嵐の初日、冷たい雨が降り続く2日目を経てのパイネ3日目はようやく青空が広がる絶好のトレッキング日和となりました 天気の回復と同時にテンションも回復、真っ赤なファイヤーブッシュが咲く中のパイネトレッキング ロス・クエルノス~チレーノまでの道中の様子をまとめてみました
(2018年11月21日現在 最新の料金・現地事情と異なる場合があります)
パイネ国立公園3日目
本日の予定
パイネ国立公園3日目 当初の予定ではイタリアーノキャンプ場からチレーノキャンプ場まで約17kmの長距離トレッキングの予定でしたが、悪天候の為、フランセス谷トレッキングとイタリアーノ泊をスキップしてロス・クエルノスまで到達できたので3日目はクエルノス~チレーノトレッキング約12kmの行脚のみ
雨の中のトレッキングで濡れてしまった雨具も靴もクエルノスの薪ストーブで元の状態に復活、そして天気も3日目にしてようやく青空が広がる天気となりました
やっぱり天気の良い中でのトレッキングは最高♪ パイネの自然見るもの全てが美しい3日目スタートです

ロス・クエルノス~チレーノ
寒さ対策の最終兵器アルミのサバイバルシートの投入が功を奏して朝まで眠ることができ6時半起床 起きた時はまだ吹っかけ気味に雨が降っていましたが次第に回復して青空が見え始める

逸る気持ちを抑えてテント内でランチ準備 因みにこれから向かうチレーノでは調理NG(スパゲッティ等)なので注意
水を貰いにバーカウンターへ 窓越しに見上げると昨日は見えなかったパイネの角の名峰の姿がキレイに望めました う~ん、素晴らしい
テント撤収後、身支度を整え 8:50 クエルノスキャンプ場出発
キャンプ地を出発してすぐのベイダー川を渡り、稜線へと向かいます
朝方はまだ気温が低いのでアウター+雨具という装備でスタート
稜線部へ向かう途中 後方のパイネ・グランデの一角バリローチェ峰の山頂はまだ雲の中
少し登ったところでパイネの角を振り返ります パイネの山は見る場所によって姿が全然異なります
左がプリンシパル峰(2,600m)、中央が東峰(2,200m) 北峰は(2,400m)は後方に位置し見えず
稜線の上から望むスコッツベルグ湖 天気が良いと湖の色も鮮やかに
公園を流れる清流 基本的にパイネ国立公園内の沢水は飲料水として飲め水の確保には困りません
陽射したっぷり 暖かくなり軽装で歩く嫁サマ (文句も出ることなく快調に歩きます)
道中アップダウンを繰り返しますが傾斜が緩やかなのできつくはありません 途中、人と馬の分かれ道もあり
歩いて来た道を振り返る 道中は至る所に真っ赤なノートロ(ファイヤーブッシュ)という花が咲き乱れます
10:50 アルミランテ・ニエトから流れ出すアリエロ川に掛かる吊り橋を渡ります
昨日の雨で小川状態のトレッキング道でしたが晴れているので全然OK♪
スカイブルーに輝くスコッツベルグ湖を右手に眺めながら快調に歩きます

道中の案内板 分岐ごとにキチンと標識があるので迷うことはありませんがMaps.meがあれば更に完璧です
12:20 アルミランテ・ニエト山の麓に広がる草原付近にてお昼
雄大なアルミランテ・ニエトの山塊

草原エリアからは山裾を登り調子で高度を稼ぎます スコッツベルグ湖もいよいよ東端となりお別れ
アセンシオ谷方面への登り (セントラルからの登りよりずっと楽です)
13:35 クエルノスから約4時半にてセントラルからのトレッキング道と合流しました
合流後はアセンシオ谷沿いに進むだけですが途中から谷を流れる川まで下り調子になります
登りのはこの辺りまで これより先はチレーノまで砂利道の下り坂となります
本日の目的地チレーノ山小屋が見えてきました ゴールまであと少しです

左手の山の斜面は壮大なガレ場となっていました
谷を流れるアセンシオ川を渡るとチレーノに到着です
アセンシオ川からラス・トーレス方向を望む
14:15 新緑の緑まぶしいチレーノキャンプ場に到着♪

[php_everywhere]
チレーノにて
キャンプサイトの様子
チレーノキャンプ場の受付は山小屋とは別棟 トイレ棟の一角にあります 炊事NGなので炊事場はナシ
標高が上がったので軽量寝袋では心もとないと思いレンタル寝袋を1つだけ借りました 1泊 10,000チリペソ

キャンプサイトは山林の斜面に足場を設けて作られた板張りのサイト

山小屋の様子
チレーノ山小屋内の様子 物価はビール 5,000ペソ、Softドリンク 3,000ペソ、レットブル 5,000ペソ、スナック1,000~3,000ペソ
同食堂スペース お湯は電気ポットに用意されており自由に飲めます ※飲料水は玄関先に用意されています
15:35 時間が早いので明日のトレイルの触りだけでも下見に行こうかと思ったら既にコースクローズでした…
やることもなくなり 日当たりのベンチで日向ぼっこをし始めたら雲が掛かり始め、寒くて居られなくなりテントに戻りダラダラ
夜にかけて一時雪が舞うパイネで一番寒いコンディションとなりました
翌朝はご来光に合わせてアタック予定なので夜は早めに就寝にて3日目はおしまいデス

次はもっと上手に旅します
超まとめ
- 登りはクエルノス~チレーノの方が楽、景色はチレーノ~クエルノスの方が良さげ
- チレーノキャンプ場では調理禁止 ゴミは全て持ち帰り
- 天気さえよければ何処もかしこも素晴らしい絶景地
- アマルガ湖沼以外の公園内流水は飲用可能
- 寝袋はコンフォート時0度 リミット時-6度ぐらい以上の耐寒品がお薦め
関連リンク集
- Wikitravelパイネ国立公園 Wikiトラベルのパイネ旅行まとめ
- windguru.cz 風予報に強い気象サイト
- CONAF 国立公園管理オフィシャルサイト
- FANTÁSTICO SUR 公園内民間宿泊施設運営会社
- VERTICE PATAGONIA 公園内民間宿泊施設運営会社