアクセスは簡単 バスターミナルからトラカイまで40分、バスを降りて歩いて30分
- トラカイからトラカイ城までは片道2.3kmとそこそこ歩くので往復時間を計算の上
- トラカイではトラカイ郷土料理のキビナイを食べるべし (食べなかったYo)
- トラカイ城はリトアニア初代&唯一の王 ゲディミナスの子と孫によって建てられたお城
関連リンク集
- VisitLithuania リトアニア政府観光局公式サイト
- Visit Vilnius ビルニュス観光局公式サイト
- Vilnius Bus Station ビルニュスバスターミナル公式サイト
- Trakai-Visit トラカイエリアの公式観光サイト
- トラカイ島城 トラカイ島城の公式サイト
- リトアニア郵便 リトアニア郵便の公式サイト(非英語)
- omio.jp ヨーロッパ各地の鉄道・バス・航空券の最安値検索サイト