メンドーサにやって来た理由は南米で一番高い山アコンカグアがあるから なんと言ってもアジア大陸を除いて世界で一番高い山なので体感しないワケには行きません 何せテント持参ですから・・・
流石に約7000mの山頂アタックはムリなので今回の目標は4200mほどのプラザ・フランシアまでの2泊3日のショートステイで予定を組みました 今回はアコンカグアトレッキングに必要な準備段階のお話です
(2018.12.15現在 アルゼンチンは物価・為替レートが激しく変わるので最新の価格はご自身でチェックして下さい)

 

パーミッション取得について

 

取得の流れ

アコンカグア入山の際は事前にメンドーサ市内で入山許可証(パーミッション)を発行してもらう必要があります 流れとしては

  1. 公園事務所で申請手続き (事務所のパソコンでオンライン作成しました)
  2. 街中にある支払い機関(Pago fácil)で支払う (現金のみ)
  3. 支払いレシートを持って事務所へ戻りパーミッション発行

の流れで完了します 現地オペレーターでも作成サポート(10USD位)を受けられますが1. 以外の作業は自分で行う必要があるので荷揚げサービス等を依頼しない限り現地業者は不要かと思います

但し、サミットを目指す場合、荷揚げ等のサポートがある方が成功チャンスが大きくなるので大手Inka Expediciones 等の現地オペレーターのサポートサービスを依頼しましょう

 

入山料

入山料はルート(ノーマルルートorポーランドルート)シーズンか否か(3シーズンに区分)入山期間(3日・7日・20日)業者サービスの有無(地元業者のサポートサービスを受けると安くなる)組み合わせにより変化します

私たちの訪れた時はハイシーズンで3日間 160USD7日間 310USD20日間950USDでした

2018-2019シーズン時の料金

www.aconcagua.mendoza.gov.ar より

地元オペレーター業者にムーラでの荷揚げ以上のサービスを依頼すると上記のパーミッション料金が値引きされるという面白いシステム (荷揚げ料金もシーズン、重さによって異なります)
業者アシスタントを受けた場合は入山料が3日間120USD、7日間240USD、20日間800USDと割引き

寅吉
寅吉
3日コースで15000円以上、登頂するつもりなら入山料だけで1人 10万デス

入山料はその年の物価等で変動しますので必ず最新料金をチェックして下さい

 

実際の流れ

 

申請手続きへ

独立広場

09:30 独立広場から約2km西にあるサン・マルティン公園の公園事務所を目指して出発

寅吉
寅吉
現在は独立公園近く、市のインフォメーションセンターで手続きが出来るようになったみたいです

公式の入山許可の書取得についての文面 (英語)

サン・マルティン公園

独立広場より遥かに大きなサン・マルティン公園 園内にはゴルフ場・動物園等ありとにかく広~い!!
目的の手続き事務所はこの門の先を進み、最初のロータリーを左に入って直ぐ

 

公園管理事務所

10:00 お目当ての事務所 土曜日でしたがこの時は13:00までOPEN

 

オフィス内の様子

事務所内の様子 外国人登山者も多いので英語も通じます パーミッションを取りたいと言うとパソコンデスクで申請フォームに記入して下さいとのコト (その情報をカウンターでプリントアウトしてもらいます)

 

パソコンで申請書作成

パソコン端末で申請書を作成します サポート代理店で手続きしても同様の作業を代理でやってもらうだけなので自分でやりましょう 分からない箇所は事務所の人が教えてくれるので特に問題なく進められます

申請アドレスは http://www.aconcagua.mendoza.gov.ar/ticket/aconcagua/registro.php?lenguaje=ENG

 

申請内容

3日間の入山料は1人$160USD($6192ARS×2人≒約36850円)とナカナカの料金
※日帰りトレッキングの場合、現地のオルコネス公園事務所内で支払います

 

パーミッション料支払い

申請用紙の作成が終わると申請料の支払いとなりますが支払いは事務所ではなく街のあちこちにあるPago Facilという送金サービス店でコンビニ払いのような形で支払います
私たちの訪れた日は土曜日で事務所が13時に閉まってしまうので急いで支払う必要があり、一番近いチリ公園近くにあるスーパー内のPago Facilを紹介されタクシーで往復しました
タクシー代 往復$100ARS(約300円でそんなに高くなかった)

寅吉
寅吉
USDで支払えるPago Facilが中心部にあるので本来ならそこがベストです

支払完了

PAGO Fácil

 

←このマークがある店舗で支払い可

メンドーサ市内のPago Facil店舗ロケーションはこんな感じでアチコチにありますがおススメは市内の観光案内所の近くのPago fácil – western unión(住所 Garibaldi 25, M5500 Mendoza)


ココはUSD支払い可です!!

 

パーミッション取得

支払い済みレシートを貼ってもらったら公園事務所に戻ります(事務所で支払えると楽なのですが、事務局員はお金を扱うことを許されていないそうです)
オフィスが閉まる前に戻らないといけないので再びタクシーで戻り、パーミッションを発行してもらい無事終了 発行時間は10分も掛かりません…

パーミッション
 

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その他準備

食料品調達

メンドーサの街は大きくスーパーも沢山あるので食料品調達は特に問題ありません
一番大きく品揃えが豊富だと感じたスーパーはチリ公園近くのCarrefour Hipermercado ※今回はこのスーパー内のPago Facilで支払い

 

お肉を買うなら中央市場もお勧めです

お鈴
お鈴
アルゼンチンの牛肉はお店で食べても買って食べても本当に美味しいです

 

ガス缶等調達

そして必需品となるガス缶 アコンカグアのベース街なのでアウトドア店は結構ありますが探そうと思うとなかなか見つからずちょっと焦りました
見つけたのは独立広場の北東の近くにあったEl Refugioというお店 テント・寝袋等のレンタルも可能なお店でガス缶1つ$250ARS(大きめサイズ)にて購入できました

寅吉
寅吉
シエスタの昼休みがあり、午後はガッツリ休んで夕方以降に開く場合があるので営業時間に注意

登山用品店無い 登山用品店

 

アコンカグアまでのバス

アコンカグア行バス

そして最後に足を確保 アコンカグアへは黄色い車体のButtini Busで向かいました 往復で2人で$680ARS
7:00
発のバスで6:20頃にバスターミナルへ行き当日購入しましたが結構乗車客がいたのでシーズン時は前日に購入した方がいいかと思います

 

メンドーサからアコンカグアへ

 

メンドーサからのアコンカグアの公園入口オルコネスまでは7号線にて約185kmですが4時間ぐらい掛かります

ロス・ペニテンテス

アコンカグアの手前ペニテンテスで停車 業者サポートで荷揚げをする人はこちらで荷物をドロップ

 

アコンカグア公園建物

11:00 メンドーサから約4時間でトレッキングスタート地点オルコネスに到着 チェックイン手続きは三角屋根の左隣の建物で行います

 
アコンカグア看板

アコンカグア公園看板 天気予報は下山まで晴天の予報 アコンカグアの姿が山の後方にはっきりと見えます

 
チェックイン

公園事務所内で入山チェックイン(右のデスク 左は日帰り用のデスク) 登山者台帳に記入し、ゴミを持ち帰る為のゴミ袋を渡されます(チェックアウト際に確認されます)

 
記録保有者

受付デスクに貼られていたコース記録者の写真 凄い記録でした・・・
 

寅吉
寅吉
真ん中のカール・エグロフさんは2850mのオルコネスから7h55mで登頂、往復11h52mという凄い記録(2015.2.19)

 

次はもっと上手に旅します

 

超まとめ

  • 現地オペレーター業者のサポートを受けなくても許可書の手続きは簡単
  • 現地オペレーターは最大手のInka Expedicionesが無難
  • 3日間のショートトレッキングに荷揚げサービスは不要
  • 入山料の支払いはUSD支払いができるPago fácil がお勧め
  • 登山用品店等のシエスタ休み時間には注意(休みと思っても17:00過ぎから開店する)
  • 現地ATMは1回$2000ARSまでしか引き出せずしかも1日$6000ARSで取引ストップと効率が悪い