広大なアメリカ大陸 テキサス州を3日かけて移動し西端のエルパソまで到達していよいよテキサス州脱出へ 今回はエルパソからニューメキシコ州を経てアリゾナ州ツーソンへ(1泊)、その後、メキシコ国境に隣接するサボテンどっさりなオルガン・パイプ・カクタス国定公園までのお話デス
(2019.04.18~2019.04.19)

 

エルパソからツーソン(4/18)

 

道中の様子

4/19はエルパソから約510km離れたツーソンへの移動、到着3日目にしてテキサス州を脱し、ニューメキシコ州を経てアリゾナ州まで移動する中距離ドライブのみ

09:50 立派なアメリカンホームで朝食を済ませエルパソを出発

10:35 休憩には早かったけど60㎞ほど北上したラス・クルーセスのWalmartにて買い物タイム 道すがらWalmartがあると寄らずにはいられない(笑)

 

イスを買う

今回はキャンピングチェアー、モナハンズのキャンプ場の電源BOXに感動して延長コードなど購入
クーラーボックスに投入する氷もやっぱりWalmartが安く1袋(約4.5Kg)で200円位 毎日の出費となるとバカにならないのでガソリンスタンドではなくなるべくWalmartの購入を心がける
 

ハイウェイ10号線

ラス・クルーセスからは一路アリゾナ州をめざし西へ進む 天気は快晴、引き続きI-10号線は快適♪

因みにアメリカのハイウェイの種類はこんな感じ

  1. インターステートハイウェイ 州と州を横断(縦断する)基幹道路 頭文字を取りI-10などと表記
  2. USハイウェイ 日本の国道と同じでインターステートハイウェイを補完する US-64などと表記
  3. ステートハイウェイ 州が管理する道路 州の略字を当ててCA-20などと表記
  4. フリーウェイ 信号、STOP標識、交差点がない道路 多くが無料だが、有料道路(Tollway)もあり

 

途中のガソリンスタンド

13:00 I-10号線沿い、エイクラ(AKELA)の付近のガソリンスタンドへピットイン 20ドル分給油(単価は???)

 

お土産屋さん  花火セット

怪しげなお土産屋にてスリム自動販売機サイズの花火セットを発見 699.99ドル 日本では素人が扱える花火とは思えないサイズの花火がぎっしり詰まっていました
お昼時だったので駐車場の片隅でクーラーボックス内の食材でサンドイッチを作って昼食 セツヤクセツヤク…

 

戦車!!

ハイウェイ沿いの線路では戦車の大群が貨物列車で移送中 戦車と並走して走るなんて初めての経験♪

 

もうすぐアリゾナ

14:20 半日も経たずニューメキシコ州とお別れ ニューメキシコ滞在はあっという間

 

アリゾナ州

そしてアリゾナ州突入 しかし、アメリカの貨物は長~い 日本の貨物の3倍ぐらい長いのでは?

 

アリゾナ州 ハイウェイ10号線

アリゾナ州に入っても景色はさほど変わらず ツーソンの目的地までは残り220km程 8割方こんな道です 土地の広いアメリカ 州をまたぐ基幹インターステイトハイウェイはそれぞれの方向の道路が広い中央分離帯で分かれており80マイル(約130km)出しても日本の高速感覚以上の安定感

日本と違い料金はかかりませんが道路状態は日本ほど良くなくスピードも乗るので車間距離は日本以上に必要です

 

ツーソン

15:25 ツーソン市中心から少し外れたの宿泊先近くのガソリンスタンドに到着 15ドル給油
小腹が空いてしまったのでホットドック(1.53ドル)を食べて宿へ向かいます
 

ツーソンの宿 Airbnb

ツーソンAirbnb  ツーソンAirbnb

ツーソンでの宿は街の中心地から少し外れたAirbnb物件にて宿泊 1泊3610円 40ドル前後で泊まれるまともなモーテルは皆無な感じなので3000円代のAirbnb物件はアメリカではかなりお買い得
泊まった物件は年金&単身暮らしの方のお宅(36歳という長生きなオウム付) アチコチ自分でリノベーション中で本人と家の一部が埃っぽかったのはご愛嬌

 

ツーソンAirbnb 

ベッドルームとWi-Fiは快適 この日は約510km走行の終日ドライブにてお終い やっとアリゾナ州まで到達♪

 

ツーソンからカクタス国定公園(4/19)

 

ドライブマップ

4/18と4/19の移動ルートはこんな感じ

 

道中の様子 

09:00 ツーソンのAirbnbを出発 I-10号線&I-8号線経由にてメキシコ州境にあるオルガン・パイプ・カクタス国立公園へ向かいます

10:00 カサ・グランデのWalmartにて食料品の調達 モナハンズ以降はほぼ自炊なので1日3食の食事の品々をちょこちょこ購入

 

加工肉コーナー

加工肉コーナー ベーコンは日本で買うより安いのですが油が大量に出るのが難点 一番食べたのはウィンナーかもしれません(牛肉はやっぱりアルゼンチンとは違うんだよな~)

 

牛乳コーナー

牛乳コーナー 朝食は結構な確率でコーンフレークを食べていたので牛乳は必須 アメリカの牛乳は

  • Whole Milk – 牛乳
  • Reduced Fat 2% Milk – 低脂肪牛乳(脂肪分2%)
  • Low Fat 1% Milk – 低脂肪牛乳(脂肪分1%)
  • Fat Free Skim Milk – 無脂肪牛乳

と種類が多いので好みの味に落ち着くまで暫く試行錯誤 大きなサイズは1ガロン=約4リットルと日本では有り得ないサイズ だいたいハーフガロンを購入していました 料金はピンキリ オーガニック牛乳だと日本より全然高いです

 

乳製品高なー

ヨーグルト類もキホン毎日食べてました 種類は日本より多く、値段も安いのから高いものまで様々 ヨーグルトの他には常温保存できるフルーツカクテルのパック品も重宝しました

こちらのWalmartでは40分ほど滞在し計21.23ドルお買い上げ

寅吉
寅吉
世界最大のスーパーチェーンで何でもありますがお惣菜の品揃えが少ないのが難点

 

ライフル

アメリカのスーパーはライフルも買えちゃいます♪ うーんWalmartは面白い

 

道中への道

オルガン・パイプ・国定公園へのアクセス道路 州道85号線 大きな街がないので行き交う車が殆どない地平線まで真っ直ぐな道 超気持ちイイ

 

検問所

12:35 Ajo(アホ)の町を過ぎた先で検問 メキシコ方面なので特段止められることなくスルー 逆に本土へ向かうレーンのチェックが厳しいデス (時間のズレはダラス空港との時差)

 

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オルガン・パイプ・カクタス国定公園

 

Kris Eggle Visitor Center

オーガン パイプ カクタス 国定公園

13:20 ツーソンを出発して約320kmオルガン・パイプ・カクタス国定公園に到着

アリゾナ州の最南端 メキシコ国境に隣接し、ユネスコの生物圏保護区にも指定されている広さ1340km2の国定公園 アメリカ国内で唯一オルガンパイプサボテンが自生する場所で多種多様のサボテンや他の砂漠植物を観察することができます
避寒先のアウトドア地として人気で冬(1月~3月)がピークシーズン 暑さが厳しくなる4月以降はオフ期となります

 

ビジターセンター  ビジターセンター

Kris Eggle Visitor Center 営業時間: 8:00~17:00 到着後まずはビジターセンターへ キャンプサイトの空きを訪ねたところOFF期でガラガラとのコト どこでも好きな場所でOKということで2泊お世話になることにしました

キャンプサイト代 1泊20ドル×2泊

 

公園マップ

キャンプサイトはビジターセンターから少し離れ、釣鐘状に綺麗に区分けされていています 個々のサイトもゆったりで大型RV車も楽々OK 訪れた際はオフシーズンだったので半分ほど区画が既にクローズ

 

私たちの利用したキャンプサイトのストリートビューがありました 利用者は見える範囲でもう3、4組いましたがキャンプ場ののんびりした雰囲気が分かるかと思います

 

America The Beautiful Pass

年間パス

キャンプサイトを確保した後は入園料のお支払 オルガン・パイプ・カクタス国定公園の入園料は25ドル/車1台 ただ、この後も国立公園を中心に旅する予定なので国立公園の年間入園パス America The Beautiful Pass を購入 1枚80ドル
アメリカの国立公園の入園料は20~35ドル(有名な国立公園は30ドル以上)なので3ヶ所訪れただけで元が取れちゃうオトクなパスです

なのでレンタカー移動で3ヶ所以上国立公園を訪れる予定の場合は年間パスを買いましょう

  • 年間料金: 1枚80ドル (1枚で車1台・4人が入園OKとなります)
  • 購入場所: 国立公園の入場ゲート (電話や公式サイトで事前購入もできるが旅行者は一択)
  • 有効期間: 購入月から1年 2019.04の購入で2020.03いっぱい有効
  • 利用方法: 裏面にパス保有者名を記入 料金所ゲートで年間パスと写真付IDを提示

年間パスの裏ワザ

途中購入可能 年間パスを買う前に例えば2ヶ所の国立公園を訪れていた場合、それらの入園料レシートを見せれば、支払った分+年間パスとの差額分(80ドル-それまでの入園料支払い額)を支払うことで年間パスを購入できます(要レシート/有効期限は最初に訪れた入園月から1年)

1度だけ譲渡可 裏面の氏名記入箇所が2つ(「Passholder」と「Passholder Two(Optional)」)あり、1度だけ譲渡が可能 このシステムが使えることからメ〇カリやラ〇マで有効期限が残っている年間パスを安く手に入れて更にお得に済ませるという手もあります

 

ツイン・ピークスキャンプ場

ツイン・ピークス・キャンプグランド

全ての手続きを終えて2kmちょっと離れたキャンプサイトへ

 

キャンプサイト情報

  • キャンプサイト: 208サイト RV車も可
  • サイト料: 20ドル(Tent Only Nonelectric) RV車は料金体系が異なります
  • 予約: 1月1日~3月31日はピーク期で要予約 それ以外はFirst-come, First-served
  • 設備: ピクニックテーブル、ハイグリル 日除けは一部サイトのみ(無い方が多い)
  • トイレ: 水洗トイレ
  • シャワー: 有・無料 (ミストシャワー)
  • 園内マップは公式サイト にて 予約サイト

利用時は既にオフ期の平日だった為、テントサイト利用はまばら RV車利用者の方が多かったです

 

キャンプサイト178

画像はhttps://www.recreation.gov/より

利用したテントサイト 空いていたのでどこでも取りホーダイでしたが日除けがあるサイトが限られていたので日除けのある場所をGet (日除けがないと陽射しが強くて居る場所がありません!!)
テント専用サイトでも広々 駐車スペースは2台は停められ テントの張り場もメチャクチャ広いです

冬場はいいですが暑い時期は日除けがないと死にます 物理的に涼める所がビジターセンター位しかないのでこれ以降暑い時期の利用は灼熱地獄となりそうでした
 

ツイン・ピークス・キャンプグランドトイレ棟

トイレ棟とゴミステーション トイレ棟は立派ですが炊事用のシンクは基本ナシ (日本のような炊事場シンクがあるトコロは少数派)

 

トイレ  シャワー

トイレの様子 水が貴重なのでシャワーはミスト式 上部と腰辺りに噴出口がありボタンを押すと一定時間、お湯がミストて噴射されます
お湯はソーラーヒーターで温めているので大勢が利用した後や夜間以降はぬるくなりますが、オフシーズンだったので温度は問題ナシでした

 

ハイグリル

使わなかったけどハイグリル付 湿気がないので夕方以降は快適に利用できますが日中はとても暑く、日陰も少ないので5月以降の利用はかなり厳しいかと思います

夜はフライシート要らずで満点の星空を眺めながら寝ることができました(朝少し寒いですが)

 

お鈴
お鈴
利用者が少なく(寂しさを感じる程ではなく) のびのび過ごせた点が最高でした

 

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次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • 500kmの移動 アメリカでは長距離ではなく普通
  • 国立公園に3ヶ所以上訪れるなら年間パス80ドルを買うべし
  • 年間パスは1度だけ譲渡可能(所有者記載はMax2名)
  • オルガンパイプ公園はオルガンパイプサボテンが自生する米国唯一の場所
  • 公園のオンシーズンは冬 暑さが厳しくなる時期のテント泊は厳しい
  • 人口密度の低いエリアを走る場合 ガソリンの残量には十分注意
  • アメリカドライブ この度の走行距離:510km+320km 累計走行距離: 約1864km