サラゴザ2日目はピラール広場を中心とした旧市街地エリアへ スペインの観光地でサラゴサの知名度はそこまで高くありませんがかつてのアラゴン王国の首都は世界遺産教会群を抱える都市でなかなかどうして見応えがある街 今回はそんなサラゴサの旧市街地のウロウロ編です
(2019.08.24現在)
サラゴサ市内観光
09:40 ホテルを出発し52番バスで旧市街地へ向かいます 公共交通はピラール広場がある中心エリア内には入らないのでバス・トラムについては路線マップ(Moovitサイト) を参照の上適切な交通手段にて
チケットは車内で運転手さんから直接購入 片道1.35€(2019.10現在は1.4€) キオスクなどでは販売しておらず車内精算が基本で細かいお金を用意する必要があります(受付紙幣は10€まで)
距離は関係なく1回乗車券となり、乗換は不可 カード式やアプリを利用したデジタルチケットもあるようですが旅行者は単純その都度払いでOKかと思います 最新料金については公式サイト にて
サンパブロ教会
サンパブロ教会 旧市街の西に位置するサラゴサ市場より少し西の住宅街に静かにたたずむムデハル様式の教会でサラゴサで世界遺産登録となっているムデハル様式建造群の1つ
教会内 主祭壇は有料エリア(3€)だったので見学は入ってすぐの祭壇のみで終了 その他、塔にも登るガイド付きツアーもあるようですが予め設定された時間のみとなります
正門と八角形の鐘楼 キリスト教会でありながらイスラム教の雰囲気が感じられる不思議な教会
北門の上の彫刻 真ん中にいるのが聖パブロさんでしょうか 13世紀後半~14世紀初頭にかけて建設され、15世紀から18世紀にかけての拡張され現在の姿に
歴史もあり、世界遺産登録の教会ということでしたが訪れる人も少なく驚くほどに静かな教会でした まさか昼前からシエスタ?
サラゴサ市場
旧市街の西に位置するサラゴサ市場 絶賛工事中で何もなーーーい
市場近くにトラム駅があるのでトラム沿線に宿泊の人は市場を目指して来るのが良いカモ
と思ったらプレハブ小屋にて仮営業中でした 地元の人で賑わっていて活気がありましたが観光的にはちょっと味気ないですね
ピラール広場
西の市場から東のサルバドール大聖堂まで続くピラール広場では週末だった為かフリーマーケットが開かれており沢山の市民で賑わっていました
見かけない食材を見つけると何だか楽しいですよね 日本ではあまり見かけない白ナス(デカい) 左の野菜は何という野菜なのでしょうか初めて見ました
聖母ピラール聖堂
聖母ピラール教会 教会の裏手に流れるエブロ川沿いからの眺める風景がサラゴサの象徴的風景になっている教会
聖母マリアに捧げられた初めての教会とされ、その始まりのエピソードは12人の使徒ヤコブの時代まで遡るとか
現在の建物は1681~1872年の間にバロック様式で建てられたもので長さ130m、幅67m、塔の高さ98mという巨大サイズ
重厚な扉から入場する聖堂内は圧巻の内観が広がるのですが残念ながら内部の写真撮影は禁止
聖母マリアの祭壇の他、スペインを代表する画家 ゴヤが描いたフラスコ画も見ることができます
写真撮影NGだったのでピラールの聖母礼拝堂の様子はGoogleさんから
言い伝えでは紀元40年1月2日 12人の使徒の1人 ヤコブがエブロ川の岸辺で祈りを捧げていると聖マリアが彼の前に出現し、自分自身を模した小さな木像と碧玉の柱を渡し、「この地は私の家となる、この像と円柱をお前の建てる祭壇と建物の名とするように」 と命じたのが始まりとされています
聖母マリアの命を受けてヤコブが木像と柱を祀る小さな礼拝堂から始まり、約2000年の時を経て現在の立派な姿へと変貌
聖堂の四隅にある鐘楼の高さは98m モザイク柄のドームは全部で11ありますがやはり内観が圧巻 聖母マリアの礼拝堂の他にも沢山の礼拝堂があるのですがどれも見事なのですが撮影NGなのが本当に残念
聖母ピラール聖堂の隣に建つ歴史的ある建物はサラゴサ市庁舎 元々はなんの建物? と思ったら1965年に建てられたそうで歴史がある建物ではなくルネッサンスアラゴン、ムデハル様式を取り入れて設計されたそうです
市庁舎前のの巨大な像な聖母マリアと聖パブロの像 流石は聖母マリア教会発祥の地
市庁舎の正面にはビジターセンターがあり情報収集に役立ちます
歩いてきたピラール広場を望みます(市場方面) 奥に見えるのがサンパブロ教会
長さ約400m、幅約50mの広々としたオープンスペースですが暑い時間帯は日影がないので死にそうになります
市庁舎の隣の建物はラ・ロンハ 1541~1551年の間に建てられた建物で交易な盛んなサラゴサの取引所として使用された建物
現在は市の施設となり展示会などのイベント利用に使われているそうです
ラ・ロンハの前にはスペイン最大の画家とされるゴヤの銅像 サラゴサの南 フエンデトドスの生まれで、26歳の時に聖母ピラール聖堂内から依頼を受けてフレスコ画を残しておりサラゴサ縁の画家でもあったりします
サルバドール大聖堂
ゴヤ記念碑の先にあるサルバドール大聖堂 カテドラルを指すラ・セオの呼び名で親しまれている大聖堂でサラゴサにある世界遺産登録ムデハル建築群の1つ
モスクとして建設され、その後12世紀にキリスト教の教会となりゴシック、ムデハル、バロックなど様々な建築様式が取り入れられた独特のスタイルとなっています
聖母ピラール聖堂が無料だったのに対し、こちらは入館料が必要で1人4€
ココはしっかり入館料を支払い見学しましたが聖母ピエール聖堂同様、内部の写真撮影は禁止で誠にザンネン(入口付近からチョットだけ)
有料だったせいか分かりませんが素晴らしい内観の割には観光客は若干少な目でした
写真がないので内観の様子は再度Googleさんにて 撮影禁止というより厳禁レベルでカメラ(スマホ)を構えるとすぐ係員がすっ飛んで来て注意されてしまうのでくれぐれも注意
エブロ川側の大壁も必見 キリスト教教会ながらエキゾチック 外観はもちろん撮影OKですが撮影していなかった…
ラ・ロンハの裏手にある小馬像 1925~1978年までここ置かれた木製の馬で遊ぶ子供達を被写体にして写真を撮り続けた地元カメラマン アンヘル・コルデロ・グラシアをオマージュした作品 ただ撮影するのではなく実際に跨り記念写真を撮るのが流儀らしいデス (Facebook )
エブロ川からの眺め
ラ・ロンハの建物裏からエブロ川に架かるピエドラ橋を渡り対岸がら聖母ピラール聖堂を望みます
ピエドラ橋唯一の写真がどういう訳かライオンのお尻写真でした タマ金までしっかり造られていることに感動したのかな?
まずピエドラ橋の上から一枚 大きすぎてピラール広場からだとなかなか収まらない教会の全景を綺麗に納めることができます
対岸に渡りサラゴサを代表する二大教会とピエドラ橋を一枚に納めます ピエドラとはスペイン語で石という意味で7つのアーチからなる橋は橋げたからすべて石!!
因みにガッツ石松も石の松で出来ています(嘘)
ガイドブックでお馴染み サラゴサの風景と言えばエブロ川の川岸からの景色 サラゴサをよく知らずともここに来るとここだったのか! と納得する風景です
ゴヤ美術館
サラゴサと縁が深いゴヤの作品を中心に展示するゴヤ美術館 ゴヤと言えば黒い絵という印象がありますが黒い絵はゴヤが46歳で聴力を失った後に描いたものだそうです
その中でも我が子を食らうサトゥルヌスが有名ですが残念ながらこちらではなくプラド美術館に所蔵(黒い絵シリーズは全点プラド美術館に所蔵)
入館料は6€ 毎月第2日曜日が無料入館デーとなっています 1535年に建てられた地元有力者の家が博物館となっているのでコリント式の柱がある美しい邸宅自体も見どころ
レストラン Meli Melo
お昼は地元で超人気店というレストラン Méli Méloを訪ねたのですが小さな店舗は開店10分後には既に満席と撃沈 美味しいタパス(小皿料理 バルでも通じる?)が食べられると絶賛のレストランなので食事をするなら開店時に合わせて早めに出かけて下さい 場所はゴヤ美術館があるマヨール通りを西に進んだところ
※結局お昼はファーストフードで済ませてしまいました…
街の様子 バルセロナが観光客で溢れ返っていたせいか落ち着いた雰囲気の街 サイズ的にもちょうどいい大きさの街でした
レストラン Méli Méloの更に西に進んだ所にあるサンタマリアマグダレナ教会 世界遺産登録のムデハル様式の教会ではありませんがこちらもムデハル様式が見られる歴史ある教会
14世紀に建てられた教会でムデハルとゴシックの間のスタイルの組み合わせが独特 中には入れませんでしたが祭壇はバロック様式だとか
サン ペドロ ノラスコ公園 暑いので木陰のある公園は助かる…
その公園に面した外灯とガラスのロザリオ博物館 教会かと思ったら現在はロザリオのランタン博物館でした 入館料は2€ バルセロナの高い入館料を思えば暑さしのぎを兼ねて見学しても良かったとちょっと後悔
ココのお隣がローマ遺跡のカエサラグスタ劇場でしたが遺跡はアウト オブ 眼中
ちょっと市街地を出てスペイン広場の辺りをウロウロ 中央の噴水は1904年に作られたもので神と祖国のために倒れた人々への追悼記念碑となっているそうです
アルフォンソⅠ通り サラゴサの目抜き通りと言えばココ 聖母ピラール聖堂から南に伸びる通り 歩行者天国になっており、洒落た商店・レストラン・カフェがならび観光客で賑わい歩くだけで楽しい雰囲気になれる通り
アルフォンソⅠ通りから羊飼いと鷲の彫刻があるアントニオ・カンダリハ通りへ進み旧市街の西端に戻ります
通りの先にあるサンフェリペ・サンティアゴエルメナー教会 閉まっていました… ムデハル様式の教会ではないのでまっいいか・・・
全く乗ることがなかったトラム 最新式ですが旧市街エリアを観光する分には無用デス
サラゴサ市場の南にあるルナの宮殿と呼ばれる建物のヘラクレスとテセウスの巨人像
16世紀中ごろに建てられたルネサンス様式の宮殿でゾカロの石はローマから運ばれているきているそうです 非常に立派な建物ですが現在はアラゴン州の最高裁場所本部となっているので外観のみの見学となります
全体はこんな感じの建物 ラ・ロンハと似たような感じ
その他etc.
Zumo de naranja
シエスタの時間に合わせてお昼寝をすべくちょっと早めに宿へ戻ります 戻る際にスーパーで自動オレンジ絞り機を発見
好きなペットボトルサイズを選んだらスグ隣のオレンジ絞り機でオレンジをその場でペットボトル充填♪
衝撃の美味しさでした!!
500mlでも約2€ 贅沢にオレンジを絞ってくれるのでスーパーを覗いて機械があったら是非試してみて下さい
スペインではZummo社とZumex社という2つの会社が競い合ってスーパーにジュース絞り機を置いているそうです(Zumexは日本にも進出するほど)
Giros Griego
夕食は近くのGiros Griegoというギリシャ料理屋さんで頂きました(気軽に利用できるお店)
テッサロニキ、ザグレブでも食べましたがギリシャ料理美味しいですね 写真の内容で約12€ しっかりボリュームがあり2人でちょうど良かったです
バルセロナと比べたら観光費含めお値打ちに感じたサラゴサでした 教会の写真が撮影できれば更に良かったのですが…
[php_everywhere]
次はもっと上手に旅します
超まとめ
- サラゴサの公共交通は1回乗車券が基本 1回券は1.4€ 乗車時に購入
- 聖母マリア聖堂、サルバトール大聖堂(ラ セオ)、サン・パブロ教会は必見場所
- 世界遺産登録はサルバトール大聖堂、サン・パブロ教会、アルハフェリア宮殿の3つ
- 聖母マリア聖堂、サルバトール大聖堂の内観撮影は禁止なので注意
- ゴヤ美術館は毎月第2日曜日は入館無料 他にも数日無料デー あり
- 創作一皿料理を楽しめるレストラン Meli Melo は超人気店 開店時間前には到着推奨
- スーパーのオレンジ絞り機ジュースは安くて美味い!! お試しあれ
関連リンク集
- Espania スペイン政府観光局公式日本語サイト
- Saragoza Turismo サラゴサ観光局公式サイト
- サンパブロ教会 サンパブロ教会公式サイト(スペイン語)
- 聖母ピラール聖堂 聖母ピラール聖堂紹介サイト
- サルバドール大聖堂 サルバドール大聖堂紹介サイト
- ゴヤ美術館 ゴヤ美術館の公式サイト
- サラゴサ中央市場 サラゴサ中央市場の公式サイト
- 外灯とガラスのロザリオ博物館 外灯とガラスのロザリオ博物館紹介サイト
- Restaurante Meli Melo 人気レストランMeli Meloの公式サイト
- Giros Griego サラゴサにあるギリシャ料理レストラン公式サイト
- ALSAバス スペイン国内大手の長距離バス会社ALSAバス公式サイト
- omio.jp ヨーロッパ各地の鉄道・バス・航空券の最安値検索サイト