古くから湾岸都市として栄え、サンティアゴに次ぐチリ第二の都市バルパライソ 2003年には「バルパライソの海港都市とその歴史的な町並み」が世界遺産登録され、日本でも知名度の高い街で普通の家屋に描かれる壁画アートが密集する「青空美術館」も人気
そんな世界遺産の街バルパライソへビニャ・デル・デルマールから日帰りで出かけてみた様子のお話です
(2018.12.13現在)

 

行き方

 

サンティアゴから

バスで片道約2時間でアクセスできるため日帰りでも十分楽しめます

サンティアゴ市内の南バスターミナル又はPajaritos駅バスターミナルから頻繁にバスが出ているので時間を気にすることなくアクセスできます

Puerto駅バスターミナル

Pajaritos駅に隣接するバスターミナル

但し、到着するバルパライソのバスターミナルは少し外れにあるのでバスターミナルからはトロリーバス(南米で2番目に古い!!)で中心部へアクセスします

 

ビニャ・デル・マールから

ビニャ・デル・マールとバラパライソは隣接しているのでバスor地下鉄で簡単にアクセスできます

寅吉
寅吉
行き先はソトマヨール広場最寄りのPuerto駅で (バスもその辺りで下車)

メトロで
アルバレス大通り下を走るメトロでPuerto駅へアクセス 約30分 運賃は570チリペソ位


https://mapa-metro.com/ より

市バスで

市内を走る市バスのフロントにValparaisoと書いてあるバスでアクセス 50分前後

市バス

お鈴
お鈴
宿泊場所によりメトロ又はバス 都合の良い方で 私たちはバスで出かけました 400チリペソ

 

バルパライソ見学

 

サンティアゴの西方約120kmの太平洋に面し、古くから港湾都市の役割を担い発展してきたサンティアゴに次いで2番目に大きい都市 国会議事堂や海軍総司令部など主要機関が置かれサンティアゴに次ぐ主要都市となっています

2003年には歴史ある美しい町並みがユネスコの世界遺産にバルパライソの海港都市とその歴史的な町並みとして登録され観光地としての人気も一段と高まりました

街の様子

バルパライソマップ

チリ第二の都市なので全てを見るのは大変 私たちは壁画アートで有名なConsepcionを中心に歩きました スタート地点はソトマヨール広場から

 

イキケ英雄記念碑

イキケ英雄記念碑 過去の海戦で亡くなった英雄たちを称えた記念碑 歴史がよく分からないので写真だけパチリ

 

海軍司令本部

ソトマヨール広場チリ海軍総司令部 広場にはミニ市が開かれていました

 

バルパライソ街の様子 バルパライソ街の様子

バルパライソの平地部はビルが立ち並ぶ忙しいビジネスの街といった雰囲気 歴史があるので年季が入っている建物も沢山ありました

寅吉
寅吉
平地が少なくゴチャゴチャした雰囲気で、街歩く人も忙しそうに見えました

 

バルパライソ街の様子

太平洋に面し、大量の物資を輸出入する港町として発展した街なのでビーチよりもドック!!

 

青空美術館

対する丘の上のエリアはカラフルな家屋が立ち並ぶ住宅エリア 観光客に有名な青空美術館(Museo a Cielo Abierto)があるのも丘の上エリアです

 

バルパライソ丘の上の街の様子

アセンソールで登ってもさらに登りが続きますので青空美術館巡りは結構ハードなものとなります

 

バルパライソ丘の上の街の様子 バルパライソ丘の上の街の様子

お鈴
お鈴
絵が無くともカラフルな家やオシャレなお店があるので壁画アート以外でも楽しく歩けます

コカコーラ押しのお店

 

バルパライソ丘の上の街の様子

 

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青空美術館を巡る

南米はもちろん世界各地で壁画アートは沢山ありますがバルパライソは壁画アートの密度が違います

始まりは1992年バルパライソ・カトリカ大学の教授で画家のフランシスコ・メンデスによって集められた壁絵からスタートしたと言われ、ごく普通の家々の壁に競うように描き足された壁画群が町を舞台とした青空美術館へと発展しました

フランシスコ・メンデスの他、今では有名となったチリ人画家ロベルト・マッタホセ・バルメスなどの作品もあったりするのも美術館と言われる所以かもしれません

画風、テーマ、色合いは様々で本当に個性豊か 十作十色の作人が無料で自由に楽しめます

寅吉
寅吉
アートのとらえ方は人それぞれ、私たちが出会った作品の一部をお好みで鑑賞して下さい

バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート バルパライソの壁画アート バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート バルパライソの壁画アート バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート

 

 バルパライソの壁画アート バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート  バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート バルパライソの壁画アート

 

バルパライソの壁画アート

お鈴
お鈴
とても全部は見切れないので偶然の出会い、一期一会アートを楽しむ気持ちで歩きましょう

バルパライソの壁画アート職人 バルパライソの壁画アート? ケンケンパー

アート作品を描いている人(左) 子供の遊びも立派なアート?(右)

 

丘の上り下りはアセンソール

丘の多いバルパライソには、アセンソールと呼ばれるケーブルカーがあり、距離こそ短いものの1回100ペソ(16円)と激安な市民の足として活躍しています アセンソールを使わずとも登れますが手頃に乗車でき、時間短縮になるのでじゃんじゃん利用しましょう

アセンソール アセンソール

アセンソール エル・ペラル 乗り場入口の看板がめっさ地味で通り過ぎそうになります 見逃さないよう注意して下さい
市民の足として利用されているで1回100チリペソと激安

 

アセンソール

1911年運行開始の アセンソール エスピリトゥ・サント はケーブル長さ40m  高低差約30m・傾斜角度約45度 (脇の階段を利用してアセンソールを利用せずとも登れます)

 

その他いろいろ

 

ラ・セバスティアーナ(パブロ・ネルーダ邸)

チリの詩人パブロ・ネルーダ邸 パブロ・ネルーダ邸からの景色

陽射しが強い中アチコチ歩き、暑さ逃れの為に立ち寄ったベジャビスタの丘に建つパブロ・ネルーダ邸(ノーベル文学賞を受賞したチリの有名な詩人だそうです)
入場料 7,000チリペソ(約1180円) 独特な設計の面白い造りの建物で最上階からの眺めは抜群に素晴らしかったです

ちょっと割高感があるので建築・文学好きでないと面白味が欠けるかも知れません(内部は写真撮影禁止)

 

バルパライソの教会

青空美術館見学中に教会が幾つくかありましたが中に入ることができたのはLutheran Church of the Holy Crossだけでした

Lutheran Church of the Holy Cross Lutheran Church of the Holy Cross

Lutheran Church of the Holy Crossの外観と内部

Parroquia Nuestra Señora del Carmen Parroquia San Luis Gonzaga

Parroquia Nuestra Señora del Carmen(左)とParroquia San Luis Gonzaga(右)は中に入れず 教会なのに何故?

 

バルパライソのわんこ

どうしようもなく撫でて欲しい犬と遊んでバルパライソを後にしました 沢山歩くので歩きやすい恰好でお出かけください

 

お鈴
お鈴
心配した治安でしたが今回歩いた限りではサンティアゴと何ら変わらずフツーでした
とは言ってもケチャップ泥棒被害がないとも言えないので慢心しないようにしましょう
寅吉
寅吉

 

次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • 最大の魅力は青空美術館 自力オリエンテーリングでアートとの巡り合いを楽しむ
  • 普通に歩く分には治安は全く問題ありません 安心して出かけましょう(夜は知りません)
  • 夏場はかなり暑くなるので暑さ対策をしっかりと カフェブレイクで水分補給しましょう
  • バルパライソのバスターミナルはちょっと外れたところにあるので注意