サクラメント近郊住民ご用達のアウトレジャー先フォルサム・レイクでほっこりした後は年間400万人以上の来園者が訪れる超メジャー国立公園 ヨセミテ国立公園
2019年は記録的寒波の影響で5月になっても寒い日ばかりで天気に泣かされました 果たして6月に入ったヨセミテは私たちを暖かく迎えてくれるのか? ヨセミテ観光Part1です
(2019.06.03~2019.06.05現在)

ヨセミテ国立公園へ

寅吉
寅吉
宿泊はバレーから離れたホドン・メドーキャンプ場 直近3日間でキャンセル空きを予約しました

 

アクセスマップ

フォルサム・レイクからヨセミテへのルートはこんな感じ US-50号線 → 99号線で南下、ストックトンから4号線 → 120号線と東へ進みゴール 公園入口までは約260kmの道のり

 

09:00 朝食と朝シャワー(浴びれる内に浴びる)を済ませフォルサム・レイクを出発

 

途中の道路、州道4号線 ストックトンまでの99号線は平行して走るI-5号線と遜色ない快適な道路でしたが4号線からは超田舎道 すれ違う車も殆どなく(ガソリンスタンドも全然ない)この道で大丈夫? と思う程の道

 

その先 4号線から120号線に通じるO’byrnes Ferry Road

貯水池チュロック湖(Tullock Lake)の湖畔を走る途中、ウォータースライダー付の別荘にビックリ

家から湖チャッポンできるなんてすげぇ!! つまらない情報でスミマセン・・・

 

11:30 Big Oak Flatまでは途中どこも立ち寄ることなくノンストップで到着 この先スタンドが乏しくなるのでBig Oak FlatのKWIK SERVガソリンスタンドにて27ドル分給油、合わせてクーラーボックス用の氷(3ドル)も補充 山の中なのでどちらも単価は高め(国立公園内より安いデス)

駐車場の一角では地元農家の人がアメリカンチェリーを販売していたのでヨセミテでのデザートとして購入 5ドル 日本のように粒が綺麗に揃ってはいませんが季節モノとあって中々美味しい♪

 

ヨセミテへの道中

ガソリンスタンドを11:45に出発 ヨセミテの公園入口となるBig Oak Flatゲートまではまだ約40kmの道のり 道中には前年(2018年)に発生した山火事の跡がアチコチで見られました

 

国立公園看板

12:45 Big Oak Flatエントランスに到着 国立公園看板は新しめの最新看板?

 

Big Oak Flatエントランス

入園料は車1台につき35ドル(7日間有効)または国立公園年間パスにて 料金ゲートが無人の場合、公園内のビジターセンターで支払うか退園時に支払います

※日本と違い支払いはカード払いを推奨

 

インフォメーションセンター

料金所の先、右手すぐに公衆トイレとインフォメーションセンターがあります 規模は小さいですが案内カウンター、売店を完備 スナック類・ドリンクの自動販売機もあります

営業時間: 08:00~17:00(5月~10月のグリーン期のみOPEN)

寅吉
寅吉
本日のキャンプ場はこのビジターセンターの反対側の森の中にあるホドン・メドーキャンップ場

 

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ヨセミテ国立公園へ

 

Big Oak Flatのビジターセンターの駐車場でインスタント焼きそばランチ&トイレ休憩 この日のキャンプ場は出発する際に予約が取れたので、先にヨセミテの観光スポットで一番遠いグレーシャーポイントまで行くことにしました

Big Oak Flat料金所からグレーシャーポイントまでは片道70km 往復で140kmと日本では他県に行けてしまうレベルの距離

 

ハーフドームビューポイント

ハーフ・ドームビューポイント

13:25 Big Oak Flaビジターセンターから22km 最初のビューポイント ハーフドーム・ビューポイント 初めてハーフドームの姿を望むことができますがぐぅ 遠い・・・  ここからハーフドームは直線距離で17km

 

Big Oak Flat ロードビューポイント

13:30 ハーフドームポイントから少し先、トンネル出口にあるBig Oak Flat Rd Viewpoint ハーフドームの姿は見えませんが眼下にマーセド川、その先にしてブライダルベール滝が望めます

 

公園内へ

13:55 ヨセミテバレー内突入 正面にはロッククライマーの聖地エル・キャピタン 流れ落ちる滝は夏には枯れてしまうリボン川の滝 初日はヨセミテビレッジ方面には行かずグレイシャーポイントへ向かいます

 

トンネルビュー

トンネルビュー

14:10 トンネルビュー バレー内は一方通行なのでバレー内に入りブライダルベール滝手前を右に分岐、41号線を少し走った所のビューポイント

展望台からはエル・キャピタンハーフドームブライダルベール滝を含む美しいヨセミテバレーの景色を望むことができます

 

寅吉
寅吉
トンネルビューにはブライダルベール滝に陽が当たる午後に訪れるのがベストです

 

山の上の滝

ビューポイントの山の上にも滝 雪解け水が多い春先は園内のアチコチで無数の滝が出現します

 

アンセル・アダムス風

トンネルビューポイントはヨセミテを愛した有名なモノクロ写真家アンセル・アダムスが好んで撮影したポイントの1つ アンセル・アダムスの名前は知らずとも彼の写真を一度は見たことあるハズ

 

 

山火事跡

トンネルビューを後にしてグレイシャーポイントへ ハーフドームとほぼ同じ高さからバレーを見渡せるポイントなのでグレイシャーポイントまではグングン山を登ります

この道路でも山火事の爪痕が見られ、冬でも葉を残す針葉樹の木々が真っ黒な姿で立つ景色はちょっと怖い感じがしました

 

山火事跡

落雷による山火事は自然界の正常なプロセスですがニュースでも取り上げられる近年の大規模火災は動植物界にとっても困り物のハズ

 

鹿

ヽd´ι`bノ Oh Dear Deer

 

Washburn Point

Washburn Point グレーシャーポイントの少し手間にあるポイント ハーフドームが真横から見られる事とヴァーナル滝、ネバダ滝が若干良く見えるぐらいしか違いないので正直寄らなくても良いポイント

 

グレイシャーポイント

グレイシャー・ポイント

15:35 標高2,199mグレーシャーポイントに到着 花崗岩でできた断崖の上からヨセミテバレーを一望できる人気展望スポット ヨセミテビレッジからも約50kmと離離はありますが神々の遊ぶ谷を見渡すことができる絶対に外せないポイント 車が無い場合はビレッジから4時間のツアーで訪れることが可能ですが往復1人57ドルとナカナカのお値段 (南米なら長距離バスで1000km移動できちゃう)

お鈴
お鈴
冬は道路閉鎖となるので訪れることができるのは春から秋の約5ヶ月間

 

グレイシャー・ポイント

グレーシャーポイントから望むモノレイク方面 標高の高い山々はまだ真っ白 平年なら5月中には開通するタイオガ・ロードも通れない訳です

お鈴
お鈴
395号線沿いにいた頃は寒かったのですがヨセミテは丁度いい気温で一安心 

 

ヨセミテ渓谷の様子

半分が丸みを帯び、半分はスパッと切り落とされたような断崖を持つ姿から名付けられたハーフドーム(2,694m)とヨセミテバレーの景色を楽しむ人々

30年前初めて訪れた国立公園がこのヨセミテ ハーフドームの美しい姿に感動しましたが30年経ても相変わらず美しい場所とつくづく思いました

 

ヨセミテ滝とヨセミテバレー

ヨセミテ滝と眼下のヨセミテビレッジ

東京都より広い3000km2の面積を持ち、130年も前に国立公園に指定しされたヨセミテには年間400万以上の観光客が押し寄せますがそのほとんどが公園全体の1%に満たないヨセミテ渓谷に集中 夏のバレー内は大渋滞となります

 

ヨセミテ滝

ヨセミテ滝 水量が多くてアッパーの滝壺はエライ水しぶき

 

ヨセミテバレー

谷底のヨセミテビレッジはもう陽が当たらず 前回・前々回はアッパー・パインズ・キャンプ場とCamp4に泊まれましたが今回はバレー内宿泊は叶わず 世界的なオーバーツーリズムを実感

 

ハーフドーム

独特の姿をしたヨセミテのシンボルハーフドーム 前回訪問時はハーフドーム登頂をキメました

 

おまけ(ハーフドーム)

ハーフドームアタック

前回時登頂を決めたハーフドーム 近くで見るとゴジラのようです

当時は週末は人数制限がありましたが平日は特に規制なく登れました

 

ハーフドーム

ハーフドーム最大にして最後の難所 ワイヤークライミング

 

行列のハーフドーム

この写真だと急には見えませんがメチャクチャ急です 素人はこのコースを利用するしかないので登り・下りともココを通ります 足場が悪いので交互通行は難しく時間帯によっては大渋滞となります (こうなる前に降りました)

お鈴
お鈴
雷がワイヤーを伝ってしまうので雷雲があるとコース閉鎖になるそうよ

 

ハーフドーム山頂

ハーフドーム頂上 花崗岩の岩山ので植生は僅か ドロップオフでない方は丸みを帯びた坊主頭のような山頂です

 

ハーフドームからの景色

断崖側の突端中の突端 特に規制がないので落ちる寸前の際の際までアクセスが可能!!

現在はパーミッション制となってしまいますがザイオンのエンジェルス・ランディングよりスリリングなので体力と時間が許すなら是非チャレンジしてみて下さい(往復24kmとハードですが最高です)

 

ブライダルベール滝

ブライダルベール滝

17:30 グレイシャーポイント見学を終え再びバレー内に戻りブライダルベール滝見物へ

ブライダルベール滝は高さ188メートル 花嫁が纏うウェディングベールのように見える事からブライダルベール滝と名付けられています

 

至る所が川

車を停めて滝方面へ歩くと 森の中が川と化していました

 

滝ツボ近くのミスト

進むにつれ増える水しぶき マイナスイオン出過ぎでしょ

 

滝壺近く

これ以上行くにはカッパか傘が必要 何より近づけば近づくほど水しぶきで何も見えない ウエディングベールどころではない瀑布

なのでここで退散 滝下は行かず終い

寅吉
寅吉
時間も時間なので1日目はこれでお終い キャンプ場まで35km 120号線を戻ります

 

 

別アングルから

こちらは翌日(6/4) バレー内別角度から見たブライダルベール滝です

 

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アメリカンキャンプ

 

Hodgdon Meadow Campground

Hodgdon Headowキャンプ場

18:20 ヨセミテでの宿泊地はバレー内ではなくてBig Oak Flat料金所の近くにあるホドン・メドーキャンプ場にて

バレー内のキャンプ場は夏中予約でいっぱい、ヨセミテ行を決めたレイクタホで予約できたサイトがココ しかも6/4の1泊分のみ(6/1に予約)

その後、毎日チェックしてヨセミテに向かう朝にキャンセルが出たのをみつけ当日予約 なんとか2泊確保できました

 

キャンプ受付

キャンプ場の受付 18時を回っていたので無人対応でした

 

チェックイン案内ボード  注意書き

受付係が居ないので窓に置かれたホワイトボードで予約サイトを確認してセルフチェックイン

同じキャンプ場で2泊取れましたがサイトは日替わり 1泊目はNo.41 2泊目はNo.100サイトにて1泊26ドル×2泊

 

キャンプサイト情報

  • キャンプサイト: 105サイト(殆どがウォークイン) 他にグループサイトあり
  • サイト料: 26ドル 
  • 予約: Recreation.gov にて 毎月15日に5ヶ月先分の予約が可能となる
  • 設備: ピクニックテーブル、ファイヤーピット、フードロッカー(食料は全て中に入れる)
  • トイレ: 有 水洗トイレ
  • シャワー: 無し
  • キャンプ場マップ  ヨセミテエリアの他のキャンプ場マップはこちら
  • その他: 最寄ガソリンスタンド・雑貨店は Crane Flat

 

寅吉
寅吉
ヨセミテのキャンプ場は販売と同時に完売となってしまう超激戦地 間際のキャンセル狙いも手です

 

キャンプ場内の様子

キャンプ場の様子 狭いエリアに100ものサイトがあるので隣同士の距離が近いです

また、殆どのサイトが駐車場からのウォークインタイプ、場所によっては傾斜地だったりします (初日サイトNo.41がそうでした。。。) お隣さんと距離は近めですがそれぞれのサイトにはピクニックテーブル、ファイヤーピット、フードロッカーがあります

寅吉
寅吉
キャンプ場は予約できるだけでラッキーな事 場所指定はオフ期でないかぎり至難のワザ

 

キャンプ場無の様子

ヨセミテにはクマが出没するので食料品は全てフードロッカーに入れる必要があります(車の中もNG) また日焼け止めクリームなど匂いのあるものもテント内・車中でなくフードロッカーに入れて保存ましょう

フードロッカーは各サイト毎に1つ用意されクーラーボックスごと入れることが可能です

 

様々なキャンプスタイル

毎回どのキャンプ場でも楽しみだったキャンプ場内でのお宅拝見散歩 夕食を食べた後は大抵キャンプ場内をウロウロ散歩してました

アメリカは世界一のキャンプ先進国(アメリカよりキャンプ天国な国はありません!!) 個性豊かなテント・RV車が沢山あるのでテント場を歩くだけでもいろいろなキャンプシーンが見れて楽しいデス

お鈴
お鈴
ということでキャンプ場で見かけた様々なキャンプスタイルを紹介しちゃいます

ツリーテント

珍しいツリーテント これを選択するチョイスはナカナカの玄人 このタイプはヨセミテでしか見かけませんでした

 

ノーマルテント

ノーマルテントですがアメリカでは小さい方 軽量・コンパクトテントを使うのは一部本格派のみ テント内で立てるサイズが多分アメリカでの普通サイズテント

 

車上テント

車上テント 日本では殆ど見かけないタイプですがアメリカでは結構見かけました

寅吉
寅吉
夜中にトイレに行くことがあるオイラには向かないテント

他にもリヤカーのような荷台からテントがポップアップするTent Trailer と呼ばれるタイプもありました

 

ティードロップ型トレーラー

涙型をしていることから Teadrop Trailerと呼ばれるキャンプトレーラー RV車が主流なのでこちらもやっぱり少数派

 

そのTeadrop Trailerで欲しいと思わせるトレーラーがSafari Condo社alto 非常にコンパクトながらトランスフォームを遂げて空間が2倍近くになります ページのキャンプ場で1台だけ実車を見かけましたがメチャメチャ良かったです

 

ワンボックス型

ワンボックスタイプ ワンボックスのレンタルキャンピングカー  カリフォルニア州を中心に多く見かけましたが支店は全米各地にあるようです 後部座席はレイアウトを変更してリビング、クィーンサイズベッドと使い分け 料理用具もコンパクトに納められています

RV車より敷居が低くヨーロッパからのカップルや若者が利用しているのを良く見かけましたがどれもペイントが派手 もう少し普通塗装の車はないのでしょうか?

お鈴
お鈴
寒い日や雨の日にこの車を見てはとても羨ましく思いました

 

ベンツのB Classキャンピングカーもたまに見かけました これを見てしまうと日本のハイエースなんて目ではありません

ピンキリでしょうが1000万では買えなさそう これで全米一周したら楽だろうに・・・

 

800-RV4RENT

どのキャンプ場にも必ず1台はいる800-RV4RENT キャンピングカーレンタルと言えばこの車ですね 家族連れでのレンタルが圧倒的です

日本人バックパッカーもこの車をシェアしながら国立公園を回る若者達がいますが夫婦二人ならワンボックスの方が良さげです

 

ピックアップトラック改造型

フォードの大型ピックアップトラックを改造したRV車 このクラスを所有できる人は確実に中級クラス以上

色々なモデルがあり過ぎて値段もピンキリ、ピックアップトラックの荷台に載せるだけというタイプもありました キャンプに行く時だけユニットを積むって感じですね

それにしても燃費はかなり悪そうデス

 

 

ピックアップトラック改造型

ピックアップトラックベースの最上位クラス 車長を伸した上に、横にも飛び出ちゃうタイプ

 

グースネック

グースネックと呼ばれるキャンピングトレーラー デカいピックアップトラックで牽引 します ネック部分がマスターベッドルームになって日本のベッドより大きなベッドが鎮座 横には飛び出るし、日除けはあるし 東京のワンルームアパートより確実に快適

 

最近モデル

最近のモデルはこんな感じみたい 見るからに軽量されてそうです 家となるトレーラーを切り離したら、引っ張ってきた車は自由に動けるので周辺観光も問題ナシ

 

バス型

トレーラーハウスより上 キャンピングカーの最上位であろう大型バスタイプ 大物アーティストのツアー移動やハリウッドスターのロケ控室としても使われる成功者の為のキャンピングカー

自走できるので牽引車は必要ありませんが、現地の移動には不向き なので普通の車を牽引して走ります(バギー車を牽引してたり、デカいBMWを2台積んだ荷台を牽引したりとやることがアメリカンです)

芋虫キャンパー

最後は最低ランク シートを敷いて寝袋で寝るだけのイモ虫キャンパースタイル 乾燥して雨の降りにくいエリアではこれも有り?

 

小粒ぞろいの日本のキャンプ場と違いアメリカのキャンプ場はとにかくバラエティ豊か

色々なキャンプ場に出かけて様々なキャンプスタイルを見るのも楽しいですよ

 

 

 

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次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • ヨセミテのキャンプ場はどこも発売と同時に売れてしまうほど人気 予約が取れるだけラッキー
  • ホドン・メドーキャンプ場からバレー内までは約40kmと何気に遠い… 傾斜地もあるけど贅沢は言えない
  • 食料品・臭いの強い化粧品等は必ずフードボックスに入れる 車中に置くのもNG
  • グレーシャーポイントはヨセミテビレッジから片道50kmと距離があるが絶対に行くべき絶景ポイント
  • 春先の雪解け水の多い時期の滝見学には雨具が必要
  • ハーフドームは眺めるだけでも良いが登ると超絶に面白い(キツイけど)
  • アメリカンドライブ この日の走行距離: 約400km 累計走行距離: 約9,523km